兵本達吉

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兵本 達吉(ひょうもと たつきち、1938年(昭和13年) - )は日本政治評論家。「共産主義研究家」を自称する[1]

日本共産党党員・公設秘書特定失踪者問題調査会元理事。奈良県奈良市出身。

来歴[編集]

党員時代[編集]

除名後[編集]

党除名後は反共主義転向し「共産党は結党以来一貫した反国民的集団であり、肯定する点は一切無い」としばしば主張。治安維持法を肯定し、旧・民社党的な「国家社会主義」を理想としている。

この発言については五十嵐仁法政大学教授など有識者から「兵本が自身の党内で果たしてきた役割を肯定するなら党にも一定の正当性があると言えるし、党を全否定するのなら兵本自身の活動も当然『反国民的』として全否定されるのが筋。結局兵本は自分の党員・党役員としての役割に一切責任を負っておらず、独善的な自画自賛と自身を棚に上げた的外れな共産党攻撃のみに終始しているに過ぎない」「『政府のプロジェクトチームへの参加』とは、つまるところ、拉致問題に当局筋として関わる事だったのではないか」[5][6]との批判も出ている。

WiLL』や『正論』などにしばしば論文を掲載する。花田紀凱がWACから離れて後はやはり花田の立ち上げた「Hanada」に移った。

阿部雅美は産経新聞の連載「私の拉致取材-40年目の検証」で私にとって拉致疑惑に関しては兵本氏=共産党であり、兵本氏以外の共産党員と言葉を交わしたり、取材したりしたことは一度もないと書き、梶山答弁後から日朝首脳会談に至るまでの間、日本共産党は北朝鮮との関係修復に走り、邪魔な日本人拉致事件を日本共産党で一人だけ追及する兵本は除名されながらも拉致被害者支援の活動を続けていったと評している。

「救う会」における経歴[編集]

  • 2004年6月23日佐藤勝巳会長(当時)が、会への寄付金1000万円を着服した疑いがあるとして、佐藤と(横領行為の証拠を隠滅したとして)西岡力副会長(現:会長代行)を刑事告発した(結果は不起訴処分)[7][8]。兵本は、佐藤が2002年10月に札幌市の企業経営者から拉致問題に取り組む資金として受領した現金1000万円を会の出納簿に記録せず、会が管理する銀行口座にも入金しなかったとし、金銭の使途や管理などについて説明するよう佐藤側に求めたが、回答がないとして、「拉致救援活動は、多くの方々の支持と寄付で成り立っている。多額の金銭の使途が不透明なままでは国民の支持を得られず、運動は崩壊してしまう」と主張した[7]
    • これに対し佐藤は、1000万円の受領を認めたうえで、「情報収集活動に使った。事柄の性格上あえて公開しておらず、今後も公開するつもりはない」と説明した[7][8]。また、救う会も声明を発表し、兵本の主張を事実無根と非難した[8]。兵本達吉は「週刊新潮」(2004年7月29日号記事「灰色決着した救う会『1000万円』使途問題」)で次のように述べている。「私が監査人から聞いた話では、情報提供者とは韓国に亡命した北朝鮮の元工作員です。970万円は、500万円、170万円、300万円の3回に分けて支払われたそうです。しかし、1人の元工作員にそんな大金が渡っているとは信じられません」「500万円の一部は、元工作員がソウルに所有しているマンションのローンの返済に充てられたそうです。生活費も出していたとのことですが、いくら何でもやりすぎ。やっぱり、佐藤氏らが辻褄あわせをしたのではないか」。同記事によれば、肝心の佐藤氏は「取材は受けられない」と逃げるばかりだった。
  • 2004年12月、“会の方針に反して、週刊誌(週刊新潮)の取材に対し憶測に基づく言動を行なった”として全会一致の賛成で「救う会」理事を解任される。以後は一会員。

著書[編集]

演じた俳優[編集]

堺正章 2003年9月12日放送「完全再現 北朝鮮拉致…25年目の真実 消えた大スクープの謎!」フジテレビ

脚注[編集]

  1. ^ 論評掲載各誌の記述
  2. ^ 「視聴者を欺く『ノンフィクションドラマ』の虚構」しんぶん赤旗2003年9月14日付
  3. ^ 文藝春秋』2002年12月号「不破共産党議長を査問せよ」
  4. ^ 「拉致調査妨害」など事実無根―日本共産党国会議員団はこの問題にどう取り組んだか(橋本敦) しんぶん赤旗2002年11月17日
  5. ^ 「兵本達吉『日本共産党の戦後秘史』への感想」五十嵐仁の転成仁語
  6. ^ 筆坂秀世・兵本達吉両氏の無残な姿に心を痛める 五十嵐仁の転成仁語
  7. ^ a b c “救う会幹事、佐藤会長ら告発 寄付金1000万着服の疑い”. 産経新聞. (2004年6月23日) 
  8. ^ a b c 兵本達吉・小島晴則両幹事の告発について(声明)”. 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 (2004年6月23日). 2010年5月30日閲覧。

関連項目[編集]



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