東千晃

あずま ちあき
東 千晃
生年月日 (1953-03-10) 1953年3月10日(71歳)
出身地 日本の旗 日本東京都世田谷区
職業 女優
ジャンル 宝塚歌劇団演劇テレビドラマ
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東 千晃(あずま ちあき、1953年3月10日 - )は、東京都世田谷区出身の女優宝塚歌劇団卒業生雪組星組トップ娘役を歴任)。

人物[編集]

出身校は神戸松蔭女子学院。公称身長158センチ。

愛称は、ドイツ語の「女の子」という意味の「メッチェン(Mädchen)」と本名を短縮して「メッチ」。

略歴[編集]

1970年56期生として宝塚歌劇団に入団。同期には麻実れい夏川るみ(現・小柳ルミ子)がいる。雪組公演『四季の踊り絵巻/ハロー!タカラヅカ[1]で初舞台を踏む。宝塚入団時の成績は70人中10位[1]

8月、関西テレビ番組『宝塚ヤングバラエティーショー』に出演するユニット「バンビーズ」の5期生に選ばれる。翌年12月までほぼ毎週テレビ出演する事となる。

1971年3月8日[1]星組配属。

1976年、雪組トップ汀夏子の相手役として、雪組に異動。『あかねさす紫の花』『丘の上のジョニー』などに出演。

1979年、星組に復帰。トップ娘役遥くららにつぐ2番手娘役という扱いだった。MBS連続ドラマ『密告者』に出演する。

1980年、遥の雪組への組替えにより、星組トップ娘役に。瀬戸内美八の相手役となる。

1982年宝塚大劇場の1〜2月公演ミュージカル『ミル星人パピーの冒険』とショー『魅惑』、同年4月の東京宝塚劇場公演ミュージカル『小さな花がひらいた』とショー作品『魅惑』を最後に同年4月30日[1]で宝塚歌劇団を退団。

退団後、芸能界本格進出、映画、『蔵』、『白い野望』他、舞台に多数出演している。

宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]

※『歌劇』1982年4月号(宝塚歌劇団)の86-87頁を参考にした。

初舞台・星組時代[編集]

  • 『四季の踊り絵巻』/『ハロー!タカラヅカ』(雪組)(1970年4月〜5月)*初舞台
  • 『いつの日か逢わん』新人公演:春風(本役:衣通月子)(1972年1月)
  • 『さすらいの青春』新人公演:イングリット(本役:衣通月子)(1972年7月)
  • 『花かげろう』新人公演:三の君(本役:沢かをり)(1973年4月)
  • この恋は雲の涯まで』新人公演:チャレンカ(本役:衣通月子)(1973年9月)
  • 『アルジェの男』ビビアン、新人公演:エリザベート(本役:沢かをり)(1974年8月)
  • 『ブリガドーン』マギー・アンダソン(1974年11月)
  • 『屋根裏の妖精たち』ピュア、第一回新人公演:グラディ(本役:玉梓真紀)(1975年5月〜7月)
  • 『ザッツ・ファミリー』ジュリエット(1975年11月〜12月)
  • ベルサイユのばらIII』ナタリー、赤い花のプリンセス(1976年3月〜5月)

雪組・雪組トップ娘役時代[編集]

  • 『星影の人』おみよ、第一回新人公演:玉勇(本役:高宮沙千)、第二回新人公演:染香(本役:松本悠里)(1976年6月〜8月)
  • 『鶯歌春』李鶯蓮/『マンハッタン・ラグ』ナタリー(1977年2月〜3月)
  • あかねさす紫の花』額田女王(1977年7月〜8月)
  • 風と共に去りぬ』スエレン(1978年1月〜2月)
  • 『丘の上のジョニー』スージー(1978年6月〜8月)
  • 『春風の招待』ジジ(1979年1月〜2月)

星組トップ娘役時代[編集]

  • 『アンタレスの星』ユージェニー/『薔薇パニック』アリス(1979年9月〜11月)
  • 『心中・恋の大和路』かもん太夫(宝塚バウホール、1979年11月〜12月)
  • 『恋の冒険者たち』オリヴィア/『フェスタ・フェスタ』ベニスの歌う女(1980年3月〜5月)
  • 『響け!わが歌』城戸口の音羽/『ファンシー・ゲーム』(1980年8月〜9月)
  • 『美しき忍びの季節』小笹/『ニュー・ファンシー・ゲーム』(東京、1980年12月)
  • 小さな花がひらいた』おりつ(1981年2月〜3月)
  • 『海鳴りにもののふの詩が』ユリーヌ(1981年8月〜9月)
  • 『ミル星人パピーの冒険』アン王女/『魅惑』ケティ(1982年1月〜2月)
  • 『小さな花がひらいた』/『魅惑』(東京、1982年4月)

宝塚退団後の主な出演[編集]

テレビドラマ[編集]

テレビ[編集]

舞台[編集]

  • 『孤愁の岸』(1993年、帝国劇場)

宝塚時代の受賞歴[編集]

※『歌劇』1982年4月号(宝塚歌劇団)の86-87頁を参考にした。

舞踊賞

  • 『ブリガドーン』(1974年11月)

努力賞

  • 『ザッツ・ファミリー』(1975年11月〜12月)
  • 『星影の人』(1976年6月〜8月)
  • 『鶯歌春』/『マンハッタン・ラグ』(1977年2月〜3月)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』阪急コミュニケーションズ2014年4月1日、80-81頁。ISBN 9784484146010

関連項目[編集]

外部リンク[編集]