Sign (Mr.Childrenの曲)

Mr.Children > Sign (Mr.Childrenの曲)
Sign
Mr.Childrenシングル
初出アルバム『I ♥ U
B面
  • 妄想満月
  • こんな風にひどく蒸し暑い日
リリース
規格 マキシシングル
録音 OORONG TOKYO STUDIO
ジャンル
時間
レーベル トイズファクトリー
作詞・作曲 桜井和寿
プロデュース 小林武史
ゴールドディスク
トリプル・プラチナ(日本レコード協会
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 2004年6月度月間1位(オリコン)
  • 2004年度年間2位(オリコン)
Mr.Children シングル 年表
掌/くるみ
(2003年)
Sign
(2004年)
四次元 Four Dimensions
(2005年)
I ♥ U 収録曲
ランニングハイ
(8)
Sign
(9)
Door
(10)
B-SIDE 収録曲
I'm sorry
(4)
妄想満月
(5)
こんな風にひどく蒸し暑い日
(6)
EANコード

EAN 4988061891071
(TFCC-89107)

ミュージックビデオ
「Sign」 - YouTube
テンプレートを表示
映像外部リンク
ライブ映像
「Sign」 (2012)
「Sign」 (2017)
「Sign」 (2019)

Sign』(サイン)は、日本バンドMr.Childrenの26枚目のシングル。2004年5月26日にトイズファクトリーより発売された[1]

概要[編集]

前作『掌/くるみ』から約半年ぶりのシングル。リミックスバージョンを除けば、1996年発売の12thシングル『マシンガンをぶっ放せ -Mr.Children Bootleg-』以来8年ぶりにカップリング曲が2曲収録された。

ジャケット写真には、爪木崎灯台が写っている。アートディレクター信藤三雄。1stシングルから連続してシングルのジャケットを担当していたが、このシングルまでで途切れることとなる。

2004年第46回日本レコード大賞で、第36回の「innocent world」以来10年振りに大賞を受賞した。10年以上の期間を空けての『日本レコード大賞』受賞は、バンドとしては初となる快挙となった。第36回は授賞式を欠席したが、第46回はメンバー全員が出席しての受賞となった。

チャート成績[編集]

初週37.0万枚を売り上げ、2004年に発売されたシングルでは最高の初動売上を記録。オリコンチャートでの登場週数が46週を記録し、Mr.Childrenのシングルでは4thシングル『CROSS ROAD』の50週に次ぐロングセラーとなった。累計売上は77.4万枚。オリコンの年間ランキングで2位を獲得し、これはMr.Childrenが2000年代に発売したシングルの中で最も高い順位となった。

2018年5月10日に各ストリーミングサービスで配信され、2021年7月にはストリーム数が3000万回を突破し、シルバー認定された。また2022年8月には5000万回を突破し、ゴールド認定された(Mr.Children#ストリーミング認定を参照)。

収録曲[編集]

全作詞: 桜井和寿、全編曲: 小林武史 & Mr.Children
#タイトル作詞作曲時間
1.「Sign」桜井和寿桜井和寿
2.「妄想満月」桜井和寿桜井和寿・寺岡呼人
3.「こんな風にひどく蒸し暑い日」桜井和寿桜井和寿
合計時間:

楽曲解説[編集]

  1. Sign
    • TBS系ドラマ『オレンジデイズ』主題歌[1][2]
    • 2012年2月に、住友生命CMソングとしても起用された[3]
    • ドラマの台本を読んで書き下ろしたため、歌詞の内容もドラマに沿ったものとなっているが、直接の表現はなく、あくまでもこの時期の桜井和寿の心情が表れている。「ありふれた日々を大切に」というコンセプトの11thアルバム『シフクノオト』を凝縮させたような歌詞となっているが、本楽曲は『シフクノオト』に収録されなかったものの、そのアルバムを引っ提げて行われたライブツアー『Mr.Children Tour 2004 シフクノオト』では演奏されている。
    • 『シフクノオト』の完成後、恒例行事の打ち上げで飲みすぎてしまい、桜井が翌日の酷い二日酔いの状態で浮かんできた曲だという[4]
    • サビの歌詞「サイン」について桜井は「最初からこの言葉を使おうと思ったわけではなかった。ただ、メロディが高いところへ駆け上がるとき、それを可能にする口の開き方というのがあって、そこでは『サ』の音しか考えられなかった。そうでなければ勢いがつかないし、駆け上がることもできなかった。そして、この音から始まる言葉を探していたら、『サイン』が閃いた。」と語っている[4]
    • 小林武史が「桜井は、いつのまに腕をあげたんだろう」と絶賛した曲でもある[4]
    • ミュージック・ビデオの監督は大喜多正毅が務め、メンバーのスタジオ演奏の映像とシンプルな内容となっている。元々は本作のCM用映像の撮影だったが、出来が良かったためミュージック・ビデオとして編集された。2012年5月10日発売のベスト・アルバムMr.Children 2001-2005 <micro>』の初回限定盤、2018年3月21日発売のライブ・ビデオ『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』に収録されている。
  2. 妄想満月
    • 作曲は寺岡との共作で、寺岡との共作はMr.Childrenとしては2ndアルバム『Kind of Love』収録曲の「星になれたら」以来となる。お互いにメールでMP3を送り合って作り上げていったという[5]
    • ストーカーを主人公にした曲[5]
    • 桜井によると井上陽水の節回しを意識して作った曲で、自分が歌っているのではなく井上が歌っているのをイメージしたと語っている[6]
  3. こんな風にひどく蒸し暑い日
    • デジタル音を駆使したファンク調の曲で、歌詞は見解によってはエロティックになると桜井は語っている[5]
    • 桜井は必死で本曲のデモテープを制作したようで、元々はオリジナルアルバムに収録する予定で作られた曲でもある[5]
    • 田原は、この曲のレコーディングにほとんど参加しておらず、前述の歌詞の内容も含めて「ついていけないっす」と発言している[5]
    • コンサートでは、曲順を話し合う時に浮上するが、結局披露されないという[5]。その事もあってか、2014年に開催されたファンクラブ限定ツアー『Mr.Children FATHER & MOTHER 21周年ファンクラブツアー』の直前に行われた「会員が最もライブで聴きたい曲」アンケートでは13位に選ばれた[7]
    • ライブでは、発売から13年後のツアー『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』ドーム公演にて初披露された。

テレビ出演[編集]

5thシングル『innocent world』以来、10年ぶり2度目となる日本レコード大賞を受賞[注 1]。10年前は受賞式に出席していなかったものの、今回は生出演した[8]

番組名 日付 放送局 演奏曲
ミュージックステーション[9] 2004年5月28日 テレビ朝日 Sign
HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP[10] 2004年5月31日 フジテレビ
うたばん[11] 2004年6月3日 TBS
COUNT DOWN TV 2004年6月5日 TBS
第46回日本レコード大賞[8] 2004年12月31日 TBS

ライブ映像作品[編集]

Sign

作品名
Mr.Children Tour 2004 シフクノオト
MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜
Mr.Children HOME TOUR 2007 -in the field-
MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012
Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25
Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸[注 2]
Mr.Children Dome Tour 2019 Against All GRAVITY
Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス[注 3]

妄想満月

作品名
Mr.Children、ヒカリノアトリエで虹の絵を描く

収録アルバム[編集]

カバー[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2004年度オリコン年間1位の「瞳をとじて」を歌った平井堅はノミネート段階で辞退していた。[要出典]
  2. ^ 特典映像。一部のみ収録されている。
  3. ^ 『Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス - 2022.6.19 YANMAR STADIUM NAGAI – 完全版』に収録。

出典[編集]

  1. ^ a b Sign | Mr.Children”. ORICON NEWS. 2021年5月22日閲覧。
  2. ^ ミスチル、5・26に新曲「Sign」発売”. Yahoo!ミュージック. ヤフー株式会社. 2004年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
  3. ^ Mr.Children、“Sign”が2月18日(土)から住友生命のCMでオンエア”. rockin'on.com (2012年2月15日). 2021年5月20日閲覧。
  4. ^ a b c 『Mr.Children 道標の歌』水鈴社、2020年11月20日
  5. ^ a b c d e f B-SIDE』ライナーノーツ
  6. ^ 『別冊カドカワ 総力特集 井上陽水』KADOKAWA、2009年、49頁
  7. ^ 映画『Mr.Children REFLECTION』パンフレット、2015年、30頁
  8. ^ a b 2度目のレコ大ミスチル、10年前の恩返しで熱唱”. サンケイスポーツ. 2005年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月22日閲覧。
  9. ^ 出演者ラインナップ | ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2020年8月9日閲覧。
  10. ^ HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP:GUEST”. フジテレビ. 2020年8月9日閲覧。
  11. ^ うたばん”. TBS (2004年6月5日). 2020年8月9日閲覧。

外部リンク[編集]