警視庁捜査資料管理室 (仮)

警視庁捜査資料管理室 (仮)
ジャンル 刑事ドラマ
企画 高井一郎フジテレビ
脚本 山内直哉
総監督 本広克行
監督 山口淳太
出演者 下記参照
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
シーズン数 2
製作
プロデューサー 岡林修平
撮影監督 尾野慎太郎
編集 坪田早紀子
制作 LDS
製作 BSフジ
放送
放送局BSフジ
映像形式16:9 / 4K
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
公式サイト
シーズン1
『警視庁捜査資料管理室 (仮)』
出演者瀧川英次
小橋めぐみ
向井地美音
川野直輝
甲本雅裕
ナレーター渡辺真理
放送期間2018年10月1日 - 12月10日
放送時間月曜 23:00 - 23:30
各話の長さ30
回数11
シーズン2
『警視庁捜査資料管理室』
出演者瀧川英次
秋元才加
武野功雄
小橋めぐみ
向井地美音
川野直輝
甲本雅裕
ナレーター渡辺真理
放送期間2019年4月1日 - 6月10日
放送時間月曜 23:00 - 23:30
各話の長さ30
回数11
警視庁捜査資料管理室
〜BACK TO THE 音楽教室転落死事件〜
出演者瀧川英次
川野直輝
小橋めぐみ
横溝菜帆
尾𥔎真花
入矢麻衣
RiRiKA
小松利昌
秋山桃子
放送期間2020年3月8日
放送時間14:00 - 14:55
各話の長さ55
回数1
警視庁捜査資料管理室 スペシャル
〜明石幸男、最後の3日間〜
出演者瀧川英次
小橋めぐみ
秋元才加
向井地美音
川野直輝
甲本雅裕
武野功雄
荒川泰二郎
放送期間2020年3月14日 - 3月15日
放送時間21:00 - 22:55
各話の長さ115
回数2
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警視庁捜査資料管理室 (仮)』もしくは『警視庁捜査資料管理室』は、2018年からBSフジの新しく開設されたドラマ枠で放送された日本のテレビドラマである。主演は瀧川英次(赤ペン瀧川)。瀧川は連続ドラマ初主演となる。

架空の警察署の一部屋のみでドラマが進む、全編4K撮影のワンシチュエーションドラマである。メイン撮影カメラは、パナソニック LUMIX Gシリーズの、Cinema4K/60p動画対応型の最新モデル「DC-GH5S」を使っている[1]

2019年4月1日からは続編『警視庁捜査資料管理室』がスタートし[2]6月10日まで全11話が放映された。2020年3月8日に『警視庁捜査資料管理室〜BACK TO THE 音楽教室転落死事件〜』と題したスピンオフが放送された[3]。2020年3月14日と3月15日には、BSフジ開局20周年記念特別番組第1弾として、『警視庁捜査資料管理室 スペシャル 〜明石幸男、最後の3日間〜』が2夜連続で放送された[4]

あらすじ[編集]

シーズン1『警視庁捜査資料管理室 (仮)』
2020年東京オリンピックパラリンピック開催に向けた、警視庁の中期5か年計画“MPDアクションプラン2020”の第1弾として新稼働予定の「警視庁捜査資料管理センター」の設立準備室である。警視庁勝どき署管内の、資料室の一角に仮設置されたもので、組織上6人が所属する。しかし、室長を含む5人は他部署との兼務であり、専属で常駐するのは次長の明石幸男技術専門官ただ1人である。踊る大捜査線シリーズのオリジナルキャストが登場するなどの伏線もあり、話題を呼んだ。

キャスト[編集]

警視庁関係者[編集]

明石幸男(あかいし ゆきお)〈39〉
演 - 瀧川英次
警視庁技術専門官・捜査資料管理室(仮)次長。一応6名の職員がいるが、明石以外の5人は兼務のため、めったにやって来ない。過去の捜査済み資料をデータベース化するのが業務内容で、身分は警察官ではない。
神奈川県七里ヶ浜生まれ。趣味は時刻表、プログラミング、ミステリー。特技は高校時代から始めた卓球で、心を落ち着ける際などに突然素振りを始める。誰に対しても丁寧語で対応する。イチイチ細かいことが気になってしまう性格。
妻とは本編開始時より3年前(2015年)に離婚したが、1人娘の結佳とは月に一度会っている。
幼少期から他人とのコミュニケーションが苦手で、自分の世界に入り込んでしまう癖があった。小学生の時に読んだ松本清張の『点と線』の「空白の4分間」がきっかけでミステリーにハマったことで推理好きにもなってしまった。妻との関係を修復するためにカウンセリングを受けていたときの手法を用いて、勝手に単独で推理をしているが、そもそも警察官としての権限はなく勤務にもまったく関係ないため、切り替え押しボタン式対局タイマーを使ってできるかぎりプライベートの時間で行っている。
シーズン2では仕事ぶりが認められ、警視庁捜査資料管理センターの次長に就任。人員も増員してもらえることになった。
SPでは捜査資料管理室の移転が決定。
野添久美子(のぞえ くみこ)〈32〉
演 - 小橋めぐみ(幼少:横溝菜帆
総務課庶務係。階級は巡査長。独身。6年前、とある捜査本部の応援中に不用意な発言をしたために異動させられたらしい。
週に1回程度、捜査終了後の資料を段ボールに入れ、台車で捜査資料管理室(仮)に運んでくる。
以前は仕事と称してサボる場所として使っていた場所に明石が常駐することになったことに不満を持っている。
明石の扱いは雑で手厳しく、いじって困らせることに喜びを感じている。口が軽く、大雑把な面もあり、明石とは気が合わないように見える。趣味はコスプレ。
戸塚美保(とつか みほ)〈26〉
演 ‐ 秋元才加
シーズン2より登場。新人技術専門官。
真面目で嘘が嫌いな性分。ハキハキした物言いをし、勘も鋭い。小学生のころに自宅が火事になり、火災調査官と刑事とのやり取りに興味を持ったのが応募動機である。大学卒業後はNGOに参加していたため、ボランティア経験もある。特技は英語、バスケット、ゲーム制作。
同僚の小守とは気が合わないことが多い。
小守泰次郎(こもり たいじろう)〈55〉
演 - 武野功雄
シーズン2より登場。新人。
さまざまな職種を経て、シニア採用枠の行政職員として採用される。既婚で三児(男児)の父。子どものころは教師か警察官に憧れていた。警備員時代に腰を痛めている。マイペースだが気配りを忘れない。健康のため、牛乳を1リットル飲むのも忘れない。
早合点しがちで、自由な行動を取ることが多い。
柴田里香子(しばた りかこ)〈22〉
演 - 向井地美音
刑事課見習い。階級は巡査部長。幼いころに母を亡くし、父と兄との三人暮らしだったが、台場で起きた「ある事件」の後、母方の親戚の養子となった。「ある事件」の際、体を張って自分の命を守ってくれた女性刑事に憧れ、高校卒業後に警察官採用試験に合格する。交番勤務時代に、現行犯で逃走する犯人のほとんどを自慢の俊足で取り押さえて実績を積み、狭き門の署長推薦を勝ち取った。
明石の妄想推理に付き合い、冷静に矛盾点を指摘して明石をヘコませている。
栗山孝治(くりやま こうじ)〈34〉
演 - 川野直輝
某署刑事課刑事。階級は巡査部長。ゲームオタク。情報処理には明るく、実益を兼ねたアプリ開発が趣味。笑いのポイントがズレている。
明石と同様に他人とのコミュニケーションが苦手なため、気は合う。
緒方薫(おがた かおる)〈48〉
演 - 甲本雅裕
総務課長 兼 捜査資料管理室(仮)室長。階級は警部。明石の上司だが相性が悪いせいか会話の内容がかみ合わないことが多い。明石との普段のやりとりは内線電話がメイン。妄想推理に関しては快く思っていない。
かつては機動隊出身の武闘派だったが、職務中の怪我がもとで現場を離れた。
職務中の怪我によって入院した病院にて、東日本大震災の際の被災地応援で出会った看護師(バツ1、子持ち)と再会して結婚した。
ピーちゃん〈インコ〉
演 - Q太郎
警視庁いきもの係より預けられたインコ。明石は勝手に愛着が湧いていた。
シーズン2では回想や明石の机上のフィギュアとして登場。
SPでも明石の昼寝時の夢などに登場。

その他[編集]

明石結佳(あかいし ゆか)
演 - 渡邉このみ
明石の娘。小学6年生。3年前に離婚した明石の元妻と暮らしており、明石とは月に一度会っている。
シーズン2では中学生になった。
明石遥佳(あかいし はるか)/ナレーション
演 - 渡辺真理
明石の元妻。シーズン2にて写真で初登場。
劇中では高速で登場人物たちの解説や前回までのおさらいを行う。
企画・総合プロデューサー・高井一郎の実の妻。

ゲスト[編集]

シーズン1[編集]

田中文夫[注 1]
演 - 近藤芳正(第3話)
美濃部藤吉
演 - きたろう(第9話)
火災原因調査官・鮫島
演 - 山田裕貴(第10話)
生活環境課署員 環境三係(通称いきもの係)
演 - 川栄李奈(第10話)

シーズン2[編集]

虎丸良平[注 2]
演 - 船越英一郎(第1話)
警視庁捜査一課刑事。階級は警部。
三宅実
演 - 柳沢慎吾(第1話、SP)
オフィス用品や事務機器を取り扱う「ミヤケ」の社長兼営業。
第1話で捜査資料管理室の新人と間違われた。
SPでは捜査資料管理センターへの搬入やレイアウトの相談に明石のもとを訪れる。
明石良子(あかいし りょうこ)
演 - 戸村美智子(第6話)
明石の母。
明石寛治(あかいし かんじ)
演 - 中山克己(第6話)
明石の父。
早乙女将太
演 - 堀井新太(第7話)
火災原因調査官。鮫島の後輩。
磯部未来
演 - 山崎莉里那(第11話)
捜査資料管理室に迷い込んできた少女。
警察幹部と秘書
演 - 須田慎一郎(幹部)、東島衣里(秘書)
明石にある報告をするために捜査資料管理室を訪れる。
容姿がニッポン放送でニュースを取り上げているジャーナリストとアナウンサーに似ている。

SP[編集]

森下孝治
演 - 遠山俊也
某署刑事課長警部。
緒方とは警察学校の同期。
永遠のライバル。

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

シーズン1『警視庁捜査資料管理室 (仮)』[編集]

話数 放送日 タイトル
第1話 2018年10月01日 真実は書類の中に眠っている!? 初めての妄想推理は転落事件の謎
第2話 10月08日 バナナが導く転落死事件の悲しい真相?
第3話 10月15日 被疑者は当時19歳の美少女、僕と同い年!
第4話 10月22日 完全黙秘の謎、返せなかったネガの悲劇…
第5話 10月29日 ペット見守りカメラは見た! 歳の差43歳の監禁殺人
第6話 11月05日 僕が監禁された!? まっ暗闇の密室が導く新たな真相?
第7話 11月12日 唄に込められた暗号? そして、壮大な推理の果てに…
第8話 11月19日 娘の小学校で怪事件!? パパが事件を解決する!
第9話 11月26日 不審死のウラに潜む魔の手が、明石に迫る!?
第10話 12月03日 初めての事件解決の鍵は、ピーちゃんの重要証言!?
第11話 12月10日 僕はクビだ…警視庁捜査資料管理室(仮)がなくなる!?

シーズン2『警視庁捜査資料管理室』[編集]

話数 放送日 タイトル
第1話 2019年4月01日 『捜査資料管理室』本格稼働! ついに、僕にも部下ができた!!
第2話 4月08日 上司としての初仕事は危機管理対策だ!…え?技術専門官なのに?
第3話 4月15日 なぜ廃墟でパンツ一丁!?推理に夢中の明石は、ついに自分も…!
第4話 4月22日 涙のパンツの真相と、捜査資料管理室新人歓迎会の悲劇!?
第5話 4月29日 時刻表と無理心中事件!?これは小説じゃないリアル『点と線』だ!!
第6話 5月06日 両親のおかげで辿り着いた新たな真相!?明石と緒方の最大の勘違い
第7話 5月13日 明石幸男の妄想が全開!…『本当に明石さんで間違いないですか?』
第8話 5月20日 芸術は爆発だ!またもや明石に新たなあだ名の命名の危機が…!?
第9話 5月27日 迷惑メールから始まる出会い系の彼女との恋?!翻弄される明石幸男
第10話 6月03日 出会い系潜入捜査開始!僕は今、重要参考人と繋がっている!!
第11話 6月10日 部下にシンナー男の危機が迫る!少女はどこからきたのか!?

関連番組[編集]

  • 赤ペン瀧川の『警視庁捜査資料管理室(仮)』徹底解説スペシャル(2018年12月17日)
  • 野添久美子の憂鬱な日曜日(仮)(放送未定) 2020年に日本映画専門チャンネルで行われた『ゴールデンウィーク深夜まるごと警視庁捜査資料管理室』にて野添を主人公にした新作スピンオフドラマが独占放送されることがSP放送中のCMにて発表されていたが、中止になった。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『踊る大捜査線』テレビシリーズ第1話の登場人物。日常生活に刺激を求めて行っていたコソ泥が見つかったことで殺人事件を起こし、懲役10年の判決(2010年にはすでに出所)を受けていた。
  2. ^ フジテレビトレース〜科捜研の男〜』の登場人物。同作品との相互コラボレーション企画として登場。同作品には本作品から明石がゲスト出演した[5]

出典[編集]

外部リンク[編集]

BSフジ 月曜23:00 - 23:30枠
前番組 番組名 次番組
警視庁捜査資料管理室(仮)

警視庁捜査資料管理室
(2018.10.1 - 2019.8.26)
  • 2019年1月7日 - 3月17日および
    2019年6月17日 - 8月26日は同作の再放送編成