伝説 (フローラン・シュミット)

伝説』(: Légende作品66は、フローラン・シュミットアメリカサクソフォーン奏者エリーズ・ホールの依頼で1918年に作曲したアルトサクソフォーン管弦楽のための作品。ヴァイオリン独奏版、ヴィオラ独奏版もある。

概要[編集]

この曲はクラシックサクソフォーンの中では重要なレパートリーを占める小品である[1]。初演は1919年2月にモーリス・ヴューのアルトサクソフォーンとルイ・オベールピアノにより行われた後、1919年5月25日コンセール・パドルーにより管弦楽版の初演が行われた[2]1933年にはマルセル・ミュールがこの曲を演奏した。シュミットは、伝説を東洋的の神秘的な曲に発展させるため、管弦楽との調和を図った[3]。独奏パートはとても活期的で、8分音符の4/4拍子で構成されている。演奏時間は約13分。

脚注[編集]

  1. ^ Sax, Mule & Co, Jean-Pierre Thiollet, H & D, Paris, 2004, p.176
  2. ^ Florent Schmitt, Yves Hucher (Editions Le Bon Plaisir/Plon, 1953); (Durand, 1960); (Editions d'aujourd'hui, Copyright 1983)
  3. ^ Livret de Under the Sign of the Sun, par Claude Delangle et le Singapore Symphony Orchestra, Bis, 2007

外部リンク[編集]