宝塚歌劇団52期生

宝塚歌劇団52期生(たからづかかげきだん52きせい)とは、1964年(昭和39年)に宝塚音楽学校に入学し、1966年(昭和41年)に卒業。同年、宝塚歌劇団に入団し、『日本の四季』『ファンタジア』で初舞台を踏んだ51人を指す。

概要[編集]

この期は瀬戸内美八松あきらの2人のトップスターと、主演娘役の摩耶明美を輩出。この他に鈴鹿照麻生薫、森晴美らが入団。

一覧[編集]

芸名 読み仮名 誕生日 出身地 出身校 芸名の由来 愛称 役柄 退団年 備考
葵悠香 あおい ゆか 8月24日 静岡県 名古屋聖霊学園 家族で考案 オカジ
キミエちゃん
1975年
青園宴 あおぞの うたげ 1月6日 兵庫県神戸市 武庫川女子大学附属高等学校 好きな字を集める クミちゃん 娘役 1971年 夫は浜田光夫
娘婿は加藤和也
青葉みつる あおば みつる 5月17日 山形県 山形市立第三中学校 自分で考案 チズル
チッちゃん
1974年 娘は美椰エリカ
亜紀杏子 あき きょうこ 6月16日 兵庫県 神戸本山中学校 姉の芸名
亜紀かほる
キョウちゃん 1969年 姉は安宅關子亜紀かほる
麻生薫 あそう かおる 2月28日 東京都 実践女子学園 知人が命名 シンちゃん 男役 1974年 夫は川地民夫
天乃川美鈴 あまのがわ みすず 8月30日 兵庫県 梅花学園 奥の細道 しげるちゃん 1968年 姉は窓ふみ代
有峰とほる ありみね とおる 11月10日 大阪府 樟蔭学園 母が命名 トモコ
トホルちゃん
1967年
潮玲子 うしお れいこ 1月3日 東京都 清明学園 尊師が命名 ジュンコ 1968年 母は社敬子
浦ひろみ うら ひろみ 5月6日 神奈川県 横須賀高等学校 出身地に因む ショースケ 1970年 改名後・浦比呂美(うら ひろみ)
小乃月ひかる おのづき ひかる 10月8日 大阪府 城南高等学校 家族で考案 カヨコ 1971年 夫は小林勝彦
釧杏花 くしろ きょうか 1月23日 兵庫県 伊丹市立東中学校 いつまでも
美しく貴重な
人でありたい
ヤマ 1968年
景千舟 けい ちぶね 4月21日 東京都 千代田学園 父が命名 マコ
マーコ
1972年 日本舞踊振付・花柳萩
桜路晴美 さくらじ はるみ 4月9日 千葉県 上野学園 ヨーコちゃん 1974年 改名後・小桜麻貴(こざくら まき)
志都美咲 しづ みさき 6月21日 愛媛県松山市 熊本大学附属中学校 志の都に
美しく
咲くように
シーちゃん 1976年
白鷺千景 しらさぎ ちかげ 5月3日 兵庫県 姫路市立広嶺中学校 白鷺城に因む ケンコ 1968年
鈴鹿照子 すずか てるこ 10月1日 大阪府大阪市 大淀中学校 祖父の故郷の
馬子唄
ヨネちゃん 男役 2007年 改名後・鈴鹿照(すずか てる)[1]
日本舞踊・花柳楽芳
定年退団
瀬戸内美八 せとうち みや 1月15日[2] 徳島県[2]名西郡 徳島県立城東高等学校 出身地 ルミ[2] 男役 1983年 俳優
姪は瀬戸花まり
千石環 せんごく たまき 10月9日 兵庫県 夙川学院 家族で考案 ムッちゃん 1970年
苑ゆう子 その ゆうこ 8月18日 兵庫県 武庫川学院 花苑を
大きく
広げていく
ユウコ 1970年
高樹悦 たかぎ えつ 11月18日 兵庫県神戸市生田区 湊川高等学校 コーマちゃん 1976年 改名後・龍悦代(りゅう えつよ)
娘は芽映はるか
琢磨みのり たくま みのり 7月24日 兵庫県 尼崎高等学校 友人が命名 タッちゃん 1970年
玉穂ゆかり たまほ ゆかり 2月17日 兵庫県 甲南女子学園 謡曲
花筐
エイコ
エイちゃん
1973年
千夏毬 ちなつ まり 9月20日 兵庫県 芦屋学園 自分で考案 ゴンベちゃん 1970年
月路まや つきじ まや 9月6日 京都府 京都市立上京中学校 好きな文字 セッちゃん
おハセ
1970年
常花代 つね はなよ 4月4日[3] 東京都[3] 麻布三河台中学校 祖父
(横綱・常ノ花)の名
ノベちゃん[3] 男役 1981年 日本舞踊・花柳禄花代[4]
津山典子 つやま のりこ 7月15日 東京都 精華学園 知人が命名 ミドリ
ミド
1969年 母は大津典子
典まなみ てん まなみ 7月7日 東京都 森村学園 家族で考案 コヤ
レイちゃん
1970年
十紀さゆり とき さゆり 7月3日 兵庫県 兵庫県立伊丹高等学校 自分で考案 キッコ 1970年
流さゆる ながれ さゆる 4月17日 兵庫県 四天王寺学園 常に淀みないように セイちゃん 1971年
夏海陽子 なつみ ようこ 10月18日 東京都 東京女学館 好きな夏・海・太陽 たねちゃん 1972年 New York 在住、芸名Akoで女優として活躍。
夫はJoshua Dachs.
南郷はるか なんごう はるか 11月18日 鹿児島県 桜陰学園 出身地に因む クガヨ
ボーヤ
1968年
南城ゆき なんじょう ゆき 2月13日 兵庫県 梅花学園 本名 ユキちゃん 1969年
南里うしを なんり うしお 9月7日 東京都 麹町女子高等学校 自分で考案 ナナちゃん 1968年
新月ちとせ にいづき ちとせ 8月18日 兵庫県 兵庫県立豊岡高等学校 家族で考案 シバちゃん 1972年
野々笛さや ののぶえ さや 6月18日 大阪府 追手門学院 家族で考案 カズミ 1968年
花里美瑳 はなざと みさ 3月23日 神奈川県 清泉女学院 ヨッコ
ヨシコちゃん
1970年 改名後・花里ゆかり(はなざと ゆかり)
花園とよみ はなぞの とよみ 6月23日 大阪府 大阪市立扇町高等学校 家族で考案 タコ
タキちゃん
1970年 1993年、宝塚駅前に「ますたにデンタルクリニック」開業[5]
波里美行 はり みゆき 5月20日 東京都 共愛学園 水野成夫が命名 ロコ
ヒロコちゃん
1969年
瞳里沙 ひとみ りさ 1月19日 東京都 大妻学院 自分で考案 チャコ 1968年
一本美樹 ひともと みき 4月24日 東京都 立正学園 父が命名 セコ 1976年
響わたる ひびき わたる 4月6日 東京都 山脇学園 上級生が命名 ユッコ 1971年
姫松里佳 ひめまつ りか 8月6日 大阪府 宣真高等学校 家族で考案 テッちゃん
ミネコ
1968年
峰月やよい ほうづき やよい 9月3日 東京都 豊島園女子高等学校 父の雅号 ウッちゃん 1971年
松あきら まつ あきら 12月3日[6] 静岡県[6] 横浜雙葉学園 白井鐵造が命名 マツ[6]
マッちゃん[7]
男役 1982年 日本舞踊・中村成王花[4]
夫は西川知雄
圓千春 まどか ちはる 10月2日 大阪府 プール女学院 母と考案 ケイコちゃん 1968年
真海木綿子 まみ ゆうこ 1月1日 東京都 共立女子学院 浜木綿子が命名 ワコ
マミー
1970年
摩耶明美 まや あけみ 5月8日 兵庫県 昭和中学校 知人が命名 ヤッちゃん 娘役 1974年
道成ゆた佳 みちなり ゆたか 4月24日 東京都 大東学園 尊敬する人が命名 ハミちゃん 1968年 娘は絵麗まりな舞椰莉々
八汐みちる やしお みちる 1月3日[6] 大阪府大阪市[6]福島区 下福島中学校 満ち溢れるように オセイ[6] 1978年
夕波千鳥 ゆうなみ ちどり 11月1日 大阪府 淀川女子高等学校 万葉集 ブクロちゃん
ミツコ
1968年
若城ひかり わかしろ ひかり 5月13日 東京都 十文字高等学校 家族で考案 ミヤ
ケイコさん
1971年

出典[編集]

  1. ^ 80年史 1994, p. 293.
  2. ^ a b c 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、236頁。 
  3. ^ a b c 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、239頁。 
  4. ^ a b 「エンサイクロペディア・タカラジカ」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、219頁。 
  5. ^ [1]、ジェンヌから歯科医に
  6. ^ a b c d e f 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、233頁。 
  7. ^ 「エンサイクロペディア・タカラジカ」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、208頁。 

参考文献[編集]

  • 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5