プロジェクト‐ノート:生物

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関連ノート

過去ログ[編集]

分類の基準からクロンキスト体系を外しませんか[編集]

遅ればせながら米倉浩司 (2010 2009)『高等植物分類表』北隆館を入手し、APGで採用されたタクサの日本語名をつらつら眺めています(本書はAPG IIとLAPG[* 1]を基本にしています)。印象を深くしたのは、かのYListの制作者である著者が「植物の進化を扱う学問分野においては、EnglerやCronquistの体系はもはや時代遅れのものでしかない」(p. 17) と明言していたことです。時代はそこまで来たのだなあと。プロジェクト:生物#分類の基準の被子植物で基準とする分類体系に挙げられているクロンキスト体系を、外しませんか。APGに対する違和感も薄れてきていることでしょう。ご意見をお願いします。

  1. ^ Haston et al. 2006. Taxon 56(1):7-12.

--Maxima m会話) 2012年6月28日 (木) 11:50 (UTC) 書誌訂正 --Maxima m会話2012年7月21日 (土) 00:57 (UTC)[返信]

  • 賛成 賛成です。分類の基準は1つにしておかないと無用な混乱を招くと思います(プロジェクト‐ノート:植物ではNPOVに反するという話も出てはいますが)。また、英語版ではほぼ完全にAPGへの移行が終わっています。移行に伴う作業としては、まず、Category:被子植物を見る限り、1000以上のページで生物分類表の張り替えが必要となりそうです。botでの処理はたぶん無理なので人手ですることになるでしょう。また、旧分類のカテゴリをどうするか、という問題もあります(英語版では削除されているようです)。それと、Template:生物分類表/単子葉植物綱Template:生物分類表/双子葉植物綱という省略テンプレートがありますが、これも何とかする必要があると思います。以上のような課題はありますが、今後APGが主流になることはほぼ明らかなので、今の内に移行を済ませておくべきではないでしょうか。--Ltsc2335会話2012年6月28日 (木) 14:08 (UTC)[返信]
  • 賛成 提案に賛成します。米倉2010より少し前に出た『植物分類表』(大場秀章、2009年)を見ても、クロンキスト体系は Thorne や Dahlgren と並んで歴史の中の一体系という扱いになっています(p293)。なお本書の出版は APGIII に微妙に先んじており、APG と言うよりも Mabberley に準じた体系ですが、APG と大きく矛盾するものでもありません。クロンキスト体系を一線から外すことに問題は無いと思います。- NEON会話2012年6月28日 (木) 23:54 (UTC)[返信]
  • 賛成 提案者票。忘れていました。 --Maxima m会話2012年6月29日 (金) 11:55 (UTC)[返信]
  • 報告 PJ:PLANTのノートに知らせてきました。 --Maxima m会話2012年6月29日 (金) 11:55 (UTC)[返信]
    • コメント 「分子では系統など、わからない」と力説していた先生方があちこちにいらしたのですが、昔の話になりました。
      1. 旧分類によるカテゴリは将来的に削除でしょうか。
      2. NPOVは、新エングラーに対してダールグレンクロンキストという時代にはそうだったかもしれませんが、分類学者が揃って「歴史上の話です」といっている現在、POVの観点から伝統的体系を考慮するべきとも思えません。
      3. 全部まとめて分類表の変更は、botには無理でしょうね。「やっぱりばらばらにされてしまいました」ユリ科とか、「えっ、そうだったんですか」ゴマノハグサ科とかもありますから、属以上はしっかり確認する必要があるでしょう。安定している一部の大きな分類群、たとえばラン科イネ科キク科ウリ科などを小分けにbotに依頼するのはありかもしれません。
      4. Template:生物分類表/双子葉植物綱廃止でしょう。双子葉というまとまりを認めていませんので。Template:生物分類表/単子葉植物綱は、中を書き換えてAPGの単子葉にすることもできますが、過去版を参照したときに(遡って)APGが採用されていたように見えますので、別建てのテンプレートにした方がいいのではないかと思います。Template:生物分類表/単子葉類とかいった名前になりますか。ついでに、Template:生物分類表/キク類 Iあたりまで作らせてくださるとありがたいのですが。(追加 2012年7月2日 (月) 06:03 (UTC))
      途中ですがひとまず。こんなところでしょうか--Maxima m会話2012年7月2日 (月) 04:39 (UTC)(#4を追加 2012年7月2日 (月) 06:03 (UTC))[返信]

報告 提案から2週間を過ぎて反対意見がありませんでしたので、クロンキストを外しました。省略テンプレートの処遇と分類表の内容を移行する手順は改めて。 --Maxima m会話2012年7月13日 (金) 18:55 (UTC)[返信]

報告 その2:クロンキストを外したので、関連するドキュメントを改訂しました。プロジェクト:生物/分類表イネの分類表APG IIIに対応させ、そのときに門や綱でなく「階級なし」というものが現れてしまうのでクレードの扱いを追加しています。他にも修正する必要のある場所があるかもしれません。--Maxima m会話) 2012年7月20日 (金) 13:25 (UTC) — テンプレート {{fullurl}} の引数重複エラーを修正。 --Kanjy会話2015年4月30日 (木) 01:16 (UTC)[返信]

反対  今更ですが、ここでこのような議論がされているとは知りませんでした。最新の知見はそれとしても、ウィキペディアを利用する人は、既存の植物図鑑、地方植物誌や百科事典と対比しながら、参考として閲覧すると思います。日本語ウィキペディアの植物分類において、クロンキスト体系(等)を削除してAPGのみにする、ということには賛成できません。YListで使われる分類体系でも併記されています。「分類表」もクロンキスト体系などの今までの分類と最新のAPGの分類を併記できるよう、研究者ではなく読者の立場にたった考え方はできないものでしょうか。あと、これは前の項での話ですが、種の「和名はカタカナ」は当然です。()内はその由来等を補足して記入していました(だから、括弧書きなのです)が、それは「百科事典」にふさわしくない、のでしょうか。--Qwert1234会話2012年8月23日 (木) 16:22 (UTC)[返信]

コメント Category:シソ目Category:ユキノシタ目などで作業していた者です。併記については賛成しますが、人為分類であることが明らかとなった体系に対し、生物分類表を1つ用いるのはあまりに過剰だと思います。なので、生物分類表はAPGとし、冒頭文に他の体系を併記する形ではどうでしょうか。--Ltsc2335会話2012年8月23日 (木) 22:58 (UTC)[返信]
コメント 既存の書物と対比されるのであれば、尚更 APG III を冒頭に出す価値があるでしょう。BGPlants ですら分類体系の更新が滞っているのですから、Wikipedia が最新の情報源に準拠する意義は大きいと思います。旧来の分類を無視するという事ではなく、Ltsc2335 氏同様、本文に入れるべきと思います。冒頭でも良いですし、あるいは分類の経緯や変遷を記した節を作れば、自ずとそこで言及されることになります。- NEON会話2012年8月24日 (金) 00:21 (UTC)[返信]

報告 「分類体系の併記」のイメージは、利用者:Qwert1234/分類体系併記のイメージをご覧ください。--Qwert1234会話2012年8月23日 (木) 17:21 (UTC)[返信]

イネ
……
分類クロンキスト体系
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Liliopsida
亜綱 : ツユクサ亜綱 Commelinidae
: カヤツリグサ目 Cyperales
: イネ科 Poaceae
: イネ属 Oryza
: イネ O. sativa
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: イネ目 Poales
: イネ科 Poaceae
: イネ属 Oryza
: イネ O. sativa
学名
……
Qwert1234さんがここをご覧になっていないとは思っていなかったもので、、、 APGだめ、というお考えではないと思いますが、いかがですか。実は、フランス語版に想を得て、以前から構想だけは練っていたのですが、右のように分類体系を複数記すことが可能になれば、分類体系なんて唯一絶対のものではないよ、と示せるのではないでしょうか。複数のシステムが示されていれば、リンク先に飛んで分類体系の記事を見て比較できるでしょうし。余談ですが、『牧野植物図鑑』もAPG版が出ましたね(ISBN 978-4-8326-0973-0 出版社の目録)。 --Maxima m会話2012年8月24日 (金) 00:50 (UTC)[返信]
コメント私はこの手の話で、以前に「分類体系は最新を採用すべきでない」と主張したことがあります。理由はとにかくころころ変わるから。そのたびに手を入れるのは大変ですし、それで信頼性が保てるとも思えない、と言うことです。ただ、さすがにそういった騒動にもある程度は目星がついてきたようですね。そういう面からはクロンキストを外すのは、時代の要請となっているかも、とも思います。もちろん、既成の図鑑のほとんどは、特に信頼できる真っ当なのはそう沢山は出ませんから、依然として古い体系に基づいていますね。そこに問題はありますが、それは記事内容にまず書いておくとか、またカテゴリで対応させるというのも手ではないかと思います。
ついでに、Maxima m様の「分類体系なんて唯一絶対のものではないよ」は間違いだと思います。分類体系には唯一絶対があって、それを探し求めるのが分類学ではないでしょうか。もちろん既成の体系がそれに至る段階である以上、不正確・不完全であるのはやむを得ないのですが、すでに大きく間違っているとわかった体系を使い続けるのは、やはりまずいでしょう。たとえば五界説はすでに分類学上は死んだようなものですが、日本では高校理科はこれを使っています。だからといってこれを各項目の分類表に反映させてはいないです。それと同じではないでしょうか。--Ks会話2012年8月24日 (金) 01:32 (UTC)[返信]

コメント 皆さん、ありがとうございます。Maxima mさんの「併記イメージ」には賛成できます。私がいいたいのは、繰り返しになりますが、「生物学の分類体系の最新の知見」はあるとしても、たとえば、レッドリスト・レッドデータブック 環境省や同じ日本語ウィキペディア維管束植物レッドリストの変遷 (環境省)との整合性、歴史的経過から、今までの分類体系を日本語ウィキペディアから、今、削除すべきでないと考えるのです。最新の知見を知っている者だけのウィキペディアでなく、「百科事典」にすべきと思っています。--Qwert1234会話2012年8月24日 (金) 16:33 (UTC)[返信]

複数の体系を表示できたら、ありがたいですよね。{{生物分類表/sandbox}}につくってみましたので、複数体系表示の実例を{{生物分類表/testcases}}でご覧下さい。--Maxima m会話2012年8月25日 (土) 10:48 (UTC)[返信]
コメント 分類表で体系を併記するのには賛成できません。2つくらいならよいかもしれませんが、分類の見直しは、大きなものから小さなものまで、今後も続くでしょう。新しい体系が提唱されるたびに併記すると、きりがありません。また、体系間で所属に大きな変更のない生物に関して併記をすると、ほぼ同じものが繰り返されることになり、冗長です(例に出ているイネでも、目を除けばほとんど同じ内容の繰り返しですね)。分類表では何か1つ、それなりに整合性があり定着した体系を採用し、異なる体系での扱いについては本文中で解説するほうがよいと思います。何もすべての情報を分類表で表示する必要はないのですから。本文で解説すれば、大きな変更は大きく、小さな変更は小さく、変更の根拠や経緯も含めて取り扱うことができます。古い図鑑類と照らし合わせたい読者に対しても、そのほうが有益な情報を提示できるのではないでしょうか。--Trca会話2012年8月25日 (土) 11:20 (UTC)[返信]
そうですね、見かけ上は目の名前が違うだけでほとんど同じことになっています。2つ、要りますか? --Maxima m会話2012年8月26日 (日) 22:58 (UTC)[返信]
コメント 分類表は二つまでにし、その一方を「隠す機能」を使って、標準としては今までの表示の仕方、というのはどうでしょうか。私は作れませんが。--Qwert1234会話2012年8月28日 (火) 14:53 (UTC)[返信]
イネ
……
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: イネ目 Poales
: イネ科 Poaceae
: イネ属 Oryza
: イネ O. sativa
学名
……
分類体系は2つ欲しい、というご意見でよろしいですね。テンプレートとして実装しろと言われると能力を超えますが、単一の表ならなんとか。右に見本です。折りたたみ部分の文字揃えがおかしいのですが、ご容赦。 --Maxima m会話) 2012年8月28日 (火) 16:34 (UTC) (分類表修正 --Maxima m会話2012年8月28日 (火) 16:47 (UTC)[返信]
{{生物分類表/分類群}}を修正したので折りたたみ部分のタクソンの名称部分、文字揃えはまともになったのですが、他の記事などで表示に乱れが出ていれば遠慮なく差し戻してください。 --Maxima m会話2012年8月28日 (火) 17:13 (UTC)[返信]

──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── 複数並記については技術的な目処はついたかと存じます。
「分類体系は唯一のものではない」というのは「APGに沿った『分類表』を刊行した分類学者が、自分の管理する標本庫ではエングラーにしたがって腊葉標本を配列している、などということは容易に予想されることで、たった一つの体系が世の中に流通しているわけではない」とでもしておきましょう。学問としての分類学についてはいろいろな立場があると思います。
以下、被子植物に限定して皆さんに伺いたいのですが、図鑑やレッドリストなどを参照される場合、科より上位の分類階級は使われますか? 『日本の野生植物』や『環境省レッドリスト・レッドデータブック』はエングラーを採用していますけれど、目で参照することは基本的に無いのではないでしょうか。目や亜綱が違っているだけの分類体系を複数併記する必然性をはっきりさせておきたいのです。 --Maxima m会話2012年9月3日 (月) 09:36 (UTC)[返信]

「分類体系は一つではない」については一定理解できます。しかし、後半はまた別ではないかと思います。というのは、確かに高等植物では目以上の分類を意識することは少ないと思います。しかしそれより上の合弁花離弁花については強く意識しますよね。しかも、新しい本だとウリ科が離弁花だったりして混乱したり。そしてより問題になるのは、科の分類が、それも結構大口の科の扱いが変わっていることではないかと。そういう科は、たいていは以前からゴミ箱という噂があったところですから、そこがすっきりするのは良いことではないかとも思います。--Ks会話2012年9月3日 (月) 10:32 (UTC)[返信]
私は、2012年6月以降、ここでの議論を認知していなかった状況のもと、オオバタケシマランタケシマランタケシマラン属クルマバツクバネソウツクバネソウ属チシマゼキショウヒメイワショウブオゼソウを新規に立項しています。新しい分類であるAPGでの科の分類は知っている範囲内で本文中に「ユリ科」ではない旨記載しましたが、それは、Ks氏のいうところの「ごみ箱という噂」の範疇なのかと思います。私は、目以上の分類で参照することは無いわけではなく(つまり、既存の図鑑等に依拠する場合、単子葉類、双子葉類(離弁花類・合弁花類)という「超古い大分類」から検索することは正直なところ。)、また、APGで「ユリ科」が細分類されているため、目以上の問題だかから影響は少ない、ということではなく、新エングラーやクロンキスト体系で「ユリ科」とされている種については、それは大きな問題と思っています。何度かいっていますが、新しい知見であるAPGは排除すべき、とは思っていません。--Qwert1234会話2012年9月5日 (水) 15:55 (UTC)[返信]

コメント誠文堂新光社から出たネイチャーウォッチングガイドブック『草木の種子と果実』ISBN 978-4-416-71219-1出版社のサイトでは、APG IIIが採用されていました。一般実用書を出している出版社のアマチュア向けの書籍でも、APGを採用し始めているようですね。今後、一般向けの図鑑等でも採用していく流れなのでしょうか。一応、報告まで。--NOZO会話2013年1月12日 (土) 00:04 (UTC)[返信]

報告フィールドで使っている方が多いと思われる、山と渓谷社の山渓ハンディ図鑑『野に咲く花』『山に咲く花』に増補改訂新版が出ましたが、この2冊も分類にAPGDNAによる分類を採用しています。やはりAPGを採用する流れのようですね。--NOZO会話) 2013年3月17日 (日) 12:50 (UTC) 追記 正確には『植物分類表』(大場 2009)に準拠した分類でした。--NOZO会話2013年4月20日 (土) 21:23 (UTC)[返信]

提案 こちらも議論開始から半年以上経っていますので、そろそろまとめていきたいと思います。自分が報告したように、一般の図鑑や書籍でAPGを採用するものが出版されるようになってきており、Wikipedia日本語版でもAPGを採用するということで、概ね賛同は得られていると思います。なので、

  • 生物分類表における植物の分類体系はAPGとし、従来のクロンキストやエングラーから分類が変わった分類群や種については、すでに提案が出ているように冒頭文や分類に関する節で変遷を記述することで、既存の図鑑を使っている読者にもわかるようにする。
  • 生物分類表には、Maxima mさんが作られたように従来の分類体系も併記する。ただし、PJ:BIOとして推奨する、ぐらいに留めておく。
  • 張り替えの労力軽減のため省略テンプレートTemplate:生物分類表/単子葉類からTemplate:生物分類表/キク類 Iあたりまでを作る。

ということで、よろしいでしょうか。これで良ければPJ:BIOへの記述と作業をしたいと思います。--NOZO会話2013年3月30日 (土) 10:00 (UTC)[返信]

  • 賛成 2012年8月23日 (木) 16:22 (UTC)付けで反対しましたが、旧体系をまったく無視することは無い、という条件で賛成します。分類表の並記提案についても撤回します。私がすぐに対応できるわけではありませんが。--Qwert1234会話2016年7月29日 (金) 12:16 (UTC)[返信]

環境省の「レッドデータブック2014」のご案内[編集]

ご存知の方も多いと思いますが、環境省の「レッドデータブック2014」全分類群刊行しております。ぎょうせいで取り扱っているほか、アマゾンでも発売されております。--会話2015年4月29日 (水) 22:05 (UTC)[返信]

  • レッドデータブック2014 <哺乳類、鳥類、爬虫類・両生類、貝類、その他無脊椎動物> - 2014年10月9日
  • レッドデータブック2014<汽水・淡水魚類、昆虫類、植物Ⅱ> - 2014年3月9日
  • レッドデータブック2014<植物Ⅰ> - 2015年3月20日
環境省のレッドデータブックも記事の更新が必要ですが、IUCNレッドリストも更新されていてリンク切れになっているものが多数あるようですね。--氷鷺会話2015年5月9日 (土) 04:25 (UTC)[返信]
コメント 環境省2014RDB植物編を購入しました。2012RL植物編とカテゴリの変更はなく、今回は完全にブックの作成(分布、減少の要因等の解説)に留まっておりました。IUCN-RLは2014.3が最新のようですが、例えば、両生類の多くは、2004-2008年版から改訂されていない状況でした。何にせよ、きちんと確認する必要はあると思いますが、環境省RDBのほうは2012-2013RLに更新してあれば、影響は少なそうです。舌足らずでしたがRDBの紹介は、記事の中身を執筆するのにお役に立てて頂きたいとの趣旨です。それも(環境省は、哺乳類等のレッドデータブック2014は2014年9月発売だから)2015年度内?にはWEB上でも確認できるようです。お役所仕事になるかもしれませんが、さすがに文字情報はあるので、早く出てくるのではないかと期待しております(なので、一番遅く出版された植物Iしか買いませんでした。)最新の目録・分類表も合わせて購入したら家内に怒られたもので…しばらく本は買えません。--会話2015年5月9日 (土) 06:18 (UTC)[返信]

情報 2014年に刊行されたレッドと名の付く書籍がもう一種類存在しますので、この節で紹介させて下さい。2010年にIUCNレッドリストのサイトにおいて地球上の様々な種を日替わりで紹介した取り組みの書籍化、日本語訳である『IUCNレッドリスト 世界の絶滅危惧生物図鑑』(岩槻邦男太田英利 訳、丸善出版)というものが存在します。この書籍ではたとえば鳥類の Celeus obrieni に「オブライエンテンニョゲラ」、魚類の Oreochromis karongae に「マラウィカワスズメ」、軟体動物の Gocea ohridana に「オフリトイズミガイ」、昆虫の Progomphus kimminsi に「キンミンスナガレトンボ」、コケ植物の Spruceanthus theobromae に「カカオナミゴヘイゴケ」、菌類の Zeus olympius に「オリンピアノゼウスカビ」があてられています。これらの和名はGoogleで検索しても出版社のサイト以外実質的に何もヒットしませんが、同書の訳者まえがき(p. iii)に、トンボ類の和名についてはいくつかの種の記載を行った経験もある苅部治紀氏に、コケ植物に関しては兵庫県立大学・人と自然の博物館秋山弘之氏の助力を仰ぎ、植物や菌類に関しても「新しい和名をいくつか提起し」たとされ、植物学者である岩槻氏が直接新たに和名を考案したものがある事が仄めかされています。現在の項目名に関する方針の文言には個人的に思うところがあり#学名ラテン語の記事名についてにて議論中でございますが、これらは「標準和名」の条件を問題なく満たすものであり、仮に現行の文書を変更しないという結論となったとしても記事名として有効なものとなる事と存じます。--Eryk Kij会話2018年6月14日 (木) 17:18 (UTC)[返信]

記事冒頭から「動物界脊索動物門○○綱」を除去する提案[編集]

4年前の議論#記事の冒頭で動物界脊索動物門などと書くことの是非において概ね合意に至っていましたが、改めてBOT作業依頼の提案を行いたいと思います。

BOT作業内容
脊椎動物の記事冒頭の『○○は、動物界脊索動物門○○綱○○目○○科○○属に分類される○○。』という文から「動物界脊索動物門○○綱」を除去する。
対象記事数
爬虫綱(293記事)、鳥綱(319記事)、哺乳綱(201記事)、計813記事。
詳細(BOT作業依頼案)
利用者:Hisagi/動物界脊索動物門

異論がなければ1週間後を目途にWikipedia:Bot作業依頼に提出しようと思います。--Hisagi/氷鷺会話2015年6月6日 (土) 16:35 (UTC)[返信]

賛成 4年前の議論も見させて頂きました。賛成します。今回のBot依頼は目未満を対象にしております。目以上の階級、例えばウサギ目などで「動物界脊索動物門」の除去についてはいかが致しましょうか。数が少なそうなので、Botの作業後に検索がしやすくなってから、手動で行ってもいいかもしれません。--会話2015年6月6日 (土) 23:29 (UTC)[返信]

意図的に目以上を外した訳ではなく、単に検索漏れのようです(昨日より数件、検索結果が増えています)。今夜改めて確認いたします。--Hisagi/氷鷺会話2015年6月7日 (日) 03:30 (UTC)[返信]

反対 まず動物界脊索動物門の記述は私が作成したあるいは編集した記事に該当すると思われるため、お手数をおかけしたことはお詫びいたします。申し訳ありませんでした。しかし4年前の議論では

  1. Hisagiさんが目までを除去
  2. Trcaさんはエボシガイを例にとると分類階級をほぼ除去
  3. Law somaさんが除去に賛成。個人的には脊索動物と節足動物では動物界脊索動物門のみ除去
  4. 私が除去すべきではない

という意見表明のみであったと思います。界以降全てを記述せずに綱以降のみを記述するという形で私がまとめたように記憶していますし、この議論以降編集することがあれば動物界脊索動物門は除去していましたが、なぜ綱も含めて除去で合意が得られたという形になっているのでしょうか? 2011年9月18日の時点で反対意見表明しておくべきだったとは思いますし総意には従いますが、魚綱の細分化(軟骨魚綱、硬骨魚綱。さらに軟骨魚綱が条鰭綱、肉鰭綱)、有鱗目(爬虫綱<トカゲ・ヘビ・ミミズトカゲ>、哺乳綱<センザンコウ>)、ウミヘビ科などの問題から目を含めた除去には反対致します。

条件付賛成 動物界脊索動物門のみ除去であれば過去の議論による同意、混乱も少ないと考えられることから賛成します。--Moss会話2015年6月7日 (日) 10:11 (UTC)[返信]

賛成 細かい分類はテンプレに書けば良く、冒頭で「動物界脊索動物門爬虫綱有鱗目」と書いても普通の人には意味不明でしょう。また、「爬虫類」はわかっても、「爬虫綱」ではわからない人もいるのではないでしょうか?乱暴な話、冒頭では「〇〇はトカゲの一種」で良いのかもしれません(エボシガイは現在の版がわかりやすいですね)。--Sutepen angel momo会話2015年6月7日 (日) 11:02 (UTC)(JapaneseA)[返信]

コメント 哺乳綱鳥綱爬虫綱は、原則不要です(念のためですが、この場での議論ではこの3タクソン及び両生綱以外は含みません。)。高次の階級やややこしいタクソン、古生物など必要があれば、例外的に使えばいいでしょう。また、4年前の議論も、氷鷺さんの「綱まで除去」(2011年9月18日 (日) 08:51 (UTC))が最後のコメントであり、実際に「両生綱の除去」が行われ、それに対して明確な反対意見がないことから、客観的に見ても、Mossさんが「綱以降のみを記述するという形でまとめられた」という事ではないと解釈しています。
Mossさんの仰られている「目を含めた除去」の意味がわかりにくいのですが、『動物界脊索動物門○○綱○○目○○科○○属に分類される○○。』から『動物界脊索動物門○○綱○○目』まで除去するという意味であれば、今回の氷鷺さんの提案の対象ではないと思います。また、私が例示した『ウサギ目(中略)は、動物界脊索動物門哺乳綱に属する目』であれば、私は『動物界脊索動物門』の除去としているので、Mossさんの考えと近い違っていないと思います。--会話) 2015年6月8日 (月) 09:54 (UTC) 一部修正--会話2015年6月8日 (月) 10:43 (UTC)[返信]

学名ラテン語の記事名について[編集]

現在表ページの表には

項目名の推奨表
標準和名 カタカナ ◎ 最も推奨される項目名です。原則としてこのスタイルを採用して下さい。
漢字・漢字混じり 大腸菌肝吸虫のようにヒトとの関わりが深い生物で定着している場合、哺乳類裸子植物のように高次の分類群に使います。
学名 属名+種小名(細菌では属名+種形容語) ヘリコバクター・ピロリのように種の特定が必要な細菌、ヒト属、愛玩用の外来動物などに使います。
属名カタカナ クラミドモナスのように、和名が無いかあまり知られていない生物に使います。
種小名カタカナ エリンギのように、慣例的に使われている場合のみ使います。
アルファベット × 日本語版ウィキペディアでは推奨されません。日本語での記述を検討して下さい。ただし和名が存在せず、カタカナで表記した例も見つからない生物では、やむを得ず学名をそのまま項目名としても構いません。
俗称 × 推奨されません。標準和名や学名を使いましょう。

とありますが、 現在「学名/アルファベット」(6段目、太字)に当たる例として生物分類表へのリンクをざっと確認してみたところ、Pelecus cultratusHyposmocoma molluscivoraPhanerochaete chrysosporiumVernonia glabraSpinoloricus cinziaPaedophryne amauensisArgiope protensaCamponotus schmitziBarbourula kalimantanensisPorphyra umbilicalisPseudomonas protegensPseudomonas tomatoが見られました(見落としはあるかも)。 それぞれの対応はまちまちで、Template:暫定記事名をはっていたり、Template:記事名の制約をはっていたり、何もなされていなかったりします。学名の属名, 種小名(種形容語)は斜体であるべきであり、英語版では斜体で表示されています。なのでこういった記事に関して、すべてTemplate:Italic titleを適用し、タイトルを斜体にするのはどうでしょう?(Template:暫定記事名はそのまま、Template:記事名の制約は除去)

また、上記の表について、現在は「種小名カタカナ:△、アルファベット:×」となっています。 しかし、種小名カタカナは(知識不足なだけかもしれませんが)エリンギぐらいしか思い当たらず、アルファベットは上記のような事例があります(特にPelecus cultratusに関しては、英名から議論のもと移されたという経緯があります)ので、「種小名カタカナ:△、アルファベット:△」または「種小名カタカナ:×、アルファベット:△」、もしくは「種小名カタカナ:×、アルファベット:×」にすることを提案します。 ただ、「アルファベット:△」としてしまうと、他の記事名との整合性の問題(現在ある例では、シュードモナス属の記事にはPseudomonas protegensシュードモナス・シリンガエが存在する)がでてきますので適当でないかもしれません。

さらに、上記の表について

日本語版ウィキペディアでは推奨されません。日本語での記述を検討して下さい。ただし Pelecus cultratusなど、和名が存在せず、カタカナで表記した例も見つからない生物では、やむを得ず学名をそのまま項目名としても構いません。 

としてはどうでしょう。

ついでに検索の過程でいくつか疑問を抱いたのですが、こちらにもコメントお願いいたします。

--Kingfiser会話2015年12月18日 (金) 13:14 (UTC)[返信]

@Kingfiserさん もう二年以上も前の話題である事は承知ですが、賛意を示させて頂きます。具体例を含んでおり、より分かりやすくなって良いと存じます。こちらも他の箇所について提案がございます。詳しくはすぐ下の節をご覧頂ければ幸いに存じます。--Eryk Kij会話2018年5月17日 (木) 17:07 (UTC)[返信]
 Eryk Kijさん、ありがとうございます。最近多忙のため執筆活動を退いていたのですが、目を通してみます。--Kingfiser会話2018年5月25日 (金) 12:58 (UTC)[返信]


カタカナ記名について[編集]

英語名っぽいもののカタカナ記名については私も関わっている案件があります。サザンプラティフィッシュなんですが、これはごく普通に熱帯魚として知られており、その分野での名はプラティです。現在の記名は標準和名でがあるそうですが、知名度と利用がごく少ないと思えます。熱帯魚や観賞植物ではこのような例がかなり多いように思います。これについてもご判断をお願いしたいのですが。--Keisotyo会話2015年12月18日 (金) 21:40 (UTC)[返信]

コメント Template:Italic titleでイタリック表示にするのは良いと思います。本来斜体や下線で区別すべきものなので。Template:暫定記事名の併用にも賛成です。
種小名カタカナは、確かに種小名のカナ転写例はエリンギくらいしか無いのであまり重要ではありません。しかし和名に由来する種小名が付いて結果的にそうなっているもの(トラザメアカエイなど)や、種小名を含む名前の寄生虫(ギブソン糸状虫マーシャル糸状虫ロデシア眼虫など)もあり、特に排除することも無いと考えて△になっています。
アルファベットが☓なのは、やはり日本語版なので日本語化を重視しようという努力目標みたいなものです。生物屋としては学名で立項できれば最も正確で楽ですが、他の分野の人から見れば異議があるでしょう。従ってこの「☓」はプロジェクトに対する対外的な目を気にした面があります。個人的には学名アルファベットで立項されても全く構いません。
Candidatusは少なくとも記事中では付けるべきですが、記事名としてはどうでしょう。自分には判断できません。無い方がスマートですが、必ずしも外れる見込みがあるものではないですし、何よりICNBで定められた規則です。Candidatus付きで立項した人の良識を慮れば、積極的に外す気にはなれません。
ペットや観賞魚の通称名は扱いが難しいです。普及している名前なので、その意味では採用を躊躇する必要は無いですが、藻類をコケ呼ばわりするような分野の名称は(Wikipedia で言うところの)信頼に値するのか、という問題はあります。しっかりした書籍だと思っても、「コケ対策にプレコ」のような記述が平気で出てくる。サザンプラティフィッシュのように標準和名が存在するのならば、そちらを採用すべきだと思います。- NEON会話2015年12月20日 (日) 15:38 (UTC)[返信]
Keisotyoさん、NEONさん、コメントありがとうございます。
では、Template:Italic titleについては即時付けていってよろしいでしょうか。
表中の種小名カタカナ:△、アルファベット:×はそういう理由だったのですね。安易な提案申し訳ありませんでした。(過去ログを再度確認してみると「フェアリーポッサム改名についてのコメント依頼」という節に議論があったのですね…)表中の例示については何も言及されていないのですが不要ということでしょうか?個人的には例があったほうがわかりやすいと思ったのですが、推奨されないということで書くべきでないのでしょうか。
Candidatusについて、記事中では付けるべきというのは勿論だと思いますが、記事名では他の記事との不統一は混乱を招きますし、これから執筆されることも考えて、ガイドラインがあってもよいと考えています。ところで、Candidatusを学名片仮名表記につけるにはどうすればよいのでしょう?
英名のような(和?)名については… うーん、良い案があるわけではないので流れに従います。--Kingfiser会話2015年12月22日 (火) 14:47 (UTC)[返信]
対象となる記事の数も少ないですし、Template:Italic titleは付けて構わないでしょう。過去ログは所詮過去の話なので、もちろんその後の改変があって然るべきだと思います。アルファベットも例示を入れた方が分かりやすいでしょうか。挙げられた記事のうち、Spinoloricus cinziaは自分が立てたもので、(立項が適切だったかどうかはともかくとして)当面和名が付きそうにもありません。このへんを入れても良いかも知れません。
Candidatusについては、微生物に詳しい人の意見を伺いたいです。真正細菌・古細菌を執筆している方々の中には、プロやセミプロの人が居ると思うので。- NEON会話2015年12月28日 (月) 01:01 (UTC)[返信]
私としては、アルファベットの記事名は極力避けてほしいと思います。これは私自身、高校生くらいまでは文章中に学名がアルファベットで出てくると目が拒否したという印象を持っているからです。せめてカタカナであればまだ史嫁が拾いやすかったんですよ。
といいつつArgiope protensa作ったの私です。アルギオペ・プロテンサでよいかとも思ったのですが、日本語の出典はなかったですし、それに何よりアルギオペを英語読みではアージャイオーペと読むんだと聞いたことがあって、表記の揺れが大きすぎると感じたもので。その辺の判断が付けば、カタカナにしたかったですね。--Keisotyo会話2015年12月28日 (月) 01:12 (UTC)[返信]
報告 とりあえず、Template:Italic titleの貼付を行いました。 上記の通り、Template:記事名の制約がついているものについては除去、Template:暫定記事名はそのままにしています(新たに追加もしていない)。
現在、学名の片仮名表記はラテン語読み/英語読みに拘らず通用しているものを採用している(はず)ですがこれをラテン語読みに統一するとこういった問題は一掃されるんですけどね。独自研究に引っかかるのでそういうわけにもいかないんですよね?--Kingfiser会話2015年12月28日 (月) 08:40 (UTC)[返信]
イタリックの追加、ありがとうございます。読み方の過度の統一や、存在しないカナ転写の記事名は仰る通り独自研究にあたると思います。ノート:バシラス属や、過去ログの「Aspergillus nidulansの改名について」のように、検討を要する事態も多いでしょうし。- NEON会話2015年12月29日 (火) 16:07 (UTC)[返信]

(まだ余裕がありますが、最後の議論から数年経過している事も考えインデントは一応戻させて頂きます)私は近頃日本に生えていない植物記事の新規立項に力を入れている者でございます。YListやこちらの文書を参考として記事名を決めて参りましたが、どうもモヤモヤする事が多いです。そもそも日本に生えていない = 和名がつけられた事がない種は多いのですが、折角日本語文献で名がつけられていても植物学的な文献でないので和名ではなく俗称に過ぎないのではと考え、しかしアルファベット表記は非推奨であるので、日本語化された例がないにもかかわらず学名を自身の考えるラテン語の音写とした例があります(例: ブラキラエナ・フイレンシス、木材としての名は「ムフフ」; コルディア・ドデカンドラ、木材としての名は「ジリコテ」や「シャムガキ」等)。左記の例の場合いずれも植物図鑑における言及例がなかなか見つからず、YListにも記載が無い、つまり標準和名は存在しないという理解ですが、特に「ジリコテ」はGoogle検索にかけるとギター製作に用いられるものとして楽器界隈では広く認知されている事が窺える上、他の種を指す事もなくWP:CRITERIAの「認知度が高い」、「曖昧でない」といった規準をクリアしているのではないかとも思えました。しかし、Wikipedia:検証可能性等の様にTemplate:Policyが付されている類の(下線部追記: Eryk Kij会話2018年5月18日 (金) 17:44 (UTC)ガイドラインではないとはいえこちらの文書を無視して良い合理的な理由を思いつかなかった為、わざわざ学名を音写する選択を取りました。日本語話者にとってはラテン文字よりもカナで表記した方が読みやすいであろうという配慮が働いた面も、Keisotyoさんが2015年12月28日 01:12 (UTC) に表明された通りあります。ところが、Keisotyoさんがそうした認識をお持ちである一方、学名を記事名の基盤とするにしてもカナ表記された例がないものを強引にカナ化することに関しては慎重な姿勢を示されていた事や、NEONさんが前例の無いものをカナ表記化する事を「独自研究」にあたるのではと懸念されていた事につい数時間前になって気づき、私は愕然と致しました。KingfiserさんもKeisotyoさんもNEONさんも私も全員記事名の決定に関しては慎重に臨もうとしていた筈ですが、少なくとも私の場合は石橋が壊れないか確かめようとするあまりにダイナマイトで爆破した並みの本末顛倒な行いをしてしまった恐れがございます。[返信]

 本当に植物名のみに関する話となり恐縮でございますが、標準和名として認められているか否かの判断や、標準和名があるとしてもそれが広く一般的に認知されているものであるかについては曖昧である事が多い様に思われます。標準和名があるものとばかり思っていてもYListには記載が無かったり、YListにあったとしてもおよそ一般的に認知されているものであるとは思えないものが多々見られます。現時点で記事が存在するものに関して私の問題意識が関わってくるものはざっと調べただけでも以下の様になります。

現時点でYListに記載のない種の例
記事名 学名 備考
アルガンノキ Argania spinosa (L.) Skeels 英語から翻訳された植物図鑑の一つ(キングズバリ 2016: 35)にこの名による言及あり。
カルダモン Elettaria cardamomum L. Maton 世界大百科事典』に「カルダモン」の項目あり。執筆者は農学者の星川清親氏。
キワノ Cucumis metuliferus E.Mey. ex Naudin 現在の記事名「ツノニガウリ」も含めてYListには記載なし。
ティーツリー Melaleuca alternifolia (Maiden & Betche) Cheel 同属でYListに唯一記載されているものは「カユプテ」(M. cajuputi subsp. cumingiana (Turcz.) Barlow)。属名「コバノブラシノキ」はフトモモ科2006年5月7日 02:08 (UTC) 版以降)等に見られるが、出典不明。『世界大百科事典』では植物学者初島住彦氏による執筆項目「カユプテ」に「コバノブラッシノキ属」という言及はあり。
ドラゴンフルーツ Hylocereus undatus (Haw.) Britton & Rose 同属でYListに唯一記載されているものは「サンカクチュウ」(H. triangularis (L.) Britton & Rose)
ノコギリパルメット Serenoa repens (W.Bartram) Small 健康食品としてノコギリヤシの名で流通
ババコ Carica × pentagona Heilborn
ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys A.Gray 学名は示されていないが『日本大百科全書』「豆」の項に言及あり(執筆者は文化人類学者の板橋作美氏)。また、学名の音写「ストロンギロドン マクロボトリス」(中黒なし)で紹介している植物図鑑(林・古里 1986: 667)あり。
ペピーノ Solanum muricatum Aiton
ラカンカ Siraitia grosvenorii (Swingle) C. Jeffrey ex A.M.Lu & Zhi Y.Zhang

この他、Category:木材には私が作成したものも含めて日本語の植物学的な文献(図鑑類も含む)ではあまり言及されていないものが多々見られます。以上の表の種は現在の基準を厳格に適用した場合、不適切な記事名であるという事になりかねませんが、一般書やマスメディアでも頻繁に目にしてきた覚えがございますので、これらを「不適切」とし、ラテン文字による学名を記事名としなければいけないとする事には強い違和感を抱きます。個人的には飴の原料として親しみのあるラカンカやテレビで当たり前の様に紹介されていたヒスイカズラが記載されていなかった事が大変ショックでした。またカルダモンが無いというのも非常に意外でした。

 少なくともカルダモンの様なその辺のスーパーでも見られる様なものについて、もし仮に『世界大百科事典』における言及がなかった場合に、学名がカナ表記されていないかわざわざ調べた上で、無いならばラテン文字の学名表記を記事名とする改名提案を……というのは、いくら控えめに申し上げたとしても流石に馬鹿馬鹿しいのではないかと思われます。そこで 提案 がございますが、俗称に関する扱いを以下の様に変更するというのはいかがでしょう。

「俗称 / カタカナ / △ 基本的には推奨されません。標準和名や学名を使いましょう。ただし探しても標準和名が存在しない可能性が高いものに限り俗称を用いても構いません。その場合は必ずその名称が用いられている出典を示して下さい。

なお現行の文書の同節にも「和名は複数存在する事もあります。もっとも一般的なものを精選するとともに、判断材料とした参考文献を挙げましょう。」とあります。現行のこの箇所と今回の私の提案における具体的な出典の示し方として最も望ましいのは学術論文における言及の箇所や一般書(図鑑類。ただし植物学的な性格ではないものも含む)や雑誌(の特に健康特集等)における言及の箇所を脚注で指定したものを複数並べる事であるというのが私の見解であるのですが、いかがでしょうか。

(余談)なお、学名のカナ表記をどうするかに関しては問題意識を抱いた方が存在します(参考: 辻野匠「学名 (ラテン語) のカナ表記についての試論」 『地質ニュース』675, 61-70頁, 2010年11月)。--Eryk Kij会話2018年5月17日 (木) 17:07 (UTC)[返信]

(追記)本文書の冒頭には「これらはこのプロジェクトからの提案であり、使用を強要するものではありません。また使用する義務を感じる必要もありません。」とありますね。私はどうもこうした文書類を規範と捉える傾向がございますので、その点は少々行き過ぎ考え過ぎであるのかもしれません。しかし日本に元々存在しない対象についての記事を書く度に、標準和名であるかはっきりした保証がないものを勝手に記事名として許容されるのか、という悩みがあるのです。その様な中でこの文書は悩みを解決する拠り所となるのです。それとも冒頭文の文言に甘えて勝手に振る舞っても何ら問題は無いのでしょうか。この点について他の方のご見解を知りたいという事が根底にあるのです。--Eryk Kij会話2018年5月18日 (金) 17:44 (UTC)[返信]

  • 反対 いろいろとたくさん言いたいことはあるのですが、ここ数日非常に疲れていて論点をまとめる気力が起きません。とりあえず、俗名の使用を公認するという提案には、強く 反対 しておきます。詳細な議論については後ほど投稿します。--Loasa会話2018年5月21日 (月) 12:23 (UTC)[返信]
返信 (Loasaさん宛) ご反応頂きありがとうございます。投稿履歴を拝見しましたがお疲れ様です。私も疲れさせてしまったかもしれませんが、意見が異なるとなればむしろ期待しております。ごゆっくり反論をまとめて下さい。この提案を行った動機は今後の自身の執筆予定に関わる事項である為というのが根底にあるのですが、既存の記事についても規準と合致しないものが多々見られる為曖昧な点を排除していきたいという事もございます。お疲れの中恐れ入りますが、ご反論の際には
  • 現在存在する記事の中で、現行の規準と矛盾する項目の扱いについてはどの様なものとされたいか
以上の点につきましても明示して頂ければ幸いに存じます。この点につきましては、これから新たに議論に参加して下さる方もご意見を表明して下さるとありがたいです。肝心の最初の提案で述べ損なってしまっておりますので私自身の現在の見解を以下にまとめておく事と致します。私の立場はこれから改名を行うのは誰にとっても負担が大きいので現状維持を正当化するためにも、標準和名か不明な記事名であっても生物学的に1種しか指さない場合であればそのまま追認すべき、というものです。そうすれば記事名の根拠となる出典(極力初版作成日時よりも前に出版・公開されたもの)を提示するだけで済む為です。ただ、俗名となると(場合によっては生物学的に近縁でも何でもない)複数種にまたがって用いられている場合があるという事は当然承知しております。そのような場合にはやむを得ず学名、出典があればその学名のカナ(下線部追記: Eryk Kij会話) 2018年5月21日 (月) 20:08 (UTC))表記とするのが最も賢明であると考えております。問題は、俗名が(下線部追記: Eryk Kij会話2018年5月21日 (月) 20:08 (UTC)他の種を指す可能性が著しく低いと思われる場合に関してです。この様な場合であったとしても(カナ表記例が見当たらなければ)わざわざアルファベットによる学名表記を記事名としなければならないのか、という違和感を覚えるのです。[返信]
 なお、上記の提案や今回の自身のコメントからは、私がYListに掲載されているものや植物学者による使用例が確認されるもののみを標準和名と見做している意識が読み取られるかと存じますが、この見方で正しいのか内心迷っております。本当はこうした提案を行うのであれば、その前の段階で正しく理解しているべきであったのですが……。--Eryk Kij会話2018年5月21日 (月) 18:44 (UTC)[返信]
@Loasaさん@Kingfiserさん、@その他本議論にご関心をお持ちの方各位 申し訳ございません、Loasaさんからのご反論を受けてから調整を図っていく構えでございましたが、その前に当方の問題意識について説明し直したり、自発的に認識を改めて提案を修正したりしておいた方が良いという考えに至りましたので、数日以内に改めて議論を投稿し直す事と致します。--Eryk Kij会話2018年6月14日 (木) 17:59 (UTC)[返信]
コメント 議論再開 数日以内と申し上げながら2ヶ月以上も放置してしまったのですが、提案を行うよりも先に、生物記事に携わる方々に質問を行いたいと存じます。全て植物を例に取り、既存の記事も含めて検討していきたいと存じますが、以下の様に「標準和名」が存在しないと思われる場合には記事名をどの様にする事が望ましいでしょうか。
  1. 学名をカナ転写した前例が見当たらず、和名と呼べるものもないが、(特に日本語以外に起源のある)商業名等での言及例が存在する。
  2. 学名をカナ転写した例はあるが、それは現在ではシノニム扱いで、正式な分類名を信頼できる情報源において言及した例が見られない場合。
    1. ただし、一般的に知られていると思われる学名以外の名称が存在する場合。
      • 例: Rotheca myricoides(追記: この種に関しては現学名の転写「ロテカ・ミリコイデス」で紹介された文献[2]が見つかりましたが、仮にこうしたものが見つからなかった場合の話としてご理解頂ければ幸いです。なお次に挙げてある「ブルーエルフィン」は一品種名に過ぎず、これを記事名とするのは同種の原種や他品種が除外されるので不適切でしょう。--Eryk Kij会話2018年9月28日 (金) 16:57 (UTC)(園芸用にブルーエルフィンの名で流通。シノニムの Clerodendrum ugandenseクレロデンドルム・ウガンデンセと転写されて掲載されている[3][4]が、厳密には属名転写と種小名転写が別々に記され、中黒つきで表記された例は『植物レファレンス事典』(日外アソシエーツ、2004年)などに見られる。)[返信]
    2. 現在はシノニムとなっている学名の転写例のみが存在する場合。
  3. 属名部分の転写例が存在し、かつ種小名も他の種に対して用いられた例が存在するもの。
 全く何も見当たらないとなれば学名そのままのラテン文字表記を記事名とするしかないで諦めがつきます。しかし、はっきり「標準和名」と認定できるものではなかったとしても特定の1種以外を指す事が考えられないのであれば、Wikipedia:記事名のつけ方#記事名を付けるにはで理想とされる5つの基準のうち「認知度が高い」、「見つけやすい」、「曖昧でない」を満たすので問題ないと存じます。上の事例3.のみはこれら5つの基準でいえば「曖昧でない」以外を満たせないかもしれませんが、人名についてはこれまで日本語圏で全く知られていない人物であっても原語表記のままではなくカナ表記等に変換するのが当たり前となっており、信頼できる情報源に乏しい上にあまりにも原音と乖離しているという根拠が存在する場合以外は独自研究等と指摘される事がないので、基本的にラテン語である学名の転写を行っても全く構わないのでは、という認識でございます。もっとも、そのラテン語の転写にも様々な方法がある事は存じております(再掲: 辻野匠「辻野匠「学名 (ラテン語) のカナ表記についての試論」『地質ニュース』675, 61-70頁, 2010年11月)。しかし属名と種小名それぞれの転写例を信頼できる情報源から示す事が可能である場合であれば、たとえ作成対象を直接言及した例がない場合にそれらの転写例を合成してウィキペディア上に公開しても独自研究には当たらないのでは、という考えでございます。--Eryk Kij会話2018年9月4日 (火) 22:07 (UTC)[返信]
ちょっと質問からは外れるのかもしれませんが、気になったので一言。ラテン語ベースの学名をその本来の姿であるはずのアルファベット表記で記事名とすることが、ウィキペディアにおいてここまで否定的に評価されているということにとても驚いています。そもそも学名の読み方というのは、決まりがありません。日本人はわりとローマ字式に読みますが、アメリカ人は平気で英語式に発音します。その日本人にしたところで、chaetoというつづりを「キート」と読んだり「カエト」と読んだりと、かなりの幅があるものです。どれかの読み方が圧倒的に人口に膾炙しているという状況が認められるなら別ですが、そうでないものをすべからく無理やりにカナ化するとなれば、読者としては、ウィキペディア上で何か特定の生物種について知りたいとなったとき、ウィキペディアの編集者がどの読みを採用したのかをいちいち検討し、いくつものカナ表記を試行錯誤しなければなりません。これが本当に「見つけやすい」といえるのでしょうか。私はすこぶる疑問です。オリジナルのアルファベット表記を標準とすればこのような問題はいっさい発生しません。アルファベットにアレルギーのある方もおられるようですが、ここは少しだけ乗り越える努力をしていただいて、「アルファベットでの記事作成ぜんぜんOK」ということに、あるいはせめて本来のアルファベット表記を記事名のエイリアスとして設定すべしというように、合意することはできないものなのでしょうか。--Dropped out biologist会話2018年9月16日 (日) 15:43 (UTC)[返信]
予想される反論として、日本人以外の人物・海外の土地名など、みんなカタカナ表記ではないかというのがあるでしょう。しかし、アメリカ人ならアメリカ英語式に、ドイツの地方自治体の記事ならドイツ語式に読めばいいことは明らかであり、細かい「-」の有無など表記ゆれはあるもののほぼ一意にカタカナ表記が定まるといえます。ラテン語学名はそうではないということです。ウィキペディア全体の調和も大切ですが、分野ごとの事情も無視するべきではないと考えます。--Dropped out biologist会話2018年9月17日 (月) 14:13 (UTC)[返信]
反論しておきます。
  • 「アルファベットにアレルギーのある方もおられるようですが」私は記事書きのために英語論文を曲がりなりにも読むものですが、それでも英字記事は意識を集中しないと読み取れません。より分野に遠い人なら、もっとそうでしょう。しかもアルファベットを見慣れた人であっても、学名はラテン語であり、その綴りのパターンは英語と違います。ふつうの人は目が拾いません。
  • 「ここは少しだけ乗り越える努力をしていただいて」これはどなたに対しておっしゃっているのでしょうか。専門分野を目指しているものであれば、こういう言葉も当然と言えましょうが、ここは一般人向けの百科事典サイトなのです。例えば高校生も読むはずですよ。それに対してこの言葉を投げるのが、当然と思えますか?
  • 私も1本学名アルファベット綴りの記事Argiope protensaを書いていますが、これは属名がローマ字的読みと英語式読みの乖離が極端(例えばアルギオペとアージャイオーペ)な例として挙げられているのを見た記憶があってのことです。日本語の百科事典の記事名が日本語表記であって欲しい、それは当然ではないでしょうか。--Keisotyo会話2018年9月18日 (火) 13:57 (UTC)[返信]
失礼ながら、その反論は「アルファベットはカナより見にくいに決まっている」という個人的な感覚のみに依存し、実際的な記事へのアクセシビリティを度外視した主張に思われます。私から見れば「Argiope」も「アージャイオーペ」も「拾いにくさ」という点では大差ないですね。非常に定着したカナ表記が存在するならそれでもいいのですが、他の分類群まで探索範囲を広げてやっと「こうじゃないかな」と推測できるような「正しい」カナ表記を記事名としたとして、本当にそれが記事の見つけやすさにつながると思いますか。私は全く思いません。--Dropped out biologist会話2018年9月23日 (日) 05:59 (UTC)[返信]
カタカナ表記が検証可能性を満たさないために批判を恐れて立項できないというのは不健全だと思いますので、アルファベット表記を行うための形式的基準はあってもよいかと思います。--ぬまえびす会話2018年9月18日 (火) 01:42 (UTC)[返信]
コメント 私はこれまでKeisotyoさんが表明されてきたものと同じ考え方で、極力記事名をカナ表記にしてお送りするのが日本語話者向けとしては望ましいという考えでした。しかしDropped out biologistさんの2018年9月16日 15:43 (UTC) のご意見を受けて、カナ表記の前例があるものであってもあまりに言及例の総数が少ない場合は、ガイドライン文書であるWikipedia:記事名のつけ方#記事名を付けるにはのいう「認知度が高い」、「見つけやすさ」を本当に満たせるのかどうか疑問に思えて参りました。Keisotyoさんによる 2018年9月18日 13:57 (UTC) ご投稿のコメントを拝読してから以下の様な妥協案を考えついたのですが、いかがでしょうか。少なくとも、ぬまえびすさんが懸念されている様な記事作成の度に記事名を問題にしなければいけない負担は減る事が期待されます。
  • (日本語文献による言及例が著しく少ないと判断されるもの、特に和名の存在しないものに関しては)ラテン語の学名をそのまま記事名とする。ただし記事の導入に学名のカナ表記を示し、以降の本文での言及はそのカナ表記を用いて進めるという形式をとっても構わない。
 さて、私は妥協案の一部を括弧でくくっておりますが、これは私が現行の目安表のいう「標準和名」の範囲が曖昧であると考えており、変更の余地があると思われる為です。和名と俗名の線引きでもうずっと悩み続けております。具体的には上の質問で示した「商業名」や「園芸名」(追加の例示となりますが Xerosicyos danguyi に対する「緑の太鼓」など)を記事名とするのはありなのかという点です。この点につきましては名指しとなりますが、以前私が問題意識の共有を怠ったまま粗雑な提案を行った際「俗名の使用を公認する」事に関して強い反対意志を表明されたLoasaさんのご見解を特に詳しく伺いたいところです。--Eryk Kij会話2018年9月18日 (火) 19:21 (UTC)[返信]
コメント 論点追加 記事名に関してもう一つ悩んでいる事がございます。それは分類でいえば等のものについてです。日本語名が一切確認できないものは「ラテン語そのまま」(例:「Brosimum」)あるいは「ラテン語名+属」(例:「Brosimum属」)とするのが良いでしょうか。
 また、和名がつけられている種が存在していたとしても無条件でそれを属名に転用してはならない、という認識でよろしいでしょうか。たとえばアオイ科(旧アオギリ科)の植物で Dombeya という属が存在し、『図説熱帯植物集成』(E.J.H. Corner、渡辺清彦、廣川書店、1969年)という書籍の483頁に掲載されている Dombeya spectabilis という種には「ベニハナギリ」という和名が付されていますが属名の日本語表記はない上、この和名はこのコメントを書いている時点では検索エンジンで何の情報も(無関係な情報すら)ヒットしない状況です。属名の言及で前例があるのはむしろ学名のカナ転写から採られたものばかりで、「ドムベヤ属[6]や「ドンベア属[7]、「ドンベヤ(属)[8]というようにバラバラに用いられています。この様な場合、左記のカナ転写による属名の表記例から適当に選んで項目名とする事が考えられますが、表記揺れを避けて通りたいからといって「ベニハナギリ属」とするのは独自研究となり許容されないという認識でよろしいでしょうか。表記揺れの問題を考えたくないのであれば、上記の Brosimum(クワ科の植物で木材が得られるスネークウッド B. guianense や食用となる果実が取れる「ラモンの木B. alicastrum などの有用植物で知られています)のケースと同様の扱いとするべきでしょうか。
 ところで、数日前に提示した「妥協案」につきましては本当に異論はないでしょうか。今回の場合、異論がないからといって勝手に合意形成と見做すやり方は問題であると考えておりますので、現時点で反対でない場合にはごく短いもので構いませんのでコメントの表明をお願い致します。なお、2018年9月4日 22:07 (UTC) に行った質問に関しましては、現在は「1の事例については商業名の使用が公認されるのであればそれを使用したい。2の事例については、記事名は学名アルファベット表記で設定するが、本文中では任意でカナ表記を用いる形式で構わない」という見解です。--Eryk Kij会話2018年9月22日 (土) 17:33 (UTC)[返信]
改定案を支持します。
まずは、こうした「和名を持たない」ようなマイナーな生物をあえて調べようとするのはどんな人たちか、ということに思いを致すべきでしょう。典型的なケースは、おそらくは素人ながらも何らかの「生物に関する専門的な事柄」について調べていて、論文などを読むことになり、そこに出てきた生物について簡単に知っておきたいといったところではないでしょうか。
オープンアクセスで読める和文雑誌、たとえば、和文誌「藻類」日本菌学会会報などを見ればわかるように、専門誌では和名が存在する場合でも学名を必ず併記するものです。和名が見当たらない場合は学名のみが表記されます。たとえば日本生態学会誌の論文で「環境DNA分析の野外調査への展開」というのがあります。この中にはいくつも和名を持たない種への言及があります。和名をもたない種は「カエルの 1 種(Pelobates fuscus)」のように書かれていて、決して「ペロベーテス フスクス(Pelobates fuscus)」ではありません。目が拾おうと拾うまいと、コンテンツ内に確実に存在するのはラテン語表記の学名であってカナ表記の学名ではありません。記事名がアルファベット表記になっていれば、これらの記事中のウィキペディアの検索窓にコピペすることで容易かつ確実にその記事に行けつけるはずです。こう考えれば、カナ表記云々に拘ってアルファベット表記を避けるのは、苦労してわざわざ利便性を下げているとみることさえ可能です。--Dropped out biologist会話2018年9月23日 (日) 06:46 (UTC)[返信]
1つだけ。一般人向けの百科事典の記事名をどうするか、という議論に対し、例として学術雑誌を取り上げるのは、はっきり言って奇異であり、とてもなじめないと思います。それは学術雑誌であれば学名を、それもアルファベットでいいでしょう。それで読み取れない奴は読む資格無し、でもいいと思いますが。--Keisotyo会話2018年9月29日 (土) 08:55 (UTC)[返信]
私が上で提示した想定ケースをお読みになってなおそういう反論なのでしょうか。だとすれば、誠に残念に思います。一般人は金輪際学術雑誌など読むはずはないと? むしろ素人ながらなんとか専門誌に目を通さざるを得なくなった、しかし、本当に専門家が参照するような事典辞書にあたるほどの必要性は有しない、という人にとってこそウィキペディアは有用であるべきでしょう。そのようなケースにおいて、「使われてもいないカナ表記」がほんとうにアルファベット表記よりベターと言えるのでしょうか。私はアルファベット表記を過度に否定的にとらえすぎていると考えます。
私は、すでに広く定着しているカナ表記、カナ表記が慣例化している分野、学会主導で標準的なカナ表記を制定しようという動きがあるような分類群についてそれらをすべて無視しろとは言いません。また標準和名で記事を立てることにも何ら反対しません。何もホモ・エレクトスHomo erectus に改名しろとか言っているわけではないのです。しかし、アルファベット表記を避けたいがためにどう考えても「認知度が高い」・「見つけやすい」とは言いにくいカナ表記を無理して探すというのは止めにして、アルファベットでOKというコンセンサスを作るべきだといっているのです。現在の過度のアルファベット表記否定は、読者にも筆者にも、ただ無駄な苦労を強いるだけと私は思います。
ついでに言っておけば、ウィキペディアの各ページに表示されている検索窓は、入力したキーワードと記事名が完全一致しているならその記事に直接飛び、そうでなければ全文検索結果を表示する仕様になっているようです。アルファベット表記の種名が記事名になっていれば、藻類雑誌の学名部分をコピーして検索窓にペーストしてクリックすることで、ラテン語音写のブレとか悩むことなく直接的に確実に記事に飛べるはずなのです。これ以上やさしいユーザーインターフェースがあるでしょうか。--Dropped out biologist会話2018年9月29日 (土) 15:56 (UTC)[返信]

(インデント戻します)このガイドの元となる議論を提示した者です。 まずフクロモモンガダマシGymnobelideus leadbeateriが、フクロモモンガの偽物のようで気に入らないという理由で、英名をカナ表記したような「フェアリーポッサム」「リードビーターズポッサム」といった名称で作成された前例がありました。それがきっかけで日本語版の生物において記事名になんらかのガイドが必要ではないかという私が議論を提示し、NEONさんらにご尽力いただいたことでひとつの前段階としてこのようなガイドを作成していただいた経緯があります。おおむねそれが今日まで保持されてきましたが、アルファベット表記に関してはこの前段階からさらに踏み込むべき段階に差し掛かっているのかもしれません。

「専門的な出典に名称がない限り、アルファベット表記の記事名とする」ことは支持します。「フェアリーポッサム」「リードビーターズポッサム」の件も含めて単に英名や学名をそのままカナ表記した(主に翻訳系)、あるいは非専門的・内容に疑問のある出典の段階で英名や学名をそのままカナ表記したかのような記事が既に多く作成されており、独自研究・内容に疑問のある非専門的な出典が用いられている・他の分類群とあまりに乖離した名称などの観点からこれらの問題が大きくなっているという懸念があります。以下に一部の例を上げます。

  • ヴァラヌス・ビタタワ → Varanus bitatawa 学名のカナ表記と思われる記事名。通常であればオオトカゲ科他種と同じく○○オオトカゲが妥当な和名と思われるが、この種に触れていてかつ日本語で執筆された専門的な出典がない。
  • ブライアンズ・シアウォーター → 既に改名されているが、英名のカナ表記と思われる記事名。ミズナギドリ科他種と同じく○○ミズナギドリ(オガサワラヒメミズナギドリ)とする出典が発行されるまで、記事を作成するべきではなかった。
  • アフリカンゴールデンウルフ → 新称の英名のカナ表記と思われる記事名。ウルフという和名の種<オオカミ・タテガミオオカミ>、アフリカではなくアフリカンが和名につく種は、少なくとも哺乳類ではいないと思われる。アフリカキンイロオオカミ(仮称)とする出典が発行されるまで、記事を作成するべきではなかった(もっともこの種は他に分類上などいろいろ問題があるため、作成そのものをするべき種だとは思わないが)。できれば狭義のCanis aureusの和名もキンイロジャッカルとして保持するか、ユーラシアジャッカル(仮称)など新称を併記している出典が発行されるまで待つのが望ましい。
  • クセノキプリス亜科 → 学名のカナ表記と思われる記事名。

ただし私は「アルファベット表記の名称の記事の乱造」を推奨はしません。少なくとも現生の四足動物(哺乳綱・鳥綱・爬虫綱・両生綱)では、「和名すらも定かでない・存在しないものが作成されてしまった場合の妥協・修正案」です。熱帯魚やペット用に流通している海外産の昆虫などでは、状況が変わると思います。化石種や植物に関しては、それぞれ慣例などもあると思いますし、なにより門外漢のためコメントは控えます。 アルファベットが推奨されないのは、私個人の考えとしては名称だけでなく他の情報も含めて記事の根拠となる出典を探す労力を惜しむべきではない。そもそも専門的な文献であっても日本語の名称すらも定かでない・存在しないものは「作成しない」のが望ましいという意味合いであると思っています。 余談ですがPelobates fuscusは、国内で発行されている専門書でも挙がっている種だと思うのですが、ニンニクガエル(スキアシガエル科ニンニクガエル属 英名 Common spadefoot)です(複数の出典の提示可能)。--Moss会話2018年9月29日 (土) 18:46 (UTC)[返信]

「日本語の名称すらも定かでない・存在しないものは「作成しない」のが望ましい」とのご主張には強く反対します。動物では和名をつけるのが当たり前の慣例かもしれませんが、藻類などでは和名など与えられていないし今後も与えられる可能性が限りなくゼロに近いものが大半です。それでも生物学的に特筆すべき対象はいくらでも考えられます。こういう記事をアルファベット表記学名を記事名として建てたとたん乱造などと批判されてはたまりませんので、そこだけは再考をお願いします。--Dropped out biologist会話2018年9月29日 (土) 20:47 (UTC)[返信]
@Mossさん なるほど、そもそも出発点はウィキペディアの一利用者が勝手に和名を付け始めたところであったのですね。それをしてはいけないという事が今は世間一般に共有されているかと問われますと、疑問が残りますからね……。
 藻類も含め植物は動物よりも和名の命名が追いついていないものと思われます。動物のうち哺乳類はこちらでかなり見つかりますし、先日Mossさんがある記事で出典として使用された「世界哺乳類標準和名目録」というものでも学名が更新されている事が確認できます。一方植物の場合、『植物レファレンス事典』(日外アソシエーツ、2014年-)シリーズという(権威あるものも含め)植物図鑑での言及例を集めた書籍が存在するのですが、学名のカナ転写しかなかったり、そもそもそうした形ですら載っていなかったりという例をいくつも存じております。ほかにオープンアクセス可能なものでは和名の検索が可能な YList というものも存在しますが、何もかも全てが網羅されているという訳ではありません。極端な例となりますが Cordia leslieae など、IUCNレッドリストにおいて相当深刻な段階である近絶滅種(Critically Endangered)であるにもかかわらず、和名どころか学名の転写例すら確認できないものも山ほど存在します。そして、これはIUCNレッドリストでは未評価ですがヌクシア・コンゲスタなどの様に日本語文献は記事名の出所を示すために用いるだけで、形態的特徴や利用法についての記述は外国語文献で十分賄える事例も存在します。また、上に挙げた「ロテカ・ミリコイデス」の転写例は実は先日偶然見つけたもので、出典が『植物レファレンス事典』になく(あるのは現在シノニム扱いの学名の転写クレロデンドルム・ウガンデンセへの言及のみ)、記事作成にあたって誰でも必ずあたる事になるかというと疑問のある事例となります。形態や利用法といった記事の本文となり得る内容について触れた文献自体は日本語・それ以外を問わず既に複数確保しているにもかかわらず、記事名が決まらない為に執筆を思い止まっている状態です。Rotheca myricoides の場合現行の規定では「ロテカ・ミリコイデス」を記事名とするのが最も望ましいという事になりますが、仮に他の種に関して現在はシノニム扱いとなっている学名の転写しか見つからない場合、最もよく見られる言及例だからといってその様なものを記事名にするよりは、学名そのままを記事名にして良いという事にした方が良いと存じます。私はこうした日本語圏においては呼称が安定しないものの、現学名は安定しており、内容に関する資料も十分に集まる種の記事が作成しやすくなる様にと考え、今回議論提起をさせて頂きました。
@Dropped out biologistさん Mossさんのコメントは主張というよりは、現行の目安の解釈であると存じます。しかし、Dropped out biologistさんのコメントからは、私の問題意識と多分に重なるものが感じられます。--Eryk Kij会話2018年9月30日 (日) 10:42 (UTC)[返信]
Dropped out biologistさん、「日本語の名称すらも定かでない・存在しないものは『作成しない』のが望ましい」は「少なくとも四足動物~」にかけていて、「化石種や植物に関しては、それぞれ慣例などもあると思いますし、なにより門外漢のためコメントは控えます」として、これには該当しないと私としては断ったつもりだったのですが、わかりにくい表現になってしまい申し訳ありませんでした。言い方が悪かったですが乱造→大量作成に関しても、植物・化石種(学名のカナ表記や属名のみが慣例で多いようですので)などは専門的な知識のある方・出典が手元にあるあるいは閲覧できる環境がある・あるいは専門的に執筆している方の判断に委ねます。--Moss会話2018年9月30日 (日) 14:14 (UTC)[返信]
魚類・甲殻類に関しては、少なくとも日本に定着していることが明らかな現生種およびその属・科・目などの記事は作成すべきと考えます。ヨシノボリのように学名のないものに次から次へと和名を提唱する研究者がいる分野とその他の分野で、記事に非常に大きな偏りが発生してしまうためです。記事名に関して疑義が生じた場合の妥協・修正案としてアルファベット表記を採用する可能性を残すべきという点では、Mossさんのご意見と同様です。--ぬまえびす会話2018年10月2日 (火) 04:53 (UTC)[返信]
「有効な和名出典が存在しないものに対してはアルファベット表記の学名を記事名とすることを許す」ことに賛成です.多少の欠点はあるでしょうが、どの案をとっても何らかの不備が存在するのであれば要するにどの欠点を許容するかという観点になります.私が支持する案は最もマイナス点が小さい物であると考えます.
私個人としては和名がない生物の記事を進んで作成しようとは思いませんが、何らかの理由によって実際に作成しようとする方にとっては一つの拠り所ができるでしょう.Moss様の「作成しないのが望ましい」とのお考えはどちらかというと私も同意する部分ではあるのですが、あくまで個人的指針です.よって、その指針を他者に強いたり、またはそれを守らなかった編集者を非難することはできません.私の個人的観点ではこれは「作成されてしまった場合の妥協」ではなく「作成されるであろう記事の暫定記事名指針」と解釈しています.--Preto(m)会話2018年10月4日 (木) 05:52 (UTC)[返信]

約1か月議論が止まっていますが、これまでのところで少なくとも「アルファベット表記の記事名を許容する」というところまでのコンセンサスができたのではないかと考えます。私としては、改定案を採用するか、少なくとも現行の推薦表から「× 日本語版ウィキペディアでは推奨されません。日本語での記述を検討して下さい。」を削除することを改めて提案したいと思います。

ただ、和名が存在するか否かをどこまで探索すべきかについて、気になる点が残っています。以前の私のコメントで使った例示について、Mossさんから、「Pelobates fuscusはニンニクガエルである」旨の指摘がありました。ところが、当該種についてはLSDBの和名生物名辞書プロジェクトでダウンロードできるデータにも日本産爬虫両生類標準和名リスト(2018年10月24日版)にも見当たらないのです。前者は最近アップデータ・メンテナンスされている様子がなく、後者は「日本産」ということで守備範囲外なのでしょう。こうした例で「複数の専門文献」見つけられなかった場合、探し方が足りないまま不適切にアルファベット記事名を採用したなどと叱られたくはないと私は思うのですが、「許容」とおっしゃった方を含めその辺をどう考えられているのかを伺いたい気がします。--Dropped out biologist会話2018年11月3日 (土) 18:51 (UTC)[返信]

では一応「許容」の側の者にカウントされるであろう私から少し思うことを述べさせていただきます.Dropped out biologist様の懸念はもっともなことだと思うのですが、仮に許容案が同意を得て推薦表が改定されたのであれば、そのような例ではだれも初稿執筆者を「叱る」ことはできなくなると思います.
人は誰しも常に完璧であることは望めないのですから、たとえ生物学に非常に造詣の深い編集者であっても和名の記述例を見落とすことは絶対にないとは保証できますまい.ならば「今まで一度たりともミスを犯したことのない者のみ石を投げつけよ」です.そしてこの許容案が採用されたならば、多数の学名記事名が濫立することは容易に想像できます.しかしそれは多くの場合「生物学にそれほど詳しくないだけの善意の編集者」が、執筆・翻訳の際に自らの知る範囲で和名を見つけることができなかったというだけだと思われます(悪意の発露のためだけにわざわざ記事を書く例は少ないでしょう).であるならば、たとえ実際にはその生物に和名の記述例が存在したとしても、他の編集者ができること・すべきことは、初稿執筆者を責めることでも叱ることでもなく、「この分類群については出典○○に××という和名の使用例があります.そこで記事名の××へ改名提案をしようと思うのでよかったらご賛同ください」のようにすればよいだけです.
ついでに、またこの案が採用された場合のはなしですが、今の我々は現行制度の中で「正式な記事名としての和名」を探すことに戦々恐々となっていますが、後の編集者は「(ちょっとだけ)調べたけれどよく分からない」「調べてみたら複数の和名が存在するけれどもどれがベストか自分では判断つかないのでよく知ってる人に任せよう」といった比較的軽い気持ちで学名記事を作成する例が多々でてくるでしょう.こういった例に関しても上と同じく、"よく知ってる人"が「はいはーい、ではこれについては改名提案します.こっちについてはノートで議論の場を設けるのでそこで相談しましょう.この記事についてはうーむ、しばらくは学名記事のままですかね」といった(こちらも比較的軽い)スタンスで対応すればよいものだと考えます.専門家(を自認する人)のみでなく多数の人が共同して記事の作成に当たるのがWikipediaとしての本質であると思うが故です.間違っても必要な知識が少し足りないだけの善意の編集者を荒らし扱いすることはあってはならないと信じます.
個人的にはこれからも私が初稿を手がけるならば項目名の選定には大きく注力するでしょう.しかしこの案が採用されたならば、他者の和名探索努力が多少甘くみえようが特に何か言うことはないだろうと感じています.--Preto(m)会話2018年11月8日 (木) 09:40 (UTC)[返信]
コメント 途中参加ですみません。自分が初版翻訳した記事を例にします(オリエントスズメバチ、学名:Vespa orientalis)。新規作成時に図書館にて「昆虫の和名と学名の対応表」のような文献で調べたが、標準和名は見つかりませんでした。となると、プロジェクトのルールに従うと「ヴェスパ・オリエンタリス」(このカナで正しいのか不明)となります。さて、「hornet=スズメバチ」は、私程度の英語・生物学の知識しかなくても知っていますし、スズメバチを調べている人ならVespaで通じるかもしれません。しかし、ヴェスパ・オリエンタリスでハチを想像する人がいるとは思えません。「ヴェスパ」で思いつくのはせいぜいでスクーターでしょう(語源は一緒なのかもですが)。生物をかじった人が、Wikipediaではじめて記事を作成する際、「ヴェスパ・オリエンタリス」か「Vespa orientalis」かと言えば、それは多分後者で作るでしょう。
次に、Vespa orientalisとしなかった理由です。バラエティ番組のWEBサイトにしか記載されていないようなレベルの俗称は論外だと思いますが、複数の学術的な出典で使用されているような俗称であれば、標準和名がない場合は、それは使用しても構わないのではないでしょうか(と思って、記事名はオリエントスズメバチにしました。参考:日本動物行動学会京都大学生態学研究センターでの使用例)。
というわけで、学名記事で「ヘリコバクターピロリ」のようなカナ名を否定はしないが、無理にカナ名にする必要はない。俗称は、それを記載している出典の数と質を判断し、使用するかどうか決める、と思いますが、こういう話も分野によって全然違うのかもしれませんね。
--Sutepen angel momo会話2018年11月8日 (木) 13:57 (UTC)(JapaneseA)[返信]
コメント Dropped out biologistさんの11月3日 18:51 (UTC) のコメントからJapaneseAさんの11月8日 13:57 (UTC) のコメントまで拝読しました。Preto(m)さんの考え方は、私は見習った方が良いかもしれませんね。と申しますのも、私は執筆者の行動を縛る様な発想を少し前から考えていたのです。それは、記事作成対象となる生物のまとまりに応じて、和名やカナ転写の前例が無いか媒体を問わず特定のデータベースや検索エンジンで信頼できる情報源における前例を確認して頂く(例: 植物ならオンラインのYListや書籍の『植物レファレンス事典』)様にする勧告や、前例がない場合に勝手に和名を発明してはならないという文言を追加する事です。ここ数ヶ月だけで検証の結果データベースになく、前例がないにもかかわらず英名(とされるもの)を直訳して記事名としてしまったのではないかという事例がかなり目撃されています。どうも一執筆者が勝手に和名を発明してはならない(≒独自研究は載せない)という認識は利用者の誰もが当たり前に共有している訳ではない様に見受けられるのです。植物だけでも日本に自生しないものに関してはオンラインのデータベース(YList)にない名称が無出典(少なくとも直接脚注の形で示されてはいない)で記事名とされている例が山ほど見られ、書籍等に言及例がないか探そうとしているところです(以下に挙げるもの全部がそうです: アイスプラントアセロラカミニンギョウ科カムカムギニアショウガキワノギンピ・ギンピコウジ (柑橘類)コーカサスブナコブミカンサイウンカクシアーバターノキシナブナチア (植物)ドラゴンフルーツバターナット科ババコバンバラマメビカクシダ属ペピーノマカマンチニールミラクルフルーツメキシコトビマメメンガライベリールイボスレインボーユーカリローレルジンチョウゲ。どなたか検証にご協力いただければ幸いです)。不確かなものがこれだけの数あると正直ヒステリーを起こしたくなる(というより、左に色々列挙したのはもう完全に八つ当たりです。全部独りで抱え込むものではありませんね)のですが、Preto(m)さんのコメントを拝読し、私は大人の対応を取らなければならないと自分自身に突きつけているところです。私は現行の「項目名の推奨表」から不寛容さを感じ取りながら、別の不寛容さを他人に押し付けようとしている気がして参りました。「作成前に前例がないか調べて下さい」というお願いや、「勝手に和名をつけないで下さい」という注意書きまでは必要と考えますが、「データベースにない名称ならば出典をつけろ」(廃案とした5月17日 17:07 (UTC) の提案に盛り込まれていた内容)まではやり過ぎでしょうか。自分で考えて書いておきながら息苦しさを覚えます。
 俗称に関しての私の認識は、まさにJapaneseAさんが述べられたものと同様のものです。今にして思えば、複数の文献においてジリコテの名でしか知られていない植物の記事名を使用例未発見の学名カナ転写(コルディア・ドデカンドラ)としたのはやり過ぎでしたね。もっともオリエントスズメバチの事例は、私は神経質ですので導入に脚注で出典表示が欲しいと思ってしまいますが……。タナガワトウダイグサのようにごく限られた書籍にしか掲載がない場合にはやはり欲しいです。ほぼ執筆者本人しか出所が分からない場合、執筆者が活動から遠ざかってしまったら、検証したいと考える方が現れた場合に困った事になりますので……。極端な話となりますが、オンラインのデータベースのサービスが何かの間違いで終了となってしまった場合、結局頼りとなるのは紙媒体による言及例である気が致しますがいかがでしょうか。ところで日外アソシエーツが『昆虫レファレンス事典』というものを出していますので、昆虫に関してはこれを確認したいと考えております。--Eryk Kij会話) 2018年11月8日 (木) 19:53 (UTC)(追記: 検証済みのものを明示。--Eryk Kij会話2018年11月19日 (月) 16:12 (UTC)[返信]
「データベースにない名称ならば出典をつけろ」は、当然の要求どころか「名称には必ず出典つけろ」で良いと思います(WP:V)。そして、学術的な記述なのですから「名称には学術的な出典つけろ」となるでしょう。オリエントスズメバチに出典を付けました。すみません、お恥ずかしい限りです。以前、図書館にて御提示の昆虫レファレンス事典で調べたと思ったのですが・・・見落としがあってはいけないので近日中に図書館に行って参ります。ありがとうございました。--Sutepen angel momo会話2018年11月9日 (金) 04:43 (UTC)(JapaneseA))[返信]

コメントたまたま気付かされましたので、コメントしておきます。

  • 大前提として、学術の対象として扱う生物の識別子は命名規約によって統制された学名を用いるというのが、博物学から生物学へと発展してきた学問が長い時間をかけて到達したベストプラクティスであり、もちろん不要論を含めいろんな意見は出ていますがこれを越えるものは今のところありません。ですから、もっぱら学術の対象として扱われる生物の項目名は、Wikipediaにおいても学名でなければおかしいです。なおラテンアルファベットで書かれたもののみが学名で、それを字訳なり音訳なりしたものは学名とは呼べません。
  • しかしWikipediaに項目が作られる生物は(そしておそらく全ての生物は)、多かれ少なかれ学術以外との接点を持っています。巨視的な動植物には有史以前から名前があるものも多いでしょうし、微細な生物も(学術を生業とするものに限らず)人間が興味を持つからこそ認識されたものです。ですからWikipediaの各項目の内容は生物学に限られないし、したがって項目名も学名より優先されるものがありうることは当然です。
  • ところが何をどう優先するかは決して容易ではない。綿密な規約を構築した学名ですら一意に定めるのは容易ではないのに、規約のない和名を1つ選ぶことが容易なはずがありませんし、それは学名が識別子としてベストプラクティスになる理由の一つでもあります。
    • 学術団体なり法令なりによって統制された和名(いわゆる標準和名)があれば、それは優先されるべきものと言えます
    • 慣習的に受容されていることが客観的に示せるのであれば、学名より優先されてよいでしょう
    • 学術的な文献で提案または利用されているものも、上記より普遍性は劣りますが十分考慮に値します
    • (今回は主張しませんが個人的には慣例に準じた学名の字訳も排除すべきではなく、他方で学名の音訳・意訳、外名の字訳・音訳・意訳は、いずれも行うべきではないと考えています)
  • 以上のような優先されるべき日本語の名称(出典が明示されることが望ましい)が見付からないならば、学名(もちろんアルファベット表記)が項目名となるのは当然のことだと考えます。この点から、現在の学名>アルファベットの欄に「日本語版ウィキペディアでは推奨されません」とあるのは不見識であり、速やかに除去すべきです。

ところで「改定案」というのはどれのことでしょう?現状では賛意を示すべき対象が明示されておらず、いつまで経っても収束しないと思いますよ。--Mzaki会話2018年11月19日 (月) 11:25 (UTC)[返信]

@Mzakiさん 議論へのご参加ありがとうございます。「改定案」というのは恐らく私が複数の意見を受けて2018年9月18日 19:21 (UTC) に妥協案として提示した「(日本語文献による言及例が著しく少ないと判断されるもの、特に和名の存在しないものに関しては)ラテン語の学名をそのまま記事名とする。ただし記事の導入に学名のカナ表記を示し、以降の本文での言及はそのカナ表記を用いて進めるという形式をとっても構わない。」の事であると存じます。……合っておりますよね、@Dropped out biologistさん
 Mzakiさんは、私が個人的に胸につっかえていた点を多く拾って下さいました。特に、はっきり標準和名とされているものでなくとも「慣習的に受容されていることが客観的に示せるのであれば、学名より優先されてよいでしょう」というのには強く同意致します。具体的に「3つ以上の出典(極力互いに独立しているもの)が提示できる」といった条件とするのはいかがでしょうか?
 記事名の決定をめぐっては様々な論点があり、参加者の都合が合わなかったりする事も度々ありましたが、そろそろ「改定案」あたりは合意形成を図る段階に移った方がよろしいですね。「× 日本語版ウィキペディアでは推奨されません。」という文言の削除も併せまして。--Eryk Kij会話2018年11月19日 (月) 16:12 (UTC)[返信]
Mzakiさんのご指摘については多くの点で同意できます。「不見識であり、速やかに除去すべきです。」も賛同します(あまり強く言うのもと思って私はここまではっきり表明しないでいたんですが)。「改定案」が指し示すものについては「2018年9月18日 19:21 (UTC) の妥協案」と私は認識しておりました。たしかに確認が曖昧のまま議論を続けてしまっていましたね。カッコの中身をどうするかについてもちゃんと議論していませんし、だいぶん時間もたっていることですし、確認・復習の意味も含めて文案をフルで書き下しておくべきかもしれません。
ただし、《具体的に「3つ以上の出典(極力互いに独立しているもの)が提示できる」といった条件》はちょっと今ひとつです。一見厳格化しているようで「極力」などと曖昧な言葉を入れた中途半端な条件となっており混乱を招くでしょう。一方で、標準和名なんて基準がそもそもあいまいなんですから、その信頼性判定にがちがちな条件はそぐいません。図鑑なりYlistのようなものが一つ示せれば充分じゃないですか。--Dropped out biologist会話2018年11月19日 (月) 18:23 (UTC)[返信]
あらためて表明だけしておきます。ここは百科事典を作るプロジェクト、ですよね?それは忘れないでください。
学名が絶対であり、それはアルファベット綴りでなければならない、それが自明であるのは分かります。が、それは専門分野の中でだけのことなのです。
例えば新聞紙上に生物が取り上げられたとき、学名が出ますか?出たとしても、カナ書きになっているのではないですか?
私から見ると、ここで議論している皆様、いずれも専門分野に浸りすぎています。専門外の人間には、敷居が高いのですよ。専門分野は。
専門書は専門家しか手に取らないわけではない、という論がありましたが、全くの詭弁に過ぎません。もちろんそれはそうでしょう。手に取ることも、読もうとすることも出来ます。でも読めるか、というとそれはまた別です。専門書はそれでいいのです。専門家に読めればいいし、学生であればそれが読めるようにならなければならない。また、一般の人が読んでもかまいませんが、読めないからといって文句を言えない。文句があるなら諦めて出ていくか、さもなければ読めるだけの勉強をして出直してこい、それでいいはずです。
私は古い人間であたらしい話にはならないのですが、公害問題などに取り組んだ人たちの話には、そんな苦闘の様子がありました。何しろ企業も専門家も手を出してくれず、素人が自力で解明せねばならないことがままあったからですね。だから専門書に取り組まねばならず、そんなときは往々に高校の教科書から勉強し直す必要があったそうです。それが一般人です。
そんな人たちでもひとまず気軽に覗けるのが百科事典でなければならないのではないでしょうか。学名カナ読みは色々問題はあるでしょう。が、間違いなく敷居を低くする効果はある。それはとても大事なことだと私は思っています。少し前、とある方の植物記事に関して、用語に易しい説明をつけているのに対して、専門記事だからそれは不要、という声を寄せた方がいましたが、私はそれもおかしいと思っています。百科事典は専門書ではないでしょう?あらゆる語にまで説明をつけるものではないでしょうが、私は多分に言い換えてあります。
とまあそういうわけで、ここまでの議論も安易に学名そのまま記事名を認める、というものではありませんのでそれはそれとして、『「日本語版ウィキペディアでは推奨されません」とあるのは不見識であり、速やかに除去すべき』には反対します。それだけです。--Keisotyo会話2018年11月19日 (月) 22:54 (UTC)[返信]
我々は百科事典を作っています。五本の柱の1つ目に明記されているとおり、「ウィキペディアは、総合百科・専門百科・年鑑の要素を取り入れた百科事典です。すべての項目は、独自の研究を認めない方針に従う必要があり、正確となるよう努力しなければなりません。」正確であることが第一であり、Wikipediaが典拠として参照可能な百科事典として受容されるために必要なことです。平易な表現を心がけるというのは当然のことです。専門書であったとしてもわざわざ難解な表現を用いる意味があるとは思えませんし(する例があるのは知ってますが)。ですが不正確な表現をするのは正しくありません。学名を項目名として使うべきだということではないことはご承知だと思います。学名より人口に膾炙し、正確性が損なわれない表現があるならば、それを用いるべきです。しかしわざわざ正確性を担保するため識別子の体系である学名を排除するのは百科事典としての正しい姿勢ではなく、不見識なのです。--Mzaki会話2018年11月20日 (火) 01:36 (UTC)[返信]
別に記事名に出なくても、今までだって記事内や分類表では学名がちゃんと記されています。それで正確性は担保できますよね?あとは感覚的な差になるかもしれませんが。私も排除する気はないのです。ただ、記事名は日本人の一般人の目に優しいものであって欲しい。そんな感じですか。そんな意味では大勢の議論に対して絶対的に異論を立てる、というものではありません。ですからこれで黙るつもりです。--Keisotyo会話2018年11月20日 (火) 01:44 (UTC)[返信]
現にわざわざ排除する文面があるので不見識だと申しています。また「分類表に学名が書いてあるから記事名は俺が勝手に付けた和名でオッケー」というわけにはいかない(たしかに学名がないよりましですけど)こともご理解いただけると思います。むしろ私個人としては、(上にも書きましたが)用例がなくとも慣例に準じて学名を字訳した項目名を受容すべきだと思っています。種名くらいなら固有名詞というか記号みたいなものなので横文字でも比較的受け入れやすいような気がするけれど、高次分類群になってくると概念としての意味合いが強くなり日本語文に横文字混じりはどうかなというのが実感なもので。ただ現状でそれをやれば独自の研究を認めないことと衝突してしまうので、やるとなれば相応の理論武装と制度設計が必要になるでしょうし、それをした上でも合意できる可能性は大きくないのではないかな。--Mzaki会話2018年11月20日 (火) 02:25 (UTC)[返信]
コメント 現状のプロジェクトルールではアルファベット学名は実質「禁止」となっています。今回の改定案はカタカナ学名を「禁止」するようなものではなく、アルファベット学名を「許可」し自由度を広げるものです。それは私も含めた皆様の意に叶うものだと思います。次に、俗称(やカタカナ学名)の「3つ以上の出典」ですが、プロジェクトルールでは具体的な数を書かずに、出典の質と量で決まるようにしておけば良いと思います。標準和名最優先、俗称(やカタカナ学名)が個人サイトにしか記載のない場合はアルファベット学名優先、専門図鑑に記載があれば俗称(やカタカナ学名)優先とするのは皆様宜しいでしょうか。では、一般科学誌・サイト(ニュートンやナショジオ、日経サイエンスなど)、学術誌と関係ない普通の新聞、「身近な有毒生物ベスト〇〇」(と書いておきながらコブラやドクトカゲが載っているような)のような面白おかしく書かれた本、といったレベルの出典に1つだけ、俗称(やカタカナ学名)の記載があった場合どうするべきでしょうか?多分ここで議論されている方の大半は、いずれのケースでもアルファベット学名にされそうですね(私もですが)。では、それが2つだったら、あるいは3つだったら、5つだったら?Keisotyo様が仰るようにアルファベット学名指向に傾き過ぎるのもダメですが、一方 反対の方向に傾き過ぎるのもダメでしょう。私見では専門図鑑5点、一般科学誌・サイト2.5点、新聞2点として合計10点超えれば俗称(やカタカナ学名)にする、といった感覚ですが、私もどちらかといえばアルファベット学名指向です。ちなみにプロジェクト:天体では、実情はともかく意見としては「日本語記事名とできるのは専門学術誌・サイトか天文辞事典クラスの出典が必ず1つ以上ある事。そうでなければ英語記事名」で少ないメンバー間で合意しており、記事名であるかどうかに関らず 英語名を独断でカナ名とするのは独自研究となります。これと同様に、Wikipedia編集者がアルファベット学名をカナ学名に翻訳してしまうのは、独自研究にならないのでしょうか。オリエントスズメバチ、やはり過去の調査同様 昆虫レファレンス事典およびその増冊に記載はありませんでした。--Sutepen angel momo会話2018年11月20日 (火) 04:16 (UTC)(JapaneseA)[返信]
Eryk Kijさんご提示の「3つ以上の出典(極力互いに独立しているもの)が提示できる」はよくないです。慣習的な受容を示すのに必要な文献数は文献の性格や質によって異なるのが当然です。大事なことは、ウィキペディアが和名創作の場になってはいけないということであり、そのためにウィキペディア外部に和名としての受容の典拠を求める必要があるということでしょう。出典を伴う複数の和名の間での優劣については編集(移動)で対応できますが、創作和名を垂れ流してしまうのはちょっと取り返しが付かないことですので。これは通常の記事に出典が求められているのと同じなのであって、数を規定する性格のものではないと思います。もちろん幅広い出典があれば、そのほうが受容の典拠として優れているとは言えるでしょう。--Mzaki会話2018年11月20日 (火) 04:41 (UTC)[返信]
学名カナ化についての私見です。ウィキペディア外部の専門家も当然従うことが期待される字訳の規則が存在していて、それについて合意できれば、独自研究にはならないと思います。たしか化合物のIUPAC名に関しては字訳規則があるんじゃなかったかな。薬の名前も字訳規則を見た記憶があります。ただ学名について「外部専門家も当然従うことが期待される字訳の規則」なんてないと思います。外部専門家が当然従うとまで行かなくても、外部専門家の判断と表記揺れの範囲に収まることを合理的に期待できる字訳規則の採用を合意する、というのも論理としては通じると思います。ハイフンとか中黒の使い方、ビとヴィの違いのようなものは、一般には用語統一というよりは編集慣行の範疇ですので、それの延長として合意するということです。ただ本当に可能かというとわかりません。(学名の場合は音訳という選択肢に魅力を感じる方が多いことも問題になります。学名について規範的な発音を定めることはできないので、音訳は選択肢になり得ないというのが私の意見です。ですが、外部専門家が音訳を好むことは当然想定されるので…。)私は「学名表記を避けるために創作和名が横行すること」を回避する事が最優先だと考えており、こういう検討は今回はないものとして扱うのがよいと思っています。--Mzaki会話2018年11月20日 (火) 05:07 (UTC)[返信]
今回の議論と直接関係はしませんが、「学術団体や法令などによって統制されている和名」の情報源をまとめておくことは有意義だと思います。オンラインで参照できるものは極めて便利でしょうし、そうでなくとも図書館などで参照可能なものは事前にリストアップされているほうが嬉しいですよね。もちろんこれらの情報源を参照することを義務化するという意味ではありません。あくまで参照可能な情報源として。--Mzaki会話2018年11月20日 (火) 05:19 (UTC)[返信]
keisotyoさんの主張には私としてはいろいろ異議がありますが、反論を考えると私や誰かの発言を反復することにしかなりそうもありません。ただ一つ言っておきたいのは、専門的なトピックを扱う記事は「敷居を低くする」というよりは「敷居を跨ぐ方法を示す」ものであるのが望ましいと考えます。この議論の当初はとにかくアルファベット表記の記事名を避けることが至上命題のようになっていて、誰も使ってもいないようなカナ表記をも無理やり記事名に仕立てるための議論になっていました。それはどう考えても本末転倒です。そのようなカナ表記を見せられた素人さんはその後どうなりますか? その場では敷居をさげてもらえたようでも、その直後で別の敷居に直面するだけです。そんなのは敷居を下げた内に入りません。強いて言えば「敷居をゆがめた」だけなのです。そんなおかしな方向にウィキペディアを誘導しかねない「実質的禁止条項」はやはり撤廃されるべきです。--Dropped out biologist会話2018年11月20日 (火) 17:21 (UTC)[返信]
コメント @Dropped out biologistさんKeisotyoさん@ぬまえびすさん@Mossさん@Preto(m)さん@JapaneseAさん@Mzakiさん 議論提起しておきながら長らく停滞させてしまい、申し訳ございません。自身が関心のある要素だけでなく、他の皆様のご意見も汲み上げた上で具体的な改定文を決める必要がありますので、少し凝り固まっておりました。また、執筆活動を続けている内に今回の議題に関連する新たな問題意識(簡潔にまとめますと、一応存在する和名よりも学名カナ表記の方の使用実績の方が多いと見られる場合には後者を記事名として優先した方が良いのではないか、という事です; 参考: メトロシデロス・エクスケルサも強く抱く様になったのですが、ごく限られた例外的事象に過ぎないかもしれず、いたずらに論点を増やして良いのかどうか独りで悩み始めた事も議論を停滞させてしまった原因の一つです。来年にまで跨ってしまいますが、近い内に現行の文言の具体的な改訂案を固め、再びこの場で是非を諮りたいと存じます。これまで議論に参加して下さった皆様には、もう少しだけご辛抱の上、お付き合い願います。--Eryk Kij会話2018年12月28日 (金) 05:15 (UTC)[返信]
1点だけ。日本では、古生物は学名カナ表記が普通に行われています(ティラノサウルスとかトリケラトプスとか)。御返事は不要ですので、改訂案の一助になれば幸いです。--Sutepen angel momo会話2018年12月28日 (金) 07:13 (UTC)(JapaneseA)[返信]
お久しぶりです。現在綱レベルの化石甲殻類の項目名について議論(ノート:恐蟹綱)があるのですが、こちらで議論に関わっていたEryk Kijさん@Dropped out biologistさんKeisotyoさん@ぬまえびすさん@Mossさん@Preto(m)さん@JapaneseAさん@Mzakiさんからもご意見いただきたく伺いに参りました。もしお時間がございましたら、コメントいただけると幸いです。--Kingfiser会話2019年12月10日 (火) 07:45 (UTC)[返信]

脚注

  1. ^ 東アフリカオイル図鑑日本貿易振興機構 (ジェトロ)). 2018年9月4日閲覧。
  2. ^ 土橋豊『日本で見られる熱帯の花ハンドブック』文一総合出版、2013年、118頁。ISBN 978-4-8299-8113-9
  3. ^ 山中雅也 ほか共著『園芸植物大事典 2』小学館、1988年、180、182頁。
  4. ^ 坂﨑信之 主著『日本で育つ 熱帯花木植栽事典』アボック社、1998年、781、783頁。
  5. ^ 冨山、前掲書 冨山稔『世界のワイルドフラワーI 地中海ヨーロッパ/アフリカ;マダガスカル編』学習研究社、2003年、164頁。ISBN 4-05-201912-1
  6. ^ 林弥栄、古里和夫 監修『原色世界植物大圖鑑』北隆館、1986年、247頁。
  7. ^ クリストファー・ブリッケル 編集責任、横井政人 監訳『A-Z 園芸植物百科事典』誠文堂新光社、2003年、375頁。ISBN 4-416-40300-3
  8. ^ 坂崎、前掲書、802頁。

外部リンク修正の御願いと修正方法[編集]

皆様御存知かもしれませんが、ある日を境にナショナルジオグラフィックが一斉にリンク切れとなりました。特別:外部リンク検索でhttp://www.nationalgeographic.co.jp/newsを指定すると、表示されます(40件ほど修正しましたが、まだ400件近く残っています)。修正方法としては、

  1. 上記一覧よりURLを開き、リンク切れを確認
  2. 上記一覧より記事を開き、ナショナルジオグラフィックのURLのタイトル(カメレオン科の場合、「自然界の不思議な舌」)をWEB検索
  3. WEB検索で見つかったURLを開き、記事内の記述が出典に記載されている事を確認
  4. URLを修正

となります(例:カメレオン科)。以上、何かのついでで結構ですので、片隅にでも覚えて頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo会話2016年5月22日 (日) 13:42 (UTC)(JapaneseA)[返信]

記事冒頭で「特定動物。」と書くことについて[編集]

例えば「アフリカニシキヘビ」など、記事冒頭で「○○○○は、××科××属に分類される△△。特定動物」などと書かれている記事が結構あるようです。

これについて「そもそもJPOV的に冒頭に書くのはどうか」という点と、「人間やその財産に危害を加える(可能性のある)動物」であることを端的に表す基準としてそれはOKとした場合にも「ただ4文字、特定動物とだけ書くのはどうか」という点、2つの問題があるかと思いますが、いかがでしょうか? --Hisagi会話2017年10月16日 (月) 11:08 (UTC)[返信]

指定法令を明確にするために「動物愛護管理法の規定に基づく特定動物」とするのはいかがでしょうか。--ウミユスリカ会話2017年10月16日 (月) 14:12 (UTC)[返信]
ありがとうございます。ウミユスリカさんのご意見としては「冒頭に書くこと自体はOK」ということでしょうか。それと(そもそも個人的には冒頭はNG寄りだったこともあり)後出しで申し訳ないですが、書くならあくまで「日本国内での扱い」ということですから、根拠法令よりは「日本における」という断り書きがまずあるべきな気がします。「日本においては、人間や所有財産に害を加える恐れのある特定動物に指定されている。」とかでしょうか。ちょっと堅いですが。--Hisagi会話2017年10月16日 (月) 14:38 (UTC)[返信]
コメント 1点目。本ケースのような人間主体の記述は冒頭ではなく「人間との関係」節に記載すべきだと思います(イエネコイヌのような人間がいなければ存在しなかったものは別ですが)。少し話はそれますが、人間(日本人)と関りが深そうな生物の記事での「人間との関係を示す記述」は、ハブ (動物)ニホンマムシウシガエルオオスズメバチヤギは冒頭で記載なし、イエシロアリオオクチバスアメリカザリガニヌートリアヒアリウマは冒頭に記載ありで、特に統一はされていないようです。2点目は一任します。「特定動物。」だけでもリンクを見れば何の事かわかりますので、このままでも構いませんし、御二方が御提案の文でも構いません。--Sutepen angel momo会話2017年10月16日 (月) 22:08 (UTC)(JapaneseA)[返信]

以前からWikipedia日本語版において「特定動物」の用法に強い違和感を持っていました。と申しますのも、「特定動物」という語は特定法令の指し示す「特定動物」に限らず、普通名詞としても意味を持ってしまうからです。私の提案の含みは、日本国内での特定法令の特定動物であると明示するところにあります。--ウミユスリカ会話2017年10月17日 (火) 05:17 (UTC)[返信]

意図は理解しました。いわゆる政令指定都市を「地方自治法の規定に基づく政令指定都市」と書くような意味合いですね。(それに対して私の案は「大都市制度としての政令指定都市」とするようなものでしょうか)--Hisagi会話2017年10月21日 (土) 15:20 (UTC)[返信]

IUCNの虚偽編集[編集]

Moss様により管理者伝言板に報告されているIP:61.197.100.147会話 / 投稿記録 / 記録 / Whois氏の編集について。故意に荒らしているのか、間違えているのかはわかりませんが、論点は全Rvする必要があるかどうかです。ニューカレドニアクイナの編集は誤り[2]でしたが、フクロモグラは、LCで正解[3]のようです。同様にエゾアカネは誤りで、ニュージーランドクイナは正しいようです。さて、今のところ120記事ほどが対象ですが、一律全Rvとすべきでしょうか?--Sutepen angel momo会話2018年1月30日 (火) 08:30 (UTC)(JapaneseA)[返信]

全てリバートするのが理想ですが、まずは誤情報の除去・修正を優先するべきでしょう。単にIUCNへのリンクを貼っただけでは出典元の引用方法を満たしていないと過去に指摘を受けたことがありますので、手間はかかりますが引用文も明記するべきだと思います(IUCNレッドデータの一番下にある著者・年・doi・バージョンなどが明記された文章)。残りの対処は更新作業も含め後ほど進めます。--Moss会話2018年1月30日 (火) 14:04 (UTC)[返信]
コメントありがとうございます。印象としては「編集は7割正しい」といった感じです。2018年1月26日と27日UTCをチェックしましたが、全Rvすると逆に間違いが増えるように思います。「IUCNへのリンクを貼っただけでは出典元の引用方法を満たしていない」は、なぜかはわかりかねますが、とりあえず間違ったstatusを正しくする事自体は良き編集だと思っています。--Sutepen angel momo会話2018年1月30日 (火) 15:38 (UTC)[返信]

コメント これにて全てのチェックが終わりました。活動停止したのか、別IPで編集を続けているのかはわかりません。発見された方は このノートに報告頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo会話2018年1月31日 (水) 03:39 (UTC)[返信]

コメント 2018年2月2日 (金) 07:08 UTC までのチェックが終わりました。今回は7割ダメです。--Sutepen angel momo会話2018年2月2日 (金) 12:52 (UTC)[返信]

コメント 2018年2月11日 再度の活動をジンベイザメ, ノコギリエイ, ニューカレドニアクイナで確認しました. rvしてあります. 管理者伝言板にも報告, ブロック依頼をいたしました.--Pseudoanas会話2018年2月11日 (日) 08:45 (UTC)[返信]

ジンベイザメについては, 私の過誤でありましたので修正しました--Pseudoanas会話2018年2月12日 (月) 10:24 (UTC)[返信]

コメント 2018年2月12日 (月) 23:51 UTC までのチェックが終わりました。ローソンヒノキですが、学名はChamaecyparis lawsonia(この名ではIUCNヒットせず)と記載されていますが、出典[6]ではChamaecyparis lawsoniana、で、一致していません。この出典で良いのであれば、記事の学名を修正し、NT2.3をNT3.1に修正する必要があります(あるいは出典間違いで除去するか)。--Sutepen angel momo会話2018年2月13日 (火) 11:19 (UTC)[返信]

返信  シノニムかと思ってキュー植物園のデータベースで"Chamaecyparis lawsonia"を調べて見たのですが見当たりません。どうやら単なる書き間違いだったようですので、学名を修正しておきました。保全状況に関しては、生物分類表のstatusをNT3.1と書き換えただけではランキングが消えてしまい修正方法がわからないのでそのままにしてあります。--Loasa会話2018年2月15日 (木) 11:06 (UTC)[返信]
修正ありがとうございます。NT3.1にしました、問題がないか確認して頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo会話2018年2月15日 (木) 11:51 (UTC)[返信]
こんにちは。すでにご認識されているかと思いますが、IP:157.65.80.178会話 / 投稿記録 / 記録 / Whois氏によって同様の編集が行われています。ご確認をお願いします。--翼のない堕天使会話2018年2月21日 (水) 23:51 (UTC)[返信]
うわっ知りませんでした。情報ありがとうございます。ちょっと忙しくて対応できません。--Sutepen angel momo会話2018年2月22日 (木) 12:08 (UTC)[返信]

コメント 157.65.80.178の2018年2月22日 (木) 21:13 UTCまでをチェックしました。なお、IP:124.154.37.54会話 / 投稿記録 / 記録 / Whoisも同一人物のようですね。--Sutepen angel momo会話2018年2月24日 (土) 03:59 (UTC)[返信]

コメント 157.65.80.178がブロック明けに編集を再会しました。編集はシロフクロウの1つのみで、この編集は問題ない事を確認しました。--Sutepen angel momo会話2018年3月6日 (火) 10:16 (UTC)[返信]

コメント いつの間にか活動を再開していたようです。2018年4月18日 (水) 13:00 (UTC)までをチェックしました。題名のない音楽会は当プロジェクトの範囲外ですので、ノーチェック。

総じていえば、今回のチェックでは「サイチョウ科」の編集の真偽が不明なので一応Rvしましたが、虚偽と呼べるような編集はないようです(コビトキツネザル科は、現状の記事名が標準和名になっていない事自体が問題)。--Sutepen angel momo会話2018年4月18日 (水) 13:43 (UTC)[返信]

コメント 2018年4月20日 (水) 13:00 (UTC)までをチェックしました。

他は問題なし。--Sutepen angel momo会話2018年4月20日 (金) 13:43 (UTC)[返信]

コメント 2018年4月23日 (月) 13:00 (UTC)までをチェックしました。--Sutepen angel momo会話2018年4月24日 (火) 12:07 (UTC)[返信]

(インデント戻します)対処ありがとうございます。以前にコウテイペンギンの件でも申し上げましたが、学会による標準和名というものが明記されている生物群はかなり限られ、されにそれはもっぱら日本産に限定されます。例として私の執筆範囲(主に四肢動物。まれに魚類。)かつ知る限りでは標準和名が明言されているのは日本産の魚類・両生類・爬虫類くらいです。標準和名とは明記されていないが鳥類では日本産のものについては日本鳥類目録というものがあります。哺乳類は2018年現在日本哺乳類学会によって標準和名を設けようとする動きはありますが、まだ案の段階であり確定事項ではありません。コビトキツネザル科も含めた霊長目の和名については2000年以降に多くの亜種が独立種とされるなどの大きな分類の変動があったこともあり、和名が定まっていない状態でした(できれば比較のためにも複数種が掲載された文献・論文を参考にするように心がけてはいましたが)。2018年になり日本モンキーセンター(専門機関)による近年の分類を網羅した霊長目全種の和名リスト(近年の分類・他種と比較できる)が公開されたため現在これを元に修正を試みていますが、先に挙げた日本哺乳類学会の標準和名が確定しこれらと齟齬が生じるようであればまたWikipedia:日本語版の霊長目の和名について大規模な変更が行われる可能性もあります。無論こうした問題があるといっても好きに名称を付けていいものではなく、専門的な出典をできれば複数用意して検証可能性を満たし、新種・分類に変更があるおそれがある場合は作成などを保留するなどといった姿勢が必要でしょう(これらについての問題はPJ:BIOで名称のガイドライン作成のきっかけとなったフクロモモンガダマシのノートなどを参照)。ケナガワラビーはケナガワラルーの誤植、シラガサイチョウは明記されていないが記述のある出典はあり、アマゾンマナティーはアマゾンエリアで展示しているのは疑問ですが分布をみる限りではアメリカマナティー(基亜種アンティルマナティー)のようです。問題となっているIPアドレスについてはLTAと認定しましたので、以後も出没ごとに対処を行う予定です。--Moss会話2018年5月3日 (木) 10:37 (UTC)[返信]

コメント 5月9日 0:00 UTCまでチェック完了。--Sutepen angel momo会話2018年5月10日 (木) 13:16 (UTC)[返信]

  • 報告 新たにIP:210.139.83.126会話 / 投稿記録 / 記録 / Whoisが出現しました。半分以上の編集は問題ないのですが、たまに虚偽があるところが一連の利用者と一致しています。カラスガレイ 2019年2月19日 (火) 07:36 UTCまでチェックし、IUCNで検索してヒットしなかったものはRvしました。
    • サバクキンモグラなどいくつかの編集が虚偽でした。
    • ニューカレドニアズクヨタカは問題ないと判断しました。
    • トムソンガゼルはGazella thomsoniiで検索するとEudorcas thomsonii(Thomson's Gazelle)にヒット。値は一致したので、Rvせず(学名変わったのか?)。
    • モモイロバトはColumba mayeriで検索するとNesoenas mayeri(Pink Pigeon)にヒット。値は一致したので、Rvせず(学名変わったのか?)。
    • ボーダンクロオウムはCalyptorhynchus baudiniiで検索するとZanda baudinii(Long-billed Black-cockatoo)にヒット。値は一致しないので、Rv。
    • セアカヒメミフウズラはTurnix castanotaで検索するとTurnix castanotusにヒット。値は一致したので、Rvせず(Wikipediaの記事内の学名正しいのか不明?)。
    • キバシカササギはPica nuttalliで検索するとPica nutalliにヒット。値は一致したので、Rvせず(Wikipediaの記事内の学名正しいのか不明?)。
--Sutepen angel momo会話2019年2月19日 (火) 07:40 (UTC)[返信]

Oxygastrinaeの記事名について[編集]

クセノキプリス亜科を立項したところ、記事名が適切でないとのご指摘をいただきました。代替案がない状況ですので、ノート:クセノキプリス亜科で皆さんのご意見を頂戴したく思っております。--ぬまえびす会話2018年9月5日 (水) 02:33 (UTC)[返信]

カテゴリの名称について[編集]

Category:頭足綱Category:頭足類の両方が存在するようです。使い分ける手段はない