黄載均

黄 載鈞(ファン・ジェギュン)
Hwang Jae-Gyun
KTウィズ #10
2017年の黃載钧
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 ソウル特別市
生年月日 (1987-07-28) 1987年7月28日(36歳)
身長
体重
183 cm
96 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手遊撃手
プロ入り 2006年 2次ドラフト3巡目
初出場 KBO/ 2007年4月21日
MLB/ 2017年6月28日
最終出場 MLB/ 2017年8月1日
年俸 10億ウォン(2024年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 大韓民国の旗大韓民国
五輪 2021年
プレミア12 2015年2019年
獲得メダル
大韓民国の旗 韓国
WBSCプレミア12
2015 野球
2019 野球
ファン・ジェギュン
各種表記
ハングル 황재균
漢字 黃載鈞
発音: ファンジェギュン
英語表記: Hwang Jae-Gyun
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黄 載鈞(ファン・ジェギュン、: 황재균1987年7月28日 - )は、大韓民国ソウル特別市出身のプロ野球選手内野手)。KBOリーグKTウィズ所属。

経歴[編集]

現代時代[編集]

京畿高等学校卒業後、2006年に2次ドラフト3位で現代ユニコーンズに入団。

2007年は同球団の最後のシーズンであり、後半戦から1軍に定着し頭角を現した。

ネクセンとその前身球団の時代[編集]

現代解散後、2008年より創設されたウリ・ヒーローズ(2010年よりネクセン・ヒーローズ)へ移籍。

2009年にレギュラーシーズン全133試合に出場、初めて規定打席に達して18本塁打、30盗塁を記録した。

2010年は開幕から不振が続いた。

ロッテ時代[編集]

2010年シーズン途中の7月、ロッテ・ジャイアンツにトレードで移籍した。

2011年遊撃手に転向したが、シーズン途中で文奎現(ムン・ギュヒョン)に遊撃手の座を奪われ、再び三塁に戻った。

2014年は9月に開催された2014年仁川アジア競技大会野球韓国代表に選出された。この大会では、チャイニーズタイペイとの決勝戦で2点タイムリーヒットを打つなど優勝に貢献し、兵役免除の恩典を受けることとなった。また母のソル・ミンギョンはテニス選手で、1982年ニューデリーアジア大会で優勝しており、韓国史上初の母子でアジア大会金メダルを獲得した例となった。2012年から2015年までレギュラーシーズン全試合に出場した。

2015年10月7日に第1回WBSCプレミア12韓国代表選手28名に選出された[1]。大会ではベストナインの三塁手部門で表彰されるなど、韓国代表の優勝に貢献した。同年11月末、メジャーリーグベースボール(MLB)への移籍のためポスティングを要請したが入札先はなく、この年での移籍を断念した。

2016年オフにフリーエージェント(FA)権を行使した。

サンフランシスコ・ジャイアンツ時代[編集]

2017年1月25日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加した。

シーズンの開幕はジャイアンツ傘下のマイナーリーグチームであるAAA級サクラメント・リバーキャッツで迎えた。

6月28日コナー・ガレスピー故障者リスト入りに伴い、メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャーデビューを果たした[2]サンフランシスコ・ジャイアンツ史上、韓国人選手がメジャーリーグの試合に出場するのは黄載均が初めて[2]。メジャーでの背番号は1。このデビュー戦で本塁打も記録している[3]7月23日にAAA級サクラメントへ降格となった。7月28日にMLBへ再昇格したが、8月2日に再びAAA級サクラメントへ降格した。9月1日にDFAとなり40人枠から外れ[4]、11月2日にFAとなった。

KT時代[編集]

2017年11月13日にKTウィズと2018年から4年総額88億ウォンで契約し、韓国プロ野球へ復帰した[5]。彼のロッテへの補償選手には趙武根が選ばれた[6]

2018年は8月から9月に開催された2018年ジャカルタ・パレンバンアジア競技大会の韓国代表に選出された。同大会では韓国の3連覇に貢献した。

2019年オフの11月に開催された第2回WBSCプレミア12韓国代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした。

2020年は自身初のゴールデングラブ賞(三塁手部門)を受賞した。

2021年柳漢俊から主将職を受け継いだ。しかし4月24日のロッテ戦において、安致弘の球を顔に受けて鼻骨を骨折してしまう。この治療のため5月31日まで欠場した[7]。同年は1年延期された2020年東京オリンピック韓国代表として出場した。シーズン終了後に韓国で2度目のFAを申請し、KTと2022年より契約期間4年で再契約した。

2022年12月10日、T-ARAジヨンと結婚式を挙げた[8]

2023年9月5日、LGツインズ戦でKBOリーグ史上18人目となる個人通算2000安打を達成[9]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2007 現代 63 171 160 19 48 6 0 2 60 12 2 2 4 1 5 0 1 33 1 .300 .323 .375 .698
2008 ウリ
ヒーローズ
ネクセン
117 333 306 27 73 10 1 1 88 18 10 7 7 2 16 0 2 56 8 .239 .279 .288 .567
2009 133 608 536 86 152 27 5 18 243 63 30 15 6 8 55 0 3 100 11 .284 .349 .453 .802
2010 52 198 169 26 38 5 0 2 49 21 12 5 1 4 22 0 2 33 6 .225 .315 .290 .605
ロッテ(KBO) 42 154 137 15 31 9 3 4 58 19 6 2 5 0 10 0 2 40 4 .226 .289 .423 .712
'10計 94 352 306 41 69 14 3 6 107 40 18 7 6 4 32 0 4 73 10 .225 .303 .350 .653
2011 117 458 398 62 115 18 4 12 177 68 12 6 3 8 40 1 9 78 9 .289 .360 .445 .805
2012 133 504 448 42 122 19 1 4 155 51 26 8 11 2 38 3 5 81 10 .272 .335 .346 .681
2013 128 559 489 70 134 29 3 7 190 56 22 11 7 4 49 3 10 78 14 .274 .350 .389 .739
2014 128 550 486 66 156 33 3 12 231 76 17 10 4 4 53 0 3 86 8 .321 .388 .475 .863
2015 144 596 534 95 155 41 2 26 278 97 11 10 4 6 48 1 4 122 14 .290 .350 .521 .871
2016 127 559 498 97 167 26 5 27 284 113 25 10 0 8 49 5 4 66 10 .335 .394 .570 .964
2017 SF 18 57 52 2 8 1 0 1 12 5 0 0 0 0 5 0 0 15 1 .154 .228 .231 .459
2018 KT 142 588 530 76 157 41 3 25 279 88 14 7 2 3 49 1 4 120 5 .296 .358 .526 .885
2019 124 506 447 78 127 16 3 20 209 67 10 7 0 5 52 2 2 70 10 .284 .358 .468 .825
2020 134 600 541 108 169 35 5 21 277 97 11 6 3 4 47 0 5 98 12 .312 .370 .512 .882
2021 117 507 453 74 132 16 2 10 182 56 11 4 1 4 46 1 3 92 11 .291 .358 .402 .760
2022 141 581 519 59 136 24 3 10 196 64 6 3 2 2 53 5 5 99 17 .262 .335 .378 .713
2023 109 457 407 62 120 26 2 6 168 49 3 3 3 1 45 1 1 64 15 .295 .366 .413 .778
KBO:16年 1951 7930 7058 1062 2032 381 45 207 3124 1015 228 116 63 66 677 23 65 1316 165 .288 .353 .443 .795
MLB:1年 18 57 52 2 8 1 0 1 12 5 0 0 0 0 5 0 0 15 1 .154 .228 .231 .459
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰[編集]

代表歴[編集]

背番号[編集]

  • 13 (2006年 - 2007年、2011年 - 2015年)
  • 3 (2008年 - 2010年途中)
  • 6 (2010年途中 - 同年終了)
  • 10 (2016年、2018年 - )
  • 1 (2017年)

脚注[編集]

  1. ^ 2015 프리미어12 국가대표팀 최종 엔트리 명단 발표 The official site of Korea Baseball Organisation (朝鮮語) (2015年10月10日) 2015年10月21日閲覧
  2. ^ a b Hwang homers for first Major League hit MLB.com (英語) (2017年6月28日) 2017年8月3日閲覧
  3. ^ Hundley, Hwang HRs help Giants sweep Rox MLB.com (英語) (2017年6月28日) 2017年8月3日
  4. ^ Jonathan Hawthorne (2017年9月1日). “Giants bring up four players as rosters expand” (英語). MLB.com. 2017年9月3日閲覧。
  5. ^ kt wiz¸ FA 황재균과 4년 계약 체결!” (朝鮮語). KT Wiz (2017年11月13日). 2017年11月13日閲覧。
  6. ^ 海外進出をした場合でも、2年以内に国内復帰して他球団移籍した場合には前所属球団へ対象選手の最終在籍年度の年俸の3倍に相当する額の金銭か、最終在籍年度の年俸の2倍に相当する額の金銭と補償選手1名(保護対象選手20名以外)のどちらかを譲渡する必要がある。
  7. ^ https://m.sports.naver.com/news.nhn?oid=108&aid=0002949832
  8. ^ https://ekr.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/12/12/2022121280137.html
  9. ^ https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/09/06/2023090680042.html

関連項目[編集]

外部リンク[編集]