蘭寿とむ

らんじゅ とむ
蘭寿 とむ
生年月日 (1975-08-12) 1975年8月12日(48歳)
出身地 日本の旗 日本 兵庫県西宮市
身長 169cm
血液型 O型
職業 女優
ジャンル 舞台ドラマ
活動期間 1996年 -
活動内容 1996年:宝塚歌劇団入団、花組配属
2006年:宙組へ異動
2011年:花組へ異動、花組トップスター就任
2014年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
配偶者 既婚
事務所 ジーアールプロモーション
公式サイト 蘭寿とむ 公式プロフィール
主な作品
宝塚歌劇
逆転裁判
ファントム
オーシャンズ11
舞台
TAKE FIVE
天使にラブ・ソングを
ドラマ
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
備考
宝塚歌劇団卒業生
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蘭寿 とむ(らんじゅ とむ、1975年[1]8月12日[2] - )は、日本女優。元宝塚歌劇団花組トップスター[3][4]

兵庫県西宮市[2]武庫川学院出身[2]。身長169cm[1]。血液型O型[1]。愛称は「とむ」[2]

所属事務所はジーアールプロモーション[1]

来歴[編集]

1994年、過去最高倍率となる48.25倍の難関を突破して、宝塚音楽学校に首席入学[4]

1996年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に82期生として首席入団[5][4]月組公演「CAN-CANマンハッタン不夜城」で初舞台[5]。その後、花組に配属[5][4]

入団後も3度あった試験をすべてトップの成績で通過した優等生で[4]、2001年、愛華みれ退団公演となる「ミケランジェロ」で新人公演初主演[6][7]。その後も3作連続で新人公演主演を務める[6]

2002年の「月の燈影」(バウホール日本青年館公演)で、彩吹真央とバウホール・東上公演ダブル主演[8][9][10]

2006年の「スカウト」でバウホール公演単独初主演[11][10]。同年4月25日付で宙組へと組替え[10]

宙組組替え後は、新トップ大和悠河を支える2番手となり、2009年の「逆転裁判」(バウホール・日本青年館公演)で東上公演主演[8][12]。同年に続編も上演され、自身の代表作の一つとなる[8][12]

2011年4月25日付で再び古巣の花組へ組替えとなり[13]真飛聖退団後の花組トップスターに就任[8]。相手役に前任より引き続き蘭乃はなを迎え、同年の「ファントム」で新トップコンビ大劇場お披露目[8][14]

ダンサーである蘭乃とは公演ごとに迫力あるダンスシーンを生み出すなど活躍したが[8]、2014年5月11日、「ラスト・タイクーン/TAKARAZUKA ∞ 夢眩」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[4]。宝塚歌劇100周年の記念すべき年での卒業となった[8]

退団後はジーアールプロモーション所属となり、芸能活動を再開[1]

2016年に松岡修造のいとこにあたる一般男性と結婚[3]

2022年には46歳で第一子を出産したことを報告した[3]

宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]

初舞台[編集]

花組時代[編集]

宙組時代[編集]

花組トップスター時代[編集]

出演イベント[編集]

  • 1997年7月、第三回『アキコ・カンダレッスン発表会』
  • 1997年12月、『アデュー東京宝塚劇場
  • 1998年7月、真矢みきスーパーリサイタル『MIKI in BUDOKAN』[7]
  • 1999年3月、愛華みれディナーショー『LA GARE』
  • 1999年5月、'99TCAスペシャル『ハロー!ワンダフル・タイム』
  • 1999年10月、第40回公演記念『宝塚舞踊会』
  • 1999年10月、『茂山忠三郎レッスン発表会』
  • 2000年9月、TCAスペシャル2000『KING OF REVUE』
  • 2000年9月、伊織直加ディナーショー『LOVE BEAT』
  • 2000年10月、第41回『宝塚舞踊会』
  • 2001年1月、瀬奈じゅんディナーショー『VIRTUAL GUY!』
  • 2001年6月、TCAスペシャル2001『タカラヅカ夢世紀』
  • 2001年8 - 9月、愛華みれディナーショー『Felicita Arcobaleno』
  • 2002年1月、『大滝愛子バレエ・レッスン発表会』
  • 2002年12月、『吉崎憲治オリジナルコンサート』
  • 2003年6月、TCAスペシャル2003『ディア・グランド・シアター』
  • 2003年7月、『宝塚巴里祭2003』
  • 2004年7月、TCAスペシャル2004『タカラヅカ90』
  • 2004年11月、『ベルサイユのばら30
  • 2005年4月、TCAスペシャル2005『Beautiful Melody Beautiful Romance』
  • 2005年7月、『R・Hatter』[注釈 6]
  • 2005年10月、第46回『宝塚舞踊会』
  • 2005年12月、『花の道 夢の道 永遠の道』
  • 2006年4月、蘭寿とむディナーショー『Sensation!』 主演[19]
  • 2006年9月、TCAスペシャル2006『ワンダフル・ドリーマーズ』
  • 2007年9月、TCAスペシャル2007『アロー!レビュー!』
  • 2007年9月、『TAKARAZUKA SKY STAGE5th Anniversary Special』
  • 2007年10月、第48回『宝塚舞踊会』
  • 2008年10月、第49回『宝塚舞踊会』
  • 2009年11月、第50回記念『宝塚舞踊会』
  • 2009年12月、タカラヅカスペシャル2009『WAY TO GLORY』
  • 2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』
  • 2011年3月、蘭寿とむディナーショー『MUGEN!』 主演[20]
  • 2011年11月、第51回『宝塚舞踊会』
  • 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
  • 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
  • 2013年12月、蘭寿とむディナーショー『T-ROAD』 主演[21]
  • 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』

宝塚歌劇団退団後の主な活動[編集]

舞台[編集]

ドラマ[編集]

webドラマ[編集]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 5/9〜15はベルリン公演出演のため休演。
  2. ^ 7/1〜17はベルリン公演出演のため休演。
  3. ^ a b 北翔海莉と役替わり。
  4. ^ 1/7〜10のみ特別出演。
  5. ^ 3/24〜28のみ蘭乃はなと特別出演。
  6. ^ 外部出演。
  7. ^ 森公美子とWキャスト。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 蘭寿とむ公式 プロフィール ジーアールプロモーション。
  2. ^ a b c d 『宝塚おとめ 2014年度版』 阪急コミュニケーションズ、2014年、16頁。ISBN 978-4-484-14522-8
  3. ^ a b c 46歳蘭寿とむが第1子出産「愛おしい命の誕生に胸がいっぱい」 夫は松岡修造のいとこ/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2023年10月3日). 2023年10月2日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i 蘭寿とむ「悔いなし」5月退団へ会見 - 芸能ニュース”. nikkansports.com. 2023年10月2日閲覧。
  5. ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 108.
  6. ^ a b c d e 100年史(舞台) 2014, pp. 312–313.
  7. ^ a b c d e f g h ウィズたからづか Web Site”. www.with-takarazuka.com. 2023年10月2日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j 100年史(人物) 2014, p. 156.
  9. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 237.
  10. ^ a b c d e f g h i ウィズたからづか☆花組 蘭寿とむ☆”. www.with-takarazuka.com. 2023年10月2日閲覧。
  11. ^ a b c 100年史(舞台) 2014, p. 239.
  12. ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 242.
  13. ^ 『2010年宝塚 Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2011年、81頁。ISBN 978-4-484-11502-3
  14. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 200.
  15. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 335.
  16. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 238.
  17. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 240.
  18. ^ 蘭寿とむコンサート「“R”ising!!」(’10年宙組・バウ) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  19. ^ 蘭寿とむディナーショー「Sensation!」(’06年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  20. ^ 蘭寿とむディナーショー「MUGEN!」(’11年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  21. ^ 蘭寿とむディナーショー「T-ROAD」('13年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  22. ^ 元宝塚・蘭寿とむ、民放連ドラ初レギュラー決定「1つ1つを大切に…」”. ORICON STYLE (2016年2月4日). 2016年2月4日閲覧。
  23. ^ 元宝塚スター・蘭寿とむ、中谷美紀主演ドラマで民放連ドラに初レギュラー出演!”. cinemacafe.net (2016年2月4日). 2016年3月16日閲覧。
  24. ^ 蘭寿とむ、宝塚卒業後ドラマ初出演!先輩・大地真央と夢の共演”. スポニチアネックス (2015年11月11日). 2015年11月11日閲覧。
  25. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 53.
  26. ^ 100年史(人物) 2014, p. 57.

参考文献[編集]

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク[編集]