富木駅

富木駅
駅舎
とのき
Tonoki
JR-R33 (1.2 km)
(1.7 km) 北信太 JR-R35
地図
所在地 大阪府高石市取石二丁目1-3
北緯34度31分22.3秒 東経135度27分5.86秒 / 北緯34.522861度 東経135.4516278度 / 34.522861; 135.4516278座標: 北緯34度31分22.3秒 東経135度27分5.86秒 / 北緯34.522861度 東経135.4516278度 / 34.522861; 135.4516278
駅番号 JR-R34
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 R 阪和線
キロ程 16.3 km(天王寺起点)
電報略号 トノ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
3,281人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1940年昭和15年)3月1日
備考 業務委託駅
みどりの券売機プラス設置駅
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富木駅(とのきえき)は、大阪府高石市取石二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線である。駅番号はJR-R34

高石市東部で唯一の鉄道駅である[1]

歴史[編集]

阪和電気鉄道が最後に宅地開発を行ったのが当駅東方にある「富木の里住宅地」である。当駅はこの住宅地の最寄り駅として設置されたもの[2]で、名称は当時の大字名である泉北郡取石村大字富木に由来する。

年表[編集]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、分岐器のない棒線駅の構造であるが、踏切長時間鳴動対策のために駅前後の信号機が絶対信号機に変更されたため、停留所ではない。

駅改良工事が行われるまでは、改札は東口にしかなく、駅西側には、午前7時から午前9時までの臨時改札しかなかった。そのため、駅西側の住民は、1時間あたり最大37分13秒遮断される富木駅北踏切を利用する必要があった。高石市の全額負担で、駅西側に駅舎と改札口が設置され、既存の駅構内の地下道を自由通路にした[1]

改札口は駅改良工事に伴い和歌山方面と天王寺方面で分離されており、それぞれ踏切または地下道により結ばれている。地下道はかつて駅構内に設置されていたものをそのまま自由通路として使用されている。トイレは各方面ごとにある。なお、車いす対応多機能トイレは天王寺方面改札にのみ設置。2011年4月30日までは和歌山方面の一箇所のみで、自由通路に転用されている地下道により両ホームを結んでいた。また、天王寺方面にも簡易型の自動改札機を持つ改札口は設置されていたがこちらは朝ラッシュ時に入場のみに使用されていた。

鳳駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅である。かつてはみどりの窓口があったが、2014年2月7日をもって営業を終了し2月8日よりみどりの券売機プラスが稼動した。これ以降も市販の「JR時刻表」などでは「みどりの窓口設置駅」として扱われている。

ICカード「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先
1 R 阪和線 下り 関西空港和歌山方面[10]
2 上り 天王寺方面[10]

利用状況[編集]

大阪府統計年鑑[11]によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
1997年 4,546
1998年 4,521
1999年 4,390
2000年 4,329
2001年 4,235
2002年 4,056
2003年 4,029
2004年 3,893
2005年 3,862
2006年 3,851
2007年 3,811
2008年 3,791
2009年 3,753
2010年 3,801
2011年 3,846
2012年 3,912
2013年 4,009
2014年 3,941
2015年 4,004
2016年 4,044
2017年 4,001
2018年 3,970
2019年 3,898
2020年 3,208
2021年 3,281

駅周辺[編集]

駅の東方、旧大字の富木地区のことを「とのぎ」と呼称するが、この駅名は「とのき」である。地元の古くから住んでいる人たちの間では「とのき」駅と呼ぶ人はほとんどおらず、「とのぎ」駅と呼んでいる。

高石市東半部や堺市西区の一部からの、通勤通学の最寄り駅となっている。

駅前には、バス停留所やタクシー乗り場がない。直近のバス停留所は、東へ徒歩10分の堺市西区にある府道大阪和泉泉南線の南海バス「富木」である。

東側の駅前には再開発計画があるが、未実施。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
R 阪和線
関空快速・紀州路快速・快速・直通快速
通過
区間快速・普通
鳳駅 (JR-R33) - 富木駅 (JR-R34) - 北信太駅 (JR-R35)

脚注[編集]

  1. ^ a b (PDF) 都市と交通 通巻86号. 日本交通計画協会. (2011-07-31). pp. 9-10. http://www.jtpa.or.jp/contents/pdf/toshi86.pdf 2015年5月4日閲覧。. 
  2. ^ 竹田辰男『阪和電気鉄道史』鉄道資料保存会、1989年、102頁。ISBN 978-4885400612 
  3. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、367頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、12-13頁。 
  5. ^ 「日本国有鉄道公示第358号」『官報』1951年12月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1 
  7. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  8. ^ 視覚障害者事故 ホームから男性転落、はねられ死亡 大阪 毎日新聞 2017年10月2日
  9. ^ ホームドア設置が必要/JR阪和線富木駅 清水前議員が事故調査”. しんぶん赤旗. 日本共産党 (2017年10月6日). 2017年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月12日閲覧。
  10. ^ a b 富木駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月28日閲覧。
  11. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府

関連項目[編集]

外部リンク[編集]