荒木遼太郎

荒木 遼太郎
名前
愛称 タロウ、タロウちゃん
カタカナ アラキ リョウタロウ
ラテン文字 ARAKI Ryotaro
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (2002-01-29) 2002年1月29日(22歳)
出身地 熊本県山鹿市
身長 170cm
体重 60kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 FC東京
ポジション MF
背番号 71
利き足 右足
ユース
2014-2016 ロアッソ熊本ジュニアユース
2017-2019 東福岡高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2020- 鹿島アントラーズ 88 (13)
2024- FC東京(loan)
代表歴2
2022 日本の旗 日本 0 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月5日現在。
2. 2022年12月5日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

荒木 遼太郎(あらき りょうたろう、2002年1月29日 - )は、熊本県山鹿市出身のプロサッカー選手JリーグFC東京所属。ポジションはミッドフィールダー(トップ下)。U23日本代表。

来歴[編集]

プロ入り前[編集]

熊本県出身でロアッソ熊本ジュニアユースに入団し頭角を現した。ユースへの昇格はせず、東福岡高等学校へ進学。本職はトップ下だったがアンカーとしてもプレーを始める[1]。3年生になると主将として背番号10を付け、2019年10月に、2020年シーズンからの鹿島アントラーズへの入団が決定した[2]

鹿島アントラーズ[編集]

2020年より鹿島アントラーズに入団した。入団後の2020年2月16日ルヴァンカップ開幕戦の対名古屋グランパス戦でプロデビューを果たした[3]。続く2月23日明治安田生命J1リーグ開幕戦の対サンフレッチェ広島戦では後半から途中交代出場。リーグ戦でもデビューのピッチを踏み、内田篤人以来となる高卒1年目での開幕戦出場を記録した[4]。8月16日、第10節のヴィッセル神戸戦でプロ入り初ゴールを決めた[5]

2021年シーズンは背番号を13に変更[6]。3月10日の第3節・湘南ベルマーレ戦では2試合連続ゴールを決めた[7]。続く3月13日、第4節のサンフレッチェ広島戦では10代選手では城彰二以来27年ぶりとなる3試合連続ゴールを決めた[8]。11月3日、第34節のサンフレッチェ広島ではPKからゴールを決め、こちらも城彰二以来史上2人目となる10代選手での2桁得点を達成した[9]。2021シーズンは10ゴール7アシストと大活躍。これが評価され、鹿島としては安部裕葵以来3年ぶり4人目のベストヤングプレーヤー賞を受賞した[10]

FC東京[編集]

2024年、出場機会を求めてFC東京に期限付き移籍(2025年1月31日まで)をした[11]

日本代表[編集]

2018年に行われたAFC U-16選手権ではU-16日本代表の主力として優勝に貢献[12]

2021年12月7日、翌年1月に行われるキリンチャレンジカップ2022の日本代表メンバーに初選出された。(試合出場は無し)

プレースタイル[編集]

トップ下でプレーする荒木はピッチのどこにでも顔を出し、味方からボールを引き出して良いパスを展開する「チームの心臓」であると評価されており、本人もトップ下だとプレーしやすいと語っている[13]

人物[編集]

サッカーダイジェストWebにて二人の元日本代表、名良橋晃岩本輝雄が「荒木遼太郎は天才と呼べるのか?」というテーマで対談し、名良橋は「基本的になんでもできるプレーヤーなので、天才の部類に入れていい」「サイドラインを背負ってのプレーはまだ窮屈に感じるけど、そこを修正してひと皮剥ければ飛躍できる」と評し、岩本は「荒木は起用ポジションで見え方が変わる」「5月の川崎戦、左サイドハーフだった前半は守備に引っ張られて持ち味をほとんど出せなかったが、中央にポジションを移してからは天才的だった」「ファーストタッチが素晴らしいから、時間をかけずにキュッと前を向いてバイタルエリアで勝負できる。ミスもあるけど、バイタル付近であそこまで良いプレーをしている選手はJリーグの中でそういない。ボールタッチは、本当に天才肌。パスを出すタイミングについては改善の余地があるけど、天才の部類に入るかな、“トップ下の荒木”は」と評している。両氏は共に荒木の適性がトップ下である、と語った[14]

所属クラブ[編集]

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2020 鹿島 26 J1 26 2 3 0 - 29 2
2021 13 36 10 7 2 3 1 46 13
2022 10 13 1 4 0 0 0 17 1
2023 13 0 5 1 2 0 20 1
2024 FC東京 71
通算 日本 J1 88 13 19 3 5 1 112 17
総通算 88 13 19 3 5 1 112 17

タイトル[編集]

代表[編集]

U-16日本代表
U-21日本代表
  • ドバイカップU-23 (2022年)

個人[編集]

  • J1リーグ・ベストヤングプレーヤー賞(2021年)

代表歴[編集]

  • U-15日本代表
    • スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラム 南アジア・日本U-16サッカー交流(2017年)
    • 中国遠征(2017年)
    • AFC U-16選手権・予選(2017年)
  • U-16日本代表
  • U-17日本代表
    • アルゼンチン遠征(2019年)
  • U-19日本代表
    • 千葉キャンプ(2020年)
  • U-20日本代表
    • 千葉キャンプ(2021年)
  • U-21日本代表
    • ドバイカップU-23(2022年)
  • 日本代表
    • キリンチャレンジカップ(2022年)

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ Jスカウト注目、東福岡の新10番・荒木遼太郎が桐光学園の怪物FWや鳥栖の新鋭を意識するワケサッカーダイジェスト(2019年3月18日)2020年1月2日閲覧。
  2. ^ 「厳しい道の方が成長できる」。東福岡で競争を勝ち抜く力身につけたMF荒木遼太郎、より成長するために鹿島へゲキサカ(2019年10月22日)2020年1月2日閲覧。
  3. ^ 鹿島、高卒ルーキーふたりがJ公式戦デビュー!ともに存在感を示す一方で、まさかの一発退場も…サッカーダイジェスト(2020年2月16日)2020年2月16日閲覧。
  4. ^ 鹿島荒木、内田篤人以来の高卒ルーキー開幕出場日刊スポーツ(2020年2月23日)2020年2月23日閲覧。
  5. ^ 18歳MF荒木遼太郎のJ初ゴールがAT劇的同点弾!! アシストは染野、ルーキー積極起用の鹿島が神戸とドローゲキサカ(2020年8月16日)2020年8月16日閲覧。
  6. ^ 鹿島伝統のエース背番「13」に変更の鹿島・荒木 「目標は5ゴール5アシスト。結果にこだわって」”. Sponichi Annex (2021年2月8日). 2021年2月8日閲覧。
  7. ^ 鹿島の19歳荒木が2得点でリーグ戦初白星呼ぶ 出場2戦連発でブレークの予感スポニチ(2021年3月10日)2021年3月12日閲覧。
  8. ^ “鹿島 19歳・荒木、城以来10代3戦連発 “飛び級”五輪代表へ猛アピール「結果残して代表に」”. スポーツニッポン. (2021年3月14日). https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2021/03/14/kiji/20210313s00002179475000c.html 2021年3月14日閲覧。 
  9. ^ 「鹿島の歴史的瞬間!」19歳・荒木遼太郎が城彰二以来、27年ぶりの10代での二桁得点を達成!”. サッカーダイジェスト (2021年11月3日). 2021年11月3日閲覧。
  10. ^ 【表】鹿島FW荒木遼太郎がベストヤングプレーヤー賞/歴代一覧日刊スポーツ(2021年12月7日)2022年6月5日閲覧。
  11. ^ 荒木遼太郎選手 期限付き移籍加入のお知らせ”. FC東京 (2023年12月24日). 2024年1月16日閲覧。
  12. ^ 【選手権】来季の注目銘柄、東福岡の荒木遼太郎。赤い彗星の大器が抱くU-16代表の僚友・西川潤へのライバル心サッカーダイジェスト(2018年12月29日)2022年6月5日閲覧。
  13. ^ ファンクラブからのお知らせ”. 鹿島アントラーズ公式サイト (2021年7月28日). 2021年8月1日閲覧。
  14. ^ 元日本代表ふたりが荒木遼太郎を“天才”と評した理由が面白い「Jリーグの中でそういない」”. サッカーダイジェストWeb (2021年8月14日). 2021年8月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]