桑原巨守
桑原 巨守(くわはら ひろもり、1927年7月15日[1] - 1993年8月26日)は、日本の彫刻家。女子美術大学名誉教授。
概要
[編集]具象彫刻の第一人者と評され、群馬県渋川市に桑原巨守彫刻美術館がある。群馬県沼田市出身。
略歴
[編集]- 1949年 東京美術学校彫刻科卒業
- 1964年 二紀展に初入選
- 1966年 二紀展同人賞受賞
- 1969年 青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に使用される、牧羊神のマークをデザイン[2]
- 1971年 女子美術大学教授に就任
- 1975年 第29回二紀展で菊華賞受賞
- 1979年 ブルガリア政府「花と少女」を購入
- 1982年 第2回高村光太郎大賞展で美ヶ原高原美術館賞受賞
- 1983年 第37回二紀展で文部大臣賞受賞
- 1989年 第43回二紀展で宮本三郎賞受賞
- 1993年 女子美術大学名誉教授となる
主な作品
[編集]- 「花と少女」
- 「南風」
- 「春のよろこび」
- 「風と花」 彫刻の森美術館、広島市中央公園、東京都千代田区日比谷シティ等
- 「花の少女」 神戸市中央区三宮町1・三宮センター街(2001年設置)
- 「讃太陽」 神戸市中央区三宮町1・三宮センター街(1996年設置)、東京証券取引先所
- 「風の戯れ」 東京都千代田区日比谷シティ
- 「凱風」 東京都千代田区日比谷シティ
- 「姉妹」1980年 姫路市立美術館
- 「新頌麗陽」1989年 東京都大田区大田文化の森
- 「大空に」1984年 大阪市中央区御堂筋彫刻ストリート
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典1991~1993』(日外アソシエーツ、1994年)p.233
- ^ “「怪物が鼻に棒を…」読書感想文コンクールのマークの正体は?実は群馬と関わりが…”. 上毛新聞 (上毛新聞社). (2023年6月17日) 2023年8月12日閲覧。