樽井良和

樽井 良和(たるい よしかず、1967年8月8日 - )は、日本政治家実業家衆議院議員(1期)、参議院議員(1期)を歴任。

来歴[編集]

岡山県備前市生まれ。現在は東京都在住。同志社大学経済学部在学中に起業し、ゲームソフト販売会社やプロモーションビデオ制作会社、マンガ専門書店、たこ焼き屋を経営する。同志社大中退後、上京し、民主党衆議院議員菅直人の秘書を務める。

2000年第42回衆議院議員総選挙岡山3区から民主党公認で立候補するが、当時通商産業大臣だった自由民主党平沼赳夫に大差で敗れ、落選。2003年第43回衆議院議員総選挙では大阪16区に国替えして立候補。大阪16区では公明党北側一雄に敗れるが、重複立候補していた比例近畿ブロックで復活し、初当選を果たした。当選後は国のかたち研究会に所属。

2005年第44回衆議院議員総選挙では、大阪16区で前回より得票数をのばしたが、約3万票差で北側一雄に敗れ、落選した。2007年第21回参議院議員通常選挙ヤマト運輸労働組合の支援を受けて比例区から立候補したが、立候補者35人中26位で落選。

2011年1月、同年4月の統一地方選挙で行われる渋谷区長選挙に無所属で立候補する意向を表明し、民主党減税日本の推薦を受けて立候補したが、現職の桑原敏武に敗れた[1]。同年より婚活パーティー企画会社を始め、オタク向け婚活パーティーの『アイムシングル』や、性的少数者向けの『LGBTパートナーズ』などを運営[2]

2012年、比例区選出参議院議員だった今野東第46回衆議院議員総選挙に民主党公認で宮城2区から立候補したため、参議院議員を退職。それに伴い樽井が繰り上げ当選[3][4]、7年ぶりに国政復帰を果たした。

2013年第23回参院選では引き続き比例区から立候補し、どの組織からも推薦をうけず徹底したネット選挙を展開したが、民主党の比例区候補20人中最下位となり落選[5]

2017年10月の第48回衆議院議員総選挙岡山5区から希望の党公認で立候補するも、自由民主党加藤勝信に敗れ落選[6]

2019年10月、第49回衆議院議員総選挙東京10区から国民民主党公認候補としての擁立が決定[7]2020年9月に結成された新・国民民主党においても引き続き同選挙区での公認内定を受けた[8]

しかし、2021年8月17日に国民民主党は立憲民主党との間で「非現職の選挙区調整も政権与党を利さないよう取り組む」などとした選挙協力方針に合意[9][10]。翌18日に樽井は比例中国ブロック単独での立候補に変更となった[11]。投開票の結果、国民民主党は中国ブロックで議席を獲得することができず、落選。

2022年2月24日、国民民主党が次期衆院選東京14区に樽井を擁立すると決定[12]。同年6月15日には第26回参議院議員通常選挙比例代表への擁立が発表された[13]。同年7月10日の投開票の結果、国民民主党の候補者で7位の得票で落選[14]

2023年2月8日、区割りの変更に伴い国民民主党は次期衆院選において樽井を擁立する選挙区を新東京29区に変更すると発表した[15]

政策・主張[編集]

所属団体・議員連盟[編集]

  • 格闘技振興議員連盟
  • ゲーム・キャラクター・デジタルコンテンツ振興議員連盟(事務局長)
  • 危機管理都市推進議員連盟(事務局次長)
  • ホームエンタテイメント議員連盟(幹事)
  • エンターテイメント立国推進協議会(会長)

著書[編集]

雑誌連載[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 平成23年4月24日執行 渋谷区長選挙開票速報”. 渋谷区役所. 2010年4月26日閲覧。
  2. ^ “衆院選2017:候補の横顔 5区 /岡山”. 毎日新聞. (2017年10月14日). https://mainichi.jp/articles/20171014/ddl/k33/010/490000c 2020年4月6日閲覧。 
  3. ^ 参院で4氏、繰り上げ当選 衆院くら替えで”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2012年12月4日). 2012年12月4日閲覧。
  4. ^ 参院5人が繰り上げ当選=民主、自民、みんな【12衆院選】時事通信
  5. ^ 参院選2013比例区開票速報(改選数48)”. 朝日新聞. 2023年5月5日閲覧。
  6. ^ 岡山-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
  7. ^ “次期衆院選3人公認 国民民主”. 日本経済新聞. (2019年10月2日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50504150S9A001C1PP8000/ 
  8. ^ “比例東京1位に山尾氏 次期衆院選候補14人発表―国民”. 時事ドットコム. (2020年9月24日). https://web.archive.org/web/20200924103947/https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092400988 2021年8月19日閲覧。 
  9. ^ “国民民主、立憲との「覚書」を了承 衆院選協力で合意”. 朝日新聞. (2021年8月18日). https://www.asahi.com/articles/ASP8L6TBZP8LUTFK00L.html 2021年8月19日閲覧。 
  10. ^ 国民民主が共闘方針了承 立民と覚書合意へ - 産経ニュース 2021年8月17日
  11. ^ 国民、衆院東京10区候補を比例中国へ - 産経ニュース 2021年8月18日
  12. ^ “参院選 国民、2新人を公認”. 毎日新聞. (2022年2月25日). https://mainichi.jp/articles/20220225/ddm/005/010/048000c 2022年4月24日閲覧。 
  13. ^ “参院選比例に3人擁立=国民”. 時事ドットコム. (2022年6月15日). https://web.archive.org/web/20220615132003/https://www.jiji.com/sp/article?k=2022061501073&g=pol 2022年6月15日閲覧。 
  14. ^ 参院選2022 比例区の候補者一覧・開票結果”. 朝日新聞. 2022年7月11日閲覧。
  15. ^ “国民、衆院選に2人擁立”. 時事通信. (2023年2月8日). https://sp.m.jiji.com/article/show/2892221 2023年2月10日閲覧。 
  16. ^ 衆議院選挙2017/10/22タバコ対策の公開アンケート”. 「子どもに無煙環境を」推進協議会 (2017年10月24日). 2021年10月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]