明治学院中学校・明治学院東村山高等学校

明治学院中学校・明治学院東村山高等学校
地図北緯35度44分26.9秒 東経139度27分27.2秒 / 北緯35.740806度 東経139.457556度 / 35.740806; 139.457556座標: 北緯35度44分26.9秒 東経139度27分27.2秒 / 北緯35.740806度 東経139.457556度 / 35.740806; 139.457556
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人明治学院
理念 贖罪と愛の教育
設立年月日 1963年
創立者 武藤富雄
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型(外部混合有)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
学校コード D113321300021 ウィキデータを編集(高等学校)
C113321300023 ウィキデータを編集(中学校)
高校コード 13725B
所在地 189-0024
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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明治学院中学校・明治学院東村山高等学校の位置(東京都内)
明治学院中学校・明治学院東村山高等学校

明治学院中学校・明治学院東村山高等学校(めいじがくいんちゅうがっこう・めいじがくいんひがしむらやまこうとうがっこう)は、東京都東村山市富士見町一丁目に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校高等学校

高等学校において、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間では、第1学年から混合してクラスを編成する併設型中高一貫校[1]

設置・運営は学校法人明治学院。高等学校は、白金台にある明治学院高等学校との区別のために校名に「東村山」が付くが、同法人が設置する中学校は一校のみのため、中学校の校名には「東村山」が付かない。中学校・高等学校合わせて明治学院東村山中学高等学校と通称されることもある。

概要[編集]

キリスト教宣教師によって設立されたキリスト教主義学校(ミッションスクール)であるため、キリスト教を用いた教育が行われている。毎朝、礼拝が行われるのが特徴。教員もクリスチャンが多い。授業は週6日制。

生徒の中には、海外にホームステイをしたり、1年間海外留学する者もいる。なお、中高一貫のため、中学校の卒業生は同一敷地内の明治学院東村山高等学校へは原則として進学でき、一部の部活などは高校とも連携、教員も中高を兼任する。

以前の敷地は全学院で使用していたため28,221坪あり、野球場や2つのグラウンドも持っていた。その後学院発展のため西側11,191坪が売却され、現在の中高のみの敷地面積は広いグラウンドを含む17,030坪である。また、元駐日アメリカ大使であるエドウィン・ライシャワーの生家が「ライシャワー館」として残されているほか、聖書植物園などの施設もある。

沿革[編集]

経緯[編集]

明治学院の創立は、ヘボン式ローマ字で有名な宣教師ジェームス・カーティス・ヘボンが1863年に開塾した英学塾。その後、1877年に東京一致神学校となり、1887年明治学院として開校する。東村山の敷地は1955年川崎溝の口敷地の代替えとして元東京陸軍少年通信兵学校敷地の一部28,221,32坪を借り受け整備を開始、翌年1956年12月1日に入手する。1963年に当時の学院長だった武藤富男により、東村山敷地東側遊休地にまず東村山高校を新設し、追って中学校が移転してきた。このため、高校は白金にもあるが、中学校は東村山にのみ設置される形となる。

年表[編集]

  • 1887年(明治20年) - 港区白金台に明治学院を設立。
  • 1963年(昭和38年) - 明治学院東村山高等学校設立。
  • 1966年(昭和41年) - 明治学院中学校を港区白金台より東村山に移転。
  • 1991年(平成3年) - 明治学院中学校・明治学院東村山高等学校の男女共学開始。

明治学院大学への進学[編集]

明治学院大学への進学には「明治学院大学系列校特別推薦」という内部試験制度がある。

  • I 基本骨子

3年間の評定平均値を基に成績順に並べ、上位の生徒から希望学科を受験する。各学科には特別推薦受験者の定員枠があり、特別推薦と他大学受験の併願は認められない。特別推薦合格者は必ず入学しなければならない。生活(欠席・遅刻・早退)の状況や、処罰によっては特別推薦が受験できない推薦除外条件がある。

  • II 具体的な受験制度
    • (1) 学年成績上位30%まで(A推薦):書類審査
    • (2) 学年成績上位30% - 80%まで(B推薦):全学部、書類審査と面接試験及び小論文試験
    • (3) 学年成績上位80% - 100%:選考基準外により、受験不可。他大学受験となる。

※ 少数ではあるが、80%に入らなかった場合でもchallenge推薦が出願できる場合がある。 ※ 他大学を受験しても、成績優良者であればS推薦を受験することが可能であり、明治学院大学を抑えにしながら他大学を受験することも可能である。

  • III 願書提出

願書提出は10月中旬頃で、受験生は願書とともに、希望学科に対する志望理由書を提出する。

アクセス[編集]

部活動[編集]

中学校[編集]

  • 運動部 - 野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール(女)、バドミントン、柔道、剣道、硬式テニス、水泳、フラッグフットボール、ラグビー
  • 文化部 - 自然科学、ハンドベル、美術、ハンドメイド、演劇、鉄道研究、将棋、ブラスバンド
  • 同好会 - キリスト教研究

高等学校[編集]

  • 運動部 - 野球、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、陸上、バスケットボール、バレーボール(女)、バドミントン、柔道、剣道、硬式テニス
  • 文化部 - ハンドベル、ブラスバンド、美術、自然科学、ダンス、軽音楽、将棋、文芸、ゴスペルクワイア、キリスト教研究、演劇、鉄道研究、ハンドメイド

著名な関係者[編集]

出身者(俳優・声優)[編集]

出身者(作家)[編集]

出身者(音楽)[編集]

出身者(スポーツ)[編集]

出身者(政治)[編集]

出身者(学術)[編集]

出身者(専門家)[編集]

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  • 第7代院長:武藤富男(明治学院東村山高等学校創立者・同校初代校長。明治学院中学が白金から東村山へ移転時の校長)
  • エドウィン・O・ライシャワー(東洋史研究者。本校敷地内に生家が移築されている)

脚注[編集]

  1. ^ 明治学院東村山高校の学校情報-高校受験パスナビ旺文社)の「ワンポイント情報」の冒頭による。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]