中部大西洋地域宇宙基地
中部大西洋地域宇宙基地[1]（英: Mid-Atlantic Regional Spaceport, MARS）は商業衛星打ち上げ施設。NASAのワロップス飛行施設の南端に位置する。
経緯[編集]
2003年7月、メリーランド州知事のRobert Ehrlichとバージニア州知事のMark Warnerはワロップス島に共同で運用・管理する商業用宇宙港の建設プランを推し進めるための同意書に署名した。当時はバージニア宇宙飛行センターと呼ばれていた宇宙港は、連邦政府や民間の資金も合わさって、VCSFA（Virginia Commercial Space Flight Authority）によって開発された。
打上げ記録[編集]
MARSから打ち上げられた初のロケットはオービタル・サイエンシズのミノタウロスIで、2006年12月16日にアメリカ空軍のTacSat-2とNASAのCubeSatであるGeneSat-1を搭載して打ち上げられた。
| # | 日付 (UTC) | ロケット | ペイロード | 発射台 | 成否 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2006年12月16日 12:00 | ミノタウロスI | TacSat-2 / GeneSat-1 | Pad 0B | 成功 | |
| 2 | 2007年4月24日 06:48 | ミノタウロスI | NFIRE | Pad 0B | 成功 | |
| 3 | 2008年8月22日 09:10 | ATK ALV X-1 | Hy-BoLT / SOAREX VI | Pad 0B | 失敗 | コースからはずれたため、射場安全システムによって指令破壊 |
| 4 | 2009年5月19日 19:55 | ミノタウロスI | TacSat-3 | Pad 0B | 成功 | |
| 5 | 2011年6月30日 03:09 | ミノタウロスI | USAF ORS-1 | Pad 0B | 成功 | |
| 6 | 2011年4月21日 | アンタレス | シグナスの質量ダミー模型（Cygnus Mass Simulator） | Pad 0A | 成功 | |
| 7 | 2013年9月7日 03:29 | ミノタウロスV | LADEE | Pad 0B | 成功 | |
| 8 | 2013年9月18日 14:58 | アンタレス | シグナス（Orb-D1） | Pad 0A | 成功 | |
| 9 | 2013年11月20日 01:15 | ミノタウロスI | ORS-3ミッション（STPSat3、CubeSat 28機） | Pad 0B | 成功 | |
| 10 | 2014年1月9日 18:07 | アンタレス | シグナス（CRS Orb-1） | Pad 0A | 成功 | |
| 11 | 2014年7月13日 16:52 | アンタレス | シグナス（CRS Orb-2） | Pad 0A | 成功 | |
| 12 | 2014年10月28日 22:22 | アンタレス | シグナス（CRS Orb-3） | Pad 0A | 失敗 | 打上げ直後に落下して爆発。射点も避雷針が倒れるなど損傷を受け、復旧には約1年が必要となった[2]。 |
| 2016年9月中旬 | アンタレス | シグナス（CRS OA-5） | Pad 0A | |||
| 2016年12月30日 | アンタレス | シグナス（CRS OA-7） | Pad 0A | |||
脚注[編集]
- ^ 日本語訳は“ミノタウロス1、打ち上げ成功”. sorae.jp. 2010年12月19日閲覧。より
- ^ “Orbital Announces Additional Details Concerning CRS Program and Antares Launcher Go-Forward Plans”. Orbital Sciences. (2014年12月9日) 2014年12月27日閲覧。
外部リンク[編集]
座標: 北緯37度50分00秒 西経75度29分00秒 / 北緯37.833378度 西経75.483284度
- Mid-Atlantic Regional Spaceport web site
- Mid-Atlantic Regional Spaceport Implementation Plan, April 2004
- Blog about the Mid-Atlantic Regional Spaceport
- Wallops Flight Facility site
 | この項目は、宇宙開発に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（プロジェクト:宇宙開発／Portal:宇宙開発）。 |