2005年のオールスターゲーム (日本プロ野球)

NPB 2005年のNPBオールスターゲーム
2005サンヨーオールスターゲーム
ゲームデータ
スポンサー 三洋電機
セ監督 落合博満
パ監督 伊東勤
セ投票最多 赤星憲広
パ投票最多 城島健司
第1戦
日程 7月22日
開催地 インボイスSEIBUドーム
スコア セリーグ 6-5 パリーグ
MVP 金城龍彦
第2戦
日程 7月23日
開催地 阪神甲子園球場
スコア パリーグ 3-5 セリーグ
MVP 前田智徳
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2005年のオールスターゲームは、2005年平成17年)7月22日および7月23日に開催された日本プロ野球オールスターゲーム(球宴)である。主催は日本野球機構、協賛は三洋電機。正式名称は2005 サンヨー オールスター ゲーム2005 SANYO ALL STAR GAME)。

試合概要[編集]

前年10月に12年ぶりの日本一に輝いた西武ライオンズ伊東勤が全パ(オールパシフィック・リーグ)を率い、惜しくも日本一にはならなかったが5年ぶりのセントラル・リーグ優勝を成し遂げた中日ドラゴンズ監督の落合博満が全セ(オールセントラル・リーグ)を率いて戦った2005年のオールスターゲーム。プロ野球改革元年と呼ばれ、その副産物として誕生したセ・パ交流戦が始まった影響で「見所が少ないのでは?」と言われたものの日本球界復帰2年目のSHINJO(新庄剛志・日本ハム・全パ)の野球用具に関するパフォーマンスや日本プロ野球最速の161km/hを出したクルーン横浜・全セ)の登場など話題の多い試合となった。前年、全敗した全セがお返しの2戦全勝をした。

2002年から2004年までは、夏休みの公式戦の試合日程などを考慮して7月中旬に開催時期を前倒してきたが、この年度からセ・パ交流戦が5月から6月に行われ、その雨天中止時の予備開催スケジュール、およびその後の同一リーグ所属チーム間との公式戦の日程を確保するという観点から7月下旬最初の週末に戻された。

この年から参入した東北楽天ゴールデンイーグルスからは礒部公一のみが出場、結果的に磯部は楽天オールスター出場選手の第1号となった。

出場選手[編集]

セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
監督 落合博満 中日 監督 伊東勤 西武
コーチ 若松勉 ヤクルト コーチ 王貞治 ソフトバンク
堀内恒夫 巨人 ヒルマン 日本ハム
白井一幸 日本ハム
先発投手 黒田博樹 広島 2 先発投手 松坂大輔 西武 7
中継投手 藤川球児 阪神 中継投手 薮田安彦 ロッテ
抑え投手 五十嵐亮太 ヤクルト 5 抑え投手 小林雅英 ロッテ 4
投手 川上憲伸 中日 4 投手 西口文也 西武 4
岩瀬仁紀 中日 4 帆足和幸 西武
藤井秀悟 ヤクルト 2 吉武真太郎 ソフトバンク
石井弘寿 ヤクルト 2 杉内俊哉 ソフトバンク
上原浩治 巨人 7 金村暁 日本ハム 3
工藤公康 巨人 10 清水直行 ロッテ 2
下柳剛 阪神 4 渡辺俊介 ロッテ 2
クルーン 横浜 小林宏之 ロッテ 3
捕手 古田敦也 ヤクルト 16 捕手 城島健司 ソフトバンク 9
谷繁元信 中日 8 里崎智也 ロッテ
矢野輝弘 阪神 5
一塁手 清原和博 巨人 18 一塁手 松中信彦 ソフトバンク 6
二塁手 藤本敦士 阪神 2 二塁手 西岡剛 ロッテ
三塁手 今岡誠 阪神 5 三塁手 小笠原道大 日本ハム 7
遊撃手 鳥谷敬 阪神 遊撃手 川﨑宗則 ソフトバンク 2
内野手 荒木雅博 中日 内野手 石井義人 西武
井端弘和 中日 3 木元邦之 日本ハム
岩村明憲 ヤクルト 3 フランコ ロッテ
新井貴浩 広島 2 福浦和也 ロッテ 3
種田仁 横浜 3 李承燁 ロッテ
平野恵一 オリックス
外野手 赤星憲広 阪神 2 外野手 SHINJO 日本ハム 6
金本知憲 阪神 8 礒部公一 楽天 2
前田智徳 広島 5 和田一浩 西武 3
青木宣親 ヤクルト 宮地克彦 ソフトバンク
金城龍彦 横浜 2
DH ズレータ ソフトバンク 2
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。そのほかは監督推薦。数字は出場回数。

試合結果[編集]

第1戦[編集]

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全セ 1 1 0 0 1 3 0 0 0 6 13 0
全パ 1 0 3 1 0 0 0 0 0 5 10 0
  1. セ:上原)、藤井)、○五十嵐(ヤ)、藤川)、石井(ヤ)、岩瀬)、Sクルーン()-古田(ヤ)、谷繁(中)
  2. パ:松坂大西)、清水)、●西口(西)、渡辺俊 (ロ)、小林雅(ロ)-里崎(ロ)、城島
  3. 五十嵐(1勝)  西口(1敗)  Sクルーン (1S)  
  4. 本塁打
    セ:清原(巨)1号(ソロ・西口)
    パ:小笠原)1号(ソロ・上原)
  5. 審判
    [球審]津川(パ)
    [塁審]本田(セ)・佐藤(パ)・(セ)
    [外審]前田(パ)・眞鍋(セ)
MVP
金城龍彦(横浜)

オーダー[編集]

セントラル
打順守備選手
1[中]赤星憲広
2[右]金城龍彦
3[左]金本知憲
4[一]清原和博
5[指]前田智徳
6[三]今岡誠
7[捕]古田敦也
8[遊]鳥谷敬
9[二]藤本敦士
[投]上原浩治
パシフィック
打順守備選手
1[右]礒部公一
2[二]西岡剛
3[三]小笠原道大
4[一]松中信彦
5[左]和田一浩
6[指]ズレータ
7[捕]里崎智也
8[中]宮地克彦
9[遊]川﨑宗則
[投]松坂大輔

第2戦[編集]

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全パ 0 0 0 2 0 1 0 0 0 3 11 2
全セ 3 0 0 1 1 0 0 0 X 5 14 0
  1. パ:●杉内(ソ)、小林宏(ロ)、帆足(西)、吉武(ソ)、薮田(ロ)-城島、里崎
  2. セ:○黒田()、下柳(神)、川上(中)、工藤(巨)、五十嵐、S藤川-古田、矢野(神)
  3. 黒田(1勝)  杉内(1敗)  S:藤川 (1S)  
  4. 本塁打
    パ:李承燁(ロ)1号(2ラン・下柳)、城島1号(ソロ・工藤)
  5. 審判
    [球審]眞鍋(セ)
    [塁審]佐藤(パ)・本田(セ)・前田(パ)
    [外審]谷(セ)・津川(パ)
MVP
前田智徳(広島)

オーダー[編集]

パシフィック
打順守備選手
1[遊]西岡剛
2[中]平野恵一
3[一]福浦和也
4[指]松中信彦
5[捕]城島健司
6[左]李承燁
7[右]フランコ
8[三]木元邦之
9[二]石井義人
[投]杉内俊哉
セントラル
打順守備選手
1[中]赤星憲広
2[三]今岡誠
3[左]金本知憲
4[一]清原和博
5[指]岩村明憲
6[右]前田智徳
7[捕]古田敦也
8[遊]鳥谷敬
9[二]藤本敦士
[投]黒田博樹

テレビ・ラジオ中継[編集]

テレビ中継[編集]


放送局 実況 解説 ゲスト解説 リポーター インタビュアー
第1戦:7月22日 テレビ朝日 中山貴雄 東尾修
栗山英樹

村田真一
大塚光二

第2戦:7月23日 朝日放送
テレビ朝日系列
伊藤史隆 福本豊
真弓明信
星野仙一
阪神シニアディレクター)

武田和歌子
清水次郎

ラジオ中継[編集]


放送局 実況 解説 ゲスト解説 リポーター インタビュアー
第1戦:7月22日 TBSラジオ
JRN
清水大輔 川口和久


文化放送
NRN
松島茂 西本聖 中川充四郎上野智広
飯塚治高橋将市


ニッポン放送
(NRN)
松本秀夫 江本孟紀 萩本欽一 石黒新平
洗川雄司

ラジオ日本
独立系
小林幸明[1] 山本浩二
篠塚和典[1]



第2戦:7月23日 TBSラジオ
(JRN/朝日放送制作)
小縣裕介[2] 衣笠祥雄[2]
吉田義男[2]
楠淳生
中邨雄二
武田和歌子
清水次郎
文化放送
(NRN/ラジオ大阪制作)
松本恵治[3] 村田辰美[3] 江夏豊[3]

ニッポン放送
(NRN)
胡口和雄 池山隆寛
佐々木恭介



ラジオ日本
(独立系/ラジオ関西制作)
佐藤一司[1] 水野雄仁[1]


脚注[編集]

インターネットアーカイブの保存キャッシュを含む。

  1. ^ a b c d 当時の放送予定告知を掲載した、『ラジオ日本ジャイアンツナイター』公式サイト - インターネットアーカイブ2005年7月12日付保存キャッシュ
  2. ^ a b c 当時の放送予定告知を掲載した、『TBSラジオ ザ・ベースボール』公式サイト - インターネットアーカイブ2005年7月23日付保存キャッシュ
  3. ^ a b c 当時の放送予定告知を掲載した、『文化放送ホームランナイター』公式サイト - インターネットアーカイブ2005年7月28日付保存キャッシュ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]