ヴァージニティー

ヴァージニティー
NMB48シングル
初出アルバム『てっぺんとったんで!
B面 妄想ガールフレンド(Type-A・Type-B・Type-C)
僕らのレガッタ(Type-A、劇場盤)
存在してないもの(Type-B、劇場盤)
砂浜でピストル (Type-C)
ちょっと猫背(劇場盤)
みるきーのちゃぷちゃぷ Type-A (Type-A)
みるきーのちゃぷちゃぷ Type-B(Type-B)
みるきーのちゃぷちゃぷ Type-C (Type-C)
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POP
時間
レーベル laugh out loud! records
作詞・作曲 秋元康(作詞)
田中俊亮(作曲)
プロデュース 秋元康
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間37位Billboard JAPAN Hot Top Airplay
  • 週間34位(Billboard JAPAN Adult Contemporary Airplay)
  • 週間1位オリコン
  • 2012年8月度月間2位(オリコン)
  • 2012年度年間13位(オリコン)
  • NMB48 シングル 年表
    ナギイチ
    (2012年)
    ヴァージニティー
    (2012年)
    北川謙二
    (2012年)
    てっぺんとったんで! 収録曲
    ナギイチ
    (5)
    ヴァージニティー
    (6)
    北川謙二
    (7)
    テンプレートを表示

    ヴァージニティー」は日本女性アイドルグループNMB48の楽曲。作詞は秋元康、作曲は田中俊亮が担当した。2012年8月8日にNMB48の5枚目のシングルとしてよしもとアール・アンド・シー(laugh out loud! records)から発売された。楽曲のセンターポジションは山本彩が務めた。

    背景とリリース[編集]

    前作「ナギイチ」から約3か月ぶりのシングル。前作と同様、通常盤Type-A・通常盤Type-B・通常盤Type-Cのほか、キャラアニ・チャンス限定発売の劇場盤の4形態で発売され、Type-A・Type-B・Type-Cでは3曲目の収録楽曲は異なる。

    「ヴァージニティー」を歌う選抜メンバーは、前作から4人が入れ替わった。加藤夕夏薮下柊が3期生初の選抜入り。岸野里香木下春奈は「純情U-19」以来約半年ぶりの選抜復帰。前作の選抜メンバーだった木下百花・近藤里奈・村上文香矢倉楓子が選抜から外れた。2012年9月28日に卒業、翌年に復帰した城恵理子[2]が参加するシングル表題曲は一旦これが最後となったが、2015年発売の「ドリアン少年」で、約3年ぶりの選抜復帰となった。「ヴァージニティー」は、2012年7月9日の『HEY!HEY!HEY!』で初披露された[3]

    今作では活動中のNMB48全メンバーがシングルに参加している。前作までは表題曲の選抜メンバーは全員が「白組」「紅組」のいずれかにも参加していたが、今作における「白組」「紅組」は人数は12人のままで選抜メンバーは一部のみの参加となっており、選抜入りしなかったメンバーの門戸が拡大したほか、新ユニット「難波鉄砲隊其之壱」もこれに準じた形となっている。また、一部の選抜メンバー・研究生は2曲兼任している楽曲もある。

    キャッチコピーは「大人になんかなりたくない」。

    通常盤3タイプには渡辺美優紀の入浴効果音「みるきーのちゃぷちゃぷ※歌ではありません」[注釈 1]がそれぞれ異なるバージョンで収録[4]。実際に入浴しながらの収録が行われ、入浴写真は月刊誌『BUBKA』(コアマガジン)2012年9月号に掲載され、渡辺の巻頭特集が組まれた[4]

    衣装の色は、●ピンク●水色●緑●紫の4色。

    アートワーク[編集]

    ジャケット写真のメンバー
    Type-A 岸野里香、木下春奈、小谷里歩、城恵理子、上西恵、薮下柊、山田菜々、山本彩
    Type-B 小笠原茉由、加藤夕夏、門脇佳奈子、白間美瑠、谷川愛梨、福本愛菜、吉田朱里、渡辺美優紀
    Type-C 山本彩、渡辺美優紀
    劇場盤 小笠原茉由、福本愛菜、山田菜々、山本彩、渡辺美優紀

    チャート成績[編集]

    発売前日(集計初日)の2012年8月7日付オリコンデイリーシングルチャートで推定売上枚数約26万9000枚を記録し、初登場で1位にランクインした[5]。初日の推定売上枚数は前作「ナギイチ」の約23万1000枚を上回った。

    2012年8月20日付オリコン週間シングルチャートで初登場1位を記録した。NMB48としては前々作「純情U-19」以来、通算4作目の初登場1位となった。初動売上は約31万5000枚と前作の「ナギイチ」より落としたが、デビューから5作連続の20万枚突破および「純情U-19」から3作連続の30万枚突破を達成した[6]

    ミュージック・ビデオ[編集]

    MVの監督は深川栄洋[7]。選抜メンバーの城恵理子・山田菜々・山本彩・渡辺美優紀の4姉妹が主役の32分15秒の長編でハートウォーミーなドラマ仕立てとなっている[7]

    メディアでの使用[編集]

    「ヴァージニティー」は2ndシングル表題曲「オーマイガー!」から4作連続となる、ラウンドワンとNMB48とのコラボレーションキャンペーン『ROUND1 × NMB48』のCMソングとして使用された。また、関西テレビのNMB48冠バラエティ番組「どっキング48」のエンディングテーマ(2012年7月17日 - 10月9日)としても使用された。さらに、カレーハウスCoCo壱番屋TVCMソングとしても使用されていた。 「妄想ガールフレンド」は眠眠打破TVCMソングとしても使用されていた。

    シングル収録トラック[編集]

    Type-A[編集]

    CD
    #タイトル作詞作曲編曲時間
    1.「ヴァージニティー」秋元康田中俊亮増田武史
    2.「妄想ガールフレンド」秋元康春行武藤星児
    3.「僕らのレガッタ」(白組)秋元康中村望野中“まさ”雄一
    4.「みるきーのちゃぷちゃぷ Type-A」   
    5.「ヴァージニティー off vocal ver.    
    6.「妄想ガールフレンド off vocal ver.」    
    7.「僕らのレガッタ off vocal ver.」    
    合計時間:
    DVD
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.「ヴァージニティー(ミュージックビデオ)」  
    2.「ヴァージニティー(ミュージックビデオ ダンスミックスバージョン)」  
    3.「妄想ガールフレンド(ミュージックビデオ)」  
    4.「僕らのレガッタ (ミュージックビデオ)」  
    5.「特典映像「おやすみ映像(前編)」」  

    Type-B[編集]

    CD
    #タイトル作詞作曲編曲時間
    1.「ヴァージニティー」秋元康田中俊亮増田武史
    2.「妄想ガールフレンド」秋元康春行武藤星児
    3.「存在してないもの」(紅組)秋元康平義隆佐々木裕
    4.「みるきーのちゃぷちゃぷ Type-B」   
    5.「ヴァージニティー off vocal ver.」    
    6.「妄想ガールフレンド off vocal ver.」    
    7.「存在してないもの off vocal ver.」    
    合計時間:
    DVD
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.「ヴァージニティー(ミュージックビデオ)」  
    2.「ヴァージニティー(ミュージックビデオ ダンスミックスバージョン)」  
    3.「妄想ガールフレンド(ミュージックビデオ)」  
    4.「存在してないもの(ミュージックビデオ)」  
    5.「特典映像「おやすみ映像(後編)」」  

    Type-C[編集]

    CD
    #タイトル作詞作曲編曲時間
    1.「ヴァージニティー」秋元康田中俊亮増田武史
    2.「妄想ガールフレンド」秋元康春行武藤星児
    3.「砂浜でピストル」(難波鉄砲隊其之壱)秋元康cAnON.K3CP
    4.「みるきーのちゃぷちゃぷ Type-C」   
    5.「ヴァージニティー off vocal ver.」    
    6.「妄想ガールフレンド off vocal ver.」    
    7.「砂浜でピストル off vocal ver.」    
    合計時間:
    DVD
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.「ヴァージニティー(ミュージックビデオ)」  
    2.「ヴァージニティー(ミュージックビデオ ダンスミックスバージョン)」  
    3.「妄想ガールフレンド(ミュージックビデオ)」  
    4.「砂浜でピストル(ミュージックビデオ)」  
    5.「NMB feat.吉本新喜劇 Vol.4」  

    劇場盤[編集]

    CD
    #タイトル作詞作曲編曲時間
    1.「ヴァージニティー」秋元康田中俊亮増田武史
    2.「僕らのレガッタ」(白組)秋元康中村望野中“まさ”雄一
    3.「存在してないもの」(紅組)秋元康平義隆佐々木裕
    4.「ちょっと猫背」秋元康市川裕一市川裕一
    5.「ヴァージニティー off vocal ver.」    
    6.「僕らのレガッタ off vocal ver.」    
    7.「存在してないもの off vocal ver.」    
    8.「ちょっと猫背 off vocal ver.」    
    合計時間:

    選抜メンバー[編集]

    脚注[編集]

    注釈[編集]

    1. ^ 「ちゃぷちゃぷ」は渡辺がGoogle+や公式ブログで、入浴を意味する用語として今作発売前から頻繁に使用していた。

    出典[編集]

    1. ^ ゴールド等認定作品一覧 2012年8月”. RIAJ. 2012年9月10日閲覧。
    2. ^ “NMB城の卒業公演は28日、握手22日まで”. 日刊スポーツ. (2012年9月16日). https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/f-et-tp0-20120916-1017696.html 2012年9月16日閲覧。 
    3. ^ “NMB48、生放送で5thシングル初披露”. サンケイスポーツ. (2012年7月10日). オリジナルの2012年9月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120915155901/http://www.sanspo.com/geino/news/20120710/akb12071005020000-n1.html 2012年11月14日閲覧。 
    4. ^ a b “みるきーと“ちゃぷちゃぷ”しましょ!…NMB新曲に入浴効果音収録”. スポーツ報知. (2012年7月25日). オリジナルの2012年7月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120725070604/http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20120725-OHT1T00025.htm 2012年7月25日閲覧。 
    5. ^ ORICON STYLE編集長のTwitter 2012年8月8日の発言 2012年8月8日閲覧。
    6. ^ “【オリコン】NMB48、2作ぶり4作目首位 女性最多1stから5作連続20万枚超え”. オリコン. (2012年8月14日). https://www.oricon.co.jp/news/2015601/full/ 2012年8月14日閲覧。 
    7. ^ a b “NMB48、女優デビューに監督「ナチュラル」”. サンケイスポーツ. (2012年7月25日). オリジナルの2012年7月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120726143016/http://www.sanspo.com/geino/news/20120725/akb12072511380001-n1.html 2012年7月25日閲覧。 

    参考文献[編集]

    • NMB48「ヴァージニティ<通常盤Type-A>」のブックレット、laugh out loud! records、2012年 JAN 4571366490379 / YRCS-90018
    • NMB48「ヴァージニティ<通常盤Type-B>」のブックレット、laugh out loud! records、2012年 JAN 4571366490386 / YRCS-90019
    • NMB48「ヴァージニティ<通常盤Type-C>」のブックレット、laugh out loud! records、2012年 JAN 4571366490393 / YRCS-90020
    • NMB48「ヴァージニティ<劇場盤>」のブックレット、laugh out loud! records、2012年 JAN 4571366490409 / YRCS-90021

    外部リンク[編集]