キテレツ大百科 (アニメ)

キテレツ大百科
ジャンル
アニメ
原作 藤子・F・不二雄[注 1]
監督 渡部高志(特番)
葛岡博(第1回 - 第43回)
早川啓二(第44回 - 第331回)
脚本 雪室俊一山田隆司、照井啓司
青島利幸、並木敏、山崎忠昭
音楽 石田勝範(特番)→菊池俊輔
アニメーション制作 スタジオぎゃろっぷ
製作 フジテレビASATSU
放送局 フジテレビ系列
放送期間 1987年11月2日(特番)
1988年3月27日 - 1996年6月9日
話数 全331話
木手英一(キテレツ)
コロ助
野々花みよ子(みよちゃん)
熊田薫(ブタゴリラ)
尖浩二(トンガリ)
木手英太郎(パパ)
木手美智子(ママ)
苅野勉三
キテレツ斎
藤田淑子
小山茉美杉山佳寿子
山本百合子(特番)→荘真由美本多知恵子
大竹宏龍田直樹
真夏竜吾(特番)→三ツ矢雄二
田中秀幸(特番)→屋良有作
梨羽由記子島本須美
肝付兼太
屋良有作
テンプレート - ノート

キテレツ大百科』(キテレツだいひゃっか)は、藤子不二雄藤本弘が執筆した漫画『キテレツ大百科』を原作としたテレビアニメ作品。

概要[編集]

1987年11月2日に90分の単発のテレビスペシャル版として放送された。セルアニメによる藤子アニメ放送はフジテレビ系列では初。人形アニメを含めれば『シスコン王子』(安孫子単独作漫画のアニメ)以来23年ぶり。

1988年3月27日からほぼ同一のスタッフ、キャストで毎週日曜19:00からテレビシリーズが放送開始。系列局はスペシャル版と同じくフジテレビ系1996年6月9日の終了まで8年間(全331話)に亘る長期放送となった。

テレビアニメ化に合わせて新作漫画の『新キテレツ大百科』が、田中道明の執筆によって『月刊コロコロコミック』で1988年5月号から1994年2月号まで連載された。

最高視聴率は、1994年1月16日放送(第243話「5年1組熊田薫! 今年の抱負は良い豆腐」)の25.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。最終回の視聴率は17.6%(関東地区)。

原作漫画の連載期間は3年間(1974年1977年)と短く、掲載誌も月刊誌であったため話数が少なく、アニメ版はほとんどがオリジナルストーリーである[注 2]。同じ藤子・F・不二雄の作品で、「毎回不思議な道具を使った物語が展開する」という点でストーリー的に似通っている『ドラえもん』(テレビ朝日版第1期)との差別化を図る試みが続けられた。原作通りに時間軸が止まっているのではなく、国際花と緑の博覧会1990年)などバブル景気に沸く日本社会や、クイズ番組の出演をテーマとしたエピソードなど、放送当時の世相を反映した内容が描かれている。大部分の脚本を執筆した雪室俊一の影響力も強く、オリジナルエピソードのほとんどはブタゴリラとその家族、トンガリを中心にした物が多い[1]

原作とアニメではキャラクターデザインが若干異なる[注 3] が、アニメ化にあたり新たに藤子がアニメ用のデザインを描き下ろした。その為、本作にはキャラクターデザインの担当者が存在せず、各話のゲストキャラクターデザインは総作画監督が担当した[要出典]。なお、藤子のデザインは『藤子・F・不二雄大全集』の2巻の巻末に収録されている。

キテレツたちが住む「表野町」は架空となっているが、西武鉄道の車両が多く登場し、例えば第202話ではキテレツとコロ助が新宿にある伊勢丹新宿本店にて買い物をした後に西武鉄道の特徴的な黄色い電車に乗って帰宅する場面が存在し、第216話でも英太郎が田無行の電車を降りて帰宅する場面が存在する為、東京都内かつ西武新宿線沿線と考えられる。また勉三の通学先が高尾大学で、第293話で近未来都市として多摩センターに赴き、330話で登場する橋の名称が「新多摩玉大橋」で、一戸建ての住宅街と商店街が形成されているなどから、多摩をモチーフとしていることが伺える。

『ドラえもん』とは異なり、リカーリング人物である妙子や五月、友紀等が遠方に移住する要素があるため、大百科で作った発明品や車、鉄道等でタイムスリップを伴わずに遠出するエピソードが複数存在。そのうち、上越新幹線北斗星山形新幹線などに乗り込むエピソードで写実的なのはその乗物と目的地である仙台や新潟、札幌等の大まかな風景のみであり(機関車等の番号が適当になっていたこともある)、キテレツが操るパソコンを初め、ゲームボーイミニ四駆といった放送当時に流行したアイテムも多く描かれている。

放送中期まではキテレツが作った発明品が中心となって巻き起こるエピソードと、ゲストキャラクターが中心人物となり陰で発明品を使ってストーリーが展開する人情ドラマ仕立てのエピソードが互いに作られていたが、末期(1994年)に入るとブタゴリラや熊八の天然ボケとトンガリのヒステリックな性格描写が強まるようになり、彼らが発端となって展開されるドタバタ・珍騒動的なエピソードも多かった。

1993年頃までは本放送のヒッチハイクとして、電気事業連合会が本作とタイアップしたテレビCM電気エネルギーの現況・家庭内の省エネを啓発する内容、最後のコロ助のナレーションとテロップを各地域の電力会社に差し替えたバージョンもある)を流し、放送休止の日にも流されていた。

改編期特番・7月の大型特別番組『FNS27時間テレビ』・プロ野球中継(主に明治神宮野球場ヤクルト戦)のため放送休止になることが度々あり、1995年11月のフジテレビに至っては『ロミオの青い空』と共に一度も放送されなかった[注 4]。27時間テレビでのコラボ放送もなされたことはない。

また、当時は選挙の投票終了が午後6時で締め切りのため選挙特番がこの時間に行われていたが、1990年の第39回衆議院議員総選挙の日以外は休止の措置が取られている[注 5]

放送終了後、フジテレビにて1997年から2000年3月までローカル枠で断続的に再放送された。それ以降、番組購入ながら独立U局を中心としたローカル局アニマックスでテレビシリーズの再放送が行われているが、予告映像は一部の回やアニマックスの話数順での放送のみに留まっている。2015年にはHD解像度でテレシネされたデジタルリマスター版として、6月18日よりアニマックスで改めて1話から放送開始した。

話数が長大であり、全話のビデオソフト化が実現したのは2003年で、それ以前は1990年頃に小学館から発売されたVHSパッケージが最新だった。2010年7月10日からWiiの間「シアターの間」で第1回は無料・以後は有料で配信されていた。

放送時間[編集]

90分スペシャル『藤子不二雄のキテレツ大百科』
1987年11月2日:月曜 19:30 - 20:54[注 6]
1話15分、計6話が放送された。
なお関東地区では同年12月28日、フジテレビの『冬休みアニメ劇場』の一環として、10:00 - 11:25[注 7] で再放送された[2]
レギュラー放送
1988年3月27日 - 1996年6月9日
日曜 19:00 - 19:30
1988年4月3日は『'88プロ野球開幕直前!珍プレー好プレー大賞 5年間㊙VTR傑作選』(19:00 - 20:54)編成に伴い、18:00 - 18:30に繰り上げて放送された(同日の『のらくろクン』は放送休止)。
初期は1回15分×2話のエピソードと1回30分×1話のエピソードの両方が作られたが、第49話以降は後者に統一された。
1991年と1992年の末には30分の話を2本流した特番が放送されている。

アニメ版と原作者[編集]

以下、制作者側のコメントを要約したもの。詳細については、それぞれのリンク先を参照。

藤子アニメの中ではキテレツが一番好きで、毎週かかさず見ています。 — 藤子・F・不二雄、アニマックス公式サイト [3]
藤子さんからは制作についての注文はなく、またクレーム等も一切ありませんでした。短い原作をよく長く作ってくれた、と満足して頂いていました。 — 雪室俊一(メイン・シナリオライター)、雪室俊一インタビュー [4]

番組の終了[編集]

アニメ版は放送開始から6年を経た1994年春に終了が一旦決定し、同年初頭の時点で最終回である「愛のフィナーレ! さよならコロ助大百科」が制作・完成していた。しかし後番組が決定せず、「後番組の体制が整うまで適宜延長する」という対応が取られた。結局後番組となる『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(こち亀)の制作が決定したのは1996年初頭のことで、同作が放送開始となる同年6月まで、『キテレツ大百科』は2年以上もの間放送延長するという異例の事態となった。

その後、『こち亀』の放送が1996年初夏と決定したことから、本作は既に完成していた最終話を含めて全332話と調整、1996年6月16日終了の予定だった。しかし終了直前、5月26日放送分の枠にバレーボール女子アトランタオリンピック世界最終予選の中継(日本対ルーマニア戦)[5][注 8] が入ることが決まったため、6月2日放送予定だった実質的な最後の制作話「ルルル! 未知からのメッセージ」が制作途中で中止されてお蔵入りになり、スタッフはそのまま『こち亀』の制作に移行した[注 9][注 10]。そして1週間繰り上げて6月9日に2年前に完成していた最終回が放送され、アニメ版は8年3か月の放送にピリオドを打った。脚本の雪室俊一は「もう半年は続けるつもりでいたので、消化不良だった」と語っている。旭通信社(現:ADKホールディングス)企画スタッフの片岡義朗は、終了に際して原作者の藤子・F・不二雄の元ヘ報告に行った際、後番組候補を聞かれた片岡が「『こち亀』です」と答えると、「それは良いですね」と答えたという[6]。その約3ヶ月後の9月23日、藤子・F・不二雄は他界している。

登場人物[編集]

木手英一(キテレツ)
声 - 藤田淑子
本作の主人公。発明好きの小学生。学業成績は比較的良好だが、運動はまるで苦手。真面目な性格でお人好しだがややドジな面もあるため、発明品がトラブルを起こすことも度々ある。
コロ助
声 - 小山茉美杉山佳寿子
キテレツが作ったロボット。一人称は「我輩」で、語尾に「〜ナリ」を付ける癖がある。コロッケが好物。
野々花みよ子(みよちゃん)
声 - 山本百合子(特番)→荘真由美本多知恵子
キテレツの幼馴染でクラスメイト。誰に対しても優しい女の子。キテレツにはひそかに恋心を抱いている。
熊田薫(ブタゴリラ)
声 - 大竹宏[注 11]龍田直樹
キテレツのクラスメイトでガキ大将だが、優しい性格で天然なため、どこか憎めない。八百屋の一人息子で、父の跡を継ぐのが夢である。しばしばキテレツやコロ助と対立する。
尖浩二(トンガリ)
声 - 真夏竜吾(特番)→三ツ矢雄二
キテレツのクラスメイトで常にブタゴリラの傍に控える腰巾着的存在。少々気弱なのがコンプレックス。マザコンでもある。
木手英太郎(パパ)
声 - 田中秀幸(特番)→屋良有作
キテレツの父。穏和な性格だが、怒ると怖い。エイト物産の課長。
木手美智子(ママ)
声 - 梨羽由記子(特番)→島本須美
キテレツの母。怒ると少々おっかない性格。
苅野勉三
声 - 肝付兼太
学生服と瓶底眼鏡の浪人生。キテレツたちからは「勉三さん」と呼ばれている。キテレツの相談相手でもある。様々なアルバイトを転々としている。
キテレツ斎
声 - 肝付兼太(特番)→屋良有作
キテレツが尊敬して止まない祖先で「奇天烈大百科」の製作者。コロ助を設計した生みの親でもある。

スタッフ[編集]

特番[編集]

テレビシリーズ[編集]

  • 原作 - 藤子不二雄藤子・F・不二雄
  • 企画 -
  • 監督 - 葛岡博(第1話-第43話)→ 早川啓二(第44話-第331話)
  • 総作画監督 - 丹内司小林一幸渡辺はじめ時永宜幸山内昇寿郎
  • 美術監督 - 小林七郎 → 柴田聡
  • 撮影監督 - 杉村重郎(一時期は清水泰宏) → 枝光弘明
  • 音響監督 - 小松亘弘
  • 音楽 - 菊池俊輔
  • プロデューサー -
    • 清水賢治 → 不在 → 和田実 → 鈴木吉弘 → 鈴木専哉(フジテレビ)
    • 片岡義朗 → 石川一彦 → 山崎立士杉山豊 (ASATSU[注 12]
    • 菅野てつ勇(STAFF21)
    • 若菜章夫(スタジオぎゃろっぷ)
  • 美術設定 - 形山正、柴田聡、縫部文江、白石誠、小坂部直子
  • 編集 - 掛須秀一、和田至亮、関一彦、伊藤裕
  • 現像 - IMAGICA
  • 音響制作 - 青二企画(青二プロダクション)
  • 効果 - イー・アンド・エム・P→片岡陽三
  • 選曲 - 宮下滋
  • 録音 - 蔵本貞司(タバック)
  • 音響プロデューサー - 黒田洋
  • 制作担当 - 若菜三樹雄
  • 連絡デスク - 安達英男(STAFF21)
  • アシスタントプロデューサー - 小板橋司 → 越野武司、大塚義雄、早坂仁、加藤敏幸(STAFF21)
  • 制作デスク - 小板橋司 → 越野武司 → 加藤敏幸 → 重松征史
  • 制作進行 - 和崎伸之 → 岩崎輝久 → 大塚義雄 → 重松征史、荒川浩介、高山昌義 → 草間稔
  • 広報担当 - 重岡由美子 → 名須川京子 → 川崎悦子 → 高橋正秀 → 小中ももこ → 熊谷知子(フジテレビ)
  • 企画協力 - STAFF21
  • アニメーション制作 - スタジオぎゃろっぷ
  • 制作 - フジテレビ、ASATSU[注 12]

主題歌[編集]

特番(1987年11月2日放映)[編集]

テレビシリーズ(1988年3月27日 - 1996年6月9日放映)[編集]

変遷[編集]

話数 放送日 オープニング エンディング 次回予告のBGM
SP 1987年11月2日 キテレツ大百科のうた コロ助まちをゆく -
第1回 - 第16回 1988年3月27日

- 1988年7月10日

お嫁さんになってあげないゾ マジカルBoyマジカルHeart お嫁さんになってあげないゾ-25秒
第17回 - 第24回 1988年8月14日

- 1988年10月23日

レースのカーディガン
第25回 - 第60回 1988年10月30日

- 1989年8月20日

ボディーだけレディー コロ助ROCK 劇伴BGM(第25-38回)-20秒

コロ助ROCK(第39-61回)-20秒

第61回 - 第86回 1989年8月27日

- 1990年3月25日

夢みる時間 フェルトのペンケース 夢みる時間-20秒
第87回 - 第108回 1990年4月15日

- 1990年10月21日

はじめてのチュウ メリーはただのトモダチ メリーはただのトモダチ-20秒
第109回 - 第170回 1990年11月4日

- 1992年3月29日

スイミン不足 はじめてのチュウ スイミン不足-20秒
第171回 - 第212回 1992年4月19日

- 1993年4月18日

お料理行進曲 HAPPY BIRTHDAY お料理行進曲-20秒→30秒
第213回 - 第291回 1993年4月25日

- 1995年3月19日

はじめてのチュウ
第292回 - 第310回 1995年4月23日

- 1995年10月22日

うわさのキッス
第311回

- 第331回 (最終回)

1995年10月29日

- 1996年6月9日

はじめてのチュウ

各話リスト[編集]

特番[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 放送日
1 大発見!キテレツ大百科 雪室俊一
山田隆司
照井啓司
渡部高志 丹内司 1987年
11月2日
2 つよいぞ!唐倶利武者
3 しん気ろうでやっつけろ 湯山邦彦 早川啓二
4 空のご用はキテレツ航空
5 片道タイムマシン 早川啓二
6 キッコー船の大冒険

テレビシリーズ[編集]

タイトルバック[編集]

特番時代[編集]

奇天烈大百科のページをオレンジにした背景。

レギュラー放送時代[編集]

  • 第1回〜第10回 特番時代同様に奇天烈大百科のページをオレンジにした背景。
  • 第11回~第86回 青、または緑バックにコロ助が何体も遠近法で並ぶイラスト。2本立て時代は尺も短かった。
  • 第87回~最終回 季節に合わせたコロ助のイラスト。放送予定順の入れ替えや野球などによる押し出しで季節に合わない場合がある。
    • 春・秋-コロ助が寝転んでいる姿(緑バック、1990年ごろは冬の話でも採用)
    • 春・秋-コロ助が敷物を広げておにぎりを食べている姿(緑バック、1991年ごろは夏の話でも採用)
    • 夏-コロ助と蚊やり豚のイラスト(青バック)
    • 春・夏-コロ助がベンと飛んでいる帽子を眺める姿(青バック、最終回でも使用された)
    • 秋-コロ助が銀杏の葉になっている姿(黄バック)
    • 冬-コロ助が雪だるまの横にいる(桃バック)
    • 冬-コロ助が雪だるまになっている(桃バック)

放送局[編集]

系列は放送終了時点(打ち切りの場合は打ち切り時点)のもの。

放送対象地域 放送局 系列 ネット形態 備考
関東広域圏 フジテレビ フジテレビ系列 制作局
北海道 北海道文化放送 同時ネット
青森県 青森テレビ TBS系列 遅れネット 途中打ち切り
岩手県 テレビ岩手 日本テレビ系列 1991年3月まで
岩手めんこいテレビ フジテレビ系列 同時ネット 1991年4月開局から
宮城県 仙台放送
秋田県 秋田テレビ [注 15]
山形県 山形テレビ 遅れネット 1993年3月まで[注 16]
テレビユー山形 TBS系列 1993年4月から
山形テレビのテレビ朝日系列へのネットチェンジに伴う移行[注 17]
福島県 福島テレビ フジテレビ系列 同時ネット [注 18]
山梨県 山梨放送 日本テレビ系列 遅れネット
新潟県 新潟総合テレビ フジテレビ系列 同時ネット 現・NST新潟総合テレビ
長野県 長野放送
静岡県 テレビ静岡 放送終了後も長い時期にわたり、再放送されていた。
視聴率低迷により2009年を最後に再放送されていない[注 19]
富山県 富山テレビ 作者の出身地
石川県 石川テレビ
福井県 福井テレビ
中京広域圏 東海テレビ
近畿広域圏 関西テレビ [注 20]
島根県
鳥取県
山陰中央テレビ
岡山県
香川県
岡山放送
広島県 テレビ新広島
山口県 山口放送 日本テレビ系列 遅れネット [注 21]
愛媛県 テレビ愛媛 フジテレビ系列 同時ネット
高知県 テレビ高知 TBS系列 遅れネット
徳島県 四国放送 日本テレビ系列
福岡県 テレビ西日本 フジテレビ系列 同時ネット
佐賀県 サガテレビ
長崎県 テレビ長崎 遅れネット
→同時ネット[注 22]
熊本県 テレビ熊本 同時ネット
大分県 テレビ大分 日本テレビ系列
フジテレビ系列
遅れネット[注 23]
宮崎県 テレビ宮崎 フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
鹿児島県 鹿児島テレビ フジテレビ系列 遅れネット
→同時ネット
[注 24]
沖縄県 沖縄テレビ 同時ネット

日本国外での放送[編集]

台湾
衛視中文台東森幼幼台MOMO親子台
香港
亞洲電視本港台
韓国
カートゥーン ネットワーク
登場人物はコロ助を除いて全て韓国人名に変更されている。また、日本語で書かれている所の表示画面は全てハングルに書き換えられている。
マレーシア
TV3(2007年3月から2014年5月まで放送)
タイ
Channel 5Modernine TV
インドネシア
SCTVTrans7

関連商品[編集]

音楽CD[編集]

主題歌集
  1. キテレツ大百科 歌と音楽集』(1988年12月1日発売、30CC-2961(CD)/CAK-847(CT))
    • 初代オープニングテーマ「お嫁さんになってあげないゾ」とエンディングテーマ「マジカルBoyマジカルHeart」から「コロ助ROCK」のほか、「コロちゃんパック」に収録された「キミと結婚したら!」と「ドキドキFRIENDLY」や新録のインストゥルメンタルが収録されている。
  2. キテレツ大百科 ソング・コレクション』(1989年12月21日発売、CC-4456(CD))
    • 「お嫁さんになってあげないゾ」から「夢みる時間」までのオープニングテーマと「マジカルBoyマジカルHeart」から「フェルトのペンケース」までのエンディングテーマ、「コロちゃんパック」に収録された「キミと結婚したら!」と「ドキドキFRIENDLY」が収録されている。
  3. キテレツ大百科 ソング・コレクション'92』(1992年6月21日発売、COCC-10044(CD))
    • オープニングテーマ「お嫁さんになってあげないゾ」から「お料理行進曲」までのオープニングテーマと「マジカルBoyマジカルHeart」から「HAPPY BIRTHDAY」までのエンディングテーマのほか、「コロちゃんパック」に収録された「キミと結婚したら!」、新録の「コロ助ROCK'92」が収録されている。
  4. キテレツ大百科 スーパー・ベスト』(2004年1月21日発売、COCX-32549(CD))
    • 90分スペシャルとTVシリーズの主題歌や、「コロちゃんパック」に収録された楽曲などが全曲収録されているが、『キテレツ大百科 歌と音楽集』に収録されているインストゥルメンタルと『キテレツ大百科ソングコレクション'92』に収録されている「コロ助ROCK'92」は未収録。
コンピレーション
  1. 藤子・F・不二雄 生誕80周年 藤子・F・不二雄 大全集』(2014年11月26日発売、COCX-38881/5(CD))

ビデオソフト[編集]

小学館発売
  • キテレツ大百科(小学館ビデオ、販売元:セル版ポニーキャニオン、レンタル版東宝
    • 1987年放映のスペシャル版と、1989年前半までに放送された本編作品の傑作選集がある。現在は既に廃盤となっている。
ファイブ・エース発売

キティフィルム子会社の「ファイブエース(5-Ace、現在はキティライツ&エンターテインメントへ統合)」がビデオ化権を獲得し、1988年から最終話までの全話が2003年5月から2004年にかけてビデオソフト化された。また、それに先駆けて2002年11月から「よりぬきキテレツ大百科」のタイトルでVHSソフトも発売されている。なお、いずれも映像の修繕は、ほぼ為されていない。現在は、全巻廃盤となっている。1987年のテレビスペシャルは現在未DVD化である。

TCエンタテインメント発売

2010年藤子・F・不二雄ミュージアム開業記念企画として発売された「藤子・F・不二雄TVアニメアーカイブス」シリーズ(発売元:TCエンタテインメントテレビ朝日 販売元:スーパービジョン)に選り抜き形式で収録されている。

2021年現在、Blu-ray版はリリースされていない。

備考[編集]

  • フジテレビでは、1992年10月5日より早朝に「ウゴウゴルーガ」を放送したが、これに先立って10月1日、5日以降の同番組と同じ6:10-40の番組枠を設定し、これに伴って「FNN World Uplink」を1日より6:45からに短縮するなど、5日以降と同じフォーマットに移行している。しかしウゴウゴルーガはまだ放送開始ではないため、10月1日・2日のこの30分枠は本作の再放送で埋められた。したがって本作はある意味この枠の旗手的役割を果たしたともいえる。
  • 2012年にサンテレビジョンで放送されていた再放送分は番組改編期に打ち切りになる予定だったが、翌日以降にサンテレビジョンの視聴者センターに「なぜ途中で終わらせたのか?」といった視聴者からの問い合わせが殺到し、同局は仕方なく時間帯を変更し継続して放送する事態になった(事実として変更前の回で「次回から時間帯を変更して放送します。」というテロップはなかったうえ、放送までにある程度期間も空けられた)。
  • 前述の通り、2015年より高画質処理を施したHDリマスター版が制作された。地上波の一部U局は4:3ピラーボックスで放送されているが、2015年6月18日からアニマックスで放送中のリマスター版は、現行の画角に合わせるために16:9にサイドカットしていた。そのため、オープニングとエンディングの歌詞テロップなど映像の一部が見えなくなっている。
  • アタックNo.1』以後、フジテレビの日曜19時台前半に放送された番組[注 25] では、制作クレジットにてフジテレビの名前が長らく付されていない[注 26] 状態が続いていたが、本作で17年ぶりに復活している。
  • 提供クレジットは一貫してブルーバックだった。次番組の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の途中でブルーバックが廃止された。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 特番は藤子不二雄名義。テレビシリーズ第40話までは藤子不二雄Ⓕ名義。
  2. ^ ただし、原作や新キテレツでのエピソードには映像化が見送られたものもある。
  3. ^ キテレツのサンバイザー、コロ助、トンガリのデザインなど。
  4. ^ 昭和天皇崩御特番も日曜日であったが、この日はサザエさん1000回スペシャルのため初めから放送が組まれなかった。しかし、3月に振り替えられたときに放送が押し出された。
  5. ^ 20時締切は番組終了後の1998年、第18回参議院議員通常選挙以降から。90年の選挙も放送時間を変えて対応。
  6. ^ 元々は『月曜ドラマランド』の枠だが、アニメスペシャルのため入っていない。
  7. ^ 通常は『美味しんぼ倶楽部
  8. ^ 1996年6月号コロコロコミックのアニメ放送日程表によるとバレー次第では6月2日の放送も「バレーボール放送の場合あり」と記され、中止になる可能性があった。
  9. ^ 上野にある西郷隆盛像が盗まれて、八百八の前に置かれるという話になる予定であった(藤子FCネオ・ユートピア|雪室俊一インタビュー より)。また、この話は雑誌等に放送予定として既に掲載されており、アフレコ台本も存在している。のちにスタッフが「未完成で放棄した」旨を明らかにしている。
  10. ^ 但し、監督の早川啓二やメインライターの雪室俊一(ゲストライターとして序盤2話分のみ執筆)などの多くのスタッフがこれを機に降板している。
  11. ^ 特番では大竹弘と誤表記されていた。
  12. ^ a b c 制作クレジットの表記は『ASATSU』だが、企画とプロデューサーのみ当時の正式社名『旭通信社』と表記。
  13. ^ 放送時のクレジットは「スイミン不足」だったが、CDなどでは「すいみん不足」の表記も見られる。
  14. ^ エンディングのクレジットでは荻田光雄と誤表記。
  15. ^ 1990年代前半は本放送のほかに番組中期の再放送を夕方5時台に頻繁に行っていた。
  16. ^ 放送当時、当該時間帯では日本テレビ系列の番組を同時ネットしていた関係で、数週遅れの金曜19:00-19:30→月曜 19:30 - 20:00に放送されていた。その他に平日の午後に再放送も行われている。
  17. ^ ただしネットチェンジによる放映権移行後も、近隣のフジテレビ系列局(新潟総合テレビ・福島テレビ・仙台放送・秋田テレビ)をケーブルテレビなどで受信できた場合は同時ネットで視聴できた。また、この時期の放送はさくらんぼテレビ開局後に再放送枠で本放送として遅れネットされた。
  18. ^ 1997年末のポケモンショックでポケットモンスターが放送見合わせになったときに再開までのつなぎ番組で再放送がなされたことがある。
  19. ^ そのほかに静岡出身のさくらももこ原作の『ちびまる子ちゃん』や後枠の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』なども放送。また『ONE PIECE』の再放送実施の際本作品と同様な放送形態となっていた。
  20. ^ 本放送期間中に平日夕方や土曜朝などで再放送が行われていた。
  21. ^ 開始当初は日曜 10:00 - 10:30に放送していたが、改編により1993年4月4日から30分繰り上げて日曜 10:30 - 11:00に移動。丸久の一社提供でいずれの時期も丸久サンデー劇場にて放送。
  22. ^ 1990年9月までは木曜16:30-17:00の遅れネットだったが、同年10月以降は同時ネットとなった。
  23. ^ 両局とも、当該時間帯では日本テレビ系列の番組を同時ネットで放送。
  24. ^ 1988年6月時点で日曜 18:00 - 18:30にて放送されている(『アニメージュ』1988年7月号(徳間書店)全国縦断放映リスト118頁より)。日本テレビ系列とのクロスネット局だった1994年3月までは当該時間帯はテレビ大分、テレビ宮崎両局同様日本テレビ系列の番組を同時ネットしていた関係で遅れネットだった。その後1994年4月の鹿児島読売テレビ開局に伴うフジテレビ系列フルネット化に伴い、同時ネットとなった。
  25. ^ 発端となった『ミラーマン』以後は全てアニメ作品。
  26. ^ 1980年代以降の作品で、プロデューサーなどスタッフの肩書きで登場したのみ。

出典[編集]

  1. ^ DVDより[要出典]
  2. ^ 下野新聞 縮刷版下野新聞社、1987年12月28日付ラジオ・テレビ欄。 
  3. ^ キテレツ大百科 見どころ・あらすじ(アニマックス公式サイト) - ウェイバックマシン(2010年10月19日アーカイブ分)
  4. ^ 雪室俊一インタビュー(NU SPECIAL INTERVIEW)”. 藤子不二雄FCネオ・ユートピア. 2014年3月10日閲覧。
  5. ^ 北國新聞 1996年5月26日付朝刊テレビ欄。
  6. ^ 片岡義朗(@YoshiroKataoka)さんのツイート” (2017年12月19日). 2020年8月15日閲覧。
  7. ^ 南武線登戸,宿河原駅発車メロディ「ドラえもんのうた」など5曲制作”. 株式会社スイッチオフィシャルサイト. 株式会社スイッチ. 2019年12月21日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『キテレツ大百科 アッとおどろくからくり道具大図解』小学館〈コロタン文庫〉115、1990年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

フジテレビ系列 日曜19:00 - 19:30枠
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