コートニー・ホーキンス

コートニー・ホーキンス
Courtney Hawkins
ドバイ・ウルブズ
ソフトバンク時代
(2023年7月8日、紀三井寺野球場にて)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州コーパスクリスティ
生年月日 (1993-11-12) 1993年11月12日(30歳)
身長
体重
190 cm
111 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2012年 MLBドラフト1巡目(全体13位)
初出場 NPB / 2023年8月30日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

コートニー・ジェームズ・ホーキンスCourtney James Hawkins1993年11月12日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州コーパスクリスティ出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

高校時代はテキサス州のゲータレード年間最優秀選手賞を受賞し、ESPNによる全米高校生ランキングでは5位にランクインしていた[1]

プロ入りとホワイトソックス傘下時代[編集]

2012年MLBドラフト1巡目(全体13位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名され、予定していたテキサス大学オースティン校への進学を取りやめプロ入り[1][2]

2018年途中まで傘下のマイナーチームでプレーしたが、メジャーへの昇格はなく、同年4月18日に自由契約となった[3]

スキーターズ時代[編集]

2018年4月26日にアトランティックリーグシュガーランド・スキーターズと契約した。契約後は88試合に出場して打率.285、18本塁打、72打点を記録した。

レッズ傘下時代[編集]

2018年8月10日に保有権がシンシナティ・レッズへ譲渡された[4]。移籍後は傘下のA+級デイトナ・トーテュガスへ送られた。

2019年5月3日に自由契約となった。

スキーターズ復帰[編集]

2019年5月10日に前年所属したスキーターズと再び契約した。

ジャイアンツ傘下時代[編集]

2019年5月14日に保有権がサンフランシスコ・ジャイアンツへ譲渡された。移籍後は傘下のAAA級サクラメント・リバーキャッツへ送られたが、メジャーへの昇格はなく、シーズン終了後にFAとなった[5]

2度目のスキーターズ復帰[編集]

2020年7月に再びスキーターズと契約し、新型コロナウイルスの影響で試合に出場できないマイナーリーグの選手たちのために急遽創設されたコンステレーション・エナジーリーグ英語版に出場した。オフにはメキシコウィンターリーグ(LMP)モンテレイ・サルタンズでプレーした。

レジェンズ時代[編集]

レキシントン・レジェンズ時代(2021年6月26日)

2021年5月4日にアトランティックリーグのレキシントン・レジェンズと契約した。この年は106試合に出場して32本塁打を記録した。プレーオフのロングアイランド・ダックスとのリーグチャンピオンシップシリーズ第4戦では3本塁打を記録[6]。チームはこの試合に勝利して球団史上初の優勝を成し遂げ、自身はシリーズMVPを受賞した[7]

2022年は127試合に出場し、2000年のオジー・カンセコと並びリーグ史上最多タイ記録となる48本塁打を放って本塁打と打点の二冠に輝き、シーズンMVPを受賞した[8]

ソフトバンク時代[編集]

2022年のシーズン終了後に福岡ソフトバンクホークスの秋季キャンプにテスト生として参加した[9]。その後、12月22日にソフトバンクと正式に契約した[10]。背番号は10。2023年1月30日には福岡PayPayドーム内で入団会見を行い、意気込みを語った[11]

2023年オープン戦で打率.205、1本塁打、3打点と不振に終わり、開幕を二軍で迎えた[12]。外国人のフレディ・ガルビスウイリアンス・アストゥディーヨ、さらに途中からホークスに復帰したアルフレド・デスパイネも打撃不振であったが、ホーキンス自身の不振もあり一軍昇格の機会はなかなか与えられなかった。デスパイネが下半身のコンディション不良のため登録抹消となった8月30日にようやく一軍昇格を果たす[13][14]。同日のオリックス・バファローズ戦(福岡PayPayドーム)に7番・指名打者としてNPBデビューを果たすと、6回裏の第三打席では犠牲フライを放ち、これが来日初打点となった[15]。しかし、3試合の出場で10打席ノーヒットと結果を残せずに9月6日に二軍降格となり[16]、そのままシーズンを終えた。10月17日、退団する方向であることが報じられ[17]、12月1日に正式発表がなされた[18]

ソフトバンク退団後[編集]

2023年10月27日、中東初の野球リーグであるベースボール・ユナイテッドの第1回ドラフトが行われ、ドバイ・ウルブズから2巡目14位で指名を受けた[19]。11月24日、ドバイでの東西対抗形式のオールスター戦にイースト軍の4番・指名打者で先発出場すると、初回2死一塁で打席でジェイアー・ジャージェンスからセンター前ヒットを放ち、これがベースボールユナイテッド史上初のヒットとなった[20]

人物[編集]

トレードマークはフサフサの髭。この髭については「きれいに見えるようにいつも頑張っています。洗って、コンディショナーも使います」とこだわりを口にする。またソフトバンクの藤本博史前監督は自身の髭について「日本一になればひげをそる」と公言しており、ホーキンスも「優勝したら監督と一緒に剃りたい」と意欲を見せた[21]

自身の愛称は「ホーク」。ホークスの入団会見の際には、自身と似た愛称のチームへの入団とあって「これ以上のつながりはない。それぐらいのうれしさ。」と喜びを見せた[22]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2023 ソフトバンク 3 10 9 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 4 0 .000 .000 .000 .000
通算:1年 3 10 9 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 4 0 .000 .000 .000 .000
  • 2023年度シーズン終了時

タイトル[編集]

ALPB
  • 本塁打王:1回(2022年)
  • 打点王:1回(2022年)

表彰[編集]

ALPB
  • シーズンMVP:1回(2022年)
  • リーグチャンピオンシップシリーズMVP:1回(2021年)

記録[編集]

ALPB[編集]

その他の記録

NPB[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 10(2023年)

脚注[編集]

  1. ^ a b High School Baseball Recruiting - Courtney Hawkins - Player Profile - ESPN”. ESPN.com. 2022年10月12日閲覧。
  2. ^ White Sox draft OF Hawkins in opening round” (英語). ESPN.com (2012年6月5日). 2022年10月12日閲覧。
  3. ^ Minor MLB Transactions: 4/19/18” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年10月12日閲覧。
  4. ^ Sugar Land Space Cowboys” (英語). MiLB.com. 2022年10月12日閲覧。
  5. ^ Eddy, Matt. “Minor League Baseball Free Agents 2019”. www.baseballamerica.com. 2022年10月12日閲覧。
  6. ^ report, Staff. “Lexington pounds its way to Atlantic League title” (英語). Charleston Gazette-Mail. 2022年10月12日閲覧。
  7. ^ Atlantic League Professional Baseball: History”. www.atlanticleague.com. 2022年10月12日閲覧。
  8. ^ Atlantic League Names Courtney Hawkins Player of the Year” (英語). www.atlanticleague.com. 2022年10月12日閲覧。
  9. ^ ホーキンスがテスト終了、シート8打数無安打4三振 獲得は?「会社にお任せしている」|【西日本スポーツ】”. www.nishinippon.co.jp. 2022年11月14日閲覧。
  10. ^ コートニー・ホーキンス選手 入団のお知らせ|福岡ソフトバンクホークス”. ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2022年12月22日閲覧。
  11. ^ 【ソフトバンク】新外国人ホーキンスが“珍公約” 日本一になれば藤本博史監督と一緒に「ヒゲをそりたい」”. スポーツ報知 (2023年1月30日). 2023年1月30日閲覧。
  12. ^ 【ソフトバンク】レギュラー候補だった三森大貴が開幕2軍 ホーキンス、甲斐野らも降格”. nikkansports.com. 2023年12月7日閲覧。
  13. ^ Shimbun, The Nishinippon. “ソフトバンク・ホーキンスが今季初昇格 デスパイネは下半身のコンディション不良で登録抹消”. 西スポWEB OTTO!. 2023年12月7日閲覧。
  14. ^ 【ソフトバンク】米独立2冠のホーキンスがようやく初昇格 デスパイネは下半身の状態不良で登録抹消”. スポーツ報知 (2023年8月30日). 2023年12月7日閲覧。
  15. ^ a b c “ソフトB・ホーキンス 来日初出場初打点 右の助っ人大砲ようやく第一歩”. スポーツニッポン. (2023年8月31日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/08/31/kiji/20230830s00001173659000c.html 2023年8月31日閲覧。 
  16. ^ Shimbun, The Nishinippon. “ソフトバンク、中村晃が1日で1軍復帰 ホーキンスの出場選手登録を抹消”. 西スポWEB OTTO!. 2023年12月7日閲覧。
  17. ^ ソフトバンクの助っ人野手4人全員退団へ…デスパイネ、アストゥディーヨら”. 読売新聞オンライン (2023年10月17日). 2023年12月7日閲覧。
  18. ^ 来季契約について”. 福岡ソフトバンクホークス. 2023年12月7日閲覧。
  19. ^ Shimbun, The Nishinippon. “こちらのドラフトも激熱!? 中東初の野球リーグがソフトバンクの助っ人を指名 DeNA戦力外の平田真吾らNPB経験者が多数”. 西スポWEB OTTO!. 2023年12月7日閲覧。
  20. ^ Shimbun, The Nishinippon. “【動画】「福岡の妖精中東いるんか」元ソフトバンク助っ人が歴史的〝初安打〟 中東野球リーグのエキシビジョンマッチで躍動”. 西スポWEB OTTO!. 2023年12月7日閲覧。
  21. ^ 【ソフトバンク】フサフサひげ自慢のホーキンス「優勝したら監督と一緒に剃りたい」会見で宣言”. nikkansports.com. 2023年1月30日閲覧。
  22. ^ 「これ以上のつながりはない」新加入のホーキンス、自分の愛称にチームとの運命感じた”. 西日本スポーツ. 2023年1月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]