日照岳

日照岳
南東側から望む日照岳(2008年4月6日撮影)
南東側から望む日照岳、2008年4月
標高 1,751.02[1] m
所在地 日本の旗 日本
岐阜県高山市大野郡白川村
位置 北緯36度6分21.22秒 東経136度53分39.34秒 / 北緯36.1058944度 東経136.8942611度 / 36.1058944; 136.8942611座標: 北緯36度6分21.22秒 東経136度53分39.34秒 / 北緯36.1058944度 東経136.8942611度 / 36.1058944; 136.8942611[2]
山系 両白山地[3]
日照岳の位置(日本内)
日照岳
日照岳 (日本)
日照岳の位置(岐阜県内)
日照岳
日照岳 (岐阜県)
プロジェクト 山
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日照岳(ひでりだけ)は、岐阜県高山市[注釈 1]大野郡白川村にまたがる両白山地標高1,751 m[2][3][4]

概要[編集]

岐阜県山岳連盟により「ぎふ百山」のひとつに選定されている[5]。地元では「にっしょうだけ」とも呼ぶ[3]。山域は特別豪雪地帯で、居住地はない[2]。北東山麓には御母衣ダムがある[2]。岩瀬地区にあった「日照開拓地」は日照岳の眺めが良い[3]

山名の由来[編集]

山名は、高山市荘川町の山麓から望むと、一番早く朝日が当たる山であることに由来する[4][6]

登山[編集]

登山道はなく、下部に送電線の巡視路がある[6]。3月から4月にかけての残雪期などに登山山スキーが行われることがある[3][6]。山頂からは別山へと延々と続く長大な尾根と白山を望むことができる[6]

地理[編集]

両白山地北部の別山から東に延びる枝尾根の末端に位置する[3]。東山麓に御母衣湖が広がる[4]

周辺の山[編集]

周辺の主な山を下表に示す[2]

山容 山名 標高(m)
[注釈 2][1][7]
三角点等級
基準点名[1]
日照岳からの
方角距離(km)
備考
日照岳から望む飛騨高地の御前岳とその左奥の猿ヶ馬場山(2009年4月7日撮影) 猿ヶ馬場山 1,875 北北東 14.0 日本三百名山
ぎふ百山
日照岳から望む白山(2008年4月6日撮影) 白山 2,702.14 一等
「白山」
西北西 12.3 両白山地最高峰
日本百名山
ぎふ百山
日照岳から望む奥三方岳と三方崩山(2009年4月7日撮影) 三方崩山 2,058.65 二等
「三方崩岳」
北北西 8.7 ぎふ百山
オサンババから望む日照岳、右奥に奥三方岳と三方崩山(2019年3月9日撮影) 日照岳 1,751.02 二等
「尾神岳」
0 ぎふ百山
日照岳から望む別山(2008年4月6日撮影) 別山 2,399.31 二等
「別山」
西 11.6 ぎふ百山
日照岳から望む南側の大日ヶ岳(2009年4月7日撮影) 大日ヶ岳 1,709.00 一等
「大日ヶ岳」
南南西 12.7 日本二百名山
ぎふ百山
東側の飛騨高地のオサンババ(山中山)から望む両白山地、左から大日ヶ岳三ノ峰別山白山日照岳、奥三方岳、三方崩山御母衣ダム

源流の河川[編集]

庄川水系の以下の支流源流となる山で日本海側の富山湾へ流れる[2]。山頂の北北東3.9 kmに御母衣ダムがある。

  • 福島谷
  • 保谷
  • 日照谷
  • 尾上郷川の支流

交通・アクセス[編集]

山域の東側の山麓に国道156号が通る[2]

日照岳の風景[編集]

日照岳からの眺望[編集]

ウィキメディア・コモンズには、日照岳から眺望に関するカテゴリがあります。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2005年平成17年)2月1日までは、高山市への編入合併前の大野郡荘川村にまたがっていた山。
  2. ^ 基準点の標高は、2014年3月13日の国土地理院による標高改算値。

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 岐阜県山岳連盟『ぎふ百山』岐阜新聞社、1987年7月。ISBN 4905958474 
  • 徳久球雄(編集) 編『コンサイス日本山名辞典』(修訂版)三省堂、1992年10月。ISBN 4-385-15403-1 
  • 日本山岳会 編『新日本山岳誌』ナカニシヤ出版、2005年11月。ISBN 4-779-50000-1 
  • 飛騨山岳会『飛騨の山』ナカニシヤ出版、2010年11月。ISBN 9784398757838 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]