米山高生

米山 高生(よねやま たかう、1953年[1] - )は、日本経営学者。専門は、保険論・リスクマネジメント経営史一橋大学名誉教授。東京経済大学経営学部教授。生活経済学会会長。日本保険・年金リスク学会会長。元アジア太平洋リスク・保険学会(Asia-Pacific Risk and Insurance Association, APRIA)会長。日本郵政公社総裁表彰、簡易保険文化財団創立十周年記念優秀研究賞受賞[2]。郵便事業の効率化に貢献したとして2022年に前島密賞を受賞[3]

一橋大学大学院経済学研究科での指導教官は高須賀義博[4][5]保険毎日新聞に、「みちくさ保険物語:画像に見る保険史」を連載中。2019年には総務省情報通信審議会郵政政策部会長や、同部会郵便局活性化委員会主査として、土曜休配などを内容とする郵便サービスのあり方に関する検討の答申案取りまとめにあたった[6][7]。また金融庁で「ソルベンシー・マージン算出基準等に関する検討チーム」[8](06-07)および「経済価値ベースのソルベンシー規制等に関する有識者会議」[9](19-20)で座長とつとめ、それぞれの報告をとりまとめた。現在、金融行政モニター委員。

経歴[編集]

著書[編集]

  • 物語(エピソード)で読み解く リスクと保険入門、日本経済新聞社2008年、978-4-532-35339-1
  • リスクと保険の基礎理論 同文社出版
  • 『保険史料集成』全8巻(共著) ピッカリング・チャトー社 2000年
  • 戦後生命保険システムの変革(共著)同文舘 1-159頁 1997年

出典・脚注[編集]

  1. ^ 著作一覧 米山高生”. 日本経済新聞社. 2012年6月24日閲覧。
  2. ^ [1]東京経済大学
  3. ^ 前島密賞”. 公益財団法人通信文化協会. 2022年6月9日閲覧。
  4. ^ 「昭和56年 学位授与・単位修得論文一」一橋研究
  5. ^ 経営史では米川伸一、保険論では広海孝一、イギリス史研究では、外池正治、浜林正夫の指導を受ける。
  6. ^ 土曜休配などを承認[郵便局活性化委]臨時国会に改正案文化通信新報2019年8月12日付 第7000・7001合併号
  7. ^ 「郵便土曜配達、来年廃止へ 総務省有識者委が了承 宅配便は維持」東京新聞-2019/08/06
  8. ^ ソルベンシー・マージン比率の算出基準等に関する検討チーム”. 金融庁. 2022年6月9日閲覧。
  9. ^ 経済価値ベースのソルベンシー規制等に関する有識者会議”. 金融庁. 2022年6月9日閲覧。
  10. ^ 「会長挨拶」

外部リンク[編集]

先代
藤野次雄
生活経済学会会長
第15・16期:2015年 - 2019年
次代
上村協子
先代
楠岡成雄
日本保険・年金リスク学会会長
第7・8期:2016年 - 2020年
次代
小暮厚之