札幌市立桑園小学校

札幌市立桑園小学校
札幌市立桑園小学校
地図北緯43度04分3.89秒 東経141度19分41.0秒 / 北緯43.0677472度 東経141.328056度 / 43.0677472; 141.328056座標: 北緯43度04分3.89秒 東経141度19分41.0秒 / 北緯43.0677472度 東経141.328056度 / 43.0677472; 141.328056
国公私立の別 公立学校
設置者 札幌市
設立年月日 1928年
共学・別学 男女共学
学期 3学期制
学校コード B101210110079 ウィキデータを編集
所在地 060-0008
北海道札幌市中央区北8条西17丁目
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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札幌市立桑園小学校(さっぽろしりつ そうえんしょうがっこう)は、北海道札幌市中央区にある公立小学校。1928年開校。狭い敷地と2011年に改築された開放感のある新校舎が特徴である。戦後は近隣の小学校に先駆けて児童の読書時間を設定したほか、2000年代には外国語青年招致事業NIE・環境学習にも力を注いでいる。

特色[編集]

校舎[編集]

JR桑園駅から南西約500メートル、住宅街の中に位置する。敷地は市道に囲まれた100メートル四方の正方形に近く、学校教育施設としては狭い部類に入る[1]

校舎の北側に低い屋内運動場が配置されているため敷地内外の日照への影響が低減されている。敷地南側の樹木は保存されて通学路として整備され、車両動線を西側からとして歩車分離が進められている。運動場の面積を確保するためプールは屋上に設置され、正面階段横には児童の憩いの場として小スペース「デン」が設置されている。また、校舎中央には校庭が設置されて東西の教室群に自然光が入射するように設計され、校庭に面した各階のテラスは階段状に接続されており、開放感を感じさせる構造になっている[1]

教育[編集]

NIEが実施されている。2021年には北海道新聞の記事「チカホ開通10年」を題材に、資料を用いた文章の作成の授業が5年生を対象に実施された。また、環境学習として児童は「桑園SDGsポスター」を製作しており、NIEもそのポスター製作のための理解を深める段階として活用された[2]

外国語青年招致事業にも力を入れている。1998年度には、札幌市立白楊小学校と共に、アイスホッケーメープルシロップを用いたパンケーキ作り・ドリームキャッチャー作りなどに代表されるカナダ文化教育が行われた。この活動はカナダ文化教育を立案した教員から他の教員への刺激となり、その後はインドネシア中国韓国の学生が両校の国際理解教育へ参加した[3]

沿革[編集]

1928年、桑園に開校。桑園という地名は、開拓使が桑の苗を植えて桑畑を拓いたことによる[4]太平洋戦争終戦後に学校図書館運動が盛んになる頃には、札幌市立山鼻小学校をはじめとする他の小学校に先駆けて、児童が自由に図書室や学級文庫などの書籍を読むことのできる読書時間を設定した。この活動はやがて近隣の小学校にも波及していった[5]。2010年6月から2011年3月にかけて校舎の改築が行われ、現在の校舎になった。工事は伊藤組土建が主導した[1]

出典[編集]

  1. ^ a b c 狭小敷地を有効利用 桑園小改築工事進む 児童の安心・安全と環境に優しい校舎めざす」『建設グラフ』、自治タイムス、2011年。 
  2. ^ <NIE2021 SAPPORO>8月にNIE全国大会札幌大会 オンライン開催(2の2)”. 北海道新聞社NIE推進センター (2021年6月28日). 2021年7月5日閲覧。
  3. ^ Hamilton Mark「北海道の小学校におけるカナダ文化教育」『教育学の研究と実践』第1巻、2002年、21-28頁、doi:10.24470/tpe.1.0_21 オープンアクセス
  4. ^ 札幌市中央区PTA連合会広報委員会『札幌市P連広報紙 Chuo 第62号』(プレスリリース)札幌市中央区PTA連合会、2018年6月8日、2頁。 
  5. ^ 大井源一郎「続児童文化論序」『國學院短期大学紀要』第12巻、1994年、15頁、doi:10.24626/kokutanb.12.0_A5 閲覧は自由

外部リンク[編集]