伊藤隆道

伊藤 隆道(いとう たかみち、1939年1月2日[1] - )は日本の造形家。「動く彫刻」の第一人者。東京芸術大学名誉教授。環境芸術学会会長、道都大学客員教授等も歴任。

人物・来歴[編集]

北海道札幌市に生まれる。北海道札幌南高等学校を経て、東京芸術大学美術学部工芸科で金属工芸を専攻。ショーウィンドウディスプレイデザインを皮切りに、彫刻、照明など幅広く立体造形の作品を手がける。鏡面のステンレスパイプを曲げ、モーター駆動により優美な造形を動かす作品を制作する。

略歴[編集]

『5月のリング』(1978年、資生堂アートハウス蔵)
  • 1963:資生堂会館ショーウィンドウディスプレイのデザインを始める
  • 1970:日本万国博覧会テーマ館、日本館、リコー館、迎賓館、クポタ館、水中レストラン、企画/モニユメント設置
  • 1975:第2回彫刻の森美術大賞展(箱根彫刻の森美術館)廻る曲線のリング・大賞
  • 1980:ホワイトイルミネーション・サッポロ (大通公園・札幌)企画.デザイン(〜現在まで毎年開催)
  • 1988:プリスベン国際博’88彫刻展(オーストラリア・ブリスベン)出品
  • 1993:東京芸術大学美術学部教授就任
  • 2003:環境芸術学会会長就任
  • 2004:「伊藤隆道 動く彫刻・上海展」(上海城市規劃展示館)
  • 2006:東京芸術大学教授退任・名誉教授就任。道都大学美術学部客員教授
  • 2008:環境芸術学会会長退任。
  • 2014:道都大学客員教授退任。

主な作品所蔵先[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『新潮日本人名事典』