親王塚貴子

しんのうづか たかこ
親王塚 貴子
本名 平塚貴子
生年月日 (1962-06-08) 1962年6月8日(61歳)
出生地 福岡県
身長 160cm
職業 女優
ジャンル 映画
活動期間 1983年〜1985年
活動内容 俳優、歌
 
受賞
ミス着物九州代表
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親王塚 貴子(しんのうづか たかこ、1962年6月8日 - )は日本の元女優。『愛のコリーダ』『白日夢』(1981年版)に続く日本で三本目の本番映画、『華魁』(1983年、富士映画)で主役を演じた。

人物[編集]

福岡県田川市生まれ。西南女学院高等学校在学中の三年生の時、ミス着物の九州代表に選ばれる[1][2]。卒業後、大学受験に失敗し、二浪中にアルバイトでコンパニオンをやっていた時に、『白日夢』を撮った武智鉄二監督と知り合い、『華魁』の主役としてデビューするように口説かれる[1]。最初は堀川まゆみが出演する予定であったが、本番の意味を理解せずに引き受けてしまい、大慌てで降板したための代役であった[1][2]華魁アダルトビデオがまだ十分に普及していなかった当時、本番映画として大きな話題となった。この映画の前に映画の撮影で本番行為を行った女優は、松田暎子愛染恭子の二人だけである。

本人はこの映画以後は本番女優というレッテルが張られるのを嫌い、撮影で本番行為は行っていない[3]。その後、武智鉄二の演出で日劇ミュージックホールに出演するなどし、劇団櫂に客演、『血痕』(渋谷ジァン・ジァン 1984年11月1〜7日)では主演で舞台を踏んだ[4]。現在は女優業は引退している。

出演作品[編集]

映画[編集]

  • 華魁(1983年、富士映画)華魁・菖蒲太夫 役
  • 紅夜夢(1983年、にっかつ)高橋お伝 役
  • 秘蔵版 日傘の女(1984年、にっかつ)お雪 役
  • 春情夢(1984年、にっかつ)紅丸 役
  • 柔肌色くらべ(1984年、にっかつ)藤子 役
  • パンツの穴 花柄畑でインプット(1985年、東映)文磨の母 役

テレビドラマ[編集]

舞台[編集]

  • ハロー・ミュージックホール おいらん(1983年4月29日-5月29日、日劇ミュージックホール)
  • 初姿エロスの宴(1983年12月29日-1984年2月27日、日劇ミュージックホール)
  • 血痕(1984年11月1-7日、渋谷ジァン・ジァン

ビデオ[編集]

  • 能艶SAMBA奏 日劇ミュージックホール復刻集(1984年、東宝
  • ザ・本番 女教師誘惑願書(1985年、ファイブスター)
  • 愛人(1985年、ファイブスター)

出版[編集]

  • 親王塚貴子 華魁(1982年、近代映画社
  • 華魁 シナリオ写真集(1983年、松文館
  • 華魁 菖蒲太夫の生涯『アクション・アングル2月号臨時増刊号』(1983年、松文館)
  • OLE!親王塚貴子(1983年、近代映画社)
  • 映画〈華魁〉主演女優写真集(ロマンブック)

音楽[編集]

EPレコード
  • 酒とドレスとさようなら/残り香(1983年、ポリドール・レコード
  • 髪/男のセリフ(1984年、ポリドール・レコード)

脚注[編集]

  1. ^ a b c 週刊平凡 1982年12月9日号 P156〜160 マガジンハウス
  2. ^ a b 週刊宝石 1982年9月25日号 P46〜49 光文社
  3. ^ 週刊宝石 1983年1月21日号 P24〜26
  4. ^ 週刊サンケイ 1984年11月8日号 P185