不死鳥伝説

不死鳥伝説
山口百恵スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップス
歌謡曲
時間
レーベル CBSソニー
プロデュース 酒井政利
チャート最高順位
山口百恵 アルバム 年表
Star Legend 百恵伝説
(1980年)
不死鳥伝説
(1980年)
This is my trial
(1980年)
『不死鳥伝説』収録のシングル
  1. さよならの向う側
    リリース: 1980年8月21日
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不死鳥伝説』(フェニックスでんせつ)は、山口百恵の21枚目のスタジオ・アルバム。1980年8月21日CBSソニーよりリリースされた。

概要[編集]

帯コピー:蘇ると約束するわ 心だけは永遠の生きもの…

シングル「さよならの向う側」と同時発売。この年に引退することが決まっていた百恵にとって最後となる「百恵ちゃんまつり」(新宿コマ劇場)におけるオリジナル・ミュージカル「不死鳥伝説」(阿木燿子脚本)用のアルバムとして制作された[1]。歌詞カードには物語のあらすじが書かれている。ミュージカルの主題は、1980年から19年後の未来に人類が滅亡するという危機が訪れ、百恵の扮する救世主が現れて世界を救うというもので、『ノストラダムスの大予言』をモチーフにした、阿木によるオリジナルのストーリーとなっている[1]

LPは2枚組で、4面目(2枚目のB面)に曲は収録されておらず、盤に百恵の直筆サインが刻印されている[2]。カセットはミュージカルの曲順通りに構成されており、LPとは曲順が異なる。

2003年6月4日に発売された全オリジナルアルバム22枚を復刻したCD-BOX『MOMOE PREMIUM』には、リマスタリング音源で収録されている。2007年9月30日には更なるマスターサウンド仕様が施された『Complete MOMOE PREMIUM』が発売された。

収録曲[編集]

DISC1-A
全作詞: 阿木燿子、全作曲: 宇崎竜童、全編曲: 萩田光雄(注記を除く)。
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「序曲」(作曲:萩田光雄)阿木燿子宇崎竜童
2.「海から零へ」阿木燿子宇崎竜童
3.不死鳥フェニックス伝説」阿木燿子宇崎竜童
4.「Miss Boy」阿木燿子宇崎竜童
DISC1-B
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「ブラックボール」(作曲:佐々木勉)  
2.「テレパシーナ」  
3.「Who」  
4.「スペース・トラブル危機一髪」  
DISC2-A
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「ダンシング・スターシャイン」(作曲:萩田光雄)  
2.死と詩 death and poem  
3.さよならの向う側  
4.「空から無限大」(作曲:萩田光雄)  

カセット

A面
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「序曲」  
2.「海から零へ」  
3.「Miss Boy」  
4.「死と詩 death and poem」  
5.「テレパシーナ」  
6.「Who」  
B面
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「ブラックボール」  
2.「ダンシング・スターシャイン」  
3.「スペース・トラブル危機一髪」  
4.不死鳥フェニックス伝説」  
5.「さよならの向う側」  
6.「空から無限大」  

クレジット[編集]

ミュージシャン

スタッフ

関連作品[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 川瀬 2011, p. 321
  2. ^ 山口百恵 – 不死鳥伝説 (1980, Vinyl)”. Discogs. 2023年11月3日閲覧。

参考資料[編集]

  • 川瀬泰雄『プレイバック 制作ディレクター回想記』学研マーケティング、2011年2月。ISBN 978-4054047259