愚 (フォークバンド)

出身地 日本の旗 日本
ジャンル フォークソング
活動期間 1969年-1970年
メンバー 松田幸一
瀬尾一三
金延幸子
中川イサト

(ぐ)は1969年から1970年にかけて関西フォーク・シーンで活動したフォークグループである。

来歴[編集]

女性シンガーソングライターの草分けの一人である金延幸子や、五つの赤い風船中川イサトに加え、後にスタジオミュージシャンアレンジャーとして名を成す瀬尾一三松田幸一が在籍したことで知られる。

当初は西岡たかしを中心としたグループで[1]、「秘密結社○○教団」名義としてデビューしたが、西岡たかしが抜け「愚」と改名し2枚目のシングルを発表。

高石事務所が大阪から東京へ移る中で、金延幸子以外のメンバーは在学中だったりと、グループとしての上京は無理だったため、金延幸子のみ上京してのソロデビューとなり、「愚」は消滅した[1]

メンバー[編集]

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

※ URCレコードから発売。

発売日 規格 規格品番 タイトル 作詞 作曲 編曲
秘密結社○○教団(人類頭脳進化後退破滅破壊促進倶楽部) 名義
1969年10月 EP URS-0012 A あくまのお話し 西岡たかし
B アリス 真崎義博 内田千鶴子、金延幸子
愚 名義
1970年2月1日 EP URS-0024 A あかりが消えたら 門間裕 中川イサト
B マリアンヌ 新木諭子 西岡たかし

アルバム[編集]

オムニバス・アルバム[編集]

  • URCシングルセレクション(1996年6月19日、EMIミュージック・ジャパン、TOCT-9486)- 「あくまのお話」、「あかりが消えたら」収録。
  • 時にまかせて - 金延幸子レア・トラックス(1998年6月10日、EMIミュージック・ジャパン、TOCT-10293)- 「あかりが消えたら」(ロック反乱祭'70年4月12日 / 文京公会堂)、「マリアンヌ」(第4回メッセージ・コンサート'69年12月23日 / 共立講堂)、「アリス - Short Version -」(第4回メッセージ・コンサート'69年12月23日 / 共立講堂)、「あかりが消えたら」、「マリアンヌ」、「あくまのお話」、「アリス」収録。
  • URC RARE シングルズ(2020年3月4日、ポニーキャニオン、PCCA-04917)-「あくまのお話」、「アリス」、「あかりが消えたら」、「マリアンヌ」収録。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「URCレコード読本」シンコーミュージック、2000年8月20日、94ページ。