ブライアン・オグレディ

ブライアン・オグレディ
Brian O'Grady
カンザスシティ・モナークス #16
埼玉西武ライオンズ時代
(2022年4月15日、京セラドーム大阪)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ペンシルベニア州フィラデルフィア
生年月日 (1992-05-17) 1992年5月17日(31歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手一塁手
プロ入り 2014年 MLBドラフト8巡目
初出場 MLB / 2019年8月8日
NPB / 2022年3月25日
KBO / 2023年4月1日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ブライアン・パトリック・オグレディ: Brian Patrick O'Grady, 1992年5月17日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のプロ野球選手外野手内野手)。北米独立リーグであるアメリカン・アソシエーションカンザスシティ・モナークス所属。愛称は"オージー"[1]

経歴[編集]

プロ入りとレッズ時代[編集]

2014年MLBドラフト8巡目(全体245位)でシンシナティ・レッズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ビリングス・マスタングス英語版でプロデビュー。62試合に出場して打率.257、6本塁打、42打点、7盗塁を記録した。

2015年はA級デイトン・ドラゴンズとA+級デイトナ・トーテュガスでプレーし、2球団合計で115試合に出場して打率.254、11本塁打、54打点、25盗塁を記録した。

2016年はA+級デイトナでプレーし、107試合に出場して打率.235、9本塁打、40打点、16盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズ英語版に所属した。

2017年はA+級デイトナ・トーテュガスとAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズでプレーし、2球団合計で82試合に出場して打率.185、8本塁打、27打点、8盗塁を記録した。

2018年はAA級ペンサコーラとAAA級ルイビル・バッツでプレーし、2球団合計で105試合に出場して打率.280、14本塁打、59打点、9盗塁を記録した。

2019年は開幕をAAA級ルイビルで迎えた。8月5日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[2]、8日のシカゴ・カブス戦でメジャーデビュー[3]。この年メジャーでは28試合に出場して打率.190、2本塁打、3打点を記録した。オフの11月25日にDFAとなった[4]

レイズ時代[編集]

2019年11月27日に金銭または後日発表選手とのトレード [注 1]で、タンパベイ・レイズへ移籍した[6]

2020年は2試合に出場して打率.400、1盗塁を記録した。オフの11月20日にDFAとなり[7]、23日に自由契約となった[8]

パドレス時代[編集]

2020年12月8日にサンディエゴ・パドレスとメジャー契約を結んだ[9]

2021年シーズンは当初、背番号は5と発表されていたが、開幕直前に新加入のブレイク・スネルが当初着用予定だった24からレイズ時代と同じ4へ変更された。それに伴い、ウィル・マイヤーズは4から5へ、オグレディは5から24へ変更された。オフに40人枠外となった。

西武時代[編集]

2021年11月26日にNPBの埼玉西武ライオンズへの入団が決定した。登録名はブライアン・オグレディ、背番号は30[10]。1年契約で推定年俸8000万円[11]

2022年は、3月25日にNPB初出場を果たした。最終的にパ・リーグの外国人選手で唯一規定打席に到達し、チーム2位の15本塁打を放ったものの、打率.213はリーグ最下位だった。オフの11月5日に翌年の契約を結ばないことが発表され[12]、12月2日に自由契約公示された[13]

ハンファ時代[編集]

2023年からKBOリーグハンファ・イーグルスと契約した[14]。開幕から成績は上がらず、22試合に出場して打率.125(80打数10安打)、本塁打0、8打点、40三振という期待外れの成績で、5月31日にウェーバー公示され[15]、6月7日に自由契約選手となった。

独立リーグ時代[編集]

2023年6月17日にアメリカン・アソシエーションカンザスシティ・モナークスと契約した[16]

選手としての特徴・人物[編集]

パンチ力を秘める中距離打者[17]。守備は外野手を本職に一塁手もこなす[18]

アメリカではバットメーカーの共同オーナーも務める[19]

来日前はパドレス時代に同僚だったダルビッシュ有から日本人の投球スタイル、日米の違い、成功するための秘訣を聞いている[19]

好きな日本語は「ホームラン」[20]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2019 CIN 28 48 42 4 8 2 1 2 18 3 0 0 0 0 4 0 2 17 0 .190 .292 .429 .720
2020 TB 2 5 5 2 2 1 0 0 3 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 .400 .400 .600 1.000
2021 SD 32 61 51 8 8 3 0 2 17 9 0 0 1 1 8 0 0 17 1 .157 .267 .333 .600
2022 西武 123 465 404 42 86 24 0 15 155 46 2 1 0 2 54 3 5 129 8 .213 .312 .384 .695
MLB:3年 62 114 98 14 18 6 1 4 38 12 1 0 1 1 12 0 2 35 1 .184 .283 .388 .671
NPB:1年 123 465 404 42 86 24 0 15 155 46 2 1 0 2 54 3 5 129 8 .213 .312 .384 .695
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

外野守備


中堅(CF) 左翼(LF) 右翼(RF) 外野
















































2019 CIN 11 20 0 0 0 1.000 6 3 0 0 0 1.000 - -
2020 TB 1 0 0 0 0 .--- 1 0 0 0 0 .--- - -
2021 SD 2 0 1 0 0 1.000 4 6 0 0 0 1.000 10 15 0 0 0 1.000 -
2022 西武 - - - 123 209 6 2 0 .991
MLB 14 20 1 0 0 1.000 11 9 0 0 0 1.000 10 15 0 0 0 1.000 -
NPB - - - 123 209 6 2 0 .991
内野守備


一塁(1B)












2019 CIN 2 8 1 0 0 1.000
2020 TB 1 1 0 0 0 1.000
2021 SD 1 2 0 0 0 1.000
MLB 4 11 1 0 0 1.000
  • 2022年度シーズン終了時

記録[編集]

NPB[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 34(2019年)
  • 31(2020年)
  • 24(2021年)
  • 30(2022年)
  • 12(2023年)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2020年3月26日に金銭と発表されている[5]

出典[編集]

  1. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年6月19日). “西武・森友哉が逆転2点適時打「何としてもという気持ちでした」”. サンスポ. 2022年8月18日閲覧。
  2. ^ Jeff Todd (2019年8月5日). “Reds Place Derek Dietrich On IL, Select Brian O’Grady, Designate Blake Trahan” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年9月23日閲覧。
  3. ^ Chicago Cubs at Cincinnati Reds Box Score, August 8, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年9月23日閲覧。
  4. ^ Mark Sheldon (2019年11月25日). “Reds trade for RHP Shafer, claim OF Martini” (英語). MLB.com. 2021年9月23日閲覧。
  5. ^ Mark Polishuk (2020年3月26日). “Rays, Reds Finalize Trades For Jose De Leon, Brian O’Grady” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年9月23日閲覧。
  6. ^ Rays Acquire Brian O’Grady From Reds” (英語). MLB.com (2019年11月27日). 2021年9月23日閲覧。
  7. ^ Steve Adams and Anthony Franco (2020年11月20日). “Rays Designate Hunter Renfroe For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年9月23日閲覧。
  8. ^ MLB公式プロフィール参照。2021年9月23日閲覧。
  9. ^ AJ Cassavell (2020年12月8日). “Padres add O'Grady on Major League deal” (英語). MLB.com. 2021年9月23日閲覧。
  10. ^ 新外国人選手入団決定のお知らせ|埼玉西武ライオンズ”. 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト. 2021年12月5日閲覧。
  11. ^ 西武が左打ち外野手オグレディ獲得 今季はパドレスでダルビッシュとプレー”. 日刊スポーツ (2021年11月26日). 2022年2月12日閲覧。
  12. ^ 選手との契約について”. 埼玉西武ライオンズ (2022年11月5日). 2022年11月26日閲覧。
  13. ^ 2022年度 自由契約選手 公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2022年12月2日). 2022年12月4日閲覧。
  14. ^ https://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2022122109053495715
  15. ^ 한화이글스, 외국인 타자 브라이언 오그레디 웨이버 공시 요청”. 한화이글스 (2023年5月31日). 2023年6月12日閲覧。(朝鮮語)
  16. ^ Monarchs Reload Roster With Two Big Leaguers, AAPB Star”. Kansas City Monarchs (2023年6月27日). 2023年9月25日閲覧。
  17. ^ 【西武】新外国人オグレディが来日”. スポーツ報知 (2022年3月5日). 2022年3月16日閲覧。
  18. ^ 西武が新外国人オグレディを獲得 渡辺GM「一発の魅力もある中距離ヒッター」 左腕エンスに続く外国人補強”. 西日本スポーツ. 2022年3月16日閲覧。
  19. ^ a b 西武・オグレディ 開幕1軍間に合う!全体練習に初参加「必死でプレーする」 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年3月16日閲覧。
  20. ^ 「西武新外国人・オグレディ 日本語を勉強中 自己紹介で成果を披露 ダルビッシュにもアドバイスを求める」日テレNEWS 2022/03/04”. 日本テレビ. 2022年3月16日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]