純名里沙

じゅんな りさ
純名 里沙
本名 中西 純子(なかにし じゅんこ)
別名義 純名 りさ(旧芸名)
生年月日 (1971-03-15) 1971年3月15日(53歳)
出生地 日本の旗 日本大阪府箕面市
身長 160cm
血液型 AB型
職業 女優歌手
ジャンル 舞台テレビドラマ映画
活動期間 1990年 -
活動内容 1990年宝塚歌劇団入団
1991年雪組に配属
1994年花組に異動
1995年:花組トップ娘役就任
1996年:宝塚歌劇団退団、以降舞台・テレビで女優として活躍。
2002年:芸名を「純名りさ」に改名
2009年:芸名を再び「純名里沙」に改名
公式サイト Risa Junna Official Website
主な作品
テレビドラマ
ぴあの
ラブジェネレーション
らせん
舞台
ハウ・トゥー・サクシード
ミー・アンド・マイガール
備考
宝塚歌劇団卒業生
テンプレートを表示

純名 里沙(じゅんな りさ、1971年3月15日 - )は、日本の女優声優歌手。本名は中西 純子(なかにし じゅんこ)。元宝塚歌劇団花組トップ娘役。大阪府箕面市出身。

来歴・人物[編集]

中学校教諭の父母の家庭に生まれる[1]大阪府立東豊中高等学校2年次だった1988年3月に、宝塚音楽学校の入学試験に合格して入学した[2]

1990年宝塚歌劇団76期生の首席として入団した[3]。『ベルサイユのばら』で初舞台を踏むと共に、抜群の歌唱力をかわれてフィナーレのエトワールに抜擢された[1]。その後雪組に配属となり、同期に樹里咲穂月影瞳彩輝なお星奈優里風花舞寿つかさ鈴奈沙也高翔みず希風早優星野瞳などがいる。1991年に入団2年目で宝塚バウホール公演のオペレッタ微笑みの国』でヒロイン、『華麗なるギャツビー』で新人公演初ヒロインに抜擢されるなど、一躍雪組娘役ホープとなる。当時の雪組男役スターの一路真輝と共にウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団とウィーンでレコーディングし、オペレッタなどを唄ったCDを発売した。

歌劇団側の勧めでオーディションに臨んで選ばれ[4][5]1994年NHK連続テレビ小説ぴあの』で主演を務めた。「現役タカラジェンヌが初の朝ドラヒロインを務めた」として話題になった。ドラマ内で、持ち前のソプラノで童謡を歌い後半は主題歌も歌った。ドラマ出演のため約1年間休演する。宝塚歌劇団へ復帰後は花組へ異動し、1995年エデンの東ダンディズム!』より真矢みきの相手役として花組トップ娘役に就任した。1996年に『ハウ・トゥー・サクシード』を最後に退団した。

退団後はフリーの女優として舞台、テレビ、映画、CM等で活動した。2000年代初頭にはスターダストプロモーション[6]オフィス稲垣[7]に所属した。

2002年に出演・主題歌を歌った香港映画『慌心假期/Midnight fly』(日本語題:『夜間飛行』)で台湾版アカデミー賞と呼ばれる金馬奨で最優秀主題歌(ベスト・オリジナル・フィルムソング)賞を受賞した。本作品も7部門にノミネートされ、助演女優賞にノミネートされた。

2007年には2ndアルバム「Misty Moon」(BMG JAPAN)をリリースした。歌手として、オーケストラ・アンサンブル金沢東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団日本フィルハーモニー交響楽団など、多くのオーケストラと共演した。

2008年からNHKの語学アニメ番組リトル・チャロ』シリーズで、声優としてチャロ役を演じた。

初舞台より「歌える娘役スター」と評価されており[2]在団中にNHK朝の連続テレビドラマの主役に抜擢されるなど、宝塚歌劇に詳しくない視聴者層からも人気を得た。

歌唱力でも高い評価を得ており[3]、ダンスに関しても退団後にドラマ出演時にバレエ(白鳥の湖)を披露するなど、磨きをかけている。

2011年、東日本大震災を期に、歌手活動により力を入れるべく方針を転換した[8]Choro Clubのギタリスト笹子重治のもとを自ら訪ね[9][10]、規模を問わぬライブ活動を積極的に展開した。2015年にはJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントより「Silent Love~あなたを想う12の歌」を発表した。

主な活動[編集]

舞台[編集]

宝塚歌劇団所属時代[編集]

初舞台・組廻り

雪組所属時代

  • 1991年
    • 『花幻抄/恋さわぎ/スイート・タイフーン』新人公演:少女役(本役:鮎ゆうき
    • バウホール公演『微笑みの国』リーザ役 *バウ初ヒロイン
    • 華麗なるギャツビー/ラバーズ・コンチェルト』ジュディ役/新人公演:デイジー(本役:鮎ゆうき)*新人公演初ヒロイン
  • 1992年
  • 1993年
    • 『天国と地獄/TAKE OFF』ジェーン、オルタンス(二役)役/新人公演:アマンダ、エルミニ(二役)(本役:紫とも)
    • 『ブルボンの封印』アンリエット役/『コート・ダジュール』リーザ役

花組・花組トップ娘役時代

  • 1995年
    • 哀しみのコルドバ/メガ・ヴィジョン』アンフェリータ役
    • 『エデンの東/ダンディズム!』アブラ役 *お披露目公演
    • 全国ツアー『紅はこべ/メガ・ヴィジョン』マルグリート役
  • 1996年

宝塚歌劇団退団後[編集]

  • 1997年・1999年 レ・ミゼラブル(帝国劇場 / コゼット役)
  • 1999年 地球ゴージャスプロデュース公演Vol.3 地図にない街―DOHENEKE‐HEKISHIN―
    • (東京:天王洲アイルアートスフィア 大阪:シアタードラマシティー / 砂原泉役)
  • 2000年 細雪(帝国劇場、水谷幹夫演出 / 四女・妙子役)
  • 2000年 地球ゴージャスプロデュース公演Vol.4 さくらのうた 〜幻の夏…忘れさられた小さな心たちへのレクイエム
    • (東京:Bunkamuraシアターコクーン 大阪:シアタードラマシティー / 東登美子役)
  • 2001年 クリスマス・ボックス(青山劇場、栗山民也演出 / ケリー役)
  • 2002年 LOVE LETTERS(パルコ劇場、青井陽治演出/ メリッサ役)
  • 2003年 天使は瞳を閉じて
  • 2003年 サタデー ナイト フィーバー:ザ ミュージカル(新宿コマ劇場)
  • 2004年 KANSAI SUPER SHOW「アボルダージュ~接舷攻撃~」(日本武道館)[11]
  • 2004年・2005年 nine the musical
  • 2006年 信長(新橋演舞場・大阪松竹座 / 濃姫役)
  • 2006年 ミー・アンド・マイガール(帝国劇場 / ジャッキー役)
  • 2007年 ブルーストッキングの女たち(紀伊国屋ホール)
  • 2007年 LOVE 30(北向きの女)(パルコ劇場 / ミサコ役)
  • 2007年 みすゞとテルと母さまと(サントリーホール小ホール / 金子テル=金子みすゞ役)
  • 2007年 異人の唄 - アンティゴネ(新国立劇場(中劇場) / メイ役)
  • 2009年 令嬢と召使(赤坂レッドシアター)
  • 2019年 トリッパー遊園地(新橋演舞場)
  • 2022年 サラリーマンナイトフィーバー
  • 2023年 サラリーマンナイトフィーバー(三越劇場)

映画[編集]

テレビ[編集]

  • 純な瞳に恋してる♪/番組パーソナリティー(読売テレビ)
  • 2002年 NHK歌謡チャリティーコンサート/司会(NHK総合)
  • 2007年 NHKかんさい特集/受け継がれる技とこころ 純名りさが訪ねる上方歌舞伎(NHK関西ローカル 2月16日)
  • 2008年 生活ほっとモーニング/にっぽん体感こだわり旅 純名りささんと梅薫る早春の太宰府(NHK総合 2月14日)
  • 2008年 第37回NHK歌謡チャリティーコンサート(NHK総合 4月29日)
  • 2009年 日中共同制作 純名りさ 悠久の大河800キロの旅〜中国・桂林の絶景と大自然を守る人々〜(BS朝日 2月28日)
  • 2012年 夢紀行南薩摩〜海と焼酎と恵比寿の詩〜(鹿児島放送

ドラマ[編集]

CM[編集]

ラジオ[編集]

  • ありがとう先生! アナザーストーリー(TOKYO FM、2010年 - ) - ナレーター
  • Jazz Avenue(InterFM897、2021年 7月- ) - 案内役

声の出演[編集]

写真集[編集]

  • 1996年 宝塚ムック 純名里沙写真集 Junna/Risa Junna Pictorial
  • 1999年 Mignon(ミニョン)

モデル[編集]

  • 2003年 純名りさ・秋冬の手編み(ブティック社)

主な音楽活動[編集]

CDリリース[編集]

宝塚歌劇団関連[編集]

  • 1991年 タカラジェンヌのクリスマス(アルバム、1曲参加)
  • 1993年 タカラヅカ・ヤングクルセイダーズ(アルバム、1曲参加)
  • 1993年 美わしのウィーンを歌う(アルバム/一路真輝・純名里沙)
  • 1995年 すみれの花咲く頃/さよなら皆様(シングル/純名里沙・美々杏里
  • 1996年 ハウ・トゥー・サクシード/ぼくの力を信じてる(シングル/真矢みき・純名里沙)

シングル[編集]

アルバム[編集]

  • Propose(1995年)
  • Misty Moon(2007年)※「純名りさ」名義でのリリース
  • Silent Love 〜あなたを想う12の歌〜(2015年)[16]
  • う・た・が・た・り(2018年)

他アーティストとの協同[編集]

企画アルバムへの参加[編集]

  • 2009年 リトル・チャロ/ソング・ブック(企画アルバム)13曲中4曲担当

コンサート[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ぴいぷる 運命の人と早く出会いたい - ZAKZAK、2009年2月5日
  2. ^ 2014/11/17~11/21 純名里沙さんの回 - 菊正宗ほろよいイブニングトーク(ニッポン放送
  3. ^ COFFEE PEOPLE ~ vol.6 純名里沙 ~ - COLUMN|TORIBA COFFEE
  4. ^ FLASHダイアモンド(FLASH増刊) 2017年4月28日号19頁 NHK朝ドラ女優100人「出世後の明と暗」~主演女優が実体験告白~ [1]
  5. ^ 朝ドラ史上“唯一”のヒロイン、元宝塚・純名里沙が経験した「愛してくれる現場」 週刊女性 2019年6月4日号
  6. ^ STARDUST FILE 2000年5月10日時点
  7. ^ Risa Junana Web Site 2002年6月2日時点
  8. ^ 【芸能プレミアム】心に語りかけるような歌を 歌手、純名里沙(1/3ページ) - 産経ニュース 2018年7月22日
  9. ^ [10/21]純名里沙、ギタリスト笹子重治 ハイレゾ配信記念インタビュー! - mora トピックス
  10. ^ 純名里沙×笹子重治×オノセイゲン スペシャルインタビュー! - VICTOR STUDIO HD-Music.
  11. ^ キャスト&スタッフ | アボルダージュ - 山本寛斎■監督・総指揮
  12. ^ “明日をつくった男 田辺朔郎と琵琶湖疏水”. 虫プロダクション. http://www.mushi-pro.co.jp/2010/08/%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%94%B7_%E7%94%B0%E8%BE%BA%E6%9C%94%E9%83%8E%E3%81%A8%E7%90%B5%E7%90%B6%E6%B9%96%E7%96%8F%E6%B0%B4-2/ 2016年4月26日閲覧。 
  13. ^ 特集ドラマ「おかんの逆襲~我が家のリフォーム戦争~」 NHKドラマ
  14. ^ 番組詳細(青春アドベンチャー「時砂の王」(10)[終]) NHKネットクラブ
  15. ^ 時砂の王 NHK オーディオドラマ
  16. ^ 宝塚出身の歌手・女優の純名里沙、笹子重治とのデュオで8年ぶりにアルバムを発表”. MUSICMAN-NET (2015年9月9日). 2015年9月11日閲覧。

外部リンク[編集]