名古屋聖マタイ教会

名古屋聖マタイ教会(2013年12月)

名古屋聖マタイ教会(なごやせいまたいきょうかい、英語: Nagoya St. Matthew's Church Cathedral)は、愛知県名古屋市昭和区にあるキリスト教教会で、日本聖公会中部教区(愛知県岐阜県長野県新潟県[1])の主教座聖堂である。

中部教区[編集]

中部教区(愛知県岐阜県長野県新潟県の日本聖公会の教会からなる)での聖公会活動の始まりは、1873にカナダ出身で英国聖公会福音宣布協会(SPG)から来日したアレクサンダー・クロフト・ショー司祭が、軽井沢を避暑地として、1886年にはそこでの宣教活動も開始し、その後名古屋、岐阜、長野をも訪問して、カナダ人聖職者を送り、中部教区の基礎を築いた。また、1875年に英国人のP.K.ファイソン司祭(P.K. Fyson、後の北海道教区初代主教)が新潟で[2]、1888年にはカナダ人のJ.C.ロビンソン司祭が名古屋で[3]、1890年に英国人のA.F.チャペル(A.F. Chapel)司祭が岐阜で、それぞれ伝道を開始した。[4]

その後1912年にはカナダ聖公会モントリオールで、H.J.ハミルトン司祭が日本聖公会中部地方部の初代主教按手されて、翌年に中部地方部第1回地方会(教区会)が開催されて、日本聖公会に愛知・岐阜・長野・新潟県を管轄する中部教区が誕生し、中部教区の教会はほぼカナダ聖公会との密接な関係で発展した。第二次世界大戦中の外国人の退去を経て、現在では26の教会[5]と大学(名古屋柳城女子大学)や幼稚園、病院などの多数の関連施設などの活動も行なっている。

中部教区の主教は(アシジのフランシス)西原廉太(2020年10月から)である。[6]

聖マタイ教会[編集]

名古屋聖マタイ教会は日本聖公会中部教区の主教座聖堂で、その聖堂は1950年に設立[7]。現在の建物は、1960年アッシジ聖フランシス大聖堂を模して建設されたもの[7]。中部教区の教区センターが併設されており、隣接する名古屋柳城短期大学チャペルとしても使用されている[7]

教会の住所は、愛知県名古屋市昭和区明月町2-53-1で、現在の牧師は(アンブロージア)後藤香織司祭である。[8]


参照項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度8分48.63秒 東経136度55分57.96秒 / 北緯35.1468417度 東経136.9327667度 / 35.1468417; 136.9327667