井上治代
いのうえ はるよ 井上 治代 | |
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生誕 | 1950年11月![]() |
教育 | 博士 (社会学) |
出身校 | 淑徳大学大学院博士後期課程 東洋大学大学院博士前期課程 二松學舍大学文学部国文学科 |
職業 | NPO法人理事長 社会学者(元東洋大学教授) ノンフィクション作家 |
団体 | NPO法人エンディングセンター |
代表作 | 『墓と家族の変容』(岩波書店、2003年) |
肩書き | 理事長 |
公式サイト | https://www.endingcenter.com/ |
井上 治代(いのうえ はるよ、昭和25年(1950年)11月[1] - )は、日本のライフスタイル思想家、ノンフィクション作家、社会学者。元東洋大学ライフデザイン学部教授。認定NPO法人エンディングセンター理事長。専門は家族関係、葬送、お墓、ジェンダー論、死生学。
略歴
[編集]学歴
[編集]昭和25年(1950年)、東京都に生まれる。二松學舍大学文学部国文学科卒業。東洋大学大学院社会学研究科博士課程前期課程修了。2001年、淑徳大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。「家族変動と先祖祭祀の変容 - 墓祭祀を中心に分析 - 」で博士 (社会学)(甲種、淑徳大学)[2]。
職歴
[編集]広告代理店、編集プロダクション勤務の後、フリーランスになる。ノンフィクション作家として単行本・新聞・雑誌を媒体に執筆・評論活動を続けるとともに、大学で社会学やジェンダー論を教える。
2006年から2009年まで東洋大学ライフデザイン学部助教授のち准教授、2010年より同教授を務めた[2]。2024年現在は同大現代社会総合研究所の客員研究員を務める。
エンディングセンター
[編集]1990年(平成2年)に死と葬送に関する市民団体「21世紀の血縁と墓を考える会」を発足させ、2000年(平成12年)に代表として同会を発展解消してエンディングセンターとした。2024年現在は、理事長として会員制の樹木葬墓地や死後事務委任を推進、同じお墓に入る墓友(はかとも)を奨励している。
- 墓友
同法人の運営する合葬墓の利用者、及び、その交友関係、仲間意識に対しての呼び方 [3] [4] [5] [6] [7] [8]。
墓友を題材にしたテレビドラマなどもあり、世にも奇妙な物語 2014年 春の特別編「墓友」(2014年4月5日放送、フジテレビ、監督:松木創)、相棒 season15 第6話 「嘘吐き」などが制作された。
著作リスト
[編集]博士論文
[編集]単著
[編集]- 『女の「姓」を返して』(創元社、1986年)
- 『高齢出産 - 働く女の産み時期 - 』(創元社、1988年)
- 『現代お墓事情 - ゆれる家族の中で - 』(創元社、1990年)
- 『いま葬儀・お墓が変わる』(三省堂、1993年)
- 『素敵な死にじたく - いつか夫も子供も去っていく…その後の生き方アドバイス - 』(ベストセラーズ、1995年)
- 『最期まで自分らしく』(毎日新聞社、2000年)
- 『墓をめぐる家族論 - 誰と入るか、誰が守るか - 』(平凡社新書、2000年)
- 『ゆいごん練習帳』(ポプラ社、2004年)
- 『子の世話にならずに死にたい - 変貌する親子関係 - 』(講談社現代新書、2005年)
- 『より良く死ぬ日のために』(理論社、2010年→イースト・プレス、2012年)
- 『桜葬 - 桜の下で眠りたい - 』(エンディングセンター、2012年)
編著
[編集]共編
[編集]- 『樹木葬を知る本 - 花の下で眠りたい - 』(千坂嵃峰と、三省堂、2003年)
論文
[編集]科研費
[編集]出演
[編集]- ラジオ
参考文献
[編集]- 『人物リファレンス事典』(日外アソシエーツ)
脚注
[編集]- ^ 岩波書店>著者略歴
- ^ 早稲田塾>東洋大学・井上治代教授
- ^ 2012 井上治代「集合墓を核とした結縁―桜葬の試み」(大谷栄一・藤本頼生編著『地域社会をつくる宗教』叢書 宗教とソーシャル・キャピタル 第2巻 明石書店)pp239-263
- ^ 私の終活(2)明るく準備 墓友で深まる絆:NEWSアンサー:テレビ東京
- ^ NEWSポストセブン|他人同士で同じ土地のなかで眠る「墓友」がシニア層でブーム
- ^ 墓友って何?気をつける点は? 葬儀・葬式 All About
- ^ ドキュメント 挑 - 第1回「いつか桜の木の下で ~広がる”墓友”の絆~」 | NHK大分放送局 - ウェイバックマシン(2015年5月28日アーカイブ分)
- ^ 【相談増】埋葬も…身寄りのない高齢者の終活をサポート “墓友”活動で生前に交流する理由とは?【めざまし8ニュース】(めざまし8 8月20日放送)
- ^ 木村由香、安藤孝敏「マス・メディアにおける終活のとらえ方と その変遷 -テキストマイニングによる新聞記事による内容分析-」(横浜国立大学、2018年)[1]
- ^ 深夜便アーカイブス
- ^ エンディングセンター>ラジオ深夜便に出演します