豊水すすきの駅

豊水すすきの駅
7番出入口
ほうすいすすきの
Hosui Susukino
H08 大通 (0.8 km)
(1.4 km) 学園前 H10
地図 左上は乗継指定の市電すすきの駅
所在地 札幌市中央区南6条西2丁目
北緯43度3分18.03秒 東経141度21分24.62秒 / 北緯43.0550083度 東経141.3568389度 / 43.0550083; 141.3568389 (豊水すすきの駅)座標: 北緯43度3分18.03秒 東経141度21分24.62秒 / 北緯43.0550083度 東経141.3568389度 / 43.0550083; 141.3568389 (豊水すすきの駅)
駅番号 H09
所属事業者 札幌市交通局
所属路線 札幌市営地下鉄東豊線
キロ程 8.1 km(栄町起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
4,479人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1988年昭和63年)12月2日[1]
乗換 すすきの駅札幌市電山鼻線) - 乗継指定停留場
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豊水すすきの駅(ほうすいすすきのえき)は、北海道札幌市中央区南6条西2丁目にある、札幌市営地下鉄東豊線である。駅番号はH09

概要[編集]

東豊線開業時から1994年の当駅 - 福住間延伸開業までは南側の終点となっていたため、大通側に両渡り式転轍機が置かれており、折り返し運転が行われていた[注釈 1]

駅構内には東豊線乗務区があり、当駅で乗務員の交代が行われる。

南北線・札幌市電との乗り換え[編集]

豊水すすきの駅から300 mほど西側に地下鉄南北線すすきの駅札幌市電すすきの停留場がある。

すすきの駅と豊水すすきの駅は地下通路などで直接接続していないため、両駅を介した東豊線と南北線の乗り換えはできない。

一方、札幌市電のすすきの停留場・狸小路停留場西4丁目停留場が地下鉄すすきの駅・豊水すすきの駅・大通駅の乗継指定停留場として設定されているため、これらの駅で地下鉄南北線・東豊線と札幌市電との相互乗り換えが可能となっている。当初はすすきの停留場のみがすすきの駅・豊水すすきの駅との乗継指定停留場だったが、2015年(平成27年)12月20日の都心線開通に伴う市電のループ化により、現在の形に変更された[報道 1]

駅名について[編集]

開業前は「新すすきの」の仮駅名が付けられていたが、すすきの観光協会や飲食店関係者からは「『新』が付くと今のすすきのに古臭いイメージが付く」としたため[2]、市側は1987年2月末に正式駅名を「豊水」として提示した[3]。しかし、すすきの側は「すすきの」を外されたことに強く反発[4]、一方豊水地区第11町内会ら豊水側は「豊水」を推した[2]ために、1987年2月に東豊線の正式駅名が全て決まっても当駅だけは決まらずに混迷を極めた[4]。最終的には両者が話し合い、駅名を豊水すすきのとして1987年4月に申請、同年6月19日までに決定した[2]

当初、車内放送のアナウンスは豊水すすきのの「ほ」にアクセントをつけて発音していたが、地域住民の要望により、2009年より平板なアクセントの発音に変更された[5][注釈 2]

歴史[編集]

駅構造[編集]

地下1階に改札口、地下2階に1面2線の島式ホームがある。北側には両渡り式転轍機が設置されている。

出口は7ヶ所あり、地上へのエレベーターは6番出口にある[6]

のりば[編集]

ホーム 路線 行先
1 札幌市営地下鉄東豊線 東豊線 美園福住方面
2 大通さっぽろ栄町方面

利用状況[編集]

札幌市交通局によると、2020年度の1日平均乗車人員4,479人である。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1994年(平成06年) 3,680 [7]
1995年(平成07年) 5,979 [7]
1996年(平成08年) 5,975 [7]
1997年(平成09年) 5,707 [7]
1998年(平成10年) 5,630 [7]
1999年(平成11年) 5,710 [7]
2000年(平成12年) 5,760 [7]
2001年(平成13年) 6,122 [7]
2002年(平成14年) 6,371 [7]
2003年(平成15年) 6,321 [8]
2004年(平成16年) 6,295 [8]
2005年(平成17年) 6,326 [8]
2006年(平成18年) 6,561 [8]
2007年(平成19年) 6,652 [8]
2008年(平成20年) 6,843 [8]
2009年(平成21年) 6,687 [8]
2010年(平成22年) 6,679 [8]
2011年(平成23年) 6,603 [9]
2012年(平成24年) 6,875 [9]
2013年(平成25年) 7,131 [9]
2014年(平成26年) 7,488 [9]
2015年(平成27年) 7,922 [9]
2016年(平成28年) 8,132 [10]
2017年(平成29年) 8,156 [10]
2018年(平成30年) 8,366 [11]
2019年(令和元年) 8,252 [11]
2020年(令和02年) 4,479 [12]

駅周辺[編集]

歓楽街「すすきの」の一角を形成している一方、周辺にはマンションも多く立ち並び、住宅街の要素も併せ持つ。近隣に寺院が多いのも特徴。

バス路線[編集]

じょうてつが「豊水すすきの駅前」停留所を設置していたが、2013年(平成25年)4月1日の系統廃止[13]により発着路線がなくなっている[14]

その他[編集]

  • 駅スタンプは豊水すすきの駅のイニシャルHの中に新渡戸稲造顕彰碑[1]が描かれている[15]

隣の駅[編集]

札幌市営地下鉄
札幌市営地下鉄東豊線 東豊線
大通駅 (H08) - 豊水すすきの駅 (H09) - 学園前駅 (H10)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 当駅 - 福住駅間延伸後も、東豊線で人身事故等のトラブルが発生した場合には当駅で折り返し運転を行っている。
  2. ^ ただし、これは次駅案内のみの変更で、行き先案内は従来通り「ほ」をアクセントとして発音している。

出典[編集]

  1. ^ a b “地下22メートル 盛大に発車式 札幌・地下鉄東豊線”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1988年12月1日)
  2. ^ a b c 北海道新聞 1987年6月20日朝刊20面(札幌版)
  3. ^ 北海道新聞 1987年2月28日朝刊22面(さっぽろ市内版)
  4. ^ a b 北海道新聞 1987年4月23日朝刊19面(さっぽろ版)
  5. ^ “豊水すすきのアクセント変更 地域住民の要望受け 東豊線アナウンス”. 北海道新聞 (47NEWS). (2009年6月23日). http://www.47news.jp/CI/200906/CI-20090623-00700.html 2014年9月27日閲覧。 
  6. ^ a b c d e f 豊水すすきの駅構内図 (PDF)
  7. ^ a b c d e f g h i 地下鉄駅別乗車人員経年変化(1日平均) (PDF)
  8. ^ a b c d e f g h 地下鉄駅別乗車人員経年変化(1日平均) (PDF)
  9. ^ a b c d e 年度別駅別人員の推移(一日平均) (PDF)
  10. ^ a b 年度別駅別人員の推移(一日平均) (PDF)
  11. ^ a b 年度別駅別人員の推移(一日平均) (PDF)
  12. ^ 年度別駅別人員の推移(一日平均) (PDF)
  13. ^ 路線バス一部系統廃止のお知らせ”. じょうてつ (2013年2月28日). 2013年4月3日閲覧。
  14. ^ 路線図”. じょうてつ. 2013年4月3日閲覧。
  15. ^ 地下鉄駅情報(東豊線) - 札幌市交通事業振興公社、2016年1月22日閲覧

報道発表資料[編集]

  1. ^ a b c 第10回定例市長記者会見資料 路面電車ループ化の開業について』(PDF)(プレスリリース)札幌市、2015年11月5日。 オリジナルの2015年11月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20151117064117/http://www.city.sapporo.jp/city/mayor/interview/text/2015/20151105/documents/romen.pdf2015年11月5日閲覧 

新聞記事[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]