ばくはつ大将

漫画:ばくはつ大将
作者 辻なおき
出版社 講談社
掲載誌 ぼくら
発表号 1967年1月号 - 12月号
アニメ:ばくはつ五郎
原作 辻なおき
監督 高垣幸蔵、鳥居宥之、岡田宇啓、
河内功(いずれも演出名義)
脚本 吉岡道夫、辻真先、田代淳二、
高久進足立明
音楽 司一郎
製作 TCJ
放送局 TBS系列
放送期間 1970年4月3日 - 9月25日
話数 全26話
漫画:ばくはつ五郎
原作・原案など 辻なおき
作画 明石勉
出版社 少年画報社
掲載誌 少年画報
発表号 1970年8号 - 19号
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

ばくはつ大将』(ばくはつたいしょう)は、講談社の月刊漫画雑誌『ぼくら』に1967年1月号から同年12月号まで連載されていた辻なおき漫画作品。青空学園を舞台にした涙あり笑いありの痛快学園ストーリーである。

本記事では、これを原作とするアニメ『ばくはつ五郎』(ばくはつごろう)についても記述する。

ストーリー[編集]

青空学園に転校してきた中学生の大石五郎が、新聞部に入部し、学校生活の中で行きがかり上様々な運動部で活躍する。

登場人物[編集]

大石 五郎(おおいし ごろう)
- 中山輝夫
本編の主人公である男子中学生。青空学園2年A組に転校し、新聞部に入部する一方、様々な運動部で活躍する。
明朗快活で正義感が強く、思いやりがある反面、短気で喧嘩っ早く、怒りが頂点に達すると、「爆発だ!!」と叫んでは大きな力を出す。
岡山県生まれで、父親とは既に死別しており、酒屋を経営している叔父夫婦の家に引き取られている。
三枝 まゆみ(さえぐさ まゆみ)
声 - 杉山佳寿子
準主役にしてヒロインの女子中学生。五郎と同じ青空学園2年A組に通うクラスメートで、新聞部の部長。やや勝ち気だが知性と優しさを併せ持つ。
喧嘩っ早い五郎には手を焼いていたが、次第に引き込まれていく。
輪島 一平(わじま いっぺい)
声 - 小宮山清
五郎、まゆみのクラスメートである男子中学生。新聞部ではカメラマンとして活動している。丸刈りで眼鏡をかけており、富士額が特徴。やや気は弱いが、明朗で優しい性格の持ち主。
まゆみを「親分」と呼んで慕っている。「〜ざんす」と語尾につけて話すことが多い。
兵藤 大介(ひょうどう だいすけ)
声 - 上田敏也
荒熊 源太(あらくま げんた)
声 - 細井重之
青空学園3年生で、柔道部の部長。強面でプライドが若干高いが、リーダーシップに長け、正義感は強い。まゆみを慕っている。
鬼丸 武(おにまる たけし)
声 - 矢田耕司
五郎のクラスメートで、柔道部の副部長にして柔道部三下たちのリーダー。荒熊とは正反対に、陰険かつ乱暴な性格であり、柔道部員が起こす問題行為の大元の元凶でもある。
萩野 ユリ(はぎの ゆり)
声 - 栗葉子
五郎のクラスメート。地元の建設会社「萩野建設」社長の一人娘。五郎を慕うあまり、始めはまゆみや新聞部に反発的だったが、やがて五郎たちの良き仲間となる。
浜田 寅之助(はまだ とらのすく)
声 - 村松康雄
新聞部の顧問教師。通称「ハマトラ」。
細川 忠文(ほそかわ ただふみ)
声 - 市川治
青空学園3年生で、剣道部の部長。体が弱く、さらに目も悪かったが、治療の末に立ち直った。家は神社。
清水(しみず)
声 - 肝付兼太
柔道部員。鬼丸同様、五郎のクラスメートであり、五郎に敵対意識を持っている。
斉藤(さいとう)
声 - 栗葉子
青空学園女性教師で、五郎のクラス2年A組の担任。社会科担当。
青空学園校長
声 - 勝田久
赤原(あかはら)
声 - 納谷悟朗
青空学園の教頭。校長には頭が上がらない反面、浜田や生徒たちには口うるさく、生徒間の評判は芳しくない。紫色のスーツを常着しており、パイプを愛用している。

アニメ版[編集]

ばくはつ五郎』(ばくはつごろう)のタイトルで、1970年4月3日から同年9月25日までTBS系列局で放送。製作はTCJ (現・エイケン)。全26話。放送時間は毎週金曜 19:00 - 19:30 (日本標準時)。

2009年5月には、TBSチャンネルデジタルリマスター版が放送された。

スタッフ[編集]

  • 演出 - 高垣幸蔵、鳥居宥之、岡田宇啓、河内功、舘輝柾、山本功、村山徹
  • 音楽 - 司一郎
  • オーディオ演出 - 小松亘弘東北新社
  • 作画監督 - 毛内節夫、月川秀茂
  • チェッカー - 尾崎孝
  • 効果 - 東京効果工房
  • 録音 - 遠矢征夫(NJF)
  • 声優協力 - 河の会、同人舎、演協、俳協

主題歌[編集]

オープニングテーマ「ばくはつ五郎」
作詞 - 橋本淳 / 作曲・編曲 - 和田昭治 / 歌 - ザ・ワンダース
エンディングテーマ「涙はともだち」
作詞 - 橋本淳 / 作曲・編曲 - 和田昭治 / 歌 - ザ・ワンダース

挿入歌[編集]

「青空学園校歌」
作詞 - 林春生 / 作曲・編曲 - 司一郎 / 歌 - ザ・ワンダース
「青空学園応援歌」
作詞 - 林春生 / 作曲・編曲 - 司一郎 / 歌 - ザ・ワンダース

※主題歌・挿入歌の発売元は共にキングレコード

各話リスト[編集]

サブタイトル 脚本
1 豆台風がやってきた 吉岡道夫
2 スターはいらない 田代淳二
3 なだれ崩し 足立明
4 天下御免の親不孝 辻真先
5 はなばなしき挑戦!
6 犯人は俺じゃない! 高久進
7 帰って来たすごい奴
8 記者魂 辻真先
9 弱虫の勇気 吉岡道夫
10 負けるな一平 辻真先
11 秘められた必殺剣法 吉岡道夫
12 友情赤信号 田代淳二
13 友情の丘 高久進
14 大人だって許せない 吉岡道夫
15 ペンよりも強し 田代淳二
16 柔道まっしぐら 辻真先
17 男はつらい 田代淳二
18 小ちゃなチン入生 足立明
19 白球は死なず 田代淳二
20 恐怖の学園祭 高久進
21 炎の老犬 辻真先
22 青春超特急 吉岡道夫
23 青春に涙あり
24 危険な仲間 高久進
25 好敵手(ライバル) 吉岡道夫
26 世界は俺のもの

放送局[編集]

コミカライズ[編集]

原作漫画とは別に、少年画報社の『少年画報』にアニメのコミカライズ版である『ばくはつ五郎』が1970年8号から同年19号まで連載されていた。作画担当は明石勉。

脚注[編集]

  1. ^ 北海道新聞』(縮刷版) 1970年(昭和45年)4月 - 9月、テレビ欄。
  2. ^ 『河北新報』1970年4月3日 - 9月25日付朝刊、テレビ欄。
  3. ^ 『福島民報』1971年1月3日 - 6月27日付朝刊、テレビ欄。
  4. ^ 『福島民報』1970年4月3日 - 9月25日付朝刊、テレビ欄。
  5. ^ 『北日本新聞』1976年1月12日付朝刊テレビ欄より。
  6. ^ 北日本新聞』1971年10月6日付朝刊、テレビ欄。
  7. ^ 『北日本新聞』1970年9月4日付朝刊、テレビ欄。

外部リンク[編集]

TBS系列 金曜 19:00 - 19:30
前番組 番組名 次番組
ヒット中継車No.1
(1969年6月27日 - 1970年3月27日)
ばくはつ五郎
(1970年4月3日 - 9月25日)
キックの鬼
(1970年10月2日 - 1971年3月26日)