モユルリ島
| モユルリ島 | |
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 モユルリ島の空中写真。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成（2021年6月7日撮影。） | |
| 所在地 |  日本 |
| 所在海域 | 太平洋 |
| 座標 | 北緯43度13分37秒 東経145度36分21秒 / 北緯43.22694度 東経145.60583度座標: 北緯43度13分37秒 東経145度36分21秒 / 北緯43.22694度 東経145.60583度 |
| 面積 | 0.3 km² |
| 最高標高 | 37 m |
 プロジェクト 地形 | |
モユルリ島（モユルリとう）は、日本の北海道根室市花咲岬の沖合7kmにある無人島[1]。モユルリ島とは、小さいユルリ島の意味である。
概要[編集]
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
面積は、0.3km2で、標高は37mである。大部分は標高20mから30mほどの平坦地で、周囲は海蝕崖となっている。島の北には、イタシペモシリという小島や、カニ岩、二ツ岩などが存在する。
自然[編集]
隣のユルリ島とともに海鳥の繁殖地として有名であり、チシマウガラス、ウミウ、エトピリカ等の繁殖が確認されている。そのため、1982年（昭和57年）3月31日に国指定ユルリ・モユルリ鳥獣保護区（集団繁殖地）に指定されている（総面積200ha、うち特別保護地区31ha）。また、1963年（昭和38年）に北海道の天然記念物に指定されている。
人間の活動に伴い侵入したドブネズミが海鳥に被害を与えたため、環境省などが殺鼠剤を散布して駆除。2017年3月、隣のユルリ島を含めて根絶を宣言した[2]。
歴史[編集]
ユルリ島と並んで、古くから根室のアイヌと厚岸のアイヌの入会場所として知られていた。
脚注[編集]
- ^ 大泰司紀之、本間浩昭『知床・北方四島 カラー版 流氷が育む自然遺産』岩波書店、2008年、33頁。ISBN 978-4-00-431135-5。
- ^ “（科学の扉）外来種、根絶への戦略 ヘリで殺鼠剤、無人島から一掃”. 朝日新聞朝刊2017年5月14日. 2017年5月16日閲覧。
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