万葉ステークス
| 万葉ステークス | |
|---|---|
 2023年万葉ステークス | |
| 主催者 | 日本中央競馬会 |
| 競馬場 |  京都競馬場 |
| 距離 | 芝外3000m |
| 格付け | オープン[1] |
| 賞金 | 1着賞金2400万円 |
| 出走条件 | サラブレッド系4歳以上(国際)（特指） |
| 負担重量 | ハンデキャップ |
万葉ステークス（まんようステークス）は、日本中央競馬会（JRA）が京都競馬場の芝3000mで施行する競馬の競走である。 レース名「万葉」は「万葉集」が由来となっている。
概要[編集]
2023年時点で、中央競馬で施行される3000m以上の平地競走は年間で8レースあり[2][3][4]、当競走はその中で唯一の非重賞のオープン特別競走である。[5]
施行時期は京都競馬の年明け最初の開催でほぼ固定されており、ダイヤモンドステークスや阪神大賞典、更にはその先の天皇賞（春）を目標にしたステイヤーの競走馬が多く出走している。
歴史[編集]
オープン昇格前は準オープンクラスの混合の別定競走として施行されていた。距離は芝外回り3000m。
- 1997年 - オープン特別競走となる。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
- 2005年 - 負担重量を「賞金別定」から「ハンデキャップ」に変更。
- 2007年 - 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる（2018年を除く）。
- 2020年 - 特別指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能となる。
- 2021年 - 京都競馬場の整備工事に伴い、中京競馬場の芝3000mで施行（2022年・2023年[6]も同様）。同コースは2012年の中京競馬場改修後、初めての使用となった[7]。
歴代優勝馬[編集]
| 施行日 | 競馬場 | 調教国･優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1986年1月7日 | 京都 | ワンダーヒロイン | 牝4 | 3:09.8 | 河内洋 | 湯浅三郎 | 山本信行 |
| 1987年1月6日 | 京都 | クラウンルイヤー | 牡7 | 3:13.2 | 河内洋 | 小林稔 | 名古屋友豊（株） |
| 1988年1月6日 | 京都 | ダイナカーペンター | 牡4 | 3:10.6 | 南井克巳 | 増本豊 | （有）社台レースホース |
| 1989年1月14日 | 京都 | ウェルネス | 牡4 | 3:10.4 | 河内洋 | 渡辺栄 | （有）社台レースホース |
| 1990年1月13日 | 京都 | トップファイナル | 牡5 | 3:08.5 | 河内洋 | 橋口弘次郎 | （有）西岡牧場 |
| 1991年1月12日 | 京都 | メイショウビトリア | 牡4 | 3:09.4 | 松永幹夫 | 伊藤雄二 | 松本好雄 |
| 1992年1月6日 | 京都 | アローガンテ | 牡5 | 3:09.8 | 塩村克己 | 小林稔 | 名古屋友豊（株） |
| 1993年1月10日 | 京都 | キョウワハゴロモ | 牝4 | 3:07.2 | 武豊 | 佐山優 | 浅川吉男 |
| 1994年1月9日 | 阪神 | ホクセツギンガ | 牡5 | 3:09.7 | 小屋敷昭 | 白井寿昭 | 平島尚武 |
| 1995年1月15日 | 京都 | メモリータイヨウ | 牡6 | 3:08.7 | 角田晃一 | 渡辺栄 | （株）シンザンクラブ |
| 1996年1月14日 | 京都 | スターレセプション | セン4 | 3:07.5 | 松永幹夫 | 松田博資 | （有）社台レースホース |
| 1997年1月15日 | 京都 | ビッグシンボル | 牡4 | 3:07.1 | 南井克巳 | 中尾正 | （有）ビッグ |
| 1998年1月17日 | 京都 | ユーセイトップラン | 牡5 | 3:06.3 | 河内洋 | 音無秀孝 | （有）アサヒクラブ |
| 1999年1月16日 | 京都 | タマモイナズマ | 牡4 | 3:06.7 | 小原義之 | 小原伊佐美 | タマモ（株） |
| 2000年1月9日 | 京都 | ラスカルスズカ | 牡4 | 3:13.3 | 武豊 | 橋田満 | 永井啓弐 |
| 2001年1月8日 | 京都 | トシザブイ | 牡5 | 3:08.7 | 河内洋 | 音無秀孝 | 上村叶 |
| 2002年1月7日 | 京都 | アドマイヤロード | 牡4 | 3:09.9 | 武豊 | 橋田満 | 近藤利一 |
| 2003年1月11日 | 京都 | ダイタクバートラム | 牡5 | 3:09.1 | 武豊 | 橋口弘次郎 | （有）太陽ファーム |
| 2004年1月10日 | 京都 | ナムラサンクス | 牡5 | 3:09.2 | 渡辺薫彦 | 松永善晴 | 奈村信重 |
| 2005年1月8日 | 京都 | アイポッパー | 牡5 | 3:09.1 | 藤田伸二 | 清水出美 | （有）サンデーレーシング |
| 2006年1月7日 | 京都 | ファストタテヤマ | 牡7 | 3:05.6 | 武幸四郎 | 安田伊佐夫 | 辻幸雄 |
| 2007年1月7日 | 京都 | バイロイト | セン6 | 3:07.3 | 四位洋文 | 中竹和也 | （有）サンデーレーシング |
| 2008年1月5日 | 京都 | トウカイトリック | 牡6 | 3:07.6 | 幸英明 | 松元省一 | 内村正則 |
| 2009年1月4日 | 京都 | ニホンピロレガーロ | 牡6 | 3:08.3 | 酒井学 | 服部利之 | 小林百太郎 |
| 2010年1月5日 | 京都 | トウカイトリック | 牡8 | 3:06.8 | 和田竜二 | 野中賢二 | 内村正則 |
| 2011年1月5日 | 京都 | コスモメドウ | 牡4 | 3:08.5 | 和田竜二 | 畠山重則 | （有）ビッグレッドファーム |
| 2012年1月5日 | 京都 | ゴールデンハインド | 牡6 | 3:06.9 | 荻野琢真 | 大竹正博 | 吉田和子 |
| 2013年1月6日 | 京都 | デスペラード | 牡5 | 3:08.0 | 武豊 | 安達昭夫 | 市川義美 |
| 2014年1月6日 | 京都 | タニノエポレット | 牡7 | 3:07.0 | 岩田康誠 | 村山明 | 谷水雄三 |
| 2015年1月5日 | 京都 | ステラウインド | 牡6 | 3:08.5 | 武豊 | 尾関知人 | 前田幸治 |
| 2016年1月5日 | 京都 | マドリードカフェ | 牡5 | 3:05.9 | 川島信二 | 荒川義之 | HimRockRacing |
| 2017年1月5日 | 京都 | タマモベストプレイ | 牡7 | 3:06.1 | V.シュミノー | 南井克巳 | タマモ（株） |
| 2018年1月7日[8] | 京都 | トミケンスラーヴァ | 牡8 | 3:07.0 | 秋山真一郎 | 竹内正洋 | 冨樫賢二 |
| 2019年1月6日 | 京都 | ヴォージュ | 牡6 | 3:10.3 | 和田竜二 | 西村真幸 | 杉山忠国 |
| 2020年1月6日[9] | 京都 | タガノディアマンテ | 牡4 | 3:08.7 | 川田将雅 | 鮫島一歩 | 八木良司 |
| 2021年1月5日 | 中京 | ナムラドノヴァン | 牡6 | 3:03.9 | 高倉稜 | 杉山晴紀 | 奈村信重 |
| 2022年1月5日 | 中京 | マカオンドール | 牡4 | 3:04.3 | 松山弘平 | 今野貞一 | 關陽彦 |
| 2023年1月5日 | 中京 | ミクソロジー | 牡4 | 3:03.4 | 西村淳也 | 辻野泰之 | 江馬由将 |
| 2024年1月6日 | 京都 | メイショウブレゲ | 牡5 | 3:05.3 | 酒井学 | 本田優 | 松本好雄 |
脚注・出典[編集]
脚注[編集]
- ^ 2014 International Cataloguing Standards Book2014年12月8日閲覧
- ^ 天皇賞（春）、菊花賞、阪神大賞典、ステイヤーズステークス、ダイヤモンドステークス、当競走、松籟ステークス、古都ステークス。
- ^ 2021年より、松籟ステークス（4歳以上・3勝クラス）が阪神競馬場で施行。2021・2022年は芝3200mで施行され、2023年以降は芝3000mで施行されている。2006年の阪神競馬場外回りコース新設以来、松籟ステークスまで芝3200ｍの使用例が無く、2021年天皇賞（春）の前に同距離・同コースでのレースが設定された。
- ^ 2021年からは、古都ステークス（3歳以上・3勝クラス）が3000m（2021・2022年は京都競馬場改修に伴い阪神競馬場で、2023年は京都競馬場）で施行されている。
- ^ 松籟ステークス・古都ステークスは3勝クラスの競走。それ以外は重賞競走。
- ^ 令和5年第１回中京競馬番組（第１～６日、PDF）日本中央競馬会、2022年11月22日閲覧
- ^ “【JRA】2021年の春季競馬番組等が発表 20年ぶりに3000m以上の条件戦、OP・万葉Sも初コースで実施 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2020年11月23日閲覧。
- ^ 2018年万葉ステークスヤフー競馬、2018年1月8日閲覧
- ^ “2020年万葉ステークス”. スポーツナビ (2020年1月6日). 2020年1月6日閲覧。
各回競走結果の出典[編集]
netkeiba.comより（最終閲覧日：2015年1月8日）
- 1986年、1987年、1988年、1989年、1990年、1991年、1992年、1993年、1994年、1995年、1996年、1997年、1998年、1999年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年
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