マザーシップ・コネクション

マザーシップ・コネクション
パーラメントスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ファンク
時間
レーベル カサブランカ・レコード
プロデュース ジョージ・クリントン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 13位(アメリカ[1]
  • パーラメント アルバム 年表
    チョコレート・シティ
    (1975年)
    マザーシップ・コネクション
    (1975年)
    ザ・クローンズ・オブ・ドクター・ファンケンシュタイン
    (1976年)
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    マザーシップ・コネクション』(Mothership Connection)は、アメリカ合衆国ファンクバンドパーラメント1976年に発表した4作目のスタジオ・アルバム

    背景[編集]

    本作で初登場したキャラクター「スター・チャイルド」は、パーラメントの後の作品において、ファンクと敵対するキャラクター「サー・ノウズ・ディヴォイドオブファンク」との戦いを繰り広げていく[2]。なお、本作の「アンファンキー・UFO」は、サー・ノウズ・ディヴォイドオブファンクの登場が暗示された曲とみなされている[3][4]

    JBズフレッド・ウェズリーメイシオ・パーカーが、本作よりパーラメントのホーン・セクションの一員となった[5]

    反響[編集]

    アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では13位に達し、バンド初の全米トップ40アルバムとなった[1]。また、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは4位に達し、同チャートにおける初のトップ10入りを果たした[6]。1976年9月には、RIAAによりプラチナディスクに認定された[7]

    評価・影響[編集]

    Jason Birchmeierはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「Pファンクの膨大なカタログの中でも、『マザーシップ・コネクション』は最良の入門編である」と評している[5]。『ローリング・ストーン』誌が2003年に選出した「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」では274位にランク・インし[8]、後の改訂では276位となった[9]

    ドクター・ドレーは、1992年のアルバム『ザ・クロニック』において、本作からの「ピー・ファンク」と「マザーシップ・コネクション」をサンプリングしている[10]

    収録曲[編集]

    Side 1
    1. ピー・ファンク - "P. Funk (Wants to Get Funked Up)" (George Clinton, Bootsy Collins, Bernie Worrell) - 7:41
    2. マザーシップ・コネクション - "Mothership Connection (Star Child)" (G. Clinton, B. Collins, B. Worrell) - 6:13
    3. アンファンキー・UFO - "Unfunky UFO" (G. Clinton, B. Collins, Garry Shider) - 4:24
    Side 2
    1. スーパー・ファンク - "Supergroovalisticprosifunkstication" (G. Clinton, B. Collins, G. Shider, B. Worrell) - 5:04
    2. ハンドカフス - "Handcuffs" (G. Clinton, Glenn Goins, Janet McLaughlin) - 4:03
    3. ギヴ・アップ・ザ・ファンク - "Give Up the Funk (Tear the Roof off the Sucker)" (Jerome Brailey, G. Clinton, B. Collins) - 5:48
    4. ファンキー・オール・ナイト - "Night of the Thumpasorus Peoples" (G. Clinton, B. Collins, G. Shider) - 5:11

    2003年リマスターCDボーナス・トラック[編集]

    1. スター・チャイルド(マザーシップ・コネクション)(プロモ・ラジオ・ヴァージョン) - "Star Child (Mothership Connection) (Promo Radio Version)" (G. Clinton, B. Collins, B. Worrell) - 3:08

    参加ミュージシャン[編集]

    脚注・出典[編集]

    1. ^ a b Parliament Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2018年9月10日閲覧。
    2. ^ Pファンク入門”. HMV&BOOKS online. ローソンエンタテインメント (2009年4月23日). 2018年9月10日閲覧。
    3. ^ 高橋道彦 (2005年10月20日). “George Clinton”. TOWER RECORD JAPAN. 2018年9月10日閲覧。
    4. ^ 1990年再発CD (PSCW-1011)、1993年再発CD (PHCR-4184)共通ライナーノーツ(藤田正、1990年5月)
    5. ^ a b Birchmeier, Jason. “Mothership Connection - Parliament”. AllMusic. 2018年9月10日閲覧。
    6. ^ Parliament Chart History - Top R&B/Hip Hop Albums”. Billboard. 2018年9月10日閲覧。
    7. ^ Gold & Platinum”. RIAA. 2018年9月10日閲覧。
    8. ^ The RS 500 Greatest Albums of All Time”. Rolling Stone (2003年11月18日). 2010年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月10日閲覧。
    9. ^ 500 Greatest Albums of All Time”. Rolling Stone (2012年3月31日). 2018年9月10日閲覧。
    10. ^ O'Donnell, David. “Music - Review of Parliament - Mothership Connection”. BBC. 2018年9月10日閲覧。

    外部リンク[編集]