スキップとローファー

スキップとローファー
ジャンル 学園[1]、青春[2]
漫画
作者 高松美咲
出版社 講談社
掲載誌 月刊アフタヌーン
レーベル アフタヌーンKC
発表号 2018年10月号 -
発表期間 2018年8月25日[3] -
巻数 既刊10巻(2024年3月22日現在)
アニメ
原作 高松美咲
監督 出合小都美
シリーズ構成 出合小都美
キャラクターデザイン 梅下麻奈未
音楽 若林タカツグ
アニメーション制作 P.A.WORKS
製作 「スキップとローファー」製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2023年4月4日 - 6月20日
話数 全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

スキップとローファー』は、高松美咲による日本漫画作品。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、2018年10月号から連載されている[3]。2024年2月時点で累計部数は230万部を突破している[4]

マンガ大賞2020の第3位に選出された[5]。2023年5月には第47回講談社漫画賞総合部門を受賞した[6]

メディアミックスとして、テレビアニメが2023年4月から6月まで放送された[7][8]

あらすじ[編集]

岩倉美津未石川県過疎地で育った真っ直ぐな性格の少女。中学卒業を機に東京の進学校・つばめ西高校へ入学したぴかぴかの高校生。「私はこの高校生活、ただの一度だって失敗しない!」「大学はもちろんT大」「法学部を首席で卒業」「死んだらお骨は日本海にまいてもらう」などの完璧な人生設計を持っていたが、入学式の当日に道に迷った上に通勤ラッシュに巻き込まれて人酔いし、早くも躓きそうになる。そんな美津未の様子を見て同じ学校の制服を着た背が高いスマートな少年・志摩聡介が声をかけてきて、一緒に学校へ行くことになるが…。

主な登場人物[編集]

声の項はテレビアニメ版の声優

主要人物[編集]

岩倉 美津未(いわくら みつみ)
声 - 黒沢ともよ[9]
本作の主人公。石川県のはしっこ(珠洲市がモデル[1])から上京してきた高校1年生。三白眼でおかっぱの少女。将来は過疎化が深刻になっている故郷の根本的な対策の為に官僚になることを目指している[10]。過疎地で神童と呼ばれて育ち、東京の高偏差値高校に首席入学した。「T大を首席で卒業して総務省に入り、過疎対策に大きく貢献」「定年後は市長になって財政を大幅に改善」などの人生設計は完璧だが[11]、入学式当日は初っ端から躓きそうになる。生徒会に入部し、2年生になってからは生徒会長に当選した。学力に反して運動は音痴の部類。母親似の妹と父親似の弟がいる。3月3日生まれ。
過疎地育ちゆえに都会の同級生に馴染むのに苦戦したが、常に周りを前向きにさせてくれる彼女の周りには自然と色々な個性の人達が集まってくる。素直な性格で誰に対しても裏表がない[注釈 1]。純粋無垢な人柄は本人が図らずとも周りの人達に影響を与えている。
聡介のことは大切な友人として関係を築いていたが、後にそれ以上の特別な想いがあることに気付いた[12]
志摩 聡介(しま そうすけ)
声 - 江越彬紀[9]
美津未のクラスメイトで、女子の視線を集める人気者。入学式をサボろうとしていたところで美津未と出会い、一緒に高校まで走ったことをきっかけに真っ直ぐな美津未に好感を抱く[13]。仮病を使って学校をサボるなどの不真面目な面も見られる。旧姓は成田。異父兄弟の3歳の弟がいる。
小学生の頃は 子役ドラマ出演していた。芸能界引退後は演技や役者からは遠ざかり(兼近からの演劇部への勧誘も断っていた)、子役の経歴も一部の友人以外にはばれないようにしていた。自分のことを詮索されるのが嫌いだったが、美津未と出会ってからは自分を見つめ直すようになる[注釈 2]。1年の文化祭のイベントを経て演劇部に入部した。
基本的には誰に対しても優しく接する一方で、美津未のことは周囲から見ても特別視している[14]。容姿やスペックの高さで同性・異性問わず都合のいい扱いをされてきたこと[15]や複雑な家庭環境で恋愛には良い認識がなかったが[16]、美津未とはお互いに意識するようになっていく。

高校の友人達[編集]

江頭 ミカ(えがしら ミカ)
声 - 寺崎裕香[9]
美津未のクラスメイト。聡介に近づく目的で美津未に接近したため最初はどことなく冷たい態度を取っていたが、次第に純粋な彼女に感化されて自分の本性を見せるようになる。他人から軽率に扱われてきた経験から嘗められないようにひねくれた性格になったものの[17]、心根は優しい。コンプレックスを克服する為に地道に努力をしてきた面もある[17]。太りやすい体質で小学生時代は太っていた様子。英会話部所属。
聡介を意識しつつも他の友人付き合いでも計算的な思考が見え隠れしていたが、いつしか美津未達とはお互いに通じ合える大切な友人になった。世間知らずな美津未に何かと世話を焼いている。
過去のことで(本人曰く、若干いじめられていた[注釈 3])内心は劣等感を持ち続けていた。聡介に告白して振られた際に、彼が誠実な態度で自分と向き合って振ってくれたことで自分は「恋していいんだ」と思えるようになる。
村重 結月(むらしげ ゆづき)
声 - 内田真礼[9]
美津未のクラスメイト。端正な顔立ちの美少女。帰国子女で中学生時代は中高一貫校に通っていた。同じクラスになった女子の中では最初に美津未と友達になる[18]バレー部所属。
容姿端麗な見た目で周囲に先入観を持たれたり、望まない扱いを受けてきた為(異性からの人気が高く、同性からは疎まれて恋愛関係のイザコザに巻き込まれることが多かった)[19]、最初は警戒して気張り過ぎていた。環境を変える目的でつばめ西高校を受験した経緯があり、美津未達に出会ってからは自然体でいられるようになっている[19]
特に誠には美津未を介して初めて出会った際にはタイプの違いからそっけない態度を取られたが、次第にお互いの悩みや弱みを見せられる程の仲になった[20]
久留米 誠(くるめ まこと)
声 - 潘めぐみ[9]
チャラい人間を苦手とする美津未のクラスメイト。内向的な性格ゆえに孤立気味になった自分に焦り、何らかのコミュニティに入ろうとして生徒会へ見学に行った際に美津未と出会う。彼女との交流で固まった性格が少しずつほぐれてゆく[21]。2年生からは友人達の中で美津未と一緒のクラスになった。
結月とは美津未を介して最初に出会った際には自分と正反対なタイプとして苦手に思っていたが、次第にお互いを一番に理解し合えるほどの仲になる[20]。結月の影響で自分には向いていないと卑下していたオシャレや女の子らしい華やかなことに前向きになった。
文芸部に入り、部内の先輩に想いを寄せるようになる。
迎井 司(むかい つかさ)
声 - 田中光[9]
美津未のクラスメイトで聡介とは中学からの友人。聡介の過去や人となりを知る人物で聡介が心を開いている数少ない友人の一人。誠実で根は優しいが、女子と話すのが苦手。部活は地学部、天文学部、バスケの同好会と掛け持ちしている。
聡介の理解者だが、なかなか胸の内を明かさない彼を内心は薄情モンだと思っていた[16]。とある経緯でミカが聡介に告白したことを知っている。
山田 建斗(やまだ けんと)
声 - 村瀬歩[9]
美津未のクラスメイトで聡介の友人。クラスのお調子者で場を盛り上げるのが得意なムードメーカー的な存在。モテることを考え、結月を含めた異性へのアプローチを積極的に行っている。常に明るく、愛され&いじられ&人畜無害の元気者。時折的を射た良いことを言うが、下心を出して台無しにしてしまう。クラス全員にクッキーを作ってくるなど意外とまめで、波風立てずにクラスメイト達のサポートをするのが上手い。
ともかく彼女が欲しくて誰でもいいと思っていたこともある。だが、同じ学年の友枝芽衣子に想いを寄せられて本心では誰でも良かったわけではないと気付き、付き合うことになる。

高校の人達[編集]

兼近 鳴海(かねちか なるみ)
声 - 木村良平[9]渡辺理沙(少年)
演劇部次期部長の2年生。将来的には有名な劇作家になることを疑っていない自信家。入学式で目立った美津未を演劇部に勧誘すると同時に聡介と出会い、彼の過去も含めて猛アプローチ[22]。演劇のことになると夢中になりすぎたり、空気が読めずデリカシーに欠ける言動が目立つが、他人が傷ついたり悲しんでいる際は自分の恥をさらけ出してでも元気づける真っすぐな人でもある。
高嶺 十貴子(たかみね ときこ)
声 - 津田美波[9]
生徒会役員の2年生。分刻みの濃密スケジュールを自主的に毎日こなす超絶完璧主義者。常にストイックな性格で、自分の事を努力でやっと天才タイプと同じ土俵に立てる人間と評価していたが美津未と出会い少し自分に優しくなり、人当たりも柔らかくなる。優しくなってからは笑うことも増え、密かに意識する男子が増えた。次期生徒会長候補だが、真面目すぎる性格故にミカをはじめ生徒会以外の下級生からは怖そうなイメージを持たれている。それが影響してか、立候補してきた風上に選挙で敗れ副会長に就任。暫くの間、会長になれなかったショックを引きずっていた。
風上 紘人(かざかみ ひろと)
声 - 榎木淳弥
2年生の新生徒会長。その後、十貴子との選挙争いを制し新たな生徒会長に就任する。元々はサッカー部の次期主将候補でミカですら知るほど学内では有名だった。軽い気持ちで生徒会長に立候補したような言動をしていたが、ケガの影響でサッカー部を退部している。T大が当たり前の家系でサッカー部は2年生までの約束だった。
木之本 小春(きのもと こはる)
声 - 広瀬さや
美津未のクラスメイトで、文化祭の劇では大佐の娘エミリア役を演じる。ダンス部に所属していて、彼氏持ち。
花園 さくら(はなぞの さくら)
声 - 豊崎愛生
美津未たちのクラス担任。担任としてクラスを受け持つのは初めてだが、同僚の職員からは学校で一番サボり上手な教師と評される一面もある。

地元の人達[編集]

遠山 文乃(とおやま ふみの)
声 - 諸星すみれ
美津未の地元の友達で、幼稚園からの幼馴染。彼女の良き理解者であり、かけがえのない親友。美津未が地元に帰った後も屈託のない会話から恋バナまで、お互い隠し事もなく頻繁に近況報告をしあっている。美津未を持ち上げる力持ち。
美津未の母
声 - 能登麻美子
美津未の父
声 - 丹羽正人
岩倉 真春(いわくら まはる)
声 - 広瀬さや
美津未の妹
岩倉 桔平(いわくら きっぺい)
声 - 塙真奈美
美津未の弟
美津未の祖母
声 - 横尾まり

その他[編集]

西城 梨々華(さいじょう りりか)
声 - 寿美菜子
ファッション誌の表紙を飾る人気モデル。高校1年生。美津未たちとは別の高校で、聡介とは子役時代からの友人。小学校6年生の時、飲酒疑惑を週刊誌に書かれたことで、ネットでアンチにかみつき炎上した過去がある。この一件から聡介とは浅からぬ因縁がある。
福永 玖里寿(ふくなが くりす)
声 - 永野由祐
幼い頃に子役をやっていた縁で、学校は別々ながらも聡介とは長い付き合いの友人。聡介にとってはオープンに話せる数少ない友人で、時々家に泊めてもらったりしている。関係が悪い聡介と梨々華の間を取り持ったり、聡介の母親や家族関係を気遣ったりできる優しい青年。
梨々華とも子役時代からの縁で付き合いが長く、想いを寄せている。彼女からはよくぞんざいな扱いを受けるが、友人としてキッパリ言い返すこともある。
ナオちゃん / 岩倉 直樹(いわくら なおき)
声 - 斎賀みつき[9]
美津未の父方の叔母。トランスジェンダー。美津未を「おみつ」と呼んでいる。スタイリストの仕事をしており、高校進学のため上京した美津未の東京での保護者となる。小さいことを気にせず、己のスタイルを貫く性格。都心でのシングルライフを満喫している[23]。美津未が聡介の話をよくするようになってから彼の事をシマスケと心の中で呼び、美津未との仲を気に掛けるようになる。
ある出来事以降ミカと知り合い、彼女のコンプレックスを過去の自分と重ねて何かと彼女にも気に掛けるようになる。ゴロちゃんと呼んでいる恋人がいる。
志摩 慧理(しま けいり)
声 - 潘めぐみ
聡介の弟(異父兄弟)。3歳。

書誌情報[編集]

  • 高松美咲『スキップとローファー』 講談社〈アフタヌーンKC〉、既刊10巻(2024年3月22日現在)
    1. 2019年1月23日発行(同日発売[24][25])、ISBN 978-4-06-514209-7
    2. 2019年7月23日発行(同日発売[26])、ISBN 978-4-06-516300-9
    3. 2020年2月21日発行(同日発売[27])、ISBN 978-4-06-518471-4
    4. 2020年8月21日発行(同日発売[28])、ISBN 978-4-06-520539-6
    5. 2021年3月23日発行(同日発売[29])、ISBN 978-4-06-522497-7
    6. 2021年11月22日発行(同日発売[30])、ISBN 978-4-06-525779-1
    7. 2022年6月22日発行(同日発売[31])、ISBN 978-4-06-528147-5
    8. 2023年1月23日発行(同日発売[32])、ISBN 978-4-06-530267-5
    9. 2023年8月23日発行(同日発売[33])、ISBN 978-4-06-532642-8
    10. 2024年3月22日発行(同日発売[34])、ISBN 978-4-06-534851-2


テレビアニメ[編集]

2021年11月にテレビアニメ化が発表され[36]、2023年4月から6月までTOKYO MXほかにて放送された[7][8]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

「メロウ」[37]
須田景凪によるオープニングテーマ。作詞・作曲は須田景凪、編曲は久保田真悟。(unBORDE/ワーナーミュージック・ジャパン
「ハナウタとまわり道」[37]
逢田梨香子によるエンディングテーマ。作詞は六ツ見純代、作曲・編曲は田中隼人。(DMM music / Astro Voice

評価[編集]

中国三大アニメ・マンガ祭の第20回中国アニメ・マンガ金龍賞において「海外アニメ賞」を受賞。日本アニメとしては初の受賞となった[38]

クランチロール・アニメアワード2024において、最優秀ロマンス作品賞、最優秀日常系作品賞にノミネートされた[39]

各話リスト[編集]

話数サブタイトル脚本画コンテ演出作画監督総作画監督初放送日
第1話ピカピカ 米内山陽子出合小都美井上裕亮梅下麻奈未2023年
4月4日
第2話そわそわ うろうろ 篠塚智子阿部ゆり子
  • 天野和子
  • Lee Sang Jin
  • 佐藤このみ
  • 川口弘明
井川麗奈4月11日
第3話フワフワ バチバチ 日高勝郎許琮高村彰
  • 小島明日香
  • 田中未来
  • 迫江沙羅
  • 小笠原憂
4月18日
第4話ピリピリ カツカツ 篠塚智子佐沼ケン
  • 藤崎真吾
  • ヨイドレ
  • 古徳真美
梅下麻奈未4月25日
第5話チクチク いそいそ 日高勝郎長沼範裕福井洋平
  • 柳瀬譲二
  • 井上裕亮
  • Lee Sang Jin
  • Lee Min-bae
  • Sim Min-hyeon
井川麗奈5月2日
第6話シトシト チカチカ 米内山陽子篠原俊哉平向智子
  • 天野和子
  • 小島明日香
  • 田中未来
  • 中山みゆき
  • 斉藤和也
  • 岩崎亮
梅下麻奈未5月9日
第7話パタパタ モテモテ 日高勝郎阿部ゆり子横野光代
  • 虎高昇
  • 西田美弥子
井川麗奈5月16日
第8話ムワムワ いろいろ 米内山陽子山城智恵
  • 柳瀬譲二
  • Lee san jin
  • 中山みゆき
  • 佐藤好
  • 田中未来
  • 花輪美幸
梅下麻奈未5月23日
第9話トロトロ ルンルン 日高勝郎本間修
  • 井上裕亮
  • 迫江沙羅
  • 小笠原憂
  • 田中沙希
  • 齊藤和也
  • 田中彩
井川麗奈5月30日
第10話バタバタ ポロポロ 米内山陽子寺東克己矢野孝典
  • 杜野都
  • 林夏菜
  • 中山和子
  • Choi So-jeong
  • Joo Ok-yoon
  • 江湧
  • 陳玉峰
  • 赵玲
梅下麻奈未6月6日
第11話ワイワイ ザワザワ 日高勝郎阿部ゆり子
  • 天野和子
  • Lee san jin
  • 柳瀬譲二
  • Lee Min-bae
  • Joo Ok-yoon
井川麗奈6月13日
第12話キラキラ 米内山陽子出合小都美
  • 井上裕亮
  • 小島明日香
  • 田中未来
  • 三浦菜奈
  • 中山みゆき
  • 迫江沙羅
  • 柳瀬譲二
  • 小笠原憂
  • 合田真さ美
  • 佐藤好
  • 斉藤和也
  • 梅下麻奈未
  • 井川麗奈
6月20日

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[40]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [41] 備考
2023年4月4日 - 6月20日 火曜 23:00 - 23:30 TOKYO MX 東京都 作品の舞台地
2023年4月5日 - 6月21日 水曜 22:00 - 22:30 AT-X 日本全域 CS放送 / 字幕放送[42] / リピート放送あり
2023年4月6日 - 6月22日 木曜 1:58 - 2:27(水曜深夜) 北陸朝日放送 石川県 作品の舞台地
2023年4月7日 - 6月23日 金曜 23:00 - 23:30 BS朝日 日本全域 製作参加 / BS/BS4K放送 / 『アニメA』枠
2023年4月10日 - 6月26日 月曜 1:59 - 2:29(日曜深夜) 関西テレビ 近畿広域圏 製作参加
日本国内 インターネット / 配信期間および配信時間[40]
配信開始日 配信時間 配信サイト
2023年4月4日 火曜 23:00 更新
2023年4月9日 日曜 23:00 更新
2023年4月11日 火曜 23:00 更新
2023年4月12日 水曜 0:00(火曜深夜) 更新
水曜 12:00 更新
  • HAPPY!動画

BD[編集]

発売日[43] 収録話 規格品番
2023年7月26日 第1話 - 第6話 DMPXA-326
2023年8月30日 第7話 - 第12話 DMPXA-327

舞台・モデル[編集]

作中では主人公・岩倉美津未が生まれ育った町として、凧島町(いかじまちょう)という架空の町が描かれるが、これは高松の母方の実家がある珠洲市蛸島(たこじま)町をモチーフとしている[1][44]

2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震を受け、月刊アフタヌーン編集部は高松との話し合いにより石川県の義援金口座に1,000万円を寄付した[45]。また、同年3月22日発売のコミックス第10巻では「能登半島地震応援版」を同時刊行するとした[45]

岩倉美津未が入学した高校として「つばめ西高校」という架空の学校が出てくるが、テレビアニメのエンディングの取材協力に都立西高等学校クレジットされている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 原作44話で八坂千笑璃に「つるむ相手とか自分の挙動で周りにどう見られるかとかあんまり考えてない」「岩倉さんは他人の評価なんてどうでもいいって言い切れるくらい愛されて生きてきたんだね」と評されている。
  2. ^ 常に真っ直ぐに生きていく美津未と兼近に対して眩しくて遠い存在のように思っていた(原作17話)。
  3. ^ 原作39話では誠に過去の自分のことを打ち明けている。

出典[編集]

  1. ^ a b c 学園漫画「スキップとローファー」聖地巡礼を後押し…主人公の出身地モデルの石川・珠洲市”. 読売新聞オンライン. 2023年6月26日閲覧。
  2. ^ “中国でも1位の高評価!原作者も驚き…アニメ『スキップとローファー』最終回に早くも「2期期待」の声”. ふたまん+ (双葉社). (2023年6月22日). https://futaman.futabanet.jp/articles/-/124384?page=1 2023年6月26日閲覧。 
  3. ^ a b “安彦良和“最後の新連載”次号アフタで始動、「カナリアたちの舟」高松美咲新作も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年8月25日). https://natalie.mu/comic/news/296875 2023年6月26日閲覧。 
  4. ^ 「スキップとローファー 最新KC第⑩巻3月22日(金)発売!」『月刊アフタヌーン』2024年4月号、講談社、2024年2月24日、111頁。 
  5. ^ “マンガ大賞の授賞式にカエルの被り物で山口つばさ登場「まさか自分が登壇できるとは」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年3月16日). https://natalie.mu/comic/news/371420 2021年3月24日閲覧。 
  6. ^ “第47回講談社漫画賞は「シャンフロ」「あの子の子ども」「スキップとローファー」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年5月10日). https://natalie.mu/comic/news/523921 2023年5月10日閲覧。 
  7. ^ a b TVアニメ「スキップとローファー」2023年4月放送開始!キービジュアルを公開!”. TVアニメ「スキップとローファー」公式サイト (2023年1月23日). 2023年1月23日閲覧。
  8. ^ a b 苫とり子 (2023年6月22日). “<スキップとローファー最終回>誰もが誰かを眩しく思っている…主題歌の歌詞とも重なる、リアルで繊細な感情描写に感動”. WEBザテレビジョン (KADOKAWA). https://thetv.jp/news/detail/1143578/ 2023年6月26日閲覧。 
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab STAFF&CAST”. TVアニメ「スキップとローファー」公式サイト. 2023年1月23日閲覧。
  10. ^ 原作6話。
  11. ^ 『月刊アフタヌーン』2019年2月号 589頁。
  12. ^ 原作24話。
  13. ^ 『月刊アフタヌーン』2019年2月号 591頁。
  14. ^ 原作28話。
  15. ^ 原作46話。
  16. ^ a b 原作53話。
  17. ^ a b 原作8話。原作30話
  18. ^ 『月刊アフタヌーン』2019年4月号 436頁。
  19. ^ a b 原作15話。原作38話。
  20. ^ a b 原作27話。原作39話。
  21. ^ 『月刊アフタヌーン』2019年4月号 435頁。
  22. ^ 『月刊アフタヌーン』2021年10月号 452頁。
  23. ^ 『月刊アフタヌーン』2019年2月号 589頁。
  24. ^ “過疎地から東京に進学した女子高生と仲間たちの青春物語「スキップとローファー」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年1月23日). https://natalie.mu/comic/news/317081 2021年3月24日閲覧。 
  25. ^ スキップとローファー(1)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2019年3月19日閲覧。
  26. ^ スキップとローファー(2)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2019年7月23日閲覧。
  27. ^ スキップとローファー(3)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年4月9日閲覧。
  28. ^ スキップとローファー(4)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年8月21日閲覧。
  29. ^ スキップとローファー(5)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年3月24日閲覧。
  30. ^ スキップとローファー(6)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年11月22日閲覧。
  31. ^ スキップとローファー(7)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年6月22日閲覧。
  32. ^ スキップとローファー(8)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年1月23日閲覧。
  33. ^ スキップとローファー(9)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年8月23日閲覧。
  34. ^ スキップとローファー(10)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年3月22日閲覧。
  35. ^ 『スキップとローファー』10巻発売記念、37色の“赤面シーン”広告が渋谷&大阪に”. ナターシャ (2024年3月18日). 2024年3月22日閲覧。
  36. ^ “高松美咲「スキップとローファー」TVアニメ化決定”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年11月22日). https://natalie.mu/comic/news/454483 2021年11月22日閲覧。 
  37. ^ a b MUSIC”. TVアニメ「スキップとローファー」公式サイト. 2023年2月25日閲覧。
  38. ^ “アニメ「スキップとローファー」が中国アニメ・マンガ金龍賞の海外アニメ賞を獲得”. コミックナタリー (ナターシャ). (202-09-27). https://natalie.mu/comic/news/542756 2024年3月2日閲覧。 
  39. ^ “クランチロールのアニメ・オブ・ザ・イヤーは「呪術廻戦」!監督賞など複数受賞”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年3月2日). https://natalie.mu/comic/news/563425 2024年3月3日閲覧。 
  40. ^ a b ON AIR”. TVアニメ「スキップとローファー」公式サイト. 2023年4月18日閲覧。
  41. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  42. ^ 週間番組表 (2023/04/03〜2023/04/09)”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2023年3月29日閲覧。
  43. ^ Blu-ray”. TVアニメ「スキップとローファー」公式サイト. 2023年4月18日閲覧。
  44. ^ “珠洲ゆかり「スキップとローファー」無料公開 収益を寄付”. 北國新聞デジタル (北國新聞社). (2024年2月2日). https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1307694 2024年2月27日閲覧。 
  45. ^ a b “アフタヌーン編集部が高松美咲とともに石川県に1000万円寄付、“能登半島地震応援版”も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年2月8日). https://natalie.mu/comic/news/560300 2024年2月27日閲覧。 

外部リンク[編集]