富岡仮乗降場

富岡仮乗降場
とみおか
Tomioka
大椴 (4.3 km)
(4.5 km) 鬼鹿
所在地 北海道留萌郡小平町字鬼鹿富岡
北緯44度6分32.8秒 東経141度39分33.8秒 / 北緯44.109111度 東経141.659389度 / 44.109111; 141.659389
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 羽幌線
キロ程 21.6* km(留萠起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1956年昭和31年)5月13日
廃止年月日 1987年昭和62年)3月30日
備考 羽幌線廃線に伴い廃駅
*キロ程は実キロ
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1977年の富岡仮乗降場と周囲約500m範囲。上が羽幌方面。鬼鹿富岡地区のある谷筋入口(写真下方面)からは約800m程も離れた人家の無い海縁に、何故に設置されたのか怪訝さえ感じさせるような辺鄙な所にある。かつては旧国道と浜との間に何軒かの人家があった。国道からホームへの短い小道の横に待合室が見える。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

富岡仮乗降場(とみおかかりじょうこうじょう)は、かつて北海道留萌管内留萌郡小平町字鬼鹿富岡に存在した、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線仮乗降場廃駅)である。羽幌線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月30日に廃駅となった。

歴史[編集]

仮乗降場名の由来[編集]

当地はもともとアイヌ語で「ポントトマ」(小さい滝のある所、の意とされる)と呼ばれていたが、1936年(昭和11年)の字名改正でここが丘陵地帯であることから「富む岡」にしたい、との意でこの名称となったとされている[1]

駅構造[編集]

廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。また、廃止時まで仮乗降場であり、無人駅であった。

駅周辺[編集]

駅跡[編集]

当仮乗降場の遺構は現在、何も残されていない。草叢と化している。

また、2011年(平成23年)時点では当仮乗降場跡附近の小椴子川にコンクリート造りの橋台及び築堤が残存している[2]。なお、別の沢にもコンクリート造りの橋台が残存している[2]

隣の駅[編集]

日本国有鉄道
羽幌線
大椴駅 - 富岡仮乗降場 - 鬼鹿駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 174. ISBN 4-89391-549-5 
  2. ^ a b 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、212頁。ISBN 978-4894536128 

関連項目[編集]