山下将仁

山下 将仁(やました まさひと、1961年12月27日 - )は、北海道出身の日本のアニメーター

人物[編集]

幼少時は特撮に夢中になり、その後はアニメに興味を持ち、パラパラ漫画などを描く。高校時代にアニメーターになろうと決意し、卒業後はスタジオNo.1に入社して動画を半年間続けるも評判が悪く、19歳で『太陽の使者 鉄人28号』第7話「死を呼ぶ人工衛星」で原画デビューする。

その後、スタジオOZ(現:スタジオとめ)で活動し、解散後はアニメーター数人で作画集団ワンパターンを結成する。メンバーには岸義之上妻晋作などがおり、途中で新房昭之佐野浩敏も参加する。漫画家の高橋和希なども遊びに来ていた。ワンパターンが自然消滅した後は金田伊功から声をかけられ、「スタジオのんまると」で活動する。映画『幻魔大戦』ではキャラクターが似ていないと監督のりんたろうに呼び出され、それに対して文句を言ったという逸話がある。

1998年、ハワイで映画『FINAL FANTASY』を製作するため、スクウェア(現・スクウェア・エニックス)のスタッフとして絵コンテに関わる。途中で仕事が嫌になって退社しようとするが、ゲーム『ファイナルファンタジーX』の召喚獣の絵コンテを任され、その後に退社する。現在はフリー。

1980年代に代表される暴走するようなアクションや特徴的なエフェクトは「山下系」などとも呼ばれ、他のアニメーターに強い影響を与えた。また、女性キャラクターについては肉感を強調するような作画をしていたが、現在は基本的にリアル志向である。金田に影響を受けたとされ、本人もそれを認めている一方、絵を真似したりはしなかったという。

参加作品[編集]

テレビアニメ[編集]

OVA[編集]

劇場アニメ[編集]

ゲーム[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 日本未放映
  2. ^ 制作中止

出典[編集]

  1. ^ TVアニメ『レガリア The Three Sacred Stars』第8話「帰還/HARMONY」より先行場面カット到着”. アニメイトタイムズ (2016年10月20日). 2022年3月17日閲覧。

外部リンク[編集]