今宮駅

今宮駅
東口
いまみや
Imamiya
地図
所在地 大阪市浪速区大国三丁目13-13
北緯34度39分15.04秒 東経135度29分34.95秒 / 北緯34.6541778度 東経135.4930417度 / 34.6541778; 135.4930417 (今宮駅)座標: 北緯34度39分15.04秒 東経135度29分34.95秒 / 北緯34.6541778度 東経135.4930417度 / 34.6541778; 135.4930417 (今宮駅)
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 イマ
駅構造 高架駅
ホーム 計3面4線[1](2層式)
乗車人員
-統計年度-
4,086人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1899年明治32年)3月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 Q 関西本線大和路線)*
駅番号  JR-Q18 
キロ程 173.6 km(名古屋起点)
加茂から52.7 km
JR-Q19 新今宮 (1.2 km)
(1.3 km) JR難波 JR-Q17
所属路線 O 大阪環状線[* 1]
駅番号  JR-O18 
キロ程 19.5 km(天王寺起点)
JR-O17 芦原橋 (0.6 km)
(1.2 km) 新今宮 JR-O19
乗換 直営駅
みどりの窓口
阪 大阪市内
  1. ^ 今宮駅 - 天王寺駅間は両線の重複区間(線路名称上は関西本線所属)
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1番ホーム。左側は2・3番ホーム、上階は4番ホーム
4番ホーム

今宮駅(いまみやえき)は、大阪府大阪市浪速区大国三丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)のである。駅番号は関西本線大和路線)がJR-Q18大阪環状線JR-O18。駅シンボルフラワーは「菩提樹」である。

概要[編集]

関西本線大阪環状線の2路線が乗り入れており、このうち関西本線を当駅の所属線としている[2]。当駅はアーバンネットワークエリアに入っており、関西本線は「大和路線」の路線愛称設定区間に含まれている。

1966年(昭和41年)に新今宮駅芦原橋駅の設置に伴い、近接する当駅の廃止(3月31日予定)が告知されるが、寝耳に水だった一部の住民による反対運動の高まりにより、無期延期の後、翌1967年(昭和42年)5月10日に廃止計画そのものが取り消しになった。

長らく大阪環状線のホームは存在していなかったが、1997年3月8日に設置され、芦原橋-新今宮間の新たな停車駅となった[3]。そのため、現在当駅が大阪環状線内で最も新しい駅となっている[注釈 1]

歴史[編集]

1899年明治32年)に大阪市南区木津(現在地)にて開業。開業当初から今宮駅だが、木津の集落の西外れに位置し、東隣の南区今宮の集落よりも、西隣の南区西浜町の集落のほうが近いような場所だった。そのため、当駅周辺が今宮と呼ばれることはほとんどない。

開業当初こそ今宮戎神社の最寄駅だったが、のちに恵美須駅(現・今宮戎駅)、恵美須町駅大国町駅新今宮駅が開業したため、現在当駅が今宮戎神社の最寄駅として扱われることはない。なお、大国町駅や今宮戎駅とともに敷津松之宮の最寄駅の1つである。

年表[編集]

高架に伴うお知らせ。
今宮駅 地上駅時代 右は大阪環状線外回り。

駅構造[編集]

関西本線(大和路線)の1・2番のりばは相対式2面2線のホーム、大阪環状線の3・4番のりばは単式上下2層構造のホームとなっている。関西本線(大和路線)下りホームと大阪環状線外回りホーム、すなわち2・3番のりばは同一平面上の島式ホームとなっている。両線とも分岐器絶対信号機がない停留所に分類される。有効長は全面8両編成分である。新今宮駅の当駅側に関西本線と大阪環状線の間の渡り線があり、大和路線・阪和線と大阪環状線を直通する列車は、天王寺駅-新今宮駅間では関西本線、新今宮駅-当駅間では大阪環状線を使用する。

新今宮駅が管理する直営駅である。ICOCAの利用エリア(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)、および特定都区市内制度における「大阪市内」に属する。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
2Fホーム
1 Q 大和路線 上り 王寺奈良高田方面[9] 区間快速は4番のりば
2 下り JR難波方面[9]  
3 O 大阪環状線 外回り 西九条大阪方面[9]  
3Fホーム
4 O 大阪環状線 内回り 新今宮天王寺鶴橋方面[9]  
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
今宮以東天王寺までのJR線配線図 今宮の2・3番線ホームが途切れているように描かれているが、実際には同一平面上のホームである

発車メロディ[編集]

大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、2015年3月22日から文部省唱歌の「大黒様」が大阪環状線ホーム(3・4番のりば)の発車メロディとして使用されている[10]。当駅の近くにある木津大国(敷津松之宮摂社・大国主神社)に因んでいる。

利用状況[編集]

2022年(令和2年)度の1日平均乗車人員4,086人である。大阪環状線で乗車人員の最も少ない駅である。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 924 [* 1]
1991年(平成03年) 976 [* 2]
1992年(平成04年) 983 [* 3]
1993年(平成05年) 985 [* 4]
1994年(平成06年) 983 [* 5]
1995年(平成07年) 1,003 [* 6]
1996年(平成08年) 2,302 [* 7]
1997年(平成09年) 2,205 [* 8]
1998年(平成10年) 2,587 [* 9]
1999年(平成11年) 2,829 [* 10]
2000年(平成12年) 2,971 [* 11]
2001年(平成13年) 3,041 [* 12]
2002年(平成14年) 3,199 [* 13]
2003年(平成15年) 3,525 [* 14]
2004年(平成16年) 3,651 [* 15]
2005年(平成17年) 3,811 [* 16]
2006年(平成18年) 3,989 [* 17]
2007年(平成19年) 4,137 [* 18]
2008年(平成20年) 4,229 [* 19]
2009年(平成21年) 4,268 [* 20]
2010年(平成22年) 4,317 [* 21]
2011年(平成23年) 4,309 [* 22]
2012年(平成24年) 4,279 [* 23]
2013年(平成25年) 4,394 [* 24]
2014年(平成26年) 4,364 [* 25]
2015年(平成27年) 4,483 [* 26]
2016年(平成28年) 4,520 [* 27]
2017年(平成29年) 4,605 [* 28]
2018年(平成30年) 4,713 [* 29]
2019年(令和元年) 4,750 [* 30]
2020年(令和02年) 3,758 [* 31]
2021年(令和03年) 3,861
2022年(令和04年) 4,086

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
Q 大和路線(関西本線)
快速
通過
普通
新今宮駅 (JR-Q19) - 今宮駅 (JR-Q18) - JR難波駅 (JR-Q17)
O 大阪環状線
大和路快速・関空快速・紀州路快速・快速
通過
区間快速・直通快速・普通
芦原橋駅 (JR-O17) - 今宮駅 (JR-O18) - 新今宮駅 (JR-O19)

脚注[編集]

記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 純粋な新駅としては1983年開業の大阪城公園駅が最も新しい。
  2. ^ 高架化に伴う関西本線ホームの移設跡地に建設された。

出典[編集]

  1. ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、23頁。 
  2. ^ a b c d e 石野 1998, p. 344.
  3. ^ a b “今宮駅開業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1997年3月11日) 
  4. ^ 朝日新聞出版分冊百科編集部(編)「週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR」8 関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線、朝日新聞出版、2009年8月30日。 
  5. ^ “JR難波駅地下ホーム JR西日本来月22日乗り入れ OCATビル翌日開業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1996年2月15日) 
  6. ^ 大阪環状線今宮駅の開業についてインターネットアーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 1997年1月20日
  7. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-119-8 
  8. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  9. ^ a b c d 今宮駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年10月19日閲覧。
  10. ^ 『大阪環状線改造プロジェクト』進行中 大阪環状線発車メロディ全駅曲目決定! - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2015年3月16日

利用状況[編集]

  1. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市
大阪府統計年鑑

参考文献[編集]

  • 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]