坂口智康 (騎手)
| 坂口智康 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 国籍 |  日本 |
| 出身地 | 福岡県 |
| 生年月日 | 1990年12月16日 |
| 騎手情報 | |
| 所属団体 | 日本中央競馬会（JRA） |
| 所属厩舎 | 美浦・尾形和幸 |
| 初免許年 | 2024年 |
| 免許区分 | 障害 |
坂口 智康（さかぐち ともやす、1990年12月16日 - [1]）は、日本中央競馬会（JRA）に所属する騎手。
美浦・尾形和幸厩舎所属。2024年2月29日までは調教助手。
なお、同じJRA所属で栗東トレーニングセンターに所属の調教師である坂口智康とは血縁関係が一切ない、同姓同名の別人である。また、その同姓同名の調教師がいるため、新聞上での区別をする必要があるものの、現時点では「坂口智」とするのか、「坂口康」とするのかについても未定となっている。
経歴[編集]
中学生で騎手を志すが、当時は受験資格が厳しく、裸眼の視力が足りなかったために断念[2]。馬に携わる仕事をするために調教師を目指し高校1年時より乗馬を始め、馬術部の名門・専修大時代には副主将を務め全日本学生で団体3位に輝くなど活躍[3]。2016年から美浦トレセンで勤務し、仙台育英高、中央大馬術部時代に全国制覇した「馬術の達人」尾形和幸調教師のもとで2020年から調教助手になる[3]。調教師になる夢を持ち、日々業務に励みながら勉強を続けていた。
2021年に小牧太の息子で馬術競技のトップ選手として活躍していた小牧加矢太が障害専門の騎手試験を受験すると知り、JRAに問い合わせたところ、受験資格が緩和されたことが分かったが、募集期限に間に合わず、2022年に受験したが結果は体力不足で不合格[3]。急に決まったことであまり準備ができていなかったため、勤務が終わって週3回乗馬苑に通い、個人トレーナーをつけて週4でジム通いを続ける[3]。2024年度のJRA新規騎手免許試験に2度目の受験で障害免許に合格した[3]。騎手経験がない調教助手からの騎手試験合格は、JRA史上初となる[注釈 1][2]。また、大学卒業のいわゆる「学士」騎手は大久保正陽、太宰義人、山内研二、橋口弘次郎（佐賀競馬から移籍）など極めて稀であり、競馬学校創設後では初[注釈 2]となる。
2024年3月1日付で免許が交付され、美浦・尾形厩舎所属のまま騎手としてデビューする[3]。自らのデビュー戦となる予定の3月3日小倉競馬4Rの出馬投票が2月29日に行われ、坂口は尾形厩舎の調教助手として自らの騎乗予定馬の出馬投票を行うという珍事となった[4]。初騎乗は予定通り3月3日小倉4Rの障害4歳以上未勝利でトーセンアウローラの8着[5]。
騎乗成績[編集]
| 日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 初出走 | 2024年3月3日 | 2回小倉8日4R | 障害4歳以上未勝利 | トーセンアウローラ | 12頭 | 6 | 8着 |
| 初勝利 | |||||||
| 重賞初出走 | |||||||
| 重賞初勝利 | |||||||
| J・GI初出走 |
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ 2024年度新規騎手（坂口智康） (PDF) - 日本中央競馬会、2024年2月13日閲覧
- ^ a b “ＪＲＡ史上初の快挙 ３３歳・坂口智康助手が障害免許試験に合格「僕のような経歴でも騎手になれると思っていただければ」”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知' (2024-02-07JST06:15:00+0900). 2024年2月11日閲覧。
- ^ a b c d e f “調教助手からジョッキーに転身 坂口智康が描く前代未聞の〝夢〟「世界でも例がないのでは」”. 東スポ競馬 (2024年2月6日). 2024年2月11日閲覧。
- ^ “JRA史上初の調教助手から転身した坂口智康騎手が3月3日の小倉でデビューへ自ら出馬投票 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2024年3月1日閲覧。
- ^ “坂口は初騎乗8着 調教助手から障害専門騎手転向「ジョッキーになって良かったです。楽しかった」 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年3月4日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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