憐 Ren

憐 Ren
小説
著者 水口敬文
イラスト シギサワカヤ
出版社 角川書店
レーベル 角川スニーカー文庫
刊行期間 2004年10月30日 - 2005年12月1日
巻数 全4巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル 文学

憐 Ren』(れん)は、 水口敬文による日本ライトノベル。イラストはシギサワカヤが担当している。第9回スニーカー大賞奨励賞受賞作[1]。応募時のタイトルは『彼女の運命譚』。角川スニーカー文庫角川書店)より2004年10月から2005年12月まで刊行された。

ストーリー[編集]

退院した鳴瀬玲人は、久しぶりに来た教室で見知らぬ少女・朝槻憐を見つける。転校生かと思うが、他のクラスメイトは前からいると言う。彼女の謎に触れようとした時に傍にいた関係者に異変が起きるなど、不可解に思っていた玲人は教室で憐と二人だけになった時、不気味な違和感を確信する。彼女は、「時の意志」という巨大なものに関係する存在であった。

自殺をもいとわぬネガティブな少女と、どうしようもなく前向きな少年が織り成す希望の物語。

登場人物[編集]

朝槻 憐(あさつき れん) (岡本玲)
本編の主人公及び、ヒロイン。金髪(地毛)をもつ美人。運動神経が異常なほど優れている。本当は約500年の未来で、ストリートチルドレンをしていたが、ある事をきっかけに現代に来た。「予言」通りの人生を歩むことに嫌悪を感じ、性格を猫かぶってみたり玲人を脅したりなどなんとかして人生を変えようとする。
鳴瀬 玲人(なるせ あきひと) (馬場徹)
憐と不可解な出会いをした、主人公の少年。気楽的性格でいわゆるバカ。バスケットボールをこよなく愛している。
本来は記憶を操作させられるところであったが、肺炎のために病院で入院していたため、クラスで一人だけ操作をされなかった。

既刊一覧[編集]

  • 水口敬文(著) / シギサワカヤ(イラスト) 『憐 Ren』 角川書店〈角川スニーカー文庫〉、全4巻
    1. 「刻のナイフと空色のミライ」2004年10月30日発売、ISBN 4-04-470801-0
    2. 「錆びゆくココロと月色のナミダ」2005年4月1日発売、ISBN 4-04-470802-9
    3. 「〜routine〜」2005年7月30日発売、ISBN 4-04-470803-7 ※短編集
    4. 「遠いキモチと風色のソラ」2005年12月1日発売、ISBN 4-04-470804-5

映画[編集]

憐 Ren
監督 堀禎一
脚本 尾上史高
製作 岩瀬貞行
若杉類
小野昌司
出演者 岡本玲
馬場徹
中山麻聖
鈴木かすみ
齊藤夢愛
千葉恵佑
Lee.
宮下順子
音楽 虹釜太郎
主題歌 食い逃げリーダー
『空色のミライ』
撮影 橋本彩子
編集 目見田健
配給 ベドラム
公開 日本の旗 2008年7月26日[2]
上映時間 101分[2]
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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2008年7月26日、渋谷Q-AXシネマのレイトショー枠で公開。岡本玲の初主演映画。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

主題歌[編集]

『空色のミライ』:食い逃げリーダー[3]

脚注[編集]

  1. ^ 『このライトノベルがすごい!2006』宝島社、2005年12月10日第1刷発行、129頁、ISBN 4-7966-5012-1
  2. ^ a b c d 憐 Ren”. キネマ旬報WEB. 2024年1月14日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 憐 Ren”. allcinema. 2023年10月22日閲覧。

外部リンク[編集]

第9回スニーカー大賞・奨励賞受賞作品
第8回 彼女の運命譚
(水口敬文)
第10回
該当作品なし
(該当者なし)
多重人格者世界ポリフォニア
永森悠哉
君等の記号/私のジケン
東木春
イチゴミルクキャンディーな、ひと夏の恋
リン