呉在一

呉 在一(オ・ジェイル)
Oh Jae-il
サムスン・ライオンズ #44
斗山ベアーズ時代
(2012年)
基本情報
国籍 大韓民国の旗 韓国
出身地 京畿道九里市
生年月日 (1986-10-29) 1986年10月29日(37歳)
身長
体重
187 cm
95 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 一塁手 指名打者
プロ入り 2005年 2次ドラフト3巡目
初出場 KBO/ 2005年5月15日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 大韓民国の旗大韓民国
五輪 2021年
オ・ジェイル
各種表記
ハングル 오 재일
漢字 呉 在一
発音: オ・ジェイル
日本語読み: ご ざいいち
英語表記: Oh Jae-il
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呉 在一(オ・ジェイル、朝鮮語: 오 재일1986年10月29日 - )は、大韓民国京畿道九里市出身のプロ野球選手内野手)。

経歴[編集]

現代時代[編集]

2005年に現代ユニコーンズの指名を受けて入団した。デビューした最初の打席は呉昇桓の前に三振であり、この年の出場はこの一打席だけだった[1]

2007年に兵役のため尚武に入団した。

ネクセンとその前身球団の時代[編集]

しかし兵役を遂行している途中で現代ユニコーンズは解散し、新球団のヒーローズに所属することになった。

2008年の除隊後はヒーローズ(2010年よりネクセン・ヒーローズ)に所属した。

2009年以降は李崇勇趙重槿張英錫のバックアップとなる控えファーストでの出場を続けた。そんな中、2011年LGツインズから強打の一塁手である朴炳鎬がトレードで移籍してくると、呉在一は活躍の場を失い李性烈と交換で斗山ベアーズにトレードされた[2]

斗山時代[編集]

新天地で迎えた2012年7月9日、トレード後の翌日にいきなり一軍登録され、同日のハンファ・イーグルス戦に指名打者で先発出場した。この日は安打こそなかったものの犠牲フライで打点1を記録した。同年はポストシーズンに出場し、翌2013年は韓国シリーズにも出場した。

2015年9月12日のロッテ・ジャイアンツ戦ではプロ入り初の満塁ホームランを朴世雄から放った。

2016年は打率3割台、120安打、27本塁打、92打点とキャリアハイの成績を記録した。 シーズン後にはゴールデングラブ賞の一塁手の候補に上がったが、NCダイノスエリック・テイムズに敗れて受賞はできなかった[3]

2017年のプレーオフでは、NCダイノス相手に4打席連続本塁打および9打点という驚異的な偉業を達成し、プレーオフMVPを受賞した。ポストシーズンでの4打席連続本塁打は初めてであり打点最高記録も更新した。

2019年7月7日のSKワイバーンズ戦では、12回裏に河載勲からサヨナラホームランを放った。チームがこの試合に勝利したことで、斗山監督の金泰亨は監督通算400勝を達成した[4]

同年の韓国シリーズ第1戦では9回裏1アウト満塁で打席入りし、古巣であるキウム(ネクセンから改称)のリリーフエースで、彼にとって現代ユニコーンズ時代からの同僚でもあった呉周原からセンターにサヨナラタイムリーヒットを放った。韓国シリーズでのサヨナラ勝利は通算9回目である[5]。また優勝を決めた第4戦の延長10回表にも決勝タイムリーを打ち、2019年韓国シリーズMVP(最優秀選手)に選出された。

2020年2月25日の埼玉西武ライオンズとの練習試合で3番として出場し、松坂大輔の失投からホームランを放った[6]。このとき、彼は「本塁打は運が良かった。」「(松坂は)マウンド上でオーラがあった。」などと語っている[7]。5月14日のロッテジャイアンツ戦では7回に高孝準から2点ホームランを打った。これにより彼は通算500打点の記録を達成した。8月には主将の呉載元が成績不振のために主将職を解任されたことで、残りシーズンの臨時主将に就任した。

サムスン時代[編集]

2020年シーズン終了後に初のFA選手となり、2020年12月14日、サムスン・ライオンズと4年契約を結び2021年からの移籍が決まった[8]。2021年は1年延期された2020年東京オリンピック野球韓国代表に選ばれた。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

年度 チーム 打率 試合 打数 得点 安打 2塁打 3塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 盗塁死 四球 死球 三振 併殺 失策
2005 現代 0.000 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0
2009 ヒーローズ/ネクセン 0.197 43 66 4 13 5 0 0 18 4 0 0 6 0 15 1 1
2010 0.133 39 60 1 8 4 0 1 15 9 0 0 4 1 16 6 1
2011 0.230 46 100 13 23 5 0 1 31 11 2 0 15 1 24 2 3
2012 斗山 0.203 87 212 16 43 8 0 8 75 25 0 0 10 0 58 3 0
2013 0.299 55 117 16 35 12 0 3 56 28 0 1 20 3 28 0 1
2014 0.242 75 132 10 32 7 0 3 48 18 1 1 20 1 39 1 4
2015 0.289 66 180 33 52 11 1 14 107 36 0 0 28 2 49 5 3
2016 0.316 105 380 69 120 20 2 27 225 92 1 0 64 2 73 5 7
2017 0.306 128 412 62 126 27 0 26 231 89 1 1 45 5 80 5 5
2018 0.279 123 401 69 112 19 2 27 216 80 1 1 60 6 121 3 4
2019 0.293 130 467 76 137 29 1 21 231 102 2 1 55 3 99 5 4
2020 0.312 127 471 62 147 32 0 16 227 89 2 1 61 0 92 12 3
2021 三星 0.285 120 418 64 119 20 0 25 214 97 1 0 58 0 106 5 2
2022 0.268 135 470 57 126 42 0 21 231 94 2 1 57 2 133 7 5
2023 0.203 106 315 31 64 15 0 11 112 54 1 0 43 3 110 1 8
通算 16シーズン 0.275 1386 4202 583 1164 256 6 204 2037 828 14 7 546 29 1044 61 51

太字はリーグ最高

代表歴[編集]

背番号[編集]

  • 34 (2005年 - 2006年)
  • 35 (2009年 - 2011年)
  • 10 (2012年 - 同年途中)
  • 36 (2012年途中 - 2020年)
  • 44 (2021年 - )

脚注[編集]

外部リンク[編集]