門脇真由美

門脇 真由美
個人情報
生年月日 (1972-09-21) 1972年9月21日(51歳)
国籍 日本の旗 日本
身長 167.2cm
体重 54.6kg
チーム情報
所属 日本競輪選手会大阪支部
期別 102
分野 競輪
役割 選手
アマ所属チーム
1990
チームミヤタ
プロ所属チーム
2012 - 2023
日本競輪選手会大阪支部
グランツール最高成績
主要レース勝利
全日本アマチュア選手権1位 1995
最終更新日
2023年7月13日

門脇 真由美(かどわき まゆみ、1972年9月21日 - )は、宮城県大崎市出身の元女子競輪選手。現役時代は日本競輪選手会大阪支部所属、ホームバンクは関西サイクルスポーツセンター日本競輪学校(当時。以下、競輪学校)第102期生(ガールズケイリン第1期生)。師匠城本量徳(アマチュア指導者であり競輪選手ではない)。

来歴[編集]

古川商業高等学校に入学してから自転車競技を始め[1]、同校卒業後はチームミヤタに加入したが、同チームはロードレース主体の活動であり、自らのプレースタイルに合わなかったことから1年で退団[1]。その後、城本量徳に出会い、活動拠点を関西サイクルスポーツセンターのある大阪府に移した[1]

1995年全日本アマチュア自転車競技選手権大会の1000メートルタイムトライアルで優勝。翌1996年アトランタオリンピックの出場代表権を橋本聖子と争ったが、曖昧な選考基準により[1]、橋本が代表になった。その後、1997年アジア自転車競技選手権大会で4位を経験したものの、目標としていたオリンピック出場を果たせぬまま、28歳のときに第一線級選手としての活動から退いた[1]

それから10年後、城本から「女子ケイリンが始まるから、受けてみいへんか」と誘われ、最初は嫌がっていたものの最後は説得され受験[1]2011年2月25日に同校に合格した[2]。競輪学校での在校競走成績は22勝を挙げて5位であった[3]

2012年5月1日、競輪選手として登録され、同年7月8日京王閣競輪場でデビューし2着。初勝利は同年7月26日の松戸競輪場で挙げた(プロフィール参照)。

2013年5月20日全日本プロ選手権自転車競技大会の『カーネーションカップ』で優勝。

2017年4月13日高松美代子が引退してからは、ガールズケイリンにおける現役最年長選手となった。

50歳を過ぎても活躍したが、加齢による衰えと怪我の影響もあり[4]競走得点が47点を維持できない状態が続いたことで、2023年上期限りで代謝制度の対象選手となり引退が決定[5]2023年6月27日玉野FII最終日第5レース(一般)7着でラストレースとした。

2023年7月11日、選手登録消除。通算戦績は907戦47勝、優勝3回。

引退後は一般企業に就職したが、時折運動のために関西サイクルスポーツセンターに訪れてはバンクで走行練習をしていることもある[6]

『連勝記録ストッパー』[編集]

ガールズケイリン選手として全盛期は、当時連勝中だった他の選手の記録をことごとくストップさせている。

  • 2012年8月21日に京王閣で行われた決勝戦では、デビュー以来8戦無敗の中村由香里を破り、自身の初優勝とあいまった。
  • 2013年6月2日和歌山FII決勝で、15連勝中だった加瀬加奈子を破り、通算3回目の優勝。なお、この優勝は当時のガールズケイリンにおける最年長優勝(40歳8か月)でもあり、長らく記録を保持したが、その記録は加瀬加奈子が2021年7月13日に41歳1か月で更新した。
  • 2013年8月15日の京王閣で、デビュー以来12戦無敗中だった石井寛子を4着に沈め、逃げ切りで勝利。

参考文献[編集]

  1. ^ a b c d e f Vol.8 ガールズケイリン@門脇真由美 『静かなる闘志、純潔。白いコスモスの如く』 - ガールズケイリン・夢挑戦~松瀬学日誌(7):2012/03/26
  2. ^ 日本競輪学校女子第1回生徒入学試験合格者名簿 (PDF) - KEIRIN.JP
  3. ^ 競走成績戦法別一覧表 (PDF) - KEIRIN.JP
  4. ^ “【競輪】ガールズ1期生・岡村育子、代謝の危機を乗り越えた/前橋ミッド”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年7月9日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/mid_cal/news/202307090001028.html 2023年7月9日閲覧。 
  5. ^ 【玉野競輪・ガールズ】1期生・門脇真由美「まだまだ走りたかったな」”. netkeirin (2023年6月25日). 2023年6月26日閲覧。
  6. ^ いちども引退していない人 門脇真由美・近況レポート@関西CSC”. 古川岳志note (2024年2月26日). 2024年4月2日閲覧。

外部リンク[編集]