札幌市
さっぽろし ![]() 札幌市 | |||||
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国 | ![]() | ||||
地方 | 北海道地方 | ||||
都道府県 | 北海道(石狩振興局) | ||||
市町村コード | 01100-2 | ||||
法人番号 | 9000020011002 | ||||
面積 | 1,121.26km2 | ||||
総人口 | 1,955,785人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年12月31日) | ||||
人口密度 | 1,744人/km2 | ||||
隣接自治体 | 江別市、北広島市、石狩市、恵庭市、千歳市、石狩郡当別町 後志総合振興局:小樽市、虻田郡喜茂別町、京極町、余市郡赤井川村 胆振総合振興局:伊達市 | ||||
市の木 | ライラック | ||||
市の花 | スズラン | ||||
市の鳥 | カッコウ | ||||
札幌市役所 | |||||
市長 | 秋元克広 | ||||
所在地 | 〒060-8611 北海道札幌市中央区北1条西2丁目 北緯43度03分43秒 東経141度21分16秒 / 北緯43.0619度 東経141.3544度座標: 北緯43度03分43秒 東経141度21分16秒 / 北緯43.0619度 東経141.3544度 ![]() 札幌市役所庁舎 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
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ウィキプロジェクト |
札幌市(さっぽろし)は、北海道の道央地方に位置する市。道庁所在地および石狩振興局所在地。政令指定都市であり、10の行政区が置かれている。北海道の行政・経済・文化の中心地であり、道内および三大都市圏以外の国内で人口最多の市(人口1,968,326人[1]、2024年12月1日現在)である。
概要

日本最北の政令指定都市である。全国の市の中でも横浜市・大阪市・名古屋市に次ぐ4番目の人口を有しており、北海道全体の人口の約4割弱(約37%)を占める大都市圏を構成している。地下鉄(札幌市営地下鉄)が通る日本最北の市でもある。北海道の中心都市であり、札幌都市圏を形成している。官公庁の地方支分部局が多く立地しているため、北海道における地方中枢都市としての役割を担っていて、全国規模の大企業の北海道支社・支店も多数立地する支店経済都市である。
アイヌの人々や和人が暮らしていた蝦夷地は1869年(明治2年)に北海道と改称され開拓使が置かれて札幌本府の建設が始まった[2]。1875年に最初の屯田兵が入植。札幌の建設計画は当時の開拓判官島義勇によって構想され、京都を参考にした街づくりは創成橋東側のたもとを基点に東西の基軸を創成川、南北の基軸を渡島通(現在の南1条通)として区画割を進めていった[3][4][5](現在の南北の基軸は大通公園[6])。このため、中心部の多くは街並みが碁盤の目状になっている[7]。街の中心部には東西方向に大通公園が位置しており、大通公園の北側は北海道庁舎や札幌市役所、札幌駅、北海道大学などの公的機関が所在する官公庁街・オフィス街であり、大通公園の南側はすすきのを中心とした大規模な歓楽街・繁華街が広がっている[6]。
開拓時代から第二次世界大戦前までの札幌は行政都市としての性格が強かったが、戦後は戦中からの日本政府の統制経済政策などによって、それまで小樽市に集中していた卸売業者(問屋)や金融機関、道外企業の支店などが中央官庁の出先機関が集中した札幌に数多く移転し、第三次産業を主軸とした道内経済の中心地となった[8][9]。人口も主として道内各市町村からの転出者を受け入れる形によって急増し[10]、1970年に日本国内で8番目となる100万人都市となった[11](「人口」欄も参照)。また、周辺町村を編入・合併して市域を拡大していき[12]、かつては農村であったそれらの地域はベッドタウンとして住宅地化していった[13]。
1972年にはアジア初となる冬季オリンピック(札幌オリンピック)を開催[14]。その後も国際スキー連盟の各種国際大会やアジア冬季競技大会、国際大学スポーツ連盟主催の冬季ユニバーシアード競技大会、FIFAワールドカップ、FIBAバスケットボール・ワールドカップ、世界ラリー選手権、ラグビーワールドカップなど数多くの国際大会が開催されている。札幌市としても各種イベントや展示会、企業の会議や報奨旅行などの誘致・開催 (MICE) への積極的な取り組みを行っており[15]、「国際会議観光都市」に認定されている。冬季のさっぽろ雪まつりといったイベントなど、毎年1,300万人前後の観光客が訪れる観光都市となっており[16]、市町村の魅力度ランキング調査でも毎年上位にランクインしている都市である[17]。2013年にはユネスコ(国際連合教育科学文化機関)により創設された創造都市ネットワークの「メディアアーツ都市」分野に世界で2都市目に(アジアでは初めて)認定された[18][19]。
2026年冬季オリンピック開催地に立候補することを表明して誘致活動を行っていたが[20][21]、立候補および誘致活動を2030年大会に変更する意向を示した[22]。しかし、2020年東京オリンピックにおける不祥事などの影響により市民からの理解を得られないことや財政的観点から、2023年10月、2030年大会の誘致を断念し[23]2034年大会の誘致を目指す方針とした[24]。だが、その発表2日後に、2大会の開催地の同時決定がIOCから発表された[25]ため2034年大会の誘致も厳しいものとなった[26][27] 。さらにIOCが2034年大会までの候補地を内定し、2038年大会についても候補地を絞り込んだため、2023年12月に札幌市は招致活動の「停止」を宣言した[28]。
市名の由来
由来はアイヌ語の「サッ・ポロ・ペッ」(sat-poro-pet、乾いた大きい川)とする松浦武四郎による説(「かつての豊平川が乾季に極端に水量が少なくなる川だったため」、あるいは「一帯が乾燥した広大な土地だったため」)や、「サリ・ポロ・ペッ」(sari-poro-pet、その葦原が・広大な・川)であるとする山田秀三による説などがある[2]。
前述の通り、札幌はアイヌ語由来の地名であるが、確認された文献資料で最古のものはシャクシャインの戦いにおける津軽藩士の報告書であり、石狩河口から3里遡った集落が「さつほろ」と表記されていた[29]。
古い記録では平仮名で表記されているが、時代を経るにしたがってカタカナ表記、漢字表記へと変わっていった[30]。 17世紀~18世紀ごろの文献では、「さつほろ」「さつぽろ」「しやつほろ」「沙津保呂」など表記のゆれはあるものの、平仮名や万葉仮名で記されている。最後に見られる平仮名表記は1807年(文化4年)の「下さつほろ」である。 1791年(寛政3年)の地図に「サツホロ」と表記されて以降、「サツホロ」というカタカナ表記が一般的になる。それ以外にカタカナで「サツポロ」「シヤツボロ」と示されたものがあるが、これは一般的ではない。 幕末になると、「察縨」「札縨」と漢字で表記されるようになる。これが明治期に「縨」が「幌」に変わり、「札幌」という表記が定着した。
地理

国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
位置
石狩平野の南西部に位置し、面積は1,121.26 km2で香港とほぼ同じ面積を有している[2]。距離は東西42.30キロメートル(km)南北45.40 kmにわたって市域が広がっている[2]。平坦な中心部などは豊平川が形成した扇状地である[7]。
市南西部は山岳地帯で、一部は支笏洞爺国立公園に指定されている[31]。
地形
山地
- 主な山
- 峡谷
- 藻岩山
- 三角山
- 手稲山(2009年3月)
- 札幌岳(2012年8月)
- 観音岩山と八剣山トンネル(2004年11月)
河川
主な川
主な滝
- 札幌大橋から見た石狩川(2004年12月)
- 豊平川(2012年6月)
- 新川(2012年8月)
- 創成川とアンダーパス(2010年8月)
- 真駒内川(2004年5月)
- アシリベツの滝(2007年7月)
- 有明の滝(2015年8月)
湖沼
主な湖
主な沼
主な池
- 豊平峡ダム(2006年10月)
- 定山渓ダム(2015年6月)
- 旧西岡水源池(2013年8月)
海岸
- 湾岸
札幌市の北西に石狩湾があるが、ここに面している部分は小樽市銭函である。札幌市域は海岸線から約400m内側であり、非常に近いが、海に面してはいない。
気候
札幌市の気候は日本海側気候とされており[2]、ケッペンの気候区分では湿潤大陸性気候または亜寒帯湿潤気候(Dfa)に属するが近年の気温上昇により温暖湿潤気候に近くなっている。4月から6月は晴天の日が多く、本州などに見られる梅雨の時期は無い。夏は一日の平均気温が20℃を超える日が続く。そのため真夏日日数0日になったことがない年は過去に3回(戦前は1902年と1903年の2回のみで、戦後は1954年のみである)しかない。10月には紅葉が始まり、12月上旬から降った雪が根雪となることが多い[2]。12月から2月の冬季は積雪寒冷を特徴としており、一冬の降雪量はおよそ5mにも達する[2]。3月に入ると寒気も緩み、4月上旬には根雪の終日を迎える[2]。シカゴやモントリオールなど札幌と同程度かそれ以上に寒冷な大都市はあるが、それらの都市の降雪量は2mほどである。人口約200万人を抱える大都市が札幌ほどの豪雪地域に位置するのは、世界的に見ても珍しい[32]。 また、とりわけ冬季は同じ札幌市内であっても日本海側、太平洋側内陸方面、山間部などで風向きや雪雲の動き、寒気の流入具合、さらにヒートアイランド現象など、降雪量、気温には大きな違いが出るのが特徴であり、気象台の数値と大きく異なることが少なくない。
札幌市(札幌管区気象台、標高17m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 11.2 (52.2) | 13.9 (57) | 19.1 (66.4) | 28.0 (82.4) | 34.2 (93.6) | 33.7 (92.7) | 36.0 (96.8) | 36.3 (97.3) | 32.7 (90.9) | 29.7 (85.5) | 22.4 (72.3) | 14.8 (58.6) | 36.3 (97.3) |
平均最高気温 °C (°F) | −0.4 (31.3) | 0.4 (32.7) | 4.5 (40.1) | 11.7 (53.1) | 17.9 (64.2) | 21.8 (71.2) | 25.4 (77.7) | 26.4 (79.5) | 22.8 (73) | 16.4 (61.5) | 8.7 (47.7) | 2.0 (35.6) | 13.1 (55.6) |
日平均気温 °C (°F) | −3.2 (26.2) | −2.7 (27.1) | 1.1 (34) | 7.3 (45.1) | 13.0 (55.4) | 17.0 (62.6) | 21.1 (70) | 22.3 (72.1) | 18.6 (65.5) | 12.1 (53.8) | 5.2 (41.4) | −0.9 (30.4) | 9.2 (48.6) |
平均最低気温 °C (°F) | −6.4 (20.5) | −6.2 (20.8) | −2.4 (27.7) | 3.4 (38.1) | 9.0 (48.2) | 13.4 (56.1) | 17.9 (64.2) | 19.1 (66.4) | 14.8 (58.6) | 8.0 (46.4) | 1.6 (34.9) | −4.0 (24.8) | 5.7 (42.3) |
最低気温記録 °C (°F) | −27.0 (−16.6) | −28.5 (−19.3) | −22.6 (−8.7) | −14.6 (5.7) | −4.2 (24.4) | 0.0 (32) | 5.2 (41.4) | 5.3 (41.5) | −0.9 (30.4) | −4.4 (24.1) | −15.5 (4.1) | −24.7 (−12.5) | −28.5 (−19.3) |
降水量 mm (inch) | 108.4 (4.268) | 91.9 (3.618) | 77.6 (3.055) | 54.6 (2.15) | 55.5 (2.185) | 60.4 (2.378) | 90.7 (3.571) | 126.8 (4.992) | 142.2 (5.598) | 109.9 (4.327) | 113.8 (4.48) | 114.5 (4.508) | 1,146.1 (45.122) |
降雪量 cm (inch) | 137 (53.9) | 116 (45.7) | 74 (29.1) | 6 (2.4) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 1 (0.4) | 30 (11.8) | 113 (44.5) | 479 (188.6) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 22.1 | 19.2 | 18.3 | 12.3 | 10.2 | 9.3 | 9.4 | 10.5 | 11.7 | 14.0 | 18.3 | 19.9 | 175.1 |
平均降雪日数 | 29.1 | 25.2 | 22.5 | 6.7 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.9 | 13.5 | 26.8 | 124.4 |
% 湿度 | 69 | 68 | 65 | 61 | 65 | 72 | 75 | 75 | 71 | 67 | 67 | 68 | 69 |
平均月間日照時間 | 90.4 | 103.5 | 144.7 | 175.8 | 200.4 | 180.0 | 168.0 | 168.1 | 159.3 | 145.9 | 99.1 | 82.7 | 1,718 |
出典:気象庁(平均値:1991年 - 2020年、極値:1876年 - 現在)[33][34] |
札幌(札幌管区気象台)1961年 - 1990年平均の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | −1.1 (30) | −0.5 (31.1) | 3.5 (38.3) | 11.1 (52) | 17.3 (63.1) | 21.2 (70.2) | 24.8 (76.6) | 26.1 (79) | 21.8 (71.2) | 15.7 (60.3) | 8.2 (46.8) | 2.0 (35.6) | 12.5 (54.5) |
日平均気温 °C (°F) | −4.6 (23.7) | −4.0 (24.8) | −0.1 (31.8) | 6.4 (43.5) | 12.0 (53.6) | 16.1 (61) | 20.2 (68.4) | 21.7 (71.1) | 17.2 (63) | 10.8 (51.4) | 4.3 (39.7) | −1.4 (29.5) | 8.2 (46.8) |
平均最低気温 °C (°F) | −8.4 (16.9) | −8.0 (17.6) | −3.9 (25) | 2.2 (36) | 7.4 (45.3) | 12.0 (53.6) | 16.6 (61.9) | 18.2 (64.8) | 12.9 (55.2) | 6.0 (42.8) | 0.5 (32.9) | −4.9 (23.2) | 4.2 (39.6) |
出典:理科年表 |
手稲区・手稲山口(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 9.3 (48.7) | 11.8 (53.2) | 17.9 (64.2) | 29.5 (85.1) | 33.5 (92.3) | 33.3 (91.9) | 37.1 (98.8) | 36.0 (96.8) | 33.8 (92.8) | 28.7 (83.7) | 23.6 (74.5) | 15.0 (59) | 37.1 (98.8) |
平均最高気温 °C (°F) | −0.4 (31.3) | 0.2 (32.4) | 4.0 (39.2) | 11.3 (52.3) | 17.7 (63.9) | 21.5 (70.7) | 25.1 (77.2) | 26.3 (79.3) | 22.9 (73.2) | 16.5 (61.7) | 8.8 (47.8) | 1.9 (35.4) | 13.0 (55.4) |
日平均気温 °C (°F) | −3.7 (25.3) | −3.3 (26.1) | 0.4 (32.7) | 6.5 (43.7) | 12.2 (54) | 16.2 (61.2) | 20.3 (68.5) | 21.6 (70.9) | 17.8 (64) | 11.4 (52.5) | 4.7 (40.5) | −1.3 (29.7) | 8.6 (47.5) |
平均最低気温 °C (°F) | −7.7 (18.1) | −7.7 (18.1) | −3.8 (25.2) | 1.6 (34.9) | 7.1 (44.8) | 11.9 (53.4) | 16.4 (61.5) | 17.5 (63.5) | 12.8 (55) | 6.1 (43) | 0.5 (32.9) | −5.0 (23) | 4.1 (39.4) |
最低気温記録 °C (°F) | −20.9 (−5.6) | −20.3 (−4.5) | −17.6 (0.3) | −9.7 (14.5) | −1.5 (29.3) | 0.9 (33.6) | 7.2 (45) | 8.2 (46.8) | 1.8 (35.2) | −3.0 (26.6) | −9.9 (14.2) | −16.7 (1.9) | −20.9 (−5.6) |
降水量 mm (inch) | 84.9 (3.343) | 66.5 (2.618) | 53.4 (2.102) | 46.7 (1.839) | 51.9 (2.043) | 52.1 (2.051) | 86.3 (3.398) | 122.0 (4.803) | 131.8 (5.189) | 101.8 (4.008) | 107.4 (4.228) | 93.3 (3.673) | 998.0 (39.291) |
平均月間日照時間 | 78.9 | 88.6 | 144.2 | 181.3 | 195.3 | 165.5 | 161.6 | 171.1 | 162.8 | 142.9 | 94.3 | 76.7 | 1,668.1 |
出典1:気象庁 | |||||||||||||
出典2:気象庁 |
豊平区・北海道農業研究センター気象観測露場における観測値(1981年 - 2000年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | −1.9 (28.6) | −1.2 (29.8) | 2.4 (36.3) | 10.1 (50.2) | 16.0 (60.8) | 19.8 (67.6) | 23.6 (74.5) | 24.9 (76.8) | 21.0 (69.8) | 14.8 (58.6) | 7.3 (45.1) | 1.1 (34) | 11.49 (52.68) |
平均最低気温 °C (°F) | −11.1 (12) | −10.8 (12.6) | −6.3 (20.7) | 0.8 (33.4) | 5.4 (41.7) | 10.3 (50.5) | 15.2 (59.4) | 17.1 (62.8) | 11.8 (53.2) | 5.0 (41) | −1.2 (29.8) | −7.3 (18.9) | 2.41 (36.33) |
降水量 mm (inch) | 60.8 (2.394) | 56.8 (2.236) | 46.0 (1.811) | 57.7 (2.272) | 63.1 (2.484) | 53.9 (2.122) | 81.1 (3.193) | 157.8 (6.213) | 144.2 (5.677) | 106.5 (4.193) | 66.0 (2.598) | 63.0 (2.48) | 956.9 (37.673) |
降雪量 cm (inch) | 64 (25.2) | 89 (35) | 75 (29.5) | 27 (10.6) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 1 (0.4) | 12 (4.7) | 42 (16.5) | - (121.9) |
平均月間日照時間 | 93.9 | 110.9 | 153.3 | 155.2 | 159.5 | 148.2 | 133.6 | 142.9 | 140.1 | 135.9 | 79.3 | 73.6 | 1,526.4 |
出典:北海道農業研究センター |
冬のヒートアイランド現象
札幌市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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近年は札幌でもヒートアイランド現象が日本三大都市と同様に著しい。この100年間に札幌の1月の最低気温は6.5度上昇し、名古屋の+4.3度や大阪の+3.6度を上回り、東京の+6.9度に近い上昇となっている[35]。札幌管区気象台が設置されている札幌都心では、ヒートアイランド現象により厳寒期に最低気温が-20度前後に下がることは皆無となり、-10度以下になることも激減している。さらに、1月の最低気温の平年値(-6.4度)より低くなることも少なくなった。特に2000年以降の最低気温の上昇率は東京を上回っている。そのため、北海道内で比較的温暖な気候とされていた道南沿岸部や、東北地方内陸部の一部地域よりも厳寒期の最低気温が高くなる日も多くなっており、気象台周辺から大通公園、札幌駅にかけての中心市街地地域が冬季の気温は札幌市内では最も高くなっており快晴時の朝晩を中心に時に周囲とは5度~10度も異なることもある。なお、気象台から約8㎞ほど南西にある周囲が農地のままと都市化の影響の小さい羊ヶ丘では国立研究開発法人の北海道農業研究センターによる気象観測が1973年以降継続して行われており、気象台とは位置は異なるものの札幌本来の気候の指標ともなっておりほぼ毎年-20度以下を観測している。
地域

行政区
コード | 区名 | 人口 (人) | 面積 (km2) | 人口密度 (人/km2) | 設置日 | 設置理由 |
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01101-1 | 中央区 | 245,939 | 46.42 | 5,298.13 | 1972年4月1日 | 政令指定都市移行に伴う措置 |
01102-9 | 北区 | 284,347 | 63.57 | 4,472.97 | ||
01103-7 | 東区 | 260,426 | 56.97 | 4,571.28 | ||
01104-5 | 白石区 | 213,552 | 34.47 | 6,195.3 | ||
01105-3 | 豊平区 | 227,110 | 46.23 | 4,912.61 | ||
01106-1 | 南区 | 133,344 | 657.48 | 202.81 | ||
01107-0 | 西区 | 218,841 | 75.10 | 2,913.99 | ||
01108-8 | 厚別区 | 123,298 | 24.38 | 5,057.34 | 1989年11月6日 | 白石区より分区 |
01109-6 | 手稲区 | 139,812 | 56.77 | 2,462.78 | 西区より分区 | |
01110-0 | 清田区 | 109,116 | 59.87 | 1,822.55 | 1997年11月4日 | 豊平区より分区 |
隣接自治体
人口
札幌市の人口は2008年(平成20年)8月に190万人を突破しており[11]、男女比は女性の10.0人に対し男性は9.0人となっている。10代までは男性人口の方が多く、20代以降は女性人口の方が多くなる。
海に面していない市区町村では、日本一人口が多い。
1920年(大正9年)の第一回国勢調査では、人口は102580人であり、函館市・小樽市に次いで道内では3番目であった[36]。その後は第一次世界大戦後の好景気などによって、当時の基幹産業であった食品加工業や繊維工業などの軽工業が発達し、人口は順調に伸びていった[36]。1941年(昭和16年)の調査では人口が224729人と初めて20万人を超え、函館市を抜いて道内1位となった[36]。
第二次世界大戦後は、戦前から推進されていた日本政府の統制経済政策によって、政府の出先機関が集中した札幌市の経済的役割が急激に上昇した[8][9][36][37]。さらに戦前までの道内経済の中心であった函館市や小樽市の衰退や、1950年(昭和25年)の北海道開発法制定・1952年(昭和27年)の第一次北海道総合開発計画施行などの、政府主導の北海道開発事業やそれに伴う道外資本の道内進出なども相まって、企業・工場などの札幌市への新設・移転が相次いだ[36][38]。特に戦前までは小樽市に集中していた道内の主要な金融機関や卸売業者、道外企業の支店などが、事業拠点を軒並み札幌市に移したことは、戦後の北海道の産業構造にも重大な変化をもたらした[8][9][39]。戦後の全国的な都市集中傾向や道内の第一次産業(農林水産業など)の不振などの事情もあり、戦前はそれほど顕著ではなかった道内各市町村からの札幌市への人口流入も目立つようになる[36]。1953年(昭和28年)頃から人口の社会増加が顕著となり[40]、1955年(昭和30年)の調査では人口が426620人と40万人を突破した[36]。
全国的な都市集中傾向は昭和30年代(1955年~1964年)の高度経済成長期でさらに進み、北海道の中心都市である札幌市では特に顕著に現れた[36]。1960年(昭和35年)以降は北海道全体の人口増加率は低下したが、札幌市は年間3%から8%の高い比率で転入による人口増加が進んだ。小樽市などからの商業従事者の転居や、道内石炭産業の衰退による炭鉱離職者の流入、さらに郡部からの移転など、転入元は全道規模に及び、札幌市の人口は年間5万人のペースで急増した[11][10](1967年(昭和42年)の「住民登録人口移動調査報告書」によると、最も転入が多かったのは小樽市からで、次いで夕張市などの炭鉱地域の都市がランクインしている[10])。その後、生活圏の拡大により周辺市町のベッドタウン化が進行するものの札幌市の人口は増加の一途をたどり、1965年(昭和40年)の調査では人口が794908人、1970年(昭和45年)の調査では人口が1,010,123人となり日本国内で8番目となる100万人都市となった[11][36]。1972年(昭和47年)には川崎市・福岡市とともに政令指定都市に移行し、区制が施行された[11][36]。戦後の札幌市の大都市化は、北海道内からの道外への人口流出の歯止めになった部分はあるものの、雇用の受け皿となる事業拠点が札幌市やその周辺に集中したことにより、道内の農漁業地域や旧炭鉱地域の過疎化を助長する一因ともなった[36]。
1979年(昭和54年)に札幌市の人口が神戸市を抜いたことで六大都市の牙城がついに崩れ、4年後の1983年(昭和58年)には京都市も抜いた。なお、札幌市と同日に政令指定都市へ移行した福岡市が京都市を抜くのは2011年(平成23年)、神戸市を抜くのは2015年(平成27年)、川崎市が京都市を抜くのは2015年、神戸市を抜くのは2019年(令和元年)であり、札幌市の人口増加がいかに急速なものであったかを物語っている。
産業別人口では、戦後は都市化の特色である消費的性格が強められたこともあり、第三次産業(卸売業・小売業・サービス業など)従事者の割合が急激に上昇し、1966年(昭和41年)には全産業人口の約7割に達した[41]。第一次産業は、戦中から戦後にかけて、円山町・琴似町・札幌村などの農業従事者の多い隣接町村を合併したこともあり、1950年代までは就業人口に大きな変化はなかった[13]。その後は、急速な人口流入に対応するために、農地を宅地へ転用したことなどによって離農者が続出し、1967年(昭和42年)には全産業人口の僅か3.9%にまで減少した[13]。
平成27年をピークに減少傾向にあると考えられてきたが、平成29年においても、人口は増え続けている。北海道内の自治体で唯一推計人口を毎月発表している。
2018年(平成30年)度の札幌市の人口動態調査によれば、人口は前年比で1934人増えたが、増加幅は前々年(3862人)より減った[42]。転入や転出による「社会増加数」は、転入が63344人に対し、転出は55697人で、7647人のプラス(転入超過)であった[42]。内訳をみると、道内の他市町村とは11560人の転入超過だったのに対し、道外とは3913人の転出超過になっている[42]。また、出生者数から死亡者数を引いた「自然増加数」はマイナス6016人で、2009年(平成21年)度から10年連続の自然減となった[42]。社会増加数の人口増加数全体における割合は、2000年代に入ってから再び上昇傾向にあり、近年の札幌市の人口増加の原因の一つとされている[42][43]。2020年(令和2年)度の総務省統計局の「住民基本台帳人口移動報告」によると、札幌市の転超過数は10493人で、大阪市・東京都特別区部・横浜市・さいたま市に次いで全国5位であり、65歳以上の転入超過数では全国最多であった[44]。
令和3年10月1日時点の推計人口は1,975,001人であり、前年比で64人減となった。
2024年(令和6年)10月1日現在の外国人登録者数は19,981人である。合計特殊出生率は1.12(2019年度)である。
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札幌市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 札幌市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 札幌市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
札幌市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
人口動態概要
2024年現在約197万人となっている。近年は国内の少子高齢化の影響もあり政令指定都市の札幌市も例外ではなく2020年の国勢調査をピークに人口は減少に転じている。札幌市の人口変遷を見ると、1950年時点では39万人ほどの人口に過ぎなかったが,飛躍的な発展を遂げ現在までに5倍以上の200万人近い人口を抱えるまでに成長した。人口増加数の大半は戦後から平成初期によるものである。特に1995年国勢調査までの人口増加率は政令市トップ5に入るなど非常に高かったが、2009年には札幌市の自然動態がマイナスに転じるなど急速な少子高齢化の影響もあり、2008年に190万人を上回ってからは人口は頭打ちとなっている。社会増加は順調に続いている一方で、自然減少率は全国の他の大都市と比べて非常に大きくなっており札幌市の年間の出生数は死亡数の半分以下に過ぎないなど高齢化問題が深刻化している。かつては政令市の中では一線級であった人口増加率も近年は中位に留まっている。
実施年 | 札幌市人口(人) | 札幌市増加数(人) | 札幌市増加率(%) | 国内増加率(%) | 大都市人口増加率順位 |
---|---|---|---|---|---|
1950年 | 393,756 | - | - | - | - |
1955年 | 487,391 | ![]() | ![]() | ![]() | 4位 |
1960年 | 615,628 | ![]() | ![]() | ![]() | 2位 |
1965年 | 821,217 | ![]() | ![]() | ![]() | 3位 |
1970年 | 1,010,123 | ![]() | ![]() | ![]() | 6位 |
1975年 | 1,240,613 | ![]() | ![]() | ![]() | 5位 |
1980年 | 1,401,757 | ![]() | ![]() | ![]() | 3位 |
1985年 | 1,542,979 | ![]() | ![]() | ![]() | 2位 |
1990年 | 1,671,742 | ![]() | ![]() | ![]() | 3位 |
1995年 | 1,757,025 | ![]() | ![]() | ![]() | 4位 |
2000年 | 1,822,368 | ![]() | ![]() | ![]() | 7位 |
2005年 | 1,880,863 | ![]() | ![]() | ![]() | 8位 |
2010年 | 1,914,434 | ![]() | ![]() | ![]() | 11位 |
2015年 | 1,952,356 | ![]() | ![]() | ![]() | 6位 |
2020年 | 1,973,395 | ![]() | ![]() | ![]() | 9位 |
福岡市との人口推移比較
札幌市・福岡市は人口規模、立地、拠点性などにおいて類似点が多い。福岡市と人口推移比較をして札幌市の現況を考察する。2024年10月1日現在の推計人口は札幌市が約197万人、福岡市が166万人となっており約30万人札幌市が福岡市の人口を上回っている状況である。札幌市は1970年に100万人を超えた人口はわずか14年後の1984年には150万人を越えるなど爆発的に人口を増やしてきたが、2008年に190万人を突破してから人口増加に陰りが見える一方で、福岡市の場合は1975年に100万人を上回り150万人を超えたのは2013年と50万人の人口増加には38年を要しており札幌市のような大幅な人口増加時期は見られなかったが1980年以降においても人口増加は年間1.3万人前後の安定した人口増加が長期に渡って続いている。
実施年 | 札幌市人口(人) | 福岡市人口(人) | 札幌市増加数(人) | 福岡市増加数(人) | 札幌市増加率 | 福岡市増加率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1950年 | 393,756 | 487,885 | - | - | - | - |
1965年 | 821,217 | 769,176 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
1980年 | 1,401,757 | 1,088,588 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
1995年 | 1,757,025 | 1,284,795 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
2010年 | 1,914,434 | 1,463,743 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
2024年10月 | 1,968,265 | 1,656,737 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
歴史
江戸時代の札幌は「サツホロ」または「シヤツホロ」と呼ばれ、西蝦夷地イシカリ場所に属した[45]。当時のサツホロは、サッ・ポロ・ペッ(アイヌ語で乾いた大きな川・乾く広い川の意。現在の豊平川)流域を指したが、当時の流路は現在の豊平橋付近から現在の伏籠川の流路をたどり、篠路川沿いに茨戸で茨戸川(旧石狩川)に注ぎ込むものであった[45]。狭義でのサツホロは茨戸川河口部(石狩市との境、茨戸付近)を指し、サツホロブト(サッポロ川の合流点)とも呼ばれた[45]。1669年(寛文9年)のシャクシャイン蜂起時に津軽藩の牧只右衛門が記した『石狩地形の事』には、「石狩浜口より一里程登り候て、はつはやふより二里程登候てさつほろと申所に狄有。さつほろの枝川に竪穴半里計の沼御座候」という記述があり、サッポロベツにアイヌの住人がおり、サッポロベツの支流に沼があったことがうかがえる[45][46]。
1752年(宝暦2年)の地図では、石狩川支流にハツサブ川(発寒川)・サツホロ川が書き込まれ、さらにサツホロ川左岸に米セオイ道のアプタ道が描かれており、山稼人夫の糧米輸送路であったことがわかる[45]。その後天明から寛政期にかけて、松前藩によってアイヌ支配のためイシカリ場所が13箇所に分けられ、そのうちハッシャブ場所(現在の茨戸川左岸、発寒川合流地付近、現在の北区内)・シノロ場所(現在の茨戸川左岸、篠路川合流地付近、現在の北区内)・ナイホウ場所(伏篭川上流付近、現在の東区内)・上サッポロ場所(豊平川流域)・下サッポロ場所(豊平川流域)が、現在の札幌市に相当する地域に開かれた[45]。これらの場所と呼ばれる松前藩家臣の知行地は幕末まで存続した[45]。1807年(文化4年)に西蝦夷地が一時幕府領となると[47]、1810年(文化7年)に石狩場所内のアイヌの調査が行われたが、上記のハッシャブ場所を除く4場所に住むアイヌの人数の合計は552名(男性279人、女性273人)であった[48]。
現札幌市内への和人の定住は、1855年(安政2年)ごろに、豊平河畔で渡船の仕事に従事していた志村鐵一と、同河畔で狩猟に従事していた吉田茂八の一家が最初とされる[45][49]。1857年(安政4年)には札幌越千歳道路が完成し、豊平川に官費で渡船が設けられ、通行屋も置かれた[45]。同年の松浦武四郎『丁巳日誌』には、「今サツホロ蝦夷、文化七庚午のとしの改百九十人有しが、今此処の人別帳漸々五軒。人別二十六人ならでなし」とあり、茨戸付近、サツホロアイヌの多くが別の地域に移住したことが記録されている[45]。また、松浦武四郎『西蝦夷日誌』によると、当時の箱館奉行がツイシカリ(対雁、当時流路が変わったサッポロベツが石狩川と合流する地点)に大府を置くことを提案したのに対し、松浦は札幌・樋平(豊平)の辺りに置くことを献策している[45]。
石狩平野から勇払平野にかけて連なる石狩低地帯は、古くから北海道の日本海側と太平洋側を連絡する交通の要地であり、江戸時代に入ると石狩・勇払間を結ぶ簡易道路も作られた[50]。また、木材や魚介類などの天然資源に富み、地味も肥沃であることから、幕府や松前藩、東北地方の諸藩などによる調査探検も行われていた[50]。石狩平野の西部に位置する札幌が、幕末期から開発の対象となり、さらに明治維新後には北方警備や開拓事業の拠点となったことは、上記の事情と決して無関係ではない[50]。
明治維新後の1869年(明治2年)に石狩国札幌郡に属し、同年開拓判官島義勇の指導の下、札幌本府の建設が始まる[7][51]。同年旧暦11月、島義勇が函館・銭函経由で札幌入りし、現在の中央区北1条西1丁目に近在の元村の大友亀太郎の役宅を移し、官邸の建築に着手した[51]。当時の札幌中心部は森林に囲まれ、本府の建設には苦心惨憺たるものあった[7][51]。島は数百人の大工・職人・人足のほか地元アイヌの協力を得て都市建設を始め[7][51]、元村の木材を伐採し[51]、住宅や倉庫・仮御宮・病院・道路などを建設した[51]。当時石狩や小樽などを管轄し、開拓使と対立関係にあった兵部省の井上弥吉や小出房一郎らは、管轄地内の物資を開拓使に売ることを禁じたため[52]、札幌本府は深刻な食料不足に陥った[7][52]。このため元村や篠路村などの周辺町村から食料を徴収したり、余市・忍路・厚田などの請負人から援助を受けるなどをして糊口を凌いだ[52]。島自身も掘立小屋で犬を抱いて寒さをしのぐほどであった[7]。
島の思い切った札幌建設は開拓使長官東久世通禧や兵部省との対立を生み、翌1870年(明治3年)2月に島は職を辞して東京に去った[53]。後任の判官には岩村通俊が就任したが、資金不足などの理由から札幌本府の経営は一時中止となった[53]。島の部下であった権監事西村貞陽らはその状況を憂い、東久世に経営の再開を強く訴えたため、1870年12月に経営再開が決まった[54]。中央区南1条東1丁目には「札幌建設の碑」があるほか、島の銅像が札幌市役所ロビーと北海道神宮に建てられている[7]。
明治初期に現在の札幌市域に所在したアイヌのコタン(集落)は4つあり、その内で上サッポロコタンが現在の中央区北2条東1丁目付近、サクシコトニコタンが現在の偕楽園緑地から北海道大学キャンパス付近、フシココタンが現在の東区北9条東9丁目付近、ハッサムコタンが現在の西区琴似4の1付近だった[7][55]。彼らは上川の族長クーチンコロに属し、毎年7月から10月まで石狩郡役所に出稼ぎしていた[55]。
年表
江戸時代以前
- 斉明天皇4年(658年):阿部比羅夫の活動した「弊賂弁の島」は札幌低湿地帯とする伝承がある。
- 元文年間:イシカリ場所に場所請負制導入。
- 天明 - 寛政年間:松前藩によってアイヌ支配のためイシカリ場所が13箇所に分けられ、そのうちハッシャブ場所(現在の茨戸川左岸、発寒川合流地付近、現在の北区内)・シノロ場所(現在の茨戸川左岸、篠路川合流地付近、現在の北区内)・ナイホウ場所(伏篭川上流付近、現在の東区内)・上サッポロ場所(豊平川流域)・下サッポロ場所(豊平川流域)が、現在の札幌市に相当する地域に開かれた。
- 文化3年(1806年):江戸幕府御勘定吟味役・村垣左太夫らの西蝦夷地巡視に随行した最上徳内が、茨戸川から発寒川を遡り、現在の札幌周辺を調査する[58]。
- 文化4年(1807年):寛政11年(1799年)に行われた東蝦夷地の幕府直轄に続き、西蝦夷地も幕府直轄となる。幕府の松前奉行出役・近藤重蔵が虻田道調査のため、豊平川・定山渓などを探索する[58]。
- 文化7年(1810年):石狩場所内のアイヌの調査が行われる。シノロ場所・ナイホウ場所・上サッポロ場所・下サッポロ場所に住むアイヌの人数の合計は552名(男性279人、女性273人)であった(ハッシャブ場所の正確な人数は不明)。
- 安政2年(1855年)ごろ:現在の豊平橋付近に志村鐵一とその家族の計3名が豊平川右岸(現在の豊平区側)に、吉田茂八とその家族の計4名が豊平川左岸(現在の中央区側)に住んだ。札幌市域における和人最初の定住者。
- 安政4年(1857年):箱館奉行によって札幌越新道(銭函 - 豊平- 千歳 - 勇払)開削。志村鐵一と吉田茂八が、石狩役所・荒井金助によって、豊平川渡船場の渡守に任命される。また、箱館奉行の命により、幕臣山岡精次郎、永田休蔵らが現在の西区発寒付近に移住し、発寒川・チネセブ川沿岸部などの開拓を行う[59]。
- 安政5年(1858年):松浦武四郎が定山渓で温泉(現在の定山渓温泉)発見。荒井金助が現在の北区篠路地区に、農民数十戸・50人を入植させる[60]。
- 慶応2年(1866年):現在の東区北13条東16丁目に、箱館奉行所蝦夷地開拓掛・大友亀太郎の役宅が建てられる(現在の札幌村郷土記念館敷地内)。大友堀(現在の創成川)開削。付近は札幌村となる。美泉定山によって定山渓温泉に湯治場が開かれる。
明治

- 1869年(明治2年):明治政府が開拓使設置。蝦夷地を北海道と改称。11国86郡が置かれ石狩国札幌郡となる。島義勇により札幌本府の建設開始。本府とは、政庁或いは政庁を核とした中心市街地のことを指す。島の構想は、現在の大通公園を中心に、北側を官庁街・南側を商業地とする、といったものであった[61]。札幌神社(現在の北海道神宮)創建。

- 1871年(明治4年):岩村通俊により札幌本府の建設再開。開拓事業の本拠地が函館から札幌へ移転。本願寺道路(平岸 - 伊達村尾去別、後の虻田街道、現在の国道230号)が完成。薄野遊郭設営。
- 1872年(明治5年):御用火事(岩村通俊が、当時頻発していた火災の原因となっていた草葺小屋を一掃するため、市街地の一部を計画的に焼き払った)[62]。
- 1873年(明治6年):札幌越新道を前身とする札幌本道(札幌 - 室蘭 - 森 - 函館、現在の国道5号の一部と国道36号)完成。小樽 - 銭函 - 札幌間道路(後の札樽国道、現在の国道5号の一部)開削完成。
- 1875年(明治8年):琴似に最初の屯田兵が入植。東京の開拓使仮学校が札幌に移転し、札幌学校となる。
- 1876年(明治9年):ウィリアム・スミス・クラーク(クラーク博士)着任(翌年帰国)。札幌学校が札幌農学校と改称(現在の北海道大学は同年開学と位置付けられる)。官営の麦酒醸造所(現在のサッポロビールの前身)を設置。
- 1878年(明治11年):札幌農学校演武場(現在の札幌市時計台)完成。
- 1879年(明治12年):郡区町村編制法施行により、札幌市街地が札幌区となり、札幌郡より離脱[63]。なお、ここでいう区は、開拓使の下部組織として地域を統括する行政区画であり、自治団体ではない。従って後年の地方公共団体としての札幌区とは異なる[64]。
- 1880年(明治13年):手宮 - 札幌間に鉄道(手宮線)開通、札幌停車場開業。
- 1881年(明治14年):要人接待用の施設として、大通に豊平館竣工(1957年に中島公園へ移転)。
- 1882年(明治15年):開拓使廃止。北海道は函館県、札幌県、根室県の3県に分かれる(三県一局時代)。札幌 - 幌内(幌内炭鉱)間に鉄道開通(官営幌内鉄道全線開通)。
- 1886年(明治19年):函館・札幌・根室の3県を廃止し、北海道庁設置。県師範学校を廃し、北海道師範学校(現在の北海道教育大学)設置。

- 1888年(明治21年):北海道庁赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)完成。
- 1890年(明治23年):江別道路(札幌 - 江別、現在の国道12号の一部)完成。
- 1892年(明治25年):市街中心部で大火。全市街戸数の5分の1に当たる887戸が焼失し、区役所・裁判所・警察署などの公共施設も数多く焼失[65]。
- 1896年(明治29年):札幌に第7師団設置。
- 1899年(明治32年):北海道区制施行。地方自治体としての札幌区が発足。北海道拓殖銀行法公布(翌年に北海道拓殖銀行開業)。
- 1903年(明治36年):札幌農学校が現在の北海道大学構内へ移転。
- 1907年(明治40年):東北帝国大学設置の勅令により、札幌農学校が札幌区所在のまま同大の所管となり、東北帝国大学農科大学と改称。
- 1910年(明治43年):札幌村の一部、白石村大字上白石村の一部(現在の菊水地区の一部)、藻岩村大字山鼻村の屯田兵村地区、豊平町大字豊平村の大部分(現在の豊平・旭町・水車町)を編入。また、札幌区内の一部の地域が、琴似村に編入される。札幌市電の前身となる札幌石材馬車鉄道運行開始。
- 1911年(明治44年):大通防火帯に公園設備が加えられ、大通逍遥地(現在の大通公園)完成。札幌市徽章制定。
大正時代

- 1918年(大正7年):北海道帝国大学(現在の北海道大学)を札幌区に設置。東北帝国大学から農科大学が移管。開道50年記念北海道博覧会開催。札幌石材馬車鉄道の市内路線を電車化し、札幌電気軌道運行開始。定山渓鉄道線運行開始(1969年廃止)。
- 1920年(大正9年):第1回国勢調査。札幌区の人口は102,580人であった(当時の小樽区の人口は108,113人、函館区の人口144,749人が全道一であった)。薄野の遊郭が現在の白石区菊水に移転。
- 1922年(大正11年):市制施行。
- 1924年(大正13年):豊平橋が永久橋となり、木塊舗装竣工。
近現代
昭和戦前

- 1927年(昭和2年):路面電車を市営化し、札幌市電発足。
- 1929年(昭和4年):札幌温泉電気軌道運行開始(1933年営業休止)。
- 1930年(昭和5年):札幌市営バス運行開始。
- 1933年(昭和8年):北海タイムスが1927年に設置した飛行場を逓信省航空局札幌飛行場として整備。
- 1934年(昭和9年):札樽国道(現在の国道5号の一部)の全面改修工事完成[66]。
- 1937年(昭和12年):第5回冬季オリンピック(1940年)の開催が決定したが、国際情勢の悪化により翌年返上。
- 1940年(昭和15年):札幌に北部軍司令部設置。第5回国勢調査で、札幌市の人口が206,103人となって函館市の人口(203,852人)を上回り、北海道の都市人口第1位となる。
- 1941年(昭和16年):円山町を編入。
- 1942年(昭和17年):札幌飛行場(丘珠空港)設置。
- 1945年(昭和20年):太平洋戦争末期の日本本土空襲の一環として、アメリカ海軍空母艦載機による北海道空襲が行われる(7月14-15日)。
- 昭和戦後

- 1945年(昭和20年):市内にアメリカ軍第10軍団41師団などが進駐[67]。
- 1947年(昭和22年):地方自治法施行による市長公選。
- 1948年(昭和23年):札幌市警察、消防本部(札幌市消防局)設置。札幌市保健所発足。
- 1950年(昭和25年):白石村と合併。『さっぽろ雪まつり』初開催。
- 1955年(昭和30年):琴似町、札幌村、篠路村を編入。藻岩山観光自動車道・藻岩山ロープウェイが営業開始。
- 1957年(昭和32年):さっぽろテレビ塔完成。
- 1959年(昭和34年):「さっぽろライラックまつり」初開催。札幌市中央卸売市場開設。
- 1960年(昭和35年):市民投票により市の花(スズラン)、木(ライラック)、鳥(カッコウ)決定。
- 1961年(昭和36年):豊平町を編入。札幌市民交響楽団(札幌交響楽団)結成。
- 1964年(昭和39年):市民の歌、市旗制定。
- 1967年(昭和42年):手稲町を編入。
- 1968年(昭和43年):「北海道100年記念式典・札幌市創建100年記念式典」開催。
- 1971年(昭和46年):さっぽろ地下街(ポールタウン・オーロラタウン)開業。札幌市営地下鉄南北線(北24条駅 - 真駒内駅)開業[注釈 1]。札幌新道(宮の沢 - 北34東1)開通。札幌小樽道路(現在の札樽自動車道)開通(1974年全線開通)。
- 1972年(昭和47年):札幌オリンピック開催(2月3日から2月13日)[14]。政令指定都市移行(4月1日)。中央区、北区、東区、白石区、豊平区、南区、西区の7区からなる行政区制施行。 豊平峡ダム完成。
- 1976年(昭和51年):札幌市営地下鉄東西線(琴似駅 - 白石駅)開業。
- 1978年(昭和53年):札幌市営地下鉄南北線(北24条駅 - 麻生駅)開業。
- 1981年(昭和56年):札幌新道国道区間(宮の沢 - 上野幌3条)全線開通。
- 1982年(昭和57年):地下鉄東西線(白石駅 - 新さっぽろ駅)開業。
- 1986年(昭和61年):第1回となるアジア冬季競技大会開催。'86さっぽろ花と緑の博覧会(第4回全国都市緑化フェア)開催[68]。
- 1988年(昭和63年):函館本線(琴似駅 - 苗穂駅間)高架開通。札幌市営地下鉄東豊線(栄町駅 - 豊水すすきの駅)開業。
現代
平成時代
- 1989年(平成元年):白石区から厚別区、西区から手稲区が分区。第44回国民体育大会(はまなす国体)開催[69]。
- 1990年(平成2年):パシフィック・ミュージック・フェスティバル初開催[70]。パセオ全面開業。
- 1992年(平成4年):YOSAKOIソーラン祭り初開催[71]。
- 1994年(平成6年):地下鉄東豊線(豊水すすきの駅 - 福住駅)延伸開業。
- 1996年(平成8年):ジャパンフットボールリーグ(JFL)コンサドーレ札幌(現在の北海道コンサドーレ札幌)誕生[72]。
- 1997年(平成9年):豊平区から清田区が分区。
- 1998年(平成10年):札幌駅北口広場供用開始[73]。
- 1999年(平成11年):地下鉄東西線(琴似駅 - 宮の沢駅)開業。 JR札沼線(学園都市線)高架開通。地下街アピア開業。
- 2001年(平成13年):札幌ドームオープン[74]。
- 2002年(平成14年):札幌ドームで「2002 FIFAワールドカップ」グループリーグ開催[75]。第6回DPI(障害者インターナショナル)世界会議・札幌大会開催[76]。
- 2003年(平成15年):JRタワー開業。札幌コンベンションセンターオープン。
- 2004年(平成16年):日本ハムファイターズが札幌へ移転し、北海道日本ハムファイターズ誕生[77]。 札幌市交通局の市営バス事業廃止。
- 2006年(平成18年):札幌市立大学開学。
- 2008年(平成20年):第34回主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に参加する新興諸国の首脳が来札し、レセプション開催[78]。インターネットに関する国際会議「アイコモンズ・サミット」開催[79]。
- 2009年(平成21年):家庭ごみ有料化開始。
- 2010年(平成22年):2010年日本APECの一環として第2回高級実務者会合(SOM2)及び関連会合、貿易担当大臣会合(MRT)開催[80]。
- 2011年(平成23年):札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)開通[81]。
- 2014年(平成26年):札幌市北3条広場(アカプラ)オープン[82]。「札幌国際芸術祭」初開催[83]。
- 2015年(平成27年):札幌市電都心線(西4丁目停留場 - すすきの停留場)開業によりループ化完成[84]。
- 2018年(平成30年):北海道胆振東部地震が発生し、東区元町で札幌市内としては観測史上初の震度6弱を記録する[85]。札幌市民交流プラザオープン。
令和時代
- 2019年(令和元年):札幌ドームで「ラグビーワールドカップ2019」予選プール開催。
年表
行政区画の変遷
- 明治
- 1869年(明治2年):開拓使設置。蝦夷地を北海道と改称。11国86郡が置かれ石狩国札幌郡となる。
- 1871年(明治4年):開拓使仮本庁所在地(現在の北4条東1丁目付近)を中心に、1里(約3.9キロメートル)四方の区域が、札幌市街区域と定められる[86]。また、その区域内には村落を作らないという方針から、東本願寺管刹所東方の「辛未一(しんぴいち)の村」の住民50戸を、円山村・琴似村へ再入植させた[86]。
- 1872年(明治5年):現在の北3条西6丁目に、開拓使本庁庁舎設置。この新庁舎を中心に東西4町・南北5町が本庁敷地と定められ、さらに1里四方の区域が札幌市街区域と改められた(ただし翌年以降、区域内に次々と村落が新設されたため、その規模は徐々に縮小されていった)[86][87]。
- 1876年(明治9年):大区小区制施行し、札幌郡は第一大区と定められ、その下に6つの小区が置かれた[88]。
- 1879年(明治12年):郡区町村編制法施行によって札幌市街地が札幌区となり、札幌郡より離脱[89]。
- 1880年(明治13年):札幌区・札幌郡が札幌区役所の管轄となる[90]。
- 1884年(明治17年):札幌郡が札幌郡外五郡役所の管轄となり、札幌区役所の管轄は札幌区のみとなる[91]。
- 1886年(明治19年):山鼻村から鴨々中島(現在の中島公園)編入[92][93][94]。同じころ、円山村の一部編入[92]。
- 1899年(明治32年)10月1日:北海道区制施行し、札幌区となる。札幌区以外の北海道内には函館区と小樽区設置。
- 1910年(明治43年)4月1日:札幌村(現在の中央区と東区の一部)の一部、白石村大字上白石村(現在の白石区の一部)の一部(現在の菊水地区の一部)、藻岩村大字山鼻村(現在の中央区・南区の一部)の屯田兵村地区、豊平町大字豊平村(現在の豊平区の一部)の大部分(現在の豊平・旭町・水車町)編入。また、札幌区内の一部の地域が、琴似村に編入。
- 大正
- 昭和
- 1941年(昭和16年)4月1日:円山町(現在の中央区の一部(西20丁目以西、旭ヶ丘など)、南区の一部(川沿、南沢、藻岩下など))編入。
- 1950年(昭和25年)
- 4月1日:札幌村の一部編入[95]。
- 6月1日:白石村(既に札幌市だった菊水地区の一部を除く現在の白石区の一部、厚別区の全体)編入。
- 1951年(昭和26年)4月1日:広島村の一部編入[96]。
- 1955年(昭和30年)3月1日:琴似町(現在の中央区の一部(宮の森、盤渓)、北区の一部(新琴似、新川、屯田、北25条以北)、西区の一部(旧手稲町の平和、西町、宮の沢を除く地域)、手稲区の一部(新発寒))、札幌村(東区の大部分)、篠路村(現在の北区の一部(篠路))編入。
- 1961年(昭和36年)5月1日:豊平町(既に札幌市だった豊平、旭町、水車町を除く現在の豊平区の一部、清田区と南区の大部分)編入。
- 1967年(昭和42年)3月1日:手稲町(現在の西区の一部(平和、西町、宮の沢)、旧琴似町だった新発寒を除く手稲区の一部)編入。
- 1972年(昭和47年)4月1日:政令指定都市に移行し、中央区、北区、東区、白石区、豊平区、南区、西区の7区による行政区制施行。
- 1973年(昭和48年)12月:小樽市の一部編入[97]。
- 平成
政治
市政
札幌市は市長の補助機関として副市長(旧称・助役)が置かれ、市長が議会の同意を得て選任する。任期は市長と同じ4年。2018年(平成30年)現在で3人が選任されている[98]。政令指定都市移行後に区制を施行し、現在は10区に分かれている。各区長は市長の事務を補助執行し法令などにより委任された事務を自らの権限と責任で執り行う[98]。また、事務の目的や性質などに合わせて室・局を設け、局には部・所・室などを設けており、さらに課・係などに分かれている。職員数は約14,000人[98]。
医療に関しては、イタリアのバザリア法制定など、世界で精神科病棟の廃止・隔離拘禁の違法化が進む中[99]、札幌市の精神科病床数は全国の市町村で最も多く、7200床がある。人口1万人当たりの精神科病床数は、世界平均が1.5床に対し、札幌市は38床で、札幌市は世界一精神病患者の社会的入院が広がった都市である[100]。
市長
- 歴代首長
代 | 名前 | 就任年月 | 退任年月 |
---|---|---|---|
区長(官選) | |||
初代 | 対馬嘉三郎 | 1899年(明治32年)12月 | 1902年(明治35年)5月 |
2代 | 加藤寛六郎 | 1902年(明治35年)6月 | 1906年(明治39年)6月 |
3代 | 青木定謙 | 1906年(明治39年)11月 | 1912年(大正元年)11月 |
4代 | 阿部宇之八 | 1913年(大正2年)8月 | 1919年(大正8年)8月 |
5代 | 佐藤友熊 | 1919年(大正8年)12月 | 1921年(大正10年)12月 |
市長(官選) | |||
初代 | 高岡直吉 | 1923年(大正12年)2月 | 1927年(昭和2年)12月 |
2代 | 橋本正治 | 1927年(昭和2年)12月 | 1937年(昭和12年)5月 |
3代 | 三沢寛一 | 1937年(昭和12年)7月 | 1945年(昭和20年)7月 |
4代 | 上原六郎 | 1945年(昭和20年)8月 | 1946年(昭和21年)11月 |
市長(公選) | |||
5代 | 高田富與 | 1947年(昭和22年)4月 | 1959年(昭和34年)4月 |
6代 | 原田與作 | 1959年(昭和34年)5月 | 1971年(昭和46年)5月 |
7代 | 板垣武四 | 1971年(昭和46年)5月 | 1991年(平成3年)5月 |
8代 | 桂信雄 | 1991年(平成3年)5月 | 2003年(平成15年)5月 |
9代 | 上田文雄 | 2003年(平成15年)6月 | 2015年(平成27年)5月 |
10代 | 秋元克広 | 2015年(平成27年)5月 | 在任中 |
役所
- 札幌市役所
- 中央区役所
- 北区役所
- 篠路出張所
- 東区役所
- 白石区役所
- 豊平区役所
- 南区役所
- 定山渓出張所
- 西区役所
- 厚別区役所
- 手稲区役所
- 清田区役所
行政機構
- 札幌市保健所(2013年6月)
- 札幌市交通局(2012年5月)
- 市立札幌病院(2014年9月)
- 札幌市消防局・中央消防署(2009年8月)
情報公開
札幌市では、1989年4月に『札幌市情報公開条例』を施行。2000年4月には全部改正後の札幌市情報公開条例を施行。2004年1月からインターネットによる公文書公開請求の受付を開始している[101]。
年度 | 札幌市のランキング | 対象都市数 |
---|---|---|
1996 | 5 | 12 |
1998 | 4 | 8 |
1999 | 4 | 8 |
2000 | 1 | 9 |
2001 | 1 | 10 |
2002 | 2 | 10 |
2003 | 7 | 12 |
2004 | 9 | 13 |
2005 | 1 | 13 |
2006 | 2 | 14 |
2007 | 1 | 15 |
2008 | 3 | 17 |
2010 | 11 | 19 |
札幌市民憲章
札幌市民憲章は、1963年(昭和38年)11月3日に市民の総意として制定された[103]。
- 札幌市民憲章
- 前章:わたしたちは、時計台の鐘がなる札幌の市民です。
- 1章:元気ではたらき、豊かなまちにしましょう。
- 2章:空も道路も草木も水も、きれいなまちにしましょう。
- 3章:きまりをよくまもり、住みよいまちにしましょう。
- 4章:未来をつくる子どものしあわせなまちにしましょう。
- 5章:世界とむすぶ高い文化のまちにしましょう。
道政機関
- 北海道庁
- 北海道議会
- 北海道公安委員会
- 北海道警察
- 石狩振興局
- 北海道教育庁石狩教育局
- 北海道選挙管理委員会事務局石狩支所
- 北海道教育委員会
- 北海道札幌道税事務所
- 北海道立女性相談援助センター
- 北海道立心身障害者総合相談所
- 北海道中央児童相談所
- 北海道立特別支援教育センター
- 北海道立衛生研究所
- 北海道立精神保健福祉センター
- 北海道立子ども総合医療・療育センター(コドモックル)
- 北海道計量検定所
- 北海道立札幌高等技術専門学院
- 北海道石狩家畜保健衛生所
- 北海道連合海区漁業調整委員会
- 空知総合振興局札幌建設管理部
- 北海道立道民活動センター(かでる2・7)
- 北海道庁本庁舎(2007年6月)
議会
市議会
札幌市は1953年4月に全国に先駆けて市議会を公開した[104]。市議会には、年4回定期的に開く定例会(通常3月、5月、9月、12月)と必要に応じて開く臨時会があり、その招集は市長が行う。2019年現在の定数は68人。
- 委員会
- 常任委員会
- 総務委員会
- 財政市民委員会
- 文教委員会
- 厚生委員会
- 建設委員会
- 経済委員会
- 議会運営委員会
- 特別委員会
- 会派構成
2019年7月5日時点の会派構成は以下の通り。
会派名 | 議席数 | 当選時の公認・推薦党派 |
---|---|---|
札幌市議会自由民主党議員会 | 27 | 自民党公認27人 |
札幌市議会民主市民連合議員会 | 20 | 立憲民主党公認19人、立憲民主党推薦無所属1人 |
札幌市議会公明党議員会 | 10 | 公明党公認10人 |
日本共産党札幌市議会議員団 | 10 | 日本共産党公認10人 |
札幌市議会市民ネットワーク北海道 | 1 | 市民ネットワーク北海道公認1人 |
道議会
- 北海道議会議員(札幌市選出)
- 定数:28人
- 任期:2019年5月13日から2023年5月12日まで
選挙区 | 氏名 | 会派名 |
---|---|---|
中央区 (3) | 千葉英守 | 自民党・道民会議 |
檜垣尚子 | 自民党・道民会議 | |
藤川雅司 | 民主・道民連合(立憲民主党) | |
北区 (4) | 山根理広 | 民主・道民連合(立憲民主党) |
吉川隆雅 | 自民党・道民会議 | |
道見泰憲 | 自民党・道民会議 | |
中野渡志穂 | 北海道議会公明党議員団 | |
東区 (4) | 渡邊靖司 | 自民党・道民会議 |
阿知良寛美 | 北海道議会公明党議員団 | |
渕上綾子 | 民主・道民連合(立憲民主党) | |
宮川潤 | 日本共産党北海道議会議員団 | |
白石区 (3) | 伊藤条一 | 自民党・道民会議 |
広田まゆみ | 民主・道民連合(立憲民主党) | |
森成之 | 北海道議会公明党議員団 | |
厚別区 (2) | 花崎勝 | 自民党・道民会議 |
菅原和忠 | 民主・道民連合(立憲民主党) | |
豊平区 (3) | 吉田祐樹 | 自民党・道民会議 |
松山丈史 | 民主・道民連合(立憲民主党) | |
大越農子 | 自民党・道民会議 | |
清田区 (2) | 梶谷大志 | 民主・道民連合(立憲民主党) |
宮下准一 | 自民党・道民会議 | |
南区 (2) | 丸岩浩二 | 自民党・道民会議 |
畠山みのり | 民主・道民連合(立憲民主党) | |
西区 (3) | 武田浩光 | 民主・道民連合(立憲民主党) |
加藤貴弘 | 自民党・道民会議 | |
和田敬友 | 自民党・道民会議 | |
手稲区 (2) | 角谷隆司 | 自民党・道民会議 |
須田靖子 | 民主・道民連合(立憲民主党) |
衆議院
- 衆議院議員
- 任期 : 2024年(令和6年)10月27日 - 2028年(令和10年)10月26日(「第50回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
北海道第1区(中央区、南区、西区) | 道下大樹 | 立憲民主党 | 3 | 選挙区 |
北海道第2区(北区、東区) | 松木謙公 | 立憲民主党 | 7 | 選挙区 |
北海道第3区(白石区、豊平区、清田区) | 荒井優 | 立憲民主党 | 2 | 選挙区 |
北海道第4区(手稲区など) | 大築紅葉 | 立憲民主党 | 2 | 選挙区 |
中村裕之 | 自由民主党 | 5 | 比例復活 | |
北海道第5区(厚別区など) | 池田真紀 | 立憲民主党 | 2 | 選挙区 |
国家機関
「行政機関所在地一覧」参照[105]
官公庁
- アイヌ総合政策室北海道分室
- 事務総局北海道事務局
- 札幌法務局
- 南出張所
- 北出張所
- 西出張所
- 白石出張所
- 札幌矯正管区
- 北海道地方更生保護委員会
- 札幌保護観察所
- 法務総合研究所札幌支所
- 矯正研修所札幌支所
- 札幌刑務所
- 札幌刑務支所
- 札幌拘置支所
- 札幌少年鑑別所
- 検察庁札幌高等検察庁
- 札幌地方検察庁
- 札幌区検察庁
- 札幌地方検察庁
- 公安調査庁北海道公安調査局
- 出入国在留管理庁札幌出入国在留管理局
- 北海道財務局
- 函館税関札幌税関支署
- 財務総合政策研究所北海道研修支所
- 国税庁札幌国税局
- 札幌中税務署
- 札幌北税務署
- 札幌南税務署
- 札幌西税務署
- 札幌東税務署
- 国税庁国税不服審判所札幌国税不服審判所
- 国税庁税務大学校札幌研修所
- 国税庁長官官房総務課監督評価官室札幌派遣監督評価官室
- 国税庁長官官房国税庁監察官札幌派遣国税庁監察官
- 札幌刑務所(2012年4月)
- 札幌第2合同庁舎(2015年4月)
- 北海道森林管理局(2010年4月)
- 北部方面総監部(2012年7月)
- 自衛隊札幌病院(2015年3月)
裁判所
- 札幌高等・地方裁判所庁舎(2007年6月)
- 札幌第3合同庁舎司法棟(2007年6月)
独立行政法人・特殊法人など
「独立行政法人所在地一覧」「特殊法人等所在地一覧」(令和3年7月1日現在)参照[106][107]
- 北方領土問題対策協会札幌事務所
- 国際協力機構北海道国際センター(札幌)
- 日本学生支援機構北海道支部
- 勤労者退職金共済機構
- 建設業退職金共済事業本部北海道支部
- 清酒製造業退職金共済事業本部北海道支部
- 林業退職金共済事業本部北海道支部
- 高齢・障害・求職者雇用支援機構
- 北海道支部
- 北海道職業能力開発促進センター(ポリテクセンター北海道)
- 北海道障害者職業センター
- 労働者健康福祉機構北海道産業保健総合支援センター
- 国立病院機構
- 地域医療機能推進機構
- 農林水産消費安全技術センター札幌センター
- 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
- 北海道農業研究センター(札幌研究拠点)
- 動物衛生研究部門北海道研究拠点
- 国立研究開発法人森林研究・整備機構
- 森林総合研究所北海道支所
- 森林整備センター東北北海道整備局北海道水源林整備事務所
- 国立研究開発法人水産研究・教育機構北海道区水産研究所
- 農畜産業振興機構札幌事務所
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所北海道センター
- 札幌大通サイト
- 製品評価技術基盤機構北海道支所
- 日本貿易振興機構北海道貿易情報センター
- 中小企業基盤整備機構北海道本部
- 国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所
- 自動車技術総合機構北海道検査部
- 鉄道建設・運輸施設整備支援機構鉄道建設本部北海道新幹線建設局
- 自動車事故対策機構札幌主管支所
- 都市再生機構東日本都市再生本部札幌都市再生事務所
- 住宅金融支援機構北海道支店
- ポリテクセンター北海道(2015年5月)
- 国立病院機構北海道がんセンター(2024年11月)
- 国立病院機構北海道医療センター(2011年10月)
- JCHO札幌北辰病院(2015年4月)
特殊法人など
- 東日本電信電話
- 北海道事業部
- 北海道支店
- NTT東日本札幌病院
- 北海道事業部
- 日本放送協会札幌拠点放送局
- 日本郵便北海道支社
- 日本司法支援センター札幌地方事務所(法テラス札幌)
- 日本たばこ産業北海道支社
- 日本政策金融公庫
- 札幌支店
- 札幌北支店
- 日本政策投資銀行北海道支店
- 日本銀行札幌支店
- 日本私立学校振興・共済事業団北海道会館「札幌ガーデンパレス」
- 放送大学学園放送大学北海道学習センター
- 日本年金機構
- 札幌西年金事務所
- 札幌東年金事務所
- 街角の年金相談センター札幌駅前
- 札幌北年金事務所
- 街角の年金相談センター麻生
- 新さっぽろ年金事務所
- 全国健康保険協会北海道支部
- 日本中央競馬会
- 商工組合中央金庫札幌支店
- 北海道旅客鉄道
- 日本貨物鉄道北海道支社
- 道央支店
- 東日本高速道路北海道支社
- 札幌管理事務所
- 札幌工事事務所
- NTT東日本札幌病院(2009年9月)
- 札幌競馬場スタンド(2014年7月)
- 北海道旅客鉄道本社(2008年6月)
- JR札幌病院(2009年8月)
施設
公文書館・図書館
公文書館
図書館
美術館・博物館
- 北海道立近代美術館(2010年9月)
- 北海道立三岸好太郎美術館(2008年1月)
- 札幌市資料館(2011年9月)
- 500m美術館ロゴ(2012年11月)
- 北海道立文学館(2007年1月)
- 札幌市埋蔵文化財センター・札幌市中央図書館(2007年8月)
- 北海道大学総合博物館(2016年10月)
- サッポロビール博物館(2012年3月)
- 札幌市アイヌ文化交流センター(2017年5月)
- 札幌芸術の森美術館(2011年3月)
- 北海道博物館(2015年4月)
- 北海道開拓の村(2015年4月)
文化施設
- 札幌文化芸術劇場 (hitaru)
- 札幌市教育文化会館
- 札幌市民ホール(カナモトホール)
- 北海道立道民活動センター(かでる2・7)
- Zepp Sapporo
- 札幌市こども人形劇場こぐま座
- 札幌市こどもの劇場やまびこ座
- 札幌コンサートホールKitara
- サンプラザホール
- PENNY LANE 24
- エルムホール
- 札幌市教育文化会館(2007年3月)
- カナモトホール(2009年1月)
- Zepp Sapporo(2015年3月)
- 札幌コンサートホールKitara(2009年10月)
- PENNY LANE 24(2018年5月)
運動施設
- 札幌市円山球場
- 札幌市麻生球場
- 札幌スタジアム
- 札幌市円山競技場
- 札幌厚別公園競技場
- 札幌サッカーアミューズメントパーク
- 札幌市中央体育館(北ガスアリーナ札幌46)
- 札幌市中島体育センター
- 札幌市北区体育館
- 札幌市東区体育館
- 札幌市美香保体育館
- 札幌市豊平区体育館
- 札幌市月寒体育館・屋外競技場
- 札幌市カーリング場(どうぎんカーリングスタジアム)
- 札幌市手稲区体育館
- 札幌市厚別区体育館
- 札幌市平岸プール
- 札幌市手稲曙温水プール
- 札幌競馬場
- 大倉山ジャンプ競技場
- 宮の森ジャンプ競技場
- 白旗山競技場
- 札幌市星置スケート場
- 札幌市円山球場(2015年8月)
- 札幌厚別公園競技場(2011年8月)
- 北ガスアリーナ札幌46(2019年9月)
- どうぎんカーリングスタジアム(2013年4月)
- 札幌市平岸プール(2008年8月)
- 大倉山ジャンプ競技場(2007年9月)
- 宮の森ジャンプ競技場(2004年8月)
- 江守記念星置スケート場(2010年8月)
多目的施設
- 札幌ドーム
- 真駒内屋外競技場(真駒内セキスイハイムオープンスタジアム)
- 真駒内屋内競技場(真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
- 北海道立総合体育センター(北海きたえーる)
- 札幌コミュニティドーム(つどーむ)
- 札幌コンベンションセンター
- 札幌流通総合会館(アクセスサッポロ)
- サッポロファクトリーホール
- 札幌ドーム(2007年5月)
- 真駒内セキスイハイムスタジアム(2007年6月)
- 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(2007年8月)
- 北海道立総合体育センター 北海きたえーる(2007年8月)
- 札幌コミュニティドーム(つどーむ)(2007年5月)
- 札幌コンベンションセンター(2007年8月)
- アクセスサッポロ(2007年12月)
公園
- 中島公園(2009年10月)
- 百合が原公園内の列車「リリートレイン」(2007年10月)
- モエレ沼公園(2012年8月)
- 月寒公園(2012年5月)
- 前田森林公園(2014年7月)
- 明日風公園(2010年8月)
- 平岸高台公園(2021年5月)
- 農試公園ツインキャップ(2006年9月)
- 大通公園(2006年8月)
- 札幌芸術の森野外ステージ(2007年5月)
- 平岡樹芸センター(2016年10月)
- 国営滝野すずらん丘陵公園(2013年9月)
- 北海道立真駒内公園(2007年6月)
- 道立自然公園野幌森林公園(2014年8月)
対外関係
国別外国人登録数
2009年2月の札幌市外国籍市民意識調査 報告書(ダイジェスト版)[109]によると、札幌市の外国人登録総数は9,126 人。
国籍別(上位) | 人数 |
---|---|
中国 | 3,255 人(約35.7%) |
韓国・朝鮮(北朝鮮) | 2,714 人(約29.7%) |
アメリカ合衆国 | 522 人(約5.7%) |
フィリピン | 316 人(約3.5%) |
ロシア | 267 人(約2.9%) |
カナダ | 166 人(約1.8%) |
英国 | 163 人(約1.8%) |
オーストラリア | 150 (約1.6%) |
ネパール | 122人 (約1.3%) |
インドネシア | 108人 (約1.2%) |
その他 | 1343 人(約15.0%) |
姉妹都市・提携都市
「姉妹都市」[110]及び「交流協定等締結都市」[111]参照
海外
姉妹都市
ポートランド市(アメリカ合衆国 オレゴン州)
ミュンヘン市(ドイツ連邦共和国 バイエルン州)
瀋陽市(中華人民共和国 遼寧省)
ノボシビルスク市(ロシア連邦 ノボシビルスク州)
大田広域市(大韓民国 広域市)
提携都市
国内
提携都市
その他
国際機関
「在札幌外国公館等」参照[112]
領事館
総領事館