高松美咲

高松 美咲
生誕 (1992-03-21) 1992年3月21日(32歳)
日本の旗 日本富山県射水市
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 2013年 -
ジャンル 青年漫画
受賞 アフタヌーン四季賞2012年秋のコンテスト 佳作(「箱庭のこども」)[1]
第47回講談社漫画賞総合部門
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高松 美咲(たかまつ みさき、1992年3月21日[2] - )は、日本女性漫画家富山県射水市出身[2]富山県立高岡西高等学校金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科(油画専攻)卒業[2]

2013年に『アメコヒメ』で単行本デビューを果たす[3]2015年に『カナリアたちの舟』で連載デビューし[2]、以来、主に『月刊アフタヌーン』(講談社)で作品を発表している。

経歴[編集]

小学生のころから漫画家セットを欲しがり[4]、10代のころは漫画ばかり買っていたという[5]。金沢美術工芸大学に進学後、漫画を描き始める[2]

2012年アフタヌーン四季賞に応募し、秋のコンテストで佳作を受賞する。翌2013年、ふゅーじょんぷろだくとから単行本『アメコヒメ』を上梓し、漫画家としてデビューする。その後、2015年6月から11月にかけて、『月刊アフタヌーン』で『カナリアたちの舟』を短期集中連載する[6][7]

2018年、『月刊アフタヌーン』で『スキップとローファー』の連載を開始する。

2023年、『スキップとローファー』が第47回講談社漫画賞総合部門を受賞する。

人物像[編集]

富山県出身だが、母親の実家が石川県珠洲市にあり、その関係で珠洲市とも縁がある[2]。このことは漫画にも活かされており、一例として、『スキップとローファー』の主人公の故郷「鈴市凧島町」は珠洲市から能登町にかけての地域をモデルにしている[8]。この実家は『スキップとローファー』連載中に発生した令和6年能登半島地震で全壊し、高松の祖父母も帰らぬ人となった[9]

「人の心の機微」に関心を抱いており[3]、漫画家として描きたいテーマにも「人の心の微妙な動き」を挙げている[1]。その一方で、小さいころから様々なジャンルの漫画を読んでいたため、描く漫画のジャンルには特にこだわりはないという[3]

作品リスト[編集]

連載[編集]

出演[編集]

トークイベント[編集]

書籍[編集]

特記のない限り、講談社のアフタヌーンKCよりの発行。

  • 『アメコヒメ』(ふゅーじょんぷろだくと〈POE BACKS/Beコミックス〉、2013年)全1巻
  • 『カナリアたちの舟』(2016年)全1巻
  • 『スキップとローファー』(2019年 - )既刊10巻

出典[編集]

  1. ^ a b 兵藤育子「高松美咲『スキップとローファー』2」『an・an』第50巻第39号、マガジンハウス、2019年10月16日、125頁。 
  2. ^ a b c d e f “珠洲育ちの女子高生描く 射水出身の漫画家・高松さん”. 北國新聞 (北國新聞社). (2019年2月15日). オリジナルの2019年8月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190815165643/https://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20190215202.htm 2019年10月22日閲覧。 
  3. ^ a b c 門倉紫麻「『スキップとローファー』高松美咲インタビュー」『ダ・ヴィンチ』第26巻第8号、KADOKAWA、2019年8月6日、54-55頁。 
  4. ^ takamatsumisakiの2018年10月18日20時27分のツイート2019年10月22日閲覧。
  5. ^ takamatsumisakiの2018年8月29日23時38分のツイート2019年10月22日閲覧。
  6. ^ “高橋ツトムが念願のボクシングマンガをアフタで始動、ヒストリエは再開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年6月25日). オリジナルの2017年3月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170319080050/https://natalie.mu/comic/news/151802 2019年10月22日閲覧。 
  7. ^ “「ぼくは愛を証明しようと思う。」&「はじまりのはる」新章、アフタで開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年11月25日). オリジナルの2015年12月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151226135614/http://natalie.mu/comic/news/167058 2019年10月22日閲覧。 
  8. ^ マンガ大賞3位! 『スキップとローファー』を人に薦めたくなる理由”. FRIDAYデジタル. 講談社 (2020年3月16日). 2020年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月9日閲覧。
  9. ^ @takamatsumisaki (2024年3月21日). "今巻だけあとがきをこちらにもアップします。". X(旧Twitter)より2024年3月24日閲覧
  10. ^ “「スキップとローファー」高松美咲と「ヴィンランド・サガ」幸村誠のトークイベント”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年11月6日). https://natalie.mu/comic/news/500261 2022年11月6日閲覧。 
  11. ^ “金井暁×吉川きっちょむのマンガ語りvol.1 イベントレポート【前編】”. マンバ (マンバ). (2022年12月14日). https://manba.co.jp/manba_magazines/20424 2022年12月14日閲覧。 

外部リンク[編集]