1973年のF1世界選手権において3度目のドライバーズタイトルを獲得したジャッキー・スチュワート 1973年のF1世界選手権(1973ねんのエフワンせかいせんしゅけん)は、FIAフォーミュラ1世界選手権の第24回大会である。1973年1月28日にアルゼンチンで開幕し、10月7日にアメリカ合衆国で開催される最終戦まで、全15戦で争われた。
1973年シーズン、ロータスはチームメイトのエマーソン・フィッティパルディとロニー・ピーターソンが互いに争ったが、ティレルはフランソワ・セベールがジャッキー・スチュワートをサポートした。スチュワートはタイトルを獲得したが、最終戦のワトキンス・グレンでセベールは土曜日のプラクティス時、悪名高い「Esses」でクラッシュ、事故死した。ティレルチームとスチュワートは本選を辞退し、コンストラクターズ・タイトルをロータスに明け渡すこととなった。シーズン後スチュワートは引退を公表したが、これはアメリカグランプリの前に決定されていた。
73年シーズンのベストカーはマクラーレン・M23であった。ウェッジ・シェイプの車両形状はロータス・72と同じコンセプトに基づくものであったが、サスペンションとエアロダイナミクス面でより優れたものであった。
チーム | コンストラクター | シャシー | エンジン | タイヤ | ドライバー | 出場ラウンド |
ジョン・プレイヤー チーム・ロータス | ロータス | 72D 72E | コスワース V8 | G | エマーソン・フィッティパルディ | 全戦 |
ロニー・ピーターソン | 全戦 |
エルフ チーム・ティレル | ティレル | 005 006 | コスワース V8 | G | ジャッキー・スチュワート | 全戦 |
フランソワ・セベール | 全戦 |
クリス・エイモン | 14-15 |
モーター・レーシング・ディベロップメンツ | ブラバム | BT37 BT42 | コスワース V8 | G | カルロス・ロイテマン | 全戦 |
ウィルソン・フィッティパルディ | 全戦 |
アンドレア・デ・アダミッチ | 4-6, 8-9 |
ロルフ・シュトメレン | 11-14 |
ジョン・ワトソン | 9, 15 |
ヤードレー チーム・マクラーレン | マクラーレン | M19A M19C M23 | コスワース V8 | G | デニス・ハルム | 全戦 |
ピーター・レヴソン | 1-7, 9-15 |
ジョディ・シェクター | 3, 8-9, 14-15 |
ジャッキー・イクス | 11 |
スクーデリア・フェラーリ SpA SEFAC | フェラーリ | 312B2 312B3 | フェラーリ F12 | G | ジャッキー・イクス | 1-9, 13 |
アルトゥーロ・メルツァリオ | 1-3, 6, 8, 12-15 |
クラーク=モーダウント=ガスリー・レーシング | マーチ | 721G 731 | コスワース V8 | F | マイク・ビュートラー | 1-7, 9-15 |
G | レイネ・ウィセル | 8 |
STP マーチ・レーシングチーム | マーチ | 721G 731 | コスワース V8 | G | ジャン=ピエール・ジャリエ | 1-3, 5-8, 12, 14-15 |
アンリ・ペスカロロ | 4 |
ロジャー・ウィリアムソン | 9-10 |
ブルック・ボンド Oxo チーム・サーティース | サーティース | TS9A TS9B TS14A | コスワース V8 | F | マイク・ヘイルウッド | 全戦 |
ホセ・カルロス・パーチェ | 全戦 |
ルイス・ブエノ | 2 |
アンドレア・デ・アダミッチ | 3 |
ヨッヘン・マス | 9, 11, 15 |
マールボロ BRM | BRM | P160C P160D | BRM V12 | F | ジャン=ピエール・ベルトワーズ | 全戦 |
クレイ・レガツォーニ | 1-13, 15 |
ニキ・ラウダ | 全戦 |
ピーター・ゲシン | 14 |
フランク・ウィリアムズ・レーシングカーズ | イソ・マールボロ | FX3B IR | コスワース V8 | F | ナンニ・ギャリ | 1-2, 4-6 |
ハウデン・ガンレイ | 全戦 |
ジャッキー・プレトリウス | 3 |
トム・ベルソ | 7 |
アンリ・ペスカロロ | 8, 11 |
グラハム・マクレー | 9 |
ギス・ヴァン・レネップ | 10, 12-13 |
ティム・シェンケン | 14 |
ジャッキー・イクス | 15 |
UOP シャドウ・レーシング・チーム | シャドウ | DN1 | コスワース V8 | G | ジャッキー・オリバー | 3-15 |
ジョージ・フォルマー | 3-15 |
ブライアン・レッドマン | 15 |
スクリバンテ ラッキーストライク・レーシング | ロータス | 72D | コスワース V8 | F | デイヴ・チャールトン | 3 |
ブリーカノート ラッキーストライク・レーシング | ティレル | 004 | コスワース V8 | G | エディ・ケイザン | 3 |
エンバシー・レーシング | シャドウ | DN1 | コスワース V8 | G | グラハム・ヒル | 4-15 |
マルティニ・レーシング | テクノ | PA123/6 | テクノ F12 | F | クリス・エイモン | 5-6, 9-10, 12 |
LEC レフリジャレーション・レーシング | マーチ | 731 | コスワース V8 | G | デビッド・パーレイ | 6, 9-11, 13 |
ヘスケス・レーシング | マーチ | 731 | コスワース V8 | G | ジェームス・ハント | 6, 8-10, 12, 14-15 |
チーム・ピエール・ロベルト | マーチ | 731 | コスワース V8 | G | レイネ・ウィセル | 7 |
チーム・エンサイン | エンサイン | N173 | コスワース V8 | F | リッキー・フォン・オペル | 8-10, 12-15 |
| 色 | 結果 | 金色 | 勝者 | 銀色 | 2位 | 銅色 | 3位 | 緑 | ポイント獲得 | 青 | 完走 | † 完走扱い(全周回数の90%以上走行) | 規定周回数不足(NC) | 紫 | リタイア(Ret) | 赤 | 予選不通過(DNQ) | 予備予選不通過(DNPQ) | 黒 | 失格(DSQ) | 白 | スタートせず(DNS) | レース中止(C) | 水色 | プラクティスのみ(PO) | 金曜日テストドライバー(TD) 2003年以降 | 空欄 | プラクティス出走せず(DNP) | 除外 (EX) | 到着せず (DNA) | 欠場 (WD) | 太字:ポールポジション 斜体:ファステストラップ |
[2]
- ^ 前半8戦の内ベスト7戦および後半7戦の内ベスト6戦がポイントランキングに数えられた。各戦とも最上位に入賞した車両のみがカウントされた。ポイントは有効ポイント、括弧内は総獲得ポイント。
- ^ http://www.statsf1.com/en/1973.aspx
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