第15回全日本都市対抗バレーボール優勝大会

第15回全日本都市対抗バレーボール優勝大会
開始年 1952
主催 日本バレーボール協会
毎日新聞社
チーム数 男子:20
女子:16チーム
前回優勝 男子:日本鋼管
女子:ニチボー貝塚
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第15回全日本都市対抗バレーボール優勝大会(だい15かいぜんにほんとしたいこう バレーボールゆうしょうたいかい)は、1966年4月26日から5月1日にかけて行われた、第15回目の全日本都市対抗バレーボール優勝大会である。試合方法が昨年までのゾーンリーグ+決勝トーナメント方式にかわり、ダブルトーナメント方式(後述)が採用された。

概要[編集]

  • 日程:1966年4月26日(開会式) - 5月1日
  • 会場:大阪府立体育館
  • 参加チーム数:男子 20チーム、女子 16チーム

試合方法[編集]

参加チームによるトーナメント方式(第1次トーナメントと呼称する)で、1敗したチームは敗者復活トーナメント(第2次トーナメントと呼称する)にまわり、2敗したチームが脱落する完全敗者復活戦(ダブルトーナメント)方式。第1次トーナメントの勝者と第2次トーナメントの勝者が優勝を争う。第2次トーナメントの勝者が最終戦で勝利した場合には、エキストラマッチ(3セット制)を行い、第1位チームを決定する。

男子[編集]

出場チーム[編集]

No. チーム名 都市名
1 富士製鉄室蘭 室蘭市
2 日立国分 日立市
3 シチズン時計 東京都
4 日本ビクター 東京都
5 日本鋼管 川崎市
6 森永製菓鶴見 横浜市
7 富士フイルム 南足柄町
8 東レ九鱗会 三島市
9 住友軽金属 名古屋市
10 日本カーバイド 魚津市
11 三洋電機 大東市
12 松下電器 門真市
13 三菱電機紅菱会 尼崎市
14 神鋼ファウドラー 神戸市
15 帝人三原 三原市
16 専売広島 広島市
17 帝人松山 松山市
18 八幡製鉄 北九州市
19 住友金属小倉 北九州市
20 旭化成旭陽会 延岡市

第1次トーナメント[編集]

1回戦[編集]

#101 1966年4月27日
住友金属小倉 2 - 0
(15-8)
(15-2)
三洋電機
#102 1966年4月27日
冨士製鉄室蘭 2 - 0
(15-8)
(15-5)
森永製菓鶴見
#103 1966年4月27日
シチズン時計 2 - 0
(15-3)
(15-6)
神鋼ファウドラー
#104 1966年4月27日
専売広島 2 - 0
(15-5)
(15-6)
日立国分

2回戦[編集]

#105 1966年4月27日
日本鋼管 2 - 1
(14-16)
(15-13)
(15-5)
専売広島
#106 1966年4月27日
日本ビクター 2 - 1
(15-8)
(13-15)
(15-9)
住友軽金属
#107 1966年4月27日
三菱電機紅菱会 2 - 1
(14-16)
(15-1)
(15-7)
帝人松山
#108 1966年4月27日
八幡製鉄 2 - 0
(15-1)
(15-6)
シチズン時計
#109 1966年4月27日
帝人三原 2 - 1
(16-14)
(1-15)
(15-7)
旭化成旭陽会
#110 1966年4月27日
東レ九鱗会 2 - 0
(15-5)
(15-6)
日本カーバイド
#111 1966年4月27日
富士フイルム 2 - 1
(9-15)
(15-13)
(15-11)
住友金属小倉
#112 1966年4月27日
松下電器 2 - 1
(15-3)
(15-17)
(16-14)
冨士製鉄室蘭

準々決勝[編集]

#113 1966年4月28日
日本鋼管 2 - 0
(15-11)
(15-10)
日本ビクター
#114 1966年4月28日
富士フイルム 2 - 0
(15-12)
(15-11)
三菱電機紅菱会
#115 1966年4月28日
帝人三原 2 - 1
(1-15)
(15-11)
(15-11)
八幡製鉄
#116 1966年4月28日
松下電器 2 - 1
(14-16)
(15-9)
(18-16)
東レ九鱗会

準決勝[編集]

#117 1966年4月29日
富士フイルム 3 - 0
(17-15)
(15-12)
(15-11)
日本鋼管
#118 1966年4月29日
松下電器 3 - 0
(15-7)
(15-3)
(15-9)
帝人三原

決勝[編集]

#119 1966年4月30日
松下電器 3 - 1
(15-11)
(13-15)
(15-7)
(15-7)
富士フイルム

第2次トーナメント[編集]

1回戦[編集]

#120 1966年4月28日
神鋼ファウドラー
(#103の敗者)
2 - 1
(6-15)
(15-8)
(15-2)
森永製菓鶴見
(#102の敗者)
#121 1966年4月28日
住友軽金属
(#106の敗者)
2 - 0
(15-3)
(15-10)
帝人松山
(#107の敗者)
#122 1966年4月28日
旭化成旭陽会
(#109の敗者)
2 - 0
(15-8)
(15-5)
日本カーバイド
(#110の敗者)
#123 1966年4月28日
日立国分
(#104の敗者)
2 - 1
(2-15)
(16-14)
(15-6)
三洋電機
(#101の敗者)

2回戦[編集]

#124 1966年4月28日
専売広島
(#105の敗者)
2 - 0
(15-2)
(15-4)
神鋼ファウドラー
#125 1966年4月28日
住友軽金属 2 - 1
(16-14)
(12-15)
(17-15)
住友金属小倉
(#111の敗者)
#126 1966年4月28日
旭化成旭陽会 2 - 1
(5-15)
(15-6)
(15-8)
シチズン時計
(#108の敗者)
#127 1966年4月28日
冨士製鉄室蘭
(#112の敗者)
2 - 0
(15-4)
(15-7)
日立国分

3回戦[編集]

#128 1966年4月29日
専売広島 2 - 0
(15-4)
(15-8)
東レ九鱗会
(#116の敗者)
#129 1966年4月29日
八幡製鉄
(#115の敗者)
2 - 0
(15-9)
(15-12)
住友軽金属
#130 1966年4月29日
旭化成旭陽会 2 - 0
(15-5)
(15-7)
三菱電機紅菱会
(#114の敗者)
#131 1966年4月29日
冨士製鉄室蘭 2 - 1
(8-15)
(15-9)
(15-3)
日本ビクター
(#113の敗者)

7位決定戦[編集]

#132 1966年4月29日
専売広島 2 - 0
(15-13)
(15-2)
八幡製鉄
#133 1966年4月29日
旭化成旭陽会 2 - 0
(15-9)
(15-4)
冨士製鉄室蘭

5位決定戦[編集]

#134 1966年4月30日
旭化成旭陽会 3 - 0
(15-6)
(15-9)
(15-13)
帝人三原
(#118の敗者)
#135 1966年4月30日
日本鋼管
(#117の敗者)
3 - 2
(15-7)
(15-10)
(11-15)
(6-15)
(15-11)
専売広島

4位決定戦[編集]

#136 1966年4月30日
旭化成旭陽会 3 - 2
(15-12)
(15-7)
(7-15)
(13-15)
(15-8)
日本鋼管

3位決定戦[編集]

#137 1966年5月1日
旭化成旭陽会 3 - 2
(15-13)
(15-12)
(7-15)
(14-16)
(15-6)
富士フイルム
(#119の敗者)

優勝決定戦[編集]

#138 1966年5月1日
松下電器
(第1次トーナメント勝者)
3 - 0
(15-4)
(15-7)
(15-2)
旭化成旭陽会
(第2次トーナメント勝者)

初戦敗戦ながら第2次トーナメントを勝ち上がった旭化成旭陽会だったが、主力選手の南将之が故障欠場したため、いいところなく敗れた[1]

最終順位[編集]

順位 チーム名 都市名
優勝 松下電器 門真市
準優勝 旭化成旭陽会 延岡市
3位 冨士フイルム 南足柄町
4位 日本鋼管 川崎市
5位 帝人三原 三原市
5位 専売広島 広島市
7位 冨士製鉄室蘭 室蘭市
7位 八幡製鉄 北九州市

女子[編集]

出場チーム[編集]

No. チーム名 都市名
1 東邦レース 上尾市
2 ヤシカ 東京都
3 朝日生命 東京都
4 日立武蔵 小平市
5 日本鋼管 横浜市
6 富士フイルム 南足柄町
7 三菱レイヨン豊橋 豊橋市
8 鐘紡四日市 四日市市
9 東レ金津 金津町
10 東レ九鱗会 大津市
11 東洋紡守口 守口市
12 ニチボー貝塚 貝塚市
13 電電神戸 神戸市
14 倉紡倉敷 倉敷市
15 林兼産業 下関市
16 トキハデパート 大分市

第1次トーナメント[編集]

1回戦[編集]

#201 1966年4月27日
ニチボー貝塚 2 - 0
(15-3)
(15-3)
トキハデパート
#202 1966年4月27日
朝日生命 2 - 0
(17-15)
(15-2)
東レ金津
#203 1966年4月27日
倉紡倉敷 2 - 0
(15-8)
(15-8)
富士フイルム
#204 1966年4月27日
林兼産業 2 - 0
(15-8)
(15-12)
電電神戸
#205 1966年4月27日
ヤシカ 2 - 0
(15-8)
(15-1)
東洋紡守口
#206 1966年4月27日
日立武蔵 2 - 0
(15-5)
(15-4)
鐘紡四日市
#207 1966年4月27日
日本鋼管 2 - 0
(15-10)
(16-14)
東レ九鱗会
#208 1966年4月27日
三菱レイヨン豊橋 2 - 0
(15-13)
(15-10)
東邦レース

2回戦[編集]

#209 1966年4月28日
ニチボー貝塚 2 - 0
(15-6)
(15-7)
朝日生命
#210 1966年4月28日
倉紡倉敷 2 - 1
(13-15)
(15-5)
(15-9)
林兼産業
#211 1966年4月28日
ヤシカ 2 - 0
(15-4)
(15-5)
三菱レイヨン豊橋
#212 1966年4月28日
日立武蔵 2 - 0
(15-10)
(15-6)
日本鋼管

準決勝[編集]

#213 1966年4月29日
ニチボー貝塚 3 - 1
(15-3)
(8-15)
(15-3)
(15-13)
倉紡倉敷
#214 1966年4月29日
日立武蔵 3 - 1
(10-15)
(15-6)
(15-10)
(15-12)
ヤシカ

決勝[編集]

#215 1966年4月29日
ニチボー貝塚 3 - 0
(15-4)
(15-3)
(16-14)
日立武蔵

第2次トーナメント[編集]

1回戦[編集]

#221 1966年4月28日
トキハデパート
(#201の敗者)
2 - 0
(15-2)
(15-9)
東レ金津
(#202の敗者)
#222 1966年4月28日
富士フイルム
(#203の敗者)
2 - 1
(11-15)
(15-6)
(15-12)
電電神戸
(#204の敗者)
#223 1966年4月28日
東洋紡守口
(#205の敗者)
2 - 0
(15-1)
(15-5)
東邦レース
(#208の敗者)
#224 1966年4月28日
鐘紡四日市
(#206の敗者)
2 - 0
(15-2)
(15-7)
東レ九鱗会
(#207の敗者)

2回戦[編集]

#225 1966年4月29日
日本鋼管
(#212の敗者)
2 - 0
(15-10)
(15-7)
トキハデパート
#226 1966年4月29日
富士フイルム 2 - 1
(5-15)
(15-4)
(15-8)
三菱レイヨン豊橋
(#211の敗者)
#227 1966年4月29日
東洋紡守口 2 - 0
(15-11)
(15-10)
林兼産業
(#210の敗者)
#228 1966年4月29日
鐘紡四日市 2 - 0
(15-4)
(15-3)
朝日生命
(#209の敗者)

7位決定戦[編集]

#229 1966年4月29日
日本鋼管 2 - 0
(15-2)
(15-5)
富士フイルム
#230 1966年4月29日
鐘紡四日市 2 - 1
(15-4)
(9-15)
(15-0)
東洋紡守口

5位決定戦[編集]

#231 1966年4月30日
倉紡倉敷
(#213の敗者)
3 - 0
(15-5)
(15-4)
(15-4)
日本鋼管
#232 1966年4月30日
ヤシカ
(#214の敗者)
3 - 0
(15-10)
(15-3)
(15-4)
鐘紡四日市

4位決定戦[編集]

#233 1966年4月30日
ヤシカ 3 - 0
(15-8)
(15-10)
(15-7)
倉紡倉敷

3位決定戦[編集]

#234 1966年5月1日
日立武蔵
(#215の敗者)
3 - 0
(15-5)
(15-12)
(15-10)
ヤシカ

優勝決定戦[編集]

#235 1966年5月1日
ニチボー貝塚
(第1次トーナメント勝者)
3 - 0
(15-3)
(15-6)
(15-12)
日立武蔵
(第2次トーナメント勝者)

大松前監督時代からの連勝記録を240としていたニチボー貝塚は、5連勝し記録を245連勝まで伸ばした[2]

最終順位[編集]

順位 チーム名 都市名
優勝 ニチボー貝塚 貝塚市
準優勝 日立武蔵 小平市
3位 ヤシカ 東京都
4位 倉紡倉敷 倉敷市
5位 日本鋼管 横浜市
5位 鐘紡四日市 四日市市
7位 富士フイルム 南足柄町
7位 東洋紡守口 守口市

脚注[編集]

  • 本記事のマッチナンバーは編集の便宜上付番したものです。
  1. ^ 月刊バレーボール 1982年5月号臨時増刊 第31回都市対抗バレー超速報版 47パージ
  2. ^ VOLLEYBALL(日本バレーボール協会機関誌)1966年10月号 49-53ページ

参考文献[編集]

  • VOLLEYBALL 1966年6月号 26-27、40、78-79ページ