リップ・モーガン

リップ・モーガン
プロフィール
リングネーム リップ・モーガン[1]
ビッグフット[2]
ザ・リアル・シング[2]
ザ・クラッシャー[2]
本名 マイク・モーガン[3]
ニックネーム ザ・リッパー[4]
身長 192cm[1][2]
体重 125kg(全盛時)[1][2]
誕生日 (1957-08-20) 1957年8月20日(66歳)[1][5]
出身地 ニュージーランドの旗 ニュージーランド
ウェリントン[2][3]
デビュー 1981年[2]
引退 2002年[2]
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"ビッグフット" リップ・モーガン"Bigfoot" Rip Morgan、本名:Mike Morgan1957年8月20日 - )は、ニュージーランドウェリントン出身の元プロレスラー[5]

地元のニュージーランドでデビュー後、アメリカのマット界に進出し、ヒールの大型ラフ&パワーファイターとして活動した[6]

来歴[編集]

ニュージーランドのNWA傘下団体だったオールスター・プロレスリングにおいて、1981年にデビュー[2]1983年9月8日、トーナメントの決勝でサモアン・ジョー(ジョゼフ・アファ・マサガ)を下し、空位となっていたニュージーランド・ヘビー級王座を獲得した[7]

アメリカに進出後の1985年より、テネシー州メンフィスCWAにおいて、ザ・シープハーダーズマネージャーだったジョナサン・ボイドキーウィ・シープハーダーズThe Kiwi Sheepherders)と呼ばれる別チームのシープハーダーズを結成[8]。翌1986年にかけて、スティーブ・カーン&スタン・レーンファビュラス・ワンズとAWA南部タッグ王座を巡る抗争を繰り広げた[9]

ボイドとのコンビを解消後、プエルトリコWWCテキサス州ダラスWCCWを経て、1988年4月からはNWAのジム・クロケット・プロモーションズに登場。バグジー・マグローディック・マードックイワン・コロフニキタ・コロフリッキー・モートンロン・シモンズらと対戦したほか、ブッチ・ミラー&ルーク・ウィリアムスのオリジナル・シープハーダーズともトリオを組んだ[10]。モーガンはミラーの甥ともされる[1][8]

1989年1月、新日本プロレスの『新春黄金シリーズ』に初来日[1]ビッグバン・ベイダー&バンバン・ビガロと大型トリオを結成し、アントニオ猪木とのシングルマッチも行われた[11]。同年5月の『日米ソ3国対抗戦シリーズ』への再来日では米国チームの一員となり、スティーブ・ウィリアムスともタッグを組んでいる[12]。日本では、ブルーザー・ブロディを彷彿させる風貌とファイトスタイルから「超獣2世」なる異名も付けられた[1]

アメリカではジム・クロケット・プロモーションズを買収したWCWに継続参戦しており、1989年4月2日の『NWAクラッシュ・オブ・ザ・チャンピオンズ』においてスティング世界TV王座に挑戦[13]。その後、ジャック・ビクトリーニュージーランド・ミリティアThe New Zealand Militia)なるニュージーランド特殊部隊ギミックのタッグチームを結成[6]シェーン・ダグラス&ジョニー・エースのダイナミック・デューズと抗争を展開する[14]。後にロイヤル・カンガルーズにあやかった王侯貴族ギミックのロイヤル・ファミリーThe Royal Family)とチーム名を変更させ、スタイナー・ブラザーズロード・ウォリアーズとも対戦した[15]

1990年8月には全日本プロレスの『サマー・アクション・シリーズ』に来日。開幕戦ではスコッティ・ザ・ボディと組んでジャイアント馬場&ラッシャー木村と対戦した[16]。同年12月16日にはWCWの『スターケード1990』で行われたインターナショナル・タッグチーム・トーナメントに、ニュージーランド代表チームとしてビクトリーとのロイヤル・ファミリーで出場したが、1回戦でマサ斎藤グレート・ムタの日本代表チームに敗退している[17]

1991年にWCWを離れ、ダラスのGWFやジム・コルネット主宰のスモーキー・マウンテン・レスリングなどのインディー団体を転戦[18]1993年にはドイツに遠征し、オットー・ワンツが主宰していたキャッチ・レスリング・アソシエーションに参戦。ランボーデイブ・テイラーミレ・ツルノトニー・セント・クレアーなどと対戦し、海外武者修行中の山本広吉ともタッグを組んだ[18]

セミリタイア後はニュージーランドに帰国して、首都ウェリントンにおいてキーウィ・プロ・レスリングKiwi Pro Wrestling)を主宰、2006年から2013年にかけて団体のCEOを務めた[19]

得意技[編集]

獲得タイトル[編集]

オールスター・プロレスリング
  • ニュージーランド・ヘビー級王座:1回[7]
コンチネンタル・レスリング・アソシエーション

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 『THE WRESTLER BEST 1000』P269(2002年、日本スポーツ出版社
  2. ^ a b c d e f g h i Rip Morgan”. Cagematch.net. 2021年2月2日閲覧。
  3. ^ a b Rip Morgan”. Wrestlingdata.com. 2021年2月2日閲覧。
  4. ^ a b c Rip Morgan”. Pro Wrestling Fandom. 2021年2月2日閲覧。
  5. ^ a b Rip Morgan”. The Internet Wrestling Database. 2021年2月2日閲覧。
  6. ^ a b Rip Morgan”. Online World of Wrestling. 2021年2月2日閲覧。
  7. ^ a b New Zealand Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2021年2月2日閲覧。
  8. ^ a b Wrestling Culture: A History of Herding and Whacking”. Place to Be Nation. 2021年2月2日閲覧。
  9. ^ a b AWA Southern Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2021年2月2日閲覧。
  10. ^ The WCW matches fought by Rip Morgan in 1988”. Wrestlingdata.com. 2021年2月2日閲覧。
  11. ^ NJPW 1989 New Year Golden Series”. Puroresu.com. 2021年2月2日閲覧。
  12. ^ NJPW Battle Satellite Japan-USA-USSR 3-Nation Competition Series”. Puroresu.com. 2021年2月2日閲覧。
  13. ^ NWA Clash Of The Champions #6 "Ragin' Cajun"”. Cagematch.net. 2021年2月2日閲覧。
  14. ^ The WCW matches fought by Rip Morgan in 1989”. Wrestlingdata.com. 2021年2月2日閲覧。
  15. ^ The WCW matches fought by Rip Morgan in 1990”. Wrestlingdata.com. 2021年2月2日閲覧。
  16. ^ The AJPW matches fought by Rip Morgan in 1990”. Wrestlingdata.com. 2021年2月2日閲覧。
  17. ^ NWA Starrcade 1990 "Collision Course"”. Cagematch.net. 2021年2月2日閲覧。
  18. ^ a b Rip Morgan: Matches 1991-2001”. Cagematch.net. 2021年2月2日閲覧。
  19. ^ Kiwi Pro Wrestling (KPW)”. Cagematch.net. 2021年2月2日閲覧。

外部リンク[編集]