梁義智

梁 義智
Yang Eui-Ji
斗山ベアーズ #25
2015年の梁義智
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 光州広域市
生年月日 (1987-06-05) 1987年6月5日(36歳)
身長
体重
179 cm
85 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2006年 2次ドラフト8巡目
初出場 2007年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 大韓民国の旗 大韓民国
五輪 2021年
WBC 2017年2023年
プレミア12 2015年2019年
獲得メダル
大韓民国の旗 韓国
WBSCプレミア12
2015 野球
2019 野球
ヤン・ウィジ
各種表記
ハングル 양의지
漢字 梁義智
発音: ヤンウィジ
英語表記: Yang Eui-Ji
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梁 義智(ヤン・ウィジ、: 양의지1987年6月5日 - )は、大韓民国光州広域市出身のプロ野球選手捕手)。KBOリーグ斗山ベアーズ所属。

経歴[編集]

第一次斗山時代[編集]

光州振興高等学校を卒業し、2006年の大韓民国プロ野球新人選手指名会議で斗山ベアーズに指名された。

2007年は3試合しか出場できず、シーズン終了後に警察野球団に入隊。

2010年に兵役から復帰してレギュラーに定着すると20本塁打を放ち[1]、プロ通算2年目(警察庁での2年間を除く)で新人王を獲得。以後も正捕手として活躍を続ける[2]

2015年はポストシーズンで活躍し、プレーオフ第3戦を除く全試合に出場した。プレーオフ第2戦で羅成範の打球に当たって足の指の微細骨折を負い、崔在勳に交替された。しかし、足の指の負傷にもかかわらず出場を強行し、第4戦でマルチヒット、第5戦で本塁打を放つ闘魂を見せ、韓国シリーズ第5戦で2打点タイムリーヒットを記録し、チームの14年ぶりの優勝に大きく貢献した。12月8日、ゴールデングローブ授賞式で2年連続捕手部門ゴールデングローブを受賞した[3]

2015年オフの10月10日に第1回WBSCプレミア12韓国代表選手28名に選出された[4]

2016年4月1日に車雨燦より大邱サムスン・ライオンズ・パークでの韓国プロ野球公式戦初本塁打を記録した。同年のNCダイノスとの韓国シリーズ4試合では15打数7安打、1本塁打、4打点を記録した。11月2日に行われた韓国シリーズ第4戦の試合で決勝本塁打を含む4打数3安打2打点を記録し、チームの統合優勝を導いた。彼は77票のうち70票を獲得し、韓国シリーズMVPに選ばれた。 これは1991年張彩根以来25年ぶりの捕手が韓国シリーズMVPを受賞したケースだった[5]

2017年はシーズン開幕前の3月に開催された第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表に選出された。

2018年は8月から9月にかけて開催されたジャカルタ・パレンバンアジア競技大会の野球韓国代表に選出された。同大会で韓国は優勝を果たした。シーズン終了後に初のフリーエージェント(FA)となった。

NC時代[編集]

2019年よりNCダイノスと4年契約を結んだ。彼の補償選手には李炯範が選ばれた。

同年は自身初の首位打者(.354)となった。オフの11月に開催された第2回WBSCプレミア12韓国代表に選出された。

2020年はNCの韓国シリーズ初優勝に貢献、斗山在籍時の2016年に続いて史上初めて2チームで韓国シリーズMVPを受賞した。

2021年4月29日の対三星戦において、サイクル安打を達成した。捕手のサイクルヒットはKBO発足以来初であり[6]、また球団ではエリック・テームズ以来6年ぶりの記録となった。同年は打点王(111)の個人タイトルを受賞した。

第二次斗山時代[編集]

2022年シーズン終了後、2度目のフリーエージェント(FA)となり、2023年から斗山と最長6年契約を結び復帰する[7]。彼の補償選手には田昌珉が選ばれた[8]

2023 ワールド・ベースボール・クラシック韓国代表でも予備エントリー50人枠に抜擢され[9]、最終エントリーにも鄭哲元郭彬と共に選ばれた[10]

通算記録[編集]

年度 チーム 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 盗塁死 四球 死球 三振 併殺 失策
2007 斗山 .000 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2010 .267 127 374 48 100 14 1 20 176 68 4 1 40 8 68 12 10
2011 .301 119 376 43 113 14 3 4 145 46 3 3 44 3 58 12 6
2012 .279 122 359 39 100 22 1 5 139 27 1 2 37 10 51 17 5
2013 .248 114 311 37 77 19 0 7 117 57 6 1 36 8 50 11 4
2014 .294 97 266 40 87 23 1 10 142 46 4 3 24 9 34 8 10
2015 .326 132 442 70 144 27 0 20 231 93 5 4 39 24 64 7 6
2016 .319 108 332 66 106 17 0 22 189 66 2 0 40 12 29 20 7
2017 .277 111 347 47 96 15 0 14 153 67 1 1 43 12 53 17 5
2018 .358 133 439 84 157 29 1 23 257 77 6 0 45 13 40 13 3
2019 NC .354 118 390 61 138 26 0 20 224 68 4 3 48 15 43 13 2
2020 .328 130 461 86 151 26 1 33 278 124 5 2 46 14 47 11 2
2021 .325 141 480 81 156 29 2 30 279 111 2 1 69 11 60 12 3
2022 .283 130 427 61 121 24 0 20 205 94 3 1 60 13 48 16 2
2023 斗山 .305 129 439 56 134 23 0 17 208 68 9 0 57 11 56 20 3
KBO:15年 .307 1714 5474 819 1680 308 10 245 2743 1012 54 22 628 163 701 189 68
  • 太字はリーグ最高

記録[編集]

  • サイクル安打:2021年4月29日

表彰[編集]

代表歴[編集]

背番号[編集]

  • 32 (2006年 - 2007年)
  • 25 (2010年 - )

脚注[編集]

外部リンク[編集]