AFC U-19選手権2010

AFC U-19選手権2010: 2010 AFC U-19 Championship)は、2010年中国で開催された第36回目のAFC U-19選手権である。10月3日から10月17日にかけて開催され、上位4ヶ国に2011 FIFA U-20ワールドカップの出場権が与えられた。

予選[編集]

出場国[編集]

本大会[編集]

試合開始はいずれも現地時間(UTC+8)である。

グループリーグ[編集]

グループA[編集]

国名 勝点 試合 得点 失点
 中華人民共和国 7 3 2 1 0 6 2 4
 サウジアラビア 6 3 2 0 1 3 3 0
 シリア 3 3 1 0 2 1 3 -2
 タイ 1 3 0 1 2 1 3 -2



タイ  0 - 1  シリア


サウジアラビア  1 - 0  タイ

中華人民共和国  1 - 1  タイ

シリア  0 - 1  サウジアラビア

グループB[編集]

国名 勝点 試合 得点 失点
 ウズベキスタン 9 3 3 0 0 4 0 4
 北朝鮮 6 3 2 0 1 5 1 4
 バーレーン 3 3 1 0 2 2 4 -2
 イラク 0 3 0 0 3 1 7 -6


ウズベキスタン  1 - 0  北朝鮮

イラク  1 - 2  バーレーン

北朝鮮  3 - 0  イラク



バーレーン  0 - 2  北朝鮮

グループC[編集]

国名 勝点 試合 得点 失点
 日本 9 3 3 0 0 9 1 8
 アラブ首長国連邦 4 3 1 1 1 5 2 3
 ベトナム 3 3 1 0 2 2 9 -7
 ヨルダン 1 3 0 1 2 1 5 -4


アラブ首長国連邦  1 - 2  日本
ハーリル 90分にゴール 90分 Rashid 53分にゴール 53分 (o.g.)
指宿洋史 90+1分にゴール 90+1分

ベトナム  2 - 1  ヨルダン
レ・コック・フォン 55分にゴール 55分
Sariweh 72分にゴール 72分 (o.g.)
ザアタラ 37分にゴール 37分

日本  4 - 0  ベトナム
六平光成 8分にゴール 8分
宇佐美貴史 45分にゴール 45分77分90分



ヨルダン  0 - 3  日本
永井龍 49分にゴール 49分83分
指宿洋史 76分にゴール 76分

グループD[編集]

国名 勝点 試合 得点 失点
 オーストラリア 7 3 2 1 0 7 1 6
 韓国 7 3 2 1 0 3 0 3
 イラン 3 3 1 0 2 2 5 -3
イエメンの旗 イエメン 0 3 0 0 3 1 7 -6


韓国  2 - 0  イラン


イラン  0 - 3  オーストラリア

イエメン  0 - 1  韓国

韓国  0 - 0  オーストラリア

イエメン  0 - 2  イラン
レザーイー 59分にゴール 59分88分 (pen.)

決勝トーナメント[編集]

 
準々決勝準決勝決勝
 
          
 
10月11日 — 淄博スポーツセンター
 
 
 中華人民共和国0
 
10月14日 — 淄博スポーツセンター
 
 北朝鮮2
 
 北朝鮮2
 
10月11日 — 臨淄
 
 韓国0
 
 日本2
 
10月17日 — 淄博スポーツセンター
 
 韓国3
 
 北朝鮮3
 
10月11日 — 淄博スポーツセンター
 
 オーストラリア2
 
 ウズベキスタン1
 
10月14日 — 臨淄
 
 サウジアラビア2
 
 サウジアラビア0
 
10月11日 — 臨淄
 
 オーストラリア2
 
 オーストラリア4
 
 
 アラブ首長国連邦2
 

準々決勝[編集]


日本  2 - 3  韓国
指宿洋史 14分にゴール 14分30分 (pen.)


準決勝[編集]

北朝鮮  2 - 0  韓国

決勝[編集]

最終結果[編集]

 AFCユース選手権2010優勝国 

北朝鮮
2大会ぶり3度目

2011 FIFA U-20ワールドカップ出場国[編集]

中国人による反日行為[編集]

  • 10月1日に、日本代表の選手が練習を始めたところ、中年の男がフェンス越しに水の入ったペットボトルをグラウンドに投げつけ、中国国旗を掲げながら、「日本人は昔、多くの中国人を殺したのに、今も我々の領土を占領し、漁民も捕まえた」などと叫び、約20分後、公安当局により排除された。その為、日本サッカー協会は、選手の安全確保、再発防止策をアジア連盟と大会運営者側に抗議文を出した。その後、中国サッカー協会からは状況報告と謝罪の文書が届き、アジア連盟と大会運営者側からは対応措置を取るとの連絡が入った。[1][2]
  • 10月4日日本UAE戦では、国歌演奏の際に、男が中国語で「国辱を忘れるな」と書いたトレーナーを着てグラウンド内に乱入し、日本の国旗を奪って逃げた。男は、グラウンド内を半分ほど走ったところで大会関係者に取り押さえられたが、一部の中国人観客からは歓声や拍手が上がった。 また、数は多くないが、日本側にボールが回るとブーイングを浴びせるなど、反日的な行為が続いた。[3]
  • バスで会場を出る際には、「日本人は中国領土から出て行け」との横断幕を持った一団に取り囲まれた事もあった。[4]

一連の行動は、2010年9月7日に発生した尖閣諸島中国漁船衝突事件の影響とされ、AFCアジアカップ2004にも似たような事が起きている。

脚注[編集]

  1. ^ サッカーU―19代表、尖閣の抗議活動に遭う(読売新聞 YOMIURI ONLINE)
  2. ^ 小倉会長の「再発防止」要望に中国側謝罪(スポニチ)
  3. ^ 中国人男性 サッカー場で日の丸奪う「国辱を忘れるな」 [1]
  4. ^ 中国・広州アジア大会 横断幕ダメ![2]